2022年登り納め 爆風の八ヶ岳赤岳(↑地蔵尾根、△天望荘、↓文三郎尾根)
- GPS
- 28:23
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,315m
- 下り
- 1,342m
コースタイム
- 山行
- 4:06
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 5:02
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 1:56
- 合計
- 5:34
天候 | 1日目:晴れ・強風、2日目:ガス・強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
2日間で2000円です。クリスマス寒波の積雪状況もあり、ここまで登ってくるのは4WDばかりです。初日は、先行するレンタカーが途中で引き返していきました。 ○コンビニ: 諏訪南ICをおりた直後にあるファミマか、原村のセブンが最後になります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○赤岳山荘〜赤岳鉱泉(北沢) 林道もふくめて積雪です。トレースはしっかりしていますので、ズボ足で往復とも行けました。凍結の際はチェンスパがあると安心です。危険箇所は特段ありません。 ○赤岳鉱泉→行者小屋→赤岳天望荘(地蔵尾根) 赤岳鉱泉で前爪アイゼンを取付ました。中山乗越を越えて、行者小屋までは気持ちの良いトレースです。地蔵尾根に入る前にストックをピッケルに変更します。尾根は、徐々に急斜面になり、樹林帯最後の階段手前は特に急です。階段はステップが出ていました。 その後、小ルンゼの急登は階段で、その上のクサリ場はステップも岩も出ていました。ルート途中のお地蔵さんからは風がいきなり強くなり、転倒・転落注意です。その先も我々が通過した時はステップはしっかり残っていましたが、風で飛ばされるとルートが交錯するエリアです。赤岳山頂や展望荘が見えると、風は爆風となりました。稜線直下から雪は飛ばされています。風が強いタイミングでは飛ばされそうになりますので注意が必要です。 △赤岳天望荘(小屋泊) 年末前のために利用者は10名程度と少なかったです。個室と大部屋は料金差がありますが、大部屋利用者はいなかったように見えました(全員が個室?)。部屋は暖房がないのでマイナスになります。毛布はありますが冬期装備がないと寝られません。食事は冬期も夏期と同じメニューのようです。広い食堂は快適ですが、ここも寒いです。談話室はストーブやコタツがあるので超快適でした。お茶、コーヒーが飲み放題なのはすばらしいです。 ○赤岳天望荘→赤岳山頂→行者小屋(文三郎尾根) 風が強く、赤岳山頂までの急登区間の一部は積雪がありません。クサリがあるので爆風に耐えながら登りました。山頂小屋は休業中のため暖を取ることはできません。山頂も爆風で、突風時は耐風姿勢が必要に感じました。 山頂直下の急斜面は、岩と雪のミックスです。アイゼン引っかけの転倒注意です。またスライドする登山者も多く、落石発生も十分に注意が必要です。 中岳との分岐あたりも爆風でした。利用者が多いためか、トレースはハッキリ残っています。長い階段もステップを使いながら下れました。 なお、行者小屋の水場については、トレースはりましたが、雪に埋もれているように見えました。今期は年末も行者小屋が緊急休業ということでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
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感想
2022年のラスト登山は、次男と二人で赤岳へ。
黒百合ヒュッテや赤岳鉱泉でのテント泊と迷いましたが、ネットで赤岳展望荘の予約が取れたので、稜線小屋泊と豪華な年末となりました。
クリスマス寒波の降雪後は、好天が続いたとのことで、しっかりトレースがありました。人気のコースですので、ワカンなどは不要でした。
初日は、北沢を利用し、賑やかな赤岳鉱泉を通って、地蔵尾根で展望荘へ向かいました。高校生の次男は、冬期地蔵尾根も三回目です。部活で体力も増強され、私を気遣う余裕さえありました。赤岳鉱泉でランチをとらなかったこともあり、地蔵尾根は2時間位かけて登りました。樹林帯を抜けると強風となり、クサリ場の緊張も加えて、それなりに疲労しました。
標高をいっきに上げることに加えて、この緊張感が切れることから、展望荘到着後に体調を崩すことが多いのですが、今回も腹痛等が発症しました。軽い高山病のようで、夜寝ると回復します。豪華な夕食があまり食べられず残念でした。
2日目は、朝食もしっかり食べて、9時過ぎに出発としました。朝食後に一瞬だけ日の出を望めたのですが、出発時は完全に雲の中です。そして強風です。一部雪が飛ばされた急斜面をゆっくりと山頂へ。クサリがありがたかったです。
山頂も強風で飛ばされそうです。風を避けられる場所で軽く休憩するも、すぐに下山としました。ここまで、文三郎尾根からの登山者数名とスライドしています。悪天候でも人気のあるルートですね。
山頂直下の急斜面は、岩と雪のミックスです。ここもクサリがあって助かりました。中岳との分岐も強風で、早く降りたいと思うばかりです。天候が安定していれば、このあたりは最高のトレッキングルートですが、展望もありません。文三郎尾根の大階段を下りだすと、雲の下に出たようで、展望が開けます。行者小屋のテントが少ないようにみえましたが、水場も雪の中、小屋も休業でした。
下山は南沢コースではなく北沢コースとして、ほぼ下界の赤岳鉱泉で味噌ラーメンを食べました(1000円)。アイスキャンディーは順番待ちが発生、テントも賑やかでした。北沢は下山も快適で、おしゃべりしながら下山すると美濃戸山荘まであっという間という感じです。
この日は木曜日ということで、最近よく行っている「縄文の湯」は定休日、お気に入りのレストラン・定食屋も、定休日や臨時休業とついていません。従前の定番の「もみの湯」で体を暖め、隣町の洋食屋を新規探索して早めの夕食としました。この店はお気に入りとなりそうです。
中央道は渋滞もなく、20時前には帰宅できました。充実した山行ができて大満足の年末でした、
皆様も、良いお年を!
我が家も年末は赤岳でした!
k2sakaさんとは、年末に赤岳でご縁がありそう(笑)
クリスマス寒波のあと、トレースを着けていただいた方にはホント感謝ですね。
来年もお互い安全登山で(^-^)
こんにちは。確かに、赤岳には何かの縁を感じます(^_^)
日記で写真を拝見しましたが、最高の景色ですね! うらやましい限りです。
来年も、この先もずっと安全登山で!
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