茂倉岳〜谷川岳〜平標山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,694m
- 下り
- 2,317m
コースタイム
7/21(月) 4:40 小屋出発ー6:10 谷川岳(オキの耳)ー7:40 オジカ沢の頭ー10:05 万太郎山ー13:45 仙ノ倉山ー14:45 平標山ー16:55 登山口駐車場
天候 | 晴れときどき曇り、一時雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
越後湯沢→土樽(JR)、平標山登山口→越後湯沢(バス) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はありませんでしたが、雨上がりの黒土の下りは滑りやすいので、気を付けて下さい。 |
写真
感想
この山域はテント泊ができないので、以前から縦走ルートを思案していたが、避難小屋の中できれいで水・トイレなどの便が良い茂倉岳避難小屋を利用することにした。しかもいつもマイカーを使っていて、JRとバスを両方使うのは今回初めてだ。(車は湯沢駅近くのロープウェーの無料駐車場を利用した)
1日目は茂倉岳避難小屋に行くだけなので、ゆっくり初夏の花を満喫しながら登る。駅から登山口までは晴天で暑かったが、その後は森の中なのでけっこう涼しい。前回の巻機山から1.5か月の間、宿泊出張が4回ありすっかりポッコリお腹になったので、矢場の頭までの道のりは体が慣れるまでけっこうしんどかった。矢場の頭からは登山道に木陰が無く、暑いことを覚悟していたが、ラッキーなことに曇りとなった。あとは初夏の花々を楽しみながら歩を進める。中にはまだ名前を知らない花もある、後で調べるのも結構楽しいものだ。この日は3パーティー8人に会っただけだった。
散歩を楽しんでいるうちに予定通り3時半前に小屋に着いた。入ってみると先客は2パーティー4人。これまた幸運なことに前回利用した右奥の窓側が空いていた。ここは銀マット・テーブルがあり、自炊にも非常に便利だ。まず水を汲んで暫く休んでいると、天気は雨になった。もともとGPV天気予報は曇り〜雨だったので、小屋に着くまで降らなかったことが不思議なくらいだ。
雨では散歩もできず、小屋でラジオを聴きながら、早くもワインを始める。最近はコスパの良いチリ産が多い。
結局この日は他にソロの方が2人入っただけで、ゆったり過ごすことができた。
少しうとうとした後、気づけば6時頃になった。すこし早めだが夕食にとりかかる。といってもアルファー米のごはんとレトルトカレー、わかめのスープ、サラダとツナ缶。
翌朝、4時に携帯にセットしていた目覚ましが鳴り、止めるまでけっこう時間がかかりみなさんに迷惑をかけてしまった。朝食はラーメン雑炊のつもりだったが、あまりお腹が空いていないので単なるラーメンに。
外に出てみると天気は上々、平標山への稜線の散歩が楽しみだ。
茂倉岳に着くと、ちょうど白毛門の付近からご来光となった。谷川岳はガスに隠れている。
一ノ倉沢岳、ガスの中で景色は全く×。昨日の夜の雨でけっこう濡れるので、レインウェアのパンツを履く。
幽の沢の上、見事な壁が見えるが下部はガスの中だ。左岸を見ると数年前に登った中芝新道のルート、けっこう急だ。
一ノ倉沢のノゾキ。目の前全体が絶壁で、下方には雪渓がみえる。こんなにはっきり見えたのは数年ぶりだ。反対側をみると本日のルートである、万太郎山、仙ノ倉、平標がハッキリ見える、がけっこう遠いようだ。
谷川岳オキノ耳に着いた。まだ誰もいない。いままで歩いてきた茂倉岳からのルートも見える。
肩ノ小屋でジュースを購入し、しばし休憩。小屋の従業員の2人はいずれも元気で愛想がいい。
万太郎山にガスがかかりだした。まずはオジカ沢の頭まで緩やかなアップダウンを散歩する。
すぐに中ゴー尾根分岐点を通過、このルートは道が良くないので、熟達者のみ通るようにとのこと。
オジカ沢の頭では谷川岳方面はガスに隠れ、そして当面の目標の万太郎山も上部はガスに覆われた。
小障子ノ頭、振り返るとオジカ沢の頭からのルートが見える。行く先はほぼガスの中に。
大障子ノ頭、来た道も小障子の頭付近まで見えるが行く手は万太郎山山頂付近のみガスの中。晴天だと暑さに参るが、今日は少し先は見えるし雨も落ちなく、体力のない自分にはちょうどいい。
暫く進むと雪渓が左手に見えてきた。南東向きなのでよく残っていたものだ。
2人の山ガールズとすれ違って、万太郎山に到着。2パーティー3人が雑談に花を咲かせている。とにかくお昼に。この時、事件が発生した。おにぎりをがっつきながら、ペットボトルのお茶を飲んでいるとき。なんと、メガネに止まった虫が足を滑らせ、落ちていくのが映画のスローモーションのようにはっきり見え、その先はペットボトルの中。すぐに虫の救出を試みたがうまくいかず、結局お茶はあきらめた。あとの水分はポカリと水で、2個目のおにぎりは水を飲みながら食べる羽目に。
すると、谷川岳方面からガサガサと早く動く気配が。熊かと心配し、立ち上がって待つと登山者だった。こらっ、山頂に駆け上がるんじゃない!と言いたかったが、「こんちは〜。」
ここに来たパーティーは谷川岳に向かう方が多いらしい。
さて、何回も来ている仙ノ倉山を目指して出発だ。
すぐにお花畑を何回か通過した、白、黄色、桃色何種類あるんだろう。とにかく、こんな稜線歩きはめったにできない。ただ、問題は雑草でルートが見にくいことと、梅雨時期でルートが滑りやすいことだ。この辺からエビス大黒の頭付近まで黒土の道が多く滑りやすいことこの上ない。
だいぶ下りてきた。万太郎山山頂はガスの中だ。行く先の仙ノ倉はガスの中。
越路避難小屋、このルートは避難小屋が標識代わりになり、こまめに進捗を確認できるのがいい。それにしても板金性の避難小屋はどこも臭く、宿泊には適さないようだ。梅雨時期だからなのだろうか?
コル部の毛渡(越路)乗越を通過、一休みだ。相変わらず上空は雲(ガス)で、風があるため少し寒い。後方から1人(仮にAさんと呼ぶ)が来た。後で聞くと今朝西黒尾根を登ってきたという。さすがに若いもんは元気がいい。
ここから仙ノ倉への登り返しが結構しんどい。
黙々と登りを楽しんでいると、エビス大黒の頭へ。振り返ると万太郎山上部はガスの中だが、けっこうルートが見える。よく歩いてきた。
避難小屋を通過。4月に仙ノ倉に来た際、見下ろした小屋だ。その時山頂のすぐ下に見えたような気がして、「ここまでくれば、着いたようなもの」と思ったのは大間違いだった。
この後仙ノ倉山までの急登は長かった。到着した時は思わず飛び上がりそうになった。そのせいか周りの方にお願いして撮ってもらった写真はすっかり白く飛んでいた?(撮影モードダイヤルがづれていたのかな。)
Aさんから、バスに間に合うかとと問われ、十分でしょうと言ったが、それほどゆとりはなかった。
ここは谷川連峰最高峰であるが、今日は周りがガスで景色は残念ながら×。すこし行動食を食べ、バス停を目指す。
平標山でAさんが追いつく。時間を見ると登山地図の標準時間ではバスに間に合わない可能性が出てきた。ゆとりがあまりないことを話し、Bさん(この方も後で聞くと、Aさんの後西黒尾根からやってきたそうだ。)と緩斜面ルートは駆け足で下山した。松手山から鉄塔までのルートは以前と違っていたが、標識に従って進む。途中何度か雨がぱらぱら落ちてきたが、すぐに止んでレインウェアは不要だった。
階段状に整備されているのは仕方ないが、黒土が季節柄ぬかるんで滑りやすく、思った以上に危険だった。この状態は鉄塔の下も続き、一度滑って体が一回転してしまった。そして、飽き飽きする階段を下り、ようやく登山口駐車場に到着。トイレで顔を洗ったり、着替えてサッパリできた。
Bさんは自販機の近くのベンチでくつろいでいた。聞けば最近北岳に向かったが悪天候のためキタダケ草を拝んだだけで帰ったそうな。ルートが長いでしょう?と聞くと、今日の方がずっとつらかった、特に万太郎山からエビス大黒の頭までが、とのこと。
Aさんが来ないので心配したが、彼はここにトイレや自販機があることを知らず、直接バス停に行った。我々が十分くつろいで、時間を見計らってバス停に行くと、靴を脱いで歩道にへばっていた。3人でバスが来るまで少し話をした。
バスに乗り込むと本格的な雨になった。越後湯沢駅に着くと、名残り惜しい気持ちだったが、名前等も告げず、別れた。またどこかで会うのが楽しみではある。
先日は、お疲れ様でした
俺のレコに拍手ありがとうございます
山で再会ではなく、ヤマレコで再会ですね
谷川連峰主脈縦走は、歩きごたえありましたね〜
俺は久しぶりに筋肉痛になりました
A君もヤマレコに登録だけはしているといっていましたが
いつか山での再開を楽しみにしていますね
こんにちは、Bさんーじゃなくてirohaさん
ヤマレコで再会できてうれしいですね
私もこの一年間で筋肉痛が一番ひどかったような気がします。
でも谷川岳から仙ノ倉山までルートは、久しぶりに山歩きを満喫できました
また、山かヤマレコで会うのを楽しみにしています
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