薬師岳と五色ヶ原


- GPS
- 74:20
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 3,507m
- 下り
- 2,427m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 4:01
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 8:20
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 7:02
過去天気図(気象庁) | 2014年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
立山から有峰口駅まで電車 有峰口駅からバス(要予約)で折立へ ※バスは予約なしでも載せてくれますが、予約者から優先でした。 補助席も使っていましたが、予約なし者が多いと乗れないかもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
木道多し、スリップ注意。 |
その他周辺情報 | 折立には登山届ポストなし、太郎平小屋に窓口があります。 |
写真
見覚えがある場所だ。
電波が入るところで、すかさず天気をチェック、明日以降登山する様な天気ではなさそうなので、下山する事に決定。
劔はまたの機会に挑戦いたしましょう。
装備
備考 | モスキートバグネット、 |
---|
感想
雲の平の次にあこがれたのは五色ヶ原、今夏は長い休暇になったので、折立から繋いで、ついでに劔にも登る計画を立てました。
結果的には出発前の、長期予報通り天候が悪化した為、劔は断念しました。
しかし主目的である、五色ヶ原のすばらしさはご覧のとおりでした。
天気が悪い中、良いタイミングで縦走できたのはまったくもって、日ごろ行いですか
ね???
1日目 折立から薬師峠キャンプ場まで
有峰口駅からバスに揺られて一時間で折立へ到着、身支度を整えいざ出発、という瞬間に雨。
慌ててフル装備、その後も止んだり振ったりを繰り返すが、止みそうもない。
樹林帯を抜けると冷たい風で寒い、時折雨が弱まる、しかしわりと景色はよく見えていて、それほど悪くはない印象。
太郎平小屋へ着くと、雨はかなり弱くなりフードを上げた。登山届を提出、計画では4泊5日プラス予備日1日で、劔岳登頂も視野に入れていたが、この時点で後半は天気が荒れる予報だったので、計画達成は50パーセントくらいに考えていた。
テント場へ向かう頃には雨も止んだ、まだガラガラなのでいい場所を確保して、昼寝する、テントの数がどんどん増えていき賑やかになってきた頃、起きだすと澄んだ空気で、眺望が完璧になっていた。 特に槍ヶ岳の質感が他の山と違い異質だった。
カメラ片手に小屋まで散歩、そのまま木道上で沈む夕日を眺めて、1日目は終わった。
3年前より更に素晴らしい景色が見られた事に感謝と感動でいっぱいだった。
2日目 薬師峠からスゴ乗越小屋まで
深夜に目を覚ますと一面の星空、月が出ているので星を見るには幾分条件は良くないが、贅沢すぎる悩みだろう。
さて今日の計画はスゴ乗越小屋のテント場までだ、しかし後半の天候を考え少し頑張って五色ヶ原まで今日の内に進んでしまおうと考えた、ただテント泊装備でコースタイム以下で歩くのは厳しい為、2時半には出発することとした。
たぶん誰よりも早く出た(たぶん)、ヘッドライトで露岩帯を注意深く上る、この状況は3年前と全く同じだ、登山道を登ると記憶がドンドンよみがえってくる。
早く出ても、歩みは遅いので後発の身軽な登山者に追い越された、薬師山荘まで来るとみなさん出発の準備する方がたくさんいた、都合3度目の薬師岳、今回は完璧な眺望だ、ずらーっと並ぶ北アルプスの山並み、そして濃い群青色と朱色のラインの境目がだんだんと淡くなり、真っ赤に薬師岳のカールを染め上げて朝いちばんの感動の一コマは幕を閉じた。
さてここからは未踏のルート、見るからに岩がごろごろした稜線が続く、不安が少しと、興奮と期待と楽しさ9割だろうか。
北薬師まではゴツゴツした岩だらけの尾根を伝ってゆく、北薬師からはたおやかな緑あふれる尾根歩き、遥か彼方に劔がそびえているのがはっきり見えていた。
さてスゴ乗越小屋までいくらか標高を下げると暑さも厳しくなってくる、天気も快晴で太陽が照り付ける中、まだ午前中の早い時間にスゴ小屋に着いた、しかしここまでコースタイムくらいでしか歩けていない、これから先まだアップダウンが厳しいのと、これからコースタイム通り歩けても、7時間はかかるだろうと考えながら、スゴ乗越小屋名物、こだわりのうどんを注文してくつろいでいたら、やる気がなくなってしまった。遅い時間に着いて良いテント場がなくなっていても嫌なので。
当初の計画通りここでテント泊する事に決定した、本日の一番乗りでテントを設営する、そんなに広ないテント場だ、あまり眺望は無いのかなと、期待していなかったのだが、目の前には赤牛がどーんと構えていてなかなか、いいではないか。
あとはグダグダとくつろぐ、持ってきた文庫本えお読み終えてしまいそうだ、夕方くらいになるとだんだん霧が出てきて、景色も隠れがちに、夕焼けも残念ながらガスの中だった。
3日目 スゴ乗越小屋から五色ヶ原まで
本日は五色ヶ原まで、そんなにハードではない行程だ、朝も割とのんびりスタート
雨が上がったのを確認してパッキング&撤収。
標高が低いのと、風がない為虫がひじょうにうるさい、虫除けスプレーも汗で流れてしまいほとんど効果が無い、歩行に支障をきたすレベルだ、急いでザックからモスキートバグネットを取り出して装着、ようやく安心して歩くことができる様になった。ザックに忍ばせておいてよかった、なかったらどうなっていただろうか。
さてスゴ小屋からすぐで、スゴ乗越へ到着、北アルプスで一番奥深いところらしい、何かの山の本でそう記されていたから間違いないのだろう。
それから大きなピークが二つ続く、最初の急登を登ってスゴの頭、大きく下って、また大きく登り返して、二つ目は越中沢岳。
更にもう一つ鳶山へ登る途中、鳶山の斜面に黒い塊、じっと目を凝らすと、動き出した、クマだ子供を二頭連れている、どうか無事に育って欲しいと願う。
鳶山あたりではガスに包まれて景色も見られない状態だったが、木道が始まる頃から眼下に幾つかの池が見えだしたり、五色ヶ原山荘や、草原のお花畑が霧と共に幻想的な雰囲気を醸し出しているのが見えた時、ここまで歩いてきた苦労が報われた気がした。
山荘で受付して10分かかって、天場へ移動、まああちこち花だらけ、花の合間にテント場があると言ったらいいすぎかな?
雨がぱらつく時間があるが、概ね過ごしやすい時間が続く、黒部湖へ続く木道の端っこまで散歩したり、何もしない贅沢な時間を過ごす。
4日目 五色ヶ原から室堂まで
昨晩は時折雨がテントを叩いていたが、起床した頃には雨は上がってくれた、うれしいことに結局3日間共、撤収中には雨に降られなかった。
木道を室堂へ向けて歩き出すが、日の出が素晴らしい色をしていたので、山荘方面へ少し登り返して朝のひと時を楽しんだ。
それから立山カルデラの断崖絶壁を見ながら、獅子岳へ登っていく、富山市街の方を見ると光の筋に照らされて印象的だった。
獅子岳の山頂に着くころには大分ガスが出てきて、視界を覆ってゆく。
霧のフィルター越しに、柔らかくなった光がとても眩しい、鬼岳、龍王岳と巻いてゆくのだが視界が悪く、目の前にそびえる岩峰がとても険しい場所なのだということを感じさせてくれた。
残雪を幾つか渡り、鎖やハシゴをクリアして、ふと目の前に大きな建物があらわれた、来た事がある場所で一安心だ、ただ辺りはガスと風で真っ白だが。
岩壁の風裏ですぐにネットで天気を調べる、少しは期待していたのだが、大荒れ&雷と登山する天気ではなかった。
霧雨の中室堂へ直行、こんな天気でもみなさん無理やり登ってきている。室堂周辺も観光客と登山者でごった返している、建物の中に避難して隅っこで雨具を片付ける。
バスに揺られて室堂を後にした、美女平までも雨とガスで視界が悪かった。車内で晴天の時のビデオが流れているのは良いと思った。 美女平からケーブルカーに乗り換える、凄い傾斜を下るのだなあと驚いた。 富山側からの室堂へのアプローチも中々経験できないのでとても興味深いものだった。
そうして4日ぶりに、マイカーを駐車してある立山駅へ帰還することができた。
最初から無理そうだった劔は予想通り到達できなかったが、メインの目的である五色ヶ原は間違いなく、お気に入りのテント場になった。
室堂からなら一泊で訪れることもできるので、次は季節を変えて再訪してみたい。
立山駅で真っ先に飛び込んだ食堂、真っ先に頼んだのはカレー、山中でもレトルトのカレーが2食分、カレー大好きなんだな、俺は。
~完~
いいねした人