鷲羽・水晶・黒部五郎・欲張りプラン♪
- GPS
- 56:00
- 距離
- 61.0km
- 登り
- 4,805m
- 下り
- 4,792m
コースタイム
- 山行
- 12:08
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 13:33
- 山行
- 11:55
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 13:00
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 6:40
天候 | 【一日目】 朝・雲一つない大晴天 、午後雲が出て来て山頂はガス 【二日目】 晴れ後薄曇り 、午後曇り山頂はガス 【三日目】 早朝小雨にやや強めの風とガス、午前7時には止み以降曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・午前2時30分頃到着時、7割位の駐車率でした。 ・下山時午前11時頃、9割位の駐車率でした。 場内路肩や、枠外にも多数駐車車両がありました。 おそらく時間によっては、今の時期平日でも満車時間帯ありかと思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■人気の山域コースの為、コース全般問題無しかと思います。 徒渉(秩父沢、ワリモ北分岐から三俣)、ガレ場(鷲羽山頂付近、黒部五郎カールからの登り)、ガス時の迷い(五郎のカール、双六稜線ルート)ありますが、注意すれば大丈夫です。 その他、木道スリップ注意。 ■双六巻道ルート、三俣蓮華巻道に熊の大量糞ありました。 一人だったので、ビビって鈴全開。 ※ルートは手書きです。(またGPSぶっ飛びました) |
その他周辺情報 | ■登山ポスト 新穂高登山指導センターにて、入山・下山届出しました。 ※平成26年12月1日から登山届の提出が義務化。 「岐阜県北アルプス地区山岳遭難防止条例」が制定されました。 と、上記記載されておりました。 ♨温泉♨ ・ひらゆの森 日帰り入浴 500円 |
写真
感想
鷲羽岳、水晶岳、黒部五郎岳、この三山攻略を目指し新穂高を出発〜!
日程は二泊三日。
果たして自分に回りきれるだろうか?
幸い小屋が沢山あり、仮に途中棄権でも応用が利くのが良いと思いました。
ただ自分の足では、暗い内に出発しないと三山全ての攻略は厳しい。
先ずは初日、どんだけ距離を稼げるかがポイントでした。
【初日】
いざ、漆黒の闇の中へ・・・。
ナイトハイクとは言え林道なので、何とか進めます(^^♪
しかし、こんなに暗くなるんですね山の中って(>_<)
一寸先は闇、そのものでした。
そして、沢の流れの音が、「ズアー!!!」
と、とても怖かったです。どれくらいの水量なのかなと、ノゾキたくなりますが近寄っては危ないので、落石にも注意しながら、ひたすら道の真ん中を歩きました。
やがて夜が明けホット一息。
空を見上げると、雲一つない青空!
右手には穂高連峰が見えました!
ヤッター!今日はホームランだ〜!笑
今年の夏は皆様も感じておられると思いますが、天候不順でスカッとした青空が少なかったので、この日のこの青空がとても嬉しく感動ものでした。
そして鏡平へ。
ウヒョ〜!!!\(◎o◎)/!
槍とその峰々が目の前に広がり、風も無く澄んだ湖面。
感無量でした。
しかし今日の先はまだ長い、鏡平を後にします。
弓折分岐に入ると、さらに絶景が\(◎o◎)/!
四方の絶景を楽しみながら、双六小屋へ・・・。
すれ違う人も増えて来ました。
どの方もみんな笑顔でした。
「いや〜今日は最高ですね〜。」と声を何度かかけられました♪
槍のスケッチをされてる方も居りました。
確かに絵も描きたくなる様な、お天気です(^^♪
そして遠くに見える双六小屋が目の前に見えた時、びっくり!
なんじゃありゃ\(^o^)/
まるで絵画のような世界が広がってました。
あれが鷲羽か〜!奥に黒くギラついた水晶も(^^♪
テンションどアップ!!!ボルテージ最高潮〜!!!笑
双六小屋で一休みして、三俣を目指しました。
明日双六に泊まる予定なので、双六岳・三俣蓮華岳は今日は登らずに巻道ルートで行きました。
三俣山荘到着、
この付近も眺めが凄く良かったです。
去年、雨風で苦労した大天井はじめ、槍も良く見えます。Good!!!
そして、目の前の鷲羽岳が、ドカーン!と構えております。
圧巻とはこのことでしょうね。
なるほど、確かに鷲が羽を広げている様です。かっこ良すぎ(^^♪
そして山頂へ・・・。
結構な登り甲斐のある、斜面でした(>_<)
山頂に着くとガスが湧いて来てしまいました。
時間的にも押して来てしまってるので、少しいて直ぐに水晶目指しました。
途中ちょっと危ないワリモちゃんを越えて、16時に水晶小屋へ。
受付を済ませ、17時の夕食までに戻りますと伝え、いざ水晶山頂へ!
山頂はちょっと巻いてる感があり、あれ?まだ?みたいな現象錯覚に・・・。
既にガスに包まれてはいましたが、山頂を極め、時間内で無事に小屋へ戻れました。
ハァ〜しんど〜(>_<)笑
水晶小屋は小さく、混雑時は布団1枚に3人は当たり前とか?
ガイドブックにも疲れを取るなら、三俣山荘へと、記されております。
しかしこの日は、丁度良い人数で、一人一枚のスペースもあり、快適に過ごせました。
また、小屋の御夫婦と、マスコット的な可愛いお子様もいて、ほのぼのとした時間を過ごせました。
カレー美味し!です。
そして、縦走して既に4泊目という伊豆から来ていた、旦那さんと知り合いました。
とても楽しい方で、こんな人が私の父だったらなと感じちゃいました。
またどこかでお会いしましょう♪
【二日目】
実は昨晩寝ながら考えてました。
〆いる水晶〜三俣蓮華〜黒部五郎〜双六まで約13時間(>_<)
それか
∈いる水晶〜三俣蓮華〜双六〜新穂高にとっとと下山約10時間で帰宅(+o+)
前日から不眠でやって来て、初日14時間歩いて、床に就いた頃にはかなり疲れてしまい、黒部五郎は厳しいかもと・・・。
でも朝起きると、超体力回復〜!!!!!
お天気も昨日に引き続きイイ感じ(^O^)/
「よっしゃ〜!!!!」行ける!
このまま下山したら、きっと後悔しちゃう!
ということで、当初の計画通りに黒部五郎を先ず目指すことにしました(^^♪
アルプスを楽しもう〜!
快調に進み先ずは300名山の三俣蓮華岳山頂へ!
雲や、風の雰囲気が秋ぽかったです。
これから行く黒部五郎も見えます、カールを抱いてるせいか優しい感じです。
でも、遠いな〜(>_<)笑
途中右手を見ると、巨大な庭園の様な雲の平が良く見えます。
今回お話した皆さんのほとんどが、雲の平行って来た、これから行くんだよ等でした。
人気の高さが伺われます。
自分もいつか一周してみたいなと思うのでした。
そして黒部五郎小舎へつき、水槽の冷えたリンゴと、水晶小屋の美味しいお弁当を頂き、五郎ちゃんとの一騎打ちに備えます( ^^) _旦~~
とその時、小屋の支配人さんらしきお兄さんが、
「今日はどちらまで?」
声をかけて頂きました。
「今から五郎ピストンして、双六小屋まで行き泊まりたいんですが・・。」
と私が言うと、
「五郎ピストンでct4時間、双六までct4時間、計8時間ですよ・・。」
それは承知の旨伝えると、
「解りました、とりあえず五郎行って帰って来てから、相談しましょう。」
と、優しく言って下さいました。
支配人さん、私が無理して事故など起きないよう心配して下さっていた様です。
ほんと嬉しい限りでした。
そして気持ちの良いカールコースから、9:30過ぎにスタートしました。
植物の緑と数々の巨石の白、湧き出る清流、万年雪、壮大なカールに抱かれて一歩一歩進みます。
またもや山頂はガスの中でしたが、征服感満喫して、一路黒部五郎小舎に取って返します。
何とか4時間ジャストくらいで小屋に到着。
果たして、支配人のご判断わ?
現在13:30、双六着予定17:30くらい・・・。
「ホントに行きますか?」
「はい、4時間で必ず着きます。素泊まりでもいいので何卒よろしくお願いします。」
「わかりました、向こうに連絡入れとくので。
でも、無理に焦って急がない様に。遅れてもいいので、くれぐれもお気を付けて下さい。夕食も手配出来ますから。」
とのこと。
「ありがとうございます、助かります。今回はほんと申し訳御座いません。」
と、お礼を言いその場を後にして、双六を目指しました。
あ、ベンチでおにぎり食べてから行きました(+o+)
※黒部五郎小舎と双六小屋は同系列なので、融通きいて頂きました。
最初のお声かけといい、こうした対応に感謝致します。
一心不乱に双六岳を目指し、登頂。
ガスで、真っ白な世界。下山の道は広〜い広場の様でこんな時は迷いやすいです。
でも、ケルンなど目印がしっかりしてるので、注意すれば大丈夫です。
そして双六小屋に17:50ころ到着。ほぼ4時間。
通常の方のお食事が終わった頃でしょうか?
それでも、温かいご飯を笑顔で提供して下さいました。
ほんとありがとうございました(#^.^#)
お部屋は4〜6人部屋で、上の段の2スペースを一人で使わせて頂きました。
下にはお若い男女のペアがいらっしゃいました。
ごめんね〜後からオヤジが混じってしまい(・_・;)
でもとてもお優しいお二人様で良かったです。
二日続けてのロングハイクで、さすがに足がズキズキして睡眠入るまで時間かかってしまいました。
【最終日】
朝4時には出発するつもりでしたが、雨が降って風も吹いてました。
でも今日の行程は6時間程度なので焦ることなく、コーヒー入れて飲んで、合羽など出発の準備をして、スタート。
弓折分岐辺りからお腹が痛くなり、鏡平にておトイレに(・_・;)
その後体調回復し、イタドリヶ原では雨も止み、わさび平小屋で骨身に沁みるラーメンを頂きました。笑
ハァ〜林道歩き、キツイな〜(>_<) 無事新穂高に下山 〜完〜
◆♢♦♢旅に至るまで◆♢♦♢
本当は9月1、2、3日に行く予定でした。
しかし1日の現地天気予報に、大雨雷注意報が出ていて1日の出発は中止に。
以後天気予報によって、最終的には同じ場所に順延しました。
その際、赤岳や南アルプス方面も考えました。
ヤマレコ友のirohaさんには、赤岳などの情報提供を頂きありがとう御座いました。
またお騒がせいたしまして、申し訳御座いませんでした。
今回は行きませんでしたが、行く時には参考にさせて頂きます。
◆♢♦♢最後に◆♢♦♢
2泊3日で、鷲羽・水晶・三俣蓮華・黒部五郎・双六岳と、たっぷりと名山を巡って来ました。
ちょっと強行な面もありましたが、天気も良く楽しく素晴らし三日間でした。
また、この山域の魅力に心奪われました。
必ずまた、今度はゆっくりとした行程で訪れたいと思います。
この旅でふれあった皆さんや小屋の方々、改めて感謝致します。
励まされたり、お助けがあって無事に成し遂げられたと痛感致します。
いつも山に行かせてくれる妻や家族、
丈夫な体に産んでくれた母にも感謝いたします。
すごい強行軍ですね。このコースは普通3−4泊ですよ。
体力ありますねー、超人認定差し上げます。
入山はやはり天気とにらめっこで2日(火)でしたか。
私も同日唐松岳に入りました。
この山域はわたしも7月の縦走で大好きになりました。
鷲羽岳、水晶岳が暴風雨だったので再度挑戦したいです。
双六岳、三俣蓮華岳も好天時の展望が素晴らしいので機会があれば是非またチャレンジしてみてください。お勧めです。
お互いこうして山に行けるのも本当に家族に感謝、親に感謝、山で会った皆さんに感謝ですね。
55akiraさんこんばんは
素晴らしい景色と人情に後押しされて、何とか回って来ました
この山域私は去年笠からの帰り道、弓折あたりからチラッとみただけで、その時なんか向こうは違うぞ〜!
オーラ出てたんです。
今回行ってみると、とても静かで素晴らし〜絵画の世界
55akiraさんのおっしゃるように、また双六〜三俣蓮華辺りを、ゆっくりと散策に行きたいです
55akiraさんの超ロング縦走レポ見にいきますね。
(不帰の嶮から無事に帰って来られて良かったです。)
縦走お疲れ様です
2日からの山メモでリアルタイムで見てましたよ
ちょっぴり一緒に歩いた気になってました
それにしても良い天気でうらやましい
irohaさんお疲れ様です。
その節はお騒がせし、申し訳御座いませんでした
お天気はこの夏初めての晴天で、逆にビックリしました
irohaさんもきっとこの後いい天気に巡り合えますよ
夏もそろそろ終わりですね〜
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