霞沢岳（島々〜上高地・徳本峠テント泊)

2014年08月27日(水) ~ 2014年08月28日(木)

• GPS: 32:00
• 距離: 32.3km
• 登り: 2,511m
• 下り: 1,751m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:28
• 休憩: 0:49
• 合計: 7:17

5:07 第１ゲート
6:33 6:46 二俣
8:53 9:29 岩魚留小屋
12:24 徳本峠(徳本峠小屋)

2日目

• 山行: 8:19
• 休憩: 1:23
• 合計: 9:42

5:05 徳本峠(徳本峠小屋)
6:02 ジャンクションピーク
8:04 8:07 Ｋ１ピーク
8:37 8:53 霞沢岳
9:25 Ｋ１ピーク
11:03 ジャンクションピーク
11:36 12:40 徳本峠(徳本峠小屋)
13:46 徳本口(徳本峠分岐)
14:47 ゴール地点

天候

【一日目】曇り→雨
【二日目】曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

・一日目、島々徳本峠入口の野生動物対策ゲートから、少し入ったところの広場に駐車
・二日目、上高地バスターミナルから新島々バスターミナル行のアルピコバスに乗り、約一時間の島々徳本峠入口停留所で下車、駐車地まで数百メートル

コース状況／危険箇所等

【島々~二俣】
・林道歩き、アップダウンはほとんどありません
・二俣に綺麗なトイレがあります

【二俣~峠沢の出合】
・ほとんどアップダウンの無い、歩きやすい道です
・ところどころに現れる木道は歩きやすくてありがたいですが、濡れていると滑ります
・中間点付近にある岩魚留小屋は、現在休業中のようです
・赤テープも多く明瞭な道です、強いて言えば峠沢の出合の辺り本谷方面にも踏み跡があるので注意
・沢沿いの道なので、至る所で流水が得られます(水質不明)

【峠沢の出合~徳本峠】
・ジグザグの登り、一気に標高を稼ぎます
・途中の力水で、冷たくておいしい水が補充できます
・徳本峠に着くと唐突に北側の展望が開けます、天気が良ければ感動モノでしょうが、今回は残念でした

【徳本峠小屋】
・アットホームであったかい雰囲気の良い小屋です
・テントサイトは20張分くらいのスペースでしょうか、小屋の東側のスペースも入れると2倍はいけそうです、ちなみにこの日は僕の一張だけでした￥700

【徳本峠~霞沢岳】
・明瞭な道で分かりやすいと思いますが、アップダウンはそこそこあります
・K1ピークまでは樹林帯で湿地も多いので、雨後は泥んこです
・途中南側が崩壊していて、ガレ縁のふちを歩くところがあります
・藪がうるさい所もあり、雨後だったのでビショビショになりました
・K1ピーク手前の急坂は、浮石が多くて落石に注意が必要です
・天気が良ければ穂高の大展望を満喫しながら歩けるんでしょうが、今回はガスガスでさっぱりでした
・途中に水場はありません
・花の多い道で、今回はそれが救いでした

【徳本峠~上高地】
・非常に明瞭な道で、無雪期に迷う事は無いと思います
・ジグザグに下ります、広くて大変歩きやすい道です
・沢沿いの道なので、水には困りません
・上高地はこの時期、平日でも観光客で大賑わいです

写真

8/26 5:19

最初は長い林道歩き

8/26 6:33

二俣に到着　きれいなトイレあり

8/26 6:57

三木秀綱夫人遭難の碑　飛騨の戦国大名だった三木秀綱の奥方が、落城により落ちのびる途中、杣人に殺された所だそうです　夫人の祟りによって、その杣人も命を落としたそうな

8/26 7:01

橋を何度も渡ります

8/26 8:09

島々谷南沢　新緑や紅葉の頃も良いでしょうね

8/26 8:15

前日が雨だったこともあって、木道は滑り易い

8/26 9:08

岩魚留小屋　休業中です

8/26 12:24

徳本峠小屋　雨が降る前に到着できました

8/26 19:33

徳本峠小屋にて、品川聖さんが奏でるヴィオラ・デ・ガンバの演奏会　贅沢な時間でした　

8/27 7:06

霞沢岳に向かう途中の崩壊部分

8/27 7:14

笹のうるさい所も

8/27 8:27

ガスの中に見えた霞沢岳　なるほど霞んでますわ

8/27 8:44

天気が良ければ素晴らしい展望の山頂　

8/27 9:09

K1・2ピークの辺りかな　ガスが一瞬取れた

8/27 9:25

K1ピーク

8/27 11:08

下山途中、穂高方面を撮ったはず　最後まで残念な展望でした

8/27 13:25

上高地へ向かう途中　きれいな沢沿いの道でした

8/27 13:47

上高地にて　梓川と穂高方面

8/27 14:47

梓川と焼

8/26 10:17

ソバナ（島々谷）

8/26 11:49

アズマフウロ（力水付近）　1か所だけ咲いていました

8/27 7:18

サラシナショウマ（徳本峠〜K1ピーク）　

8/27 7:39

ミヤマトリカブトやサラシナショウマのお花畑（徳本峠〜K1ピーク）

8/27 8:22

トウヤクリンドウ（K1ピーク〜霞沢岳）　夏の終わり

8/27 8:37

ハクサンフウロ（霞沢岳山頂手前）　夏の代表

8/27 8:40

ウサギギク（霞沢岳山頂手前）

8/27 8:41

霞沢岳山頂手前のお花畑

8/27 8:41

展望が無かっただけに、このお花畑があって良かった

8/27 8:42

オンダテ（霞沢岳山頂手前）

8/27 8:50

シャクナゲ（霞沢岳山頂）　ちょっとだけ残ってた

8/27 9:45

ミヤマトリカブト　どく　ちょっと不気味

撮影機器：

FinePix XP200/XP210 FUJIFILM

感想

morohey

　島々からの徳本峠越え、多くの先人たちが上高地を目指して歩いた道を、遠い昔に思いを馳せながら辿ってみました

　一日目、徳本峠泊なので時間的に余裕があるはずだったんですが、午後からの雨予報を見て早めに出発。午前中には徳本峠に到着して、テントを設営することが出来ました。
　この日のテン場は僕の一張だけ、小屋泊の方も単独の男女2名のみと、天候がイマイチな事もあってずいぶん少なめで寂しい感じでした。しかし、この小屋の夜がとても楽しかった。たまたま品川聖さんのヴィオラ・デ・ガンバなる楽器のソロ演奏会があるという事で呼んで頂き、ステキな演奏を堪能。その後、小屋のスタッフと宿泊者と品川さんとの宴会に、ドサクサに紛れてちゃっかり参加させてもらった上、テントサイト利用料の￥700を遥かに上回るであろうただ酒を、誰よりもたくさん呑んじゃった。小屋の皆さんスイマセン、本当にどうもありがとうございました。

　二日目、やっぱり天候はダメみたいですが、予定通り霞沢岳に出発。展望はさっぱりでしたが、予想以上に花の多い道でずいぶん癒されました。
　戻ってきてテントを撤収したら、小屋でカレーを頂いて体力回復。名残を惜しみながらも、観光客で賑わう上高地へと下山しました。

　今回は天候・展望は残念でしたが、徳本峠小屋のアットホームで温かい雰囲気のおかげで、思い出に残る良い旅になりました。
　またまた素通りできない山小屋が、一つ出来てしまったようです。今度は酒を担いで行きますね〜