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Yamareco

記録ID: 507258
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地BT→涸沢ヒュッテ→奥穂高岳→前穂高岳→上高地BT

2014年09月09日(火) ~ 2014年09月10日(水)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
15:09
距離
35.8km
登り
2,759m
下り
2,746m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:46
休憩
0:23
合計
5:09
距離 18.4km 登り 958m 下り 163m
10:57
10:58
7
11:34
11:36
3
11:39
11:40
37
12:17
12:18
12
13:10
13:19
58
14:17
14:26
96
2日目
山行
8:07
休憩
1:47
合計
9:54
距離 17.4km 登り 1,809m 下り 2,599m
4:30
135
6:45
7:07
34
7:41
8:08
92
9:40
9:56
11
10:07
10:24
12
10:36
10:57
102
12:39
12:42
97
14:19
14:20
4
天候 1日目:晴れのち曇
2日目:晴れ時々曇
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
穂高連峰雲隠れ。
2014年09月09日 10:55撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 10:55
穂高連峰雲隠れ。
明神岳も隠れてます。
2014年09月09日 11:22撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 11:22
明神岳も隠れてます。
ようやく雲のない山頂が見えた。大天井と中山?
2014年09月09日 12:06撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/9 12:06
ようやく雲のない山頂が見えた。大天井と中山?
いい雰囲気。優雅に避暑なんぞしたいものです。
2014年09月09日 12:12撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 12:12
いい雰囲気。優雅に避暑なんぞしたいものです。
芝敷のテン場も快適そうです。
2014年09月09日 12:14撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 12:14
芝敷のテン場も快適そうです。
子猿発見。(撮り遅れて写真は尻向き…)
2014年09月09日 12:35撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 12:35
子猿発見。(撮り遅れて写真は尻向き…)
なんとか午後2時前に到着しました。
2014年09月09日 13:15撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 13:15
なんとか午後2時前に到着しました。
屏風岩。でかいです。
2014年09月09日 13:37撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 13:37
屏風岩。でかいです。
何時間くらいで登るんだろうか。
2014年09月09日 14:07撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/9 14:07
何時間くらいで登るんだろうか。
ようやくカールが見えてきた。
2014年09月09日 14:58撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/9 14:58
ようやくカールが見えてきた。
奥穂、涸沢岳。
2014年09月09日 15:36撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/9 15:36
奥穂、涸沢岳。
時間にもよりますがテントの受付はテン場でやるみたいなので、テント場直行でOKです。
2014年09月09日 15:47撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 15:47
時間にもよりますがテントの受付はテン場でやるみたいなので、テント場直行でOKです。
パノラマコースは午前10時以降は自粛するようにとのこと。
2014年09月09日 15:55撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 15:55
パノラマコースは午前10時以降は自粛するようにとのこと。
テン場で休憩していたら晴れてきました。
2014年09月09日 17:24撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/9 17:24
テン場で休憩していたら晴れてきました。
前穂高岳。
2014年09月09日 17:28撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/9 17:28
前穂高岳。
アップで前穂。
2014年09月09日 17:30撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/9 17:30
アップで前穂。
北側は地味な眺望。右は横通岳、左は西岳、赤岩岳かな?
2014年09月09日 18:02撮影 by  NEX-5N, SONY
9/9 18:02
北側は地味な眺望。右は横通岳、左は西岳、赤岩岳かな?
ちょっとした雪渓を渡ります。
2014年09月10日 05:05撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 5:05
ちょっとした雪渓を渡ります。
屏風のコルあたりが赤く染まり始めます。
2014年09月10日 05:11撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 5:11
屏風のコルあたりが赤く染まり始めます。
雲間から漏れる朝日と蝶ヶ岳(多分)。
2014年09月10日 05:31撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 5:31
雲間から漏れる朝日と蝶ヶ岳(多分)。
傾斜が厳しくなってきます。
2014年09月10日 05:42撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 5:42
傾斜が厳しくなってきます。
涸沢槍と北穂高岳。
2014年09月10日 05:50撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 5:50
涸沢槍と北穂高岳。
頂下から見るとどのあたりがピークかわかりません。
2014年09月10日 06:00撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 6:00
頂下から見るとどのあたりがピークかわかりません。
横から見ると涸沢槍はあまり尖って見えませんね。
2014年09月10日 06:12撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 6:12
横から見ると涸沢槍はあまり尖って見えませんね。
北穂高岳。
2014年09月10日 06:23撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 6:23
北穂高岳。
穂高岳山荘。綺麗に敷き詰められた石畳に感心。
2014年09月10日 06:48撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 6:48
穂高岳山荘。綺麗に敷き詰められた石畳に感心。
山荘横からいきなり急登。
2014年09月10日 06:48撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 6:48
山荘横からいきなり急登。
思わずウットリする笠ヶ岳の姿。来年こそは行きたいなぁ。
2014年09月10日 06:58撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 6:58
思わずウットリする笠ヶ岳の姿。来年こそは行きたいなぁ。
涸沢岳、北穂高岳。山荘の少し上にあるのはヘリポート?テントがそばにありますが、大丈夫なんでしょうかね。
2014年09月10日 06:59撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 6:59
涸沢岳、北穂高岳。山荘の少し上にあるのはヘリポート?テントがそばにありますが、大丈夫なんでしょうかね。
涸沢岳の脇から憧れの穂先が見えました。
2014年09月10日 07:10撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 7:10
涸沢岳の脇から憧れの穂先が見えました。
ズームアウトではこんな感じ。
2014年09月10日 07:11撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 7:11
ズームアウトではこんな感じ。
向こう側は未体験ゾーン。
2014年09月10日 07:26撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 7:26
向こう側は未体験ゾーン。
ようやくみえたジャンダルム。先っぽしか見たことがなかったので、感激です。
2014年09月10日 07:36撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 7:36
ようやくみえたジャンダルム。先っぽしか見たことがなかったので、感激です。
要塞だな、これは。
2014年09月10日 07:42撮影 by  NEX-5N, SONY
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要塞だな、これは。
焼岳、乗鞍岳、御嶽山。
2014年09月10日 07:44撮影 by  NEX-5N, SONY
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焼岳、乗鞍岳、御嶽山。
明神岳と前穂高岳の境目がわからない…。
2014年09月10日 07:44撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 7:44
明神岳と前穂高岳の境目がわからない…。
山の神様ありがとうございます。
2014年09月10日 07:54撮影 by  NEX-5N, SONY
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山の神様ありがとうございます。
まだまだ行ったことのないところばかりです。
2014年09月10日 07:57撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 7:57
まだまだ行ったことのないところばかりです。
ジャンダルムと笠。
2014年09月10日 07:58撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 7:58
ジャンダルムと笠。
奥穂から続く稜線の先には焼岳、乗鞍岳、御嶽山。
2014年09月10日 08:01撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 8:01
奥穂から続く稜線の先には焼岳、乗鞍岳、御嶽山。
人が少ない時に行きたいです。
2014年09月10日 08:02撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 8:02
人が少ない時に行きたいです。
常念山脈。標高のより高い大天井ではなく常念岳が主峰と言われる所以はその佇まいにあるのでしょう。端正ないい形です。
2014年09月10日 08:51撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 8:51
常念山脈。標高のより高い大天井ではなく常念岳が主峰と言われる所以はその佇まいにあるのでしょう。端正ないい形です。
表銀座コース。
2014年09月10日 08:59撮影 by  NEX-5N, SONY
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表銀座コース。
アップダウンが厳しそうです。西穂⇔奥穂はいずれは行きたいところ。それまでにトレーニングを積まねば。
2014年09月10日 09:12撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 9:12
アップダウンが厳しそうです。西穂⇔奥穂はいずれは行きたいところ。それまでにトレーニングを積まねば。
前穂〜明神岳。
2014年09月10日 09:13撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 9:13
前穂〜明神岳。
すごい迫力です。日本三大岩場はダテじゃない。
2014年09月10日 09:37撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 9:37
すごい迫力です。日本三大岩場はダテじゃない。
前穂高岳山頂。
2014年09月10日 10:13撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 10:13
前穂高岳山頂。
奥穂高岳は雲隠れ。(下山中に雲が取れました)
2014年09月10日 10:15撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 10:15
奥穂高岳は雲隠れ。(下山中に雲が取れました)
西穂高岳と間ノ岳の先端の突起がオッパイっぽさを醸し出しています。(え、醸してない?)
2014年09月10日 10:15撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 10:15
西穂高岳と間ノ岳の先端の突起がオッパイっぽさを醸し出しています。(え、醸してない?)
明神岳、明神槍。
2014年09月10日 10:16撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 10:16
明神岳、明神槍。
事故でもあったのか、西穂高岳付近をヘリがホバリングしていました。
2014年09月10日 10:17撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 10:17
事故でもあったのか、西穂高岳付近をヘリがホバリングしていました。
紀美子平はザック置き場と化していました。
2014年09月10日 10:41撮影 by  NEX-5N, SONY
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紀美子平はザック置き場と化していました。
眼下に岳沢小屋を発見。ここから大分長かった…。
2014年09月10日 10:57撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 10:57
眼下に岳沢小屋を発見。ここから大分長かった…。
雷鳥広場。残念ながらライチョウはいませんでした。(普段いるのか知りませんが)
2014年09月10日 11:01撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 11:01
雷鳥広場。残念ながらライチョウはいませんでした。(普段いるのか知りませんが)
そびえ立つ前穂高岳。
2014年09月10日 11:20撮影 by  NEX-5N, SONY
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そびえ立つ前穂高岳。
岳沢パノラマ。
2014年09月10日 11:24撮影 by  NEX-5N, SONY
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岳沢パノラマ。
明神岳の側面を大蛇が這うように細い岩稜が続いています。
2014年09月10日 11:26撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 11:26
明神岳の側面を大蛇が這うように細い岩稜が続いています。
俺にも立場ってモノがあるんだからな!(カモシカ談)
2014年09月10日 11:56撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 11:56
俺にも立場ってモノがあるんだからな!(カモシカ談)
なんか知らないけど賑やかで良い。
2014年09月10日 12:22撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 12:22
なんか知らないけど賑やかで良い。
手持ちの地図ではなかった水場が。調べてみると小屋再建時にできたようですね。
2014年09月10日 12:33撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 12:33
手持ちの地図ではなかった水場が。調べてみると小屋再建時にできたようですね。
天然クーラー。穴の中は確かにひんやりしていました。
2014年09月10日 13:34撮影 by  NEX-5N, SONY
9/10 13:34
天然クーラー。穴の中は確かにひんやりしていました。
やっぱ上高地は綺麗です。
2014年09月10日 14:03撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 14:03
やっぱ上高地は綺麗です。
また晴れてきたようです。
2014年09月10日 14:05撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 14:05
また晴れてきたようです。
やや曇っていますが、初日より大分いい感じです。
2014年09月10日 14:17撮影 by  NEX-5N, SONY
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9/10 14:17
やや曇っていますが、初日より大分いい感じです。
撮影機器:

装備

備考 バス整理券発行の際には時間を確認すること。

感想

この日は2回分残っている18切符を活用するため、遠出の山行を計画。ここ最近の天候不良の中、直前まで悩みに悩んで奥穂高岳に決定。18切符で行く都合上、上高地に入るのが10時過ぎと遅いため、できるだけ難所がなく長距離歩けることを考慮し、初日に涸沢まで、翌日に奥穂、前穂縦走して岳沢から下山するコースにした。

【1日目】
上高地BT→涸沢テン場
出発時点(地点)では小雨が降っていたものの、長野は晴れで期待が高まる。上高地行きバスの車中から焼岳が綺麗に見えてテンションアップ。穂高連峰も車中から拝むことができた。(が河童橋あたりではすでに雲隠れしていた)2日先まで帰りのバスの整理券を貰えるということだったので、下車後すぐに下山予定の翌日14:40で予約し、早々に出発する。
横尾まではほぼ平坦な道なので、心持ち早歩きで先を急ぐ。横尾から本谷橋まではようやく登山道らしくなるが、大きなアップダウンはなし。屏風岩の大きさに感心しながら進む。本谷橋をわたってようやく本格的な登りが始まる。いつもなら午前中に登って午後は下りというパターンなので気にしていなかったが、疲労のたまってきた午後に登るのは結構疲れる気がする。
変化のない眺望にややうんざりしていたが、ようやく前方にテン場らしきものを発見、自分を鼓舞して先に進む。テン場前で小屋との分岐があったのだが、小屋で受付するのだろうと思って小屋方面に行ったところ、受付はテン場でとのことで無駄に回り道をしてしまった。
テン場は1000円、やや高い印象だがトイレ、水は別料金なしということでやむを得まい。小石がゴロゴロしていてあまり快適ではないところを選んでしまったが、後であたりを散策するともっと快適そうな所もあってちょっと後悔。ピーク時には1000張を超えるというテン場なだけにスペースは多く、探せば色々な物件があるのかもしれない。食事後、一瞬晴れ間がのぞいてカールの上部が見えたがすぐにガスに隠れてしまった。

【2日目】
涸沢テン場→奥穂高岳
寝心地が悪くなかなか熟睡できず、結局寝坊する夢を見て目が覚めた。寝坊は正夢でなくてよかったが、好天に恵まれるという部分においては正夢となった。そのまま食事、準備をして4時半前に出発。ザイテングラート方面には明かりは見えなかったが、北穂方面にはチラホラとヘッドライトの明かりが見えた。
序盤は快適に進む。途中で1箇所10mほどの雪渓を渡る箇所があったが、アイゼンを持っていない。一応ステップはあるのだが、ツルツルになっているので、一歩一歩慎重に歩いてクリア。
水平方向には半分くらいきたところでコースタイムを大分短縮できるんじゃないかと思っていたが、考えが甘すぎた。カールの地形を考えれば分かることだが、2次曲線的に徐々に傾斜がきつくなるので水平距離が伸びない。結局ほぼコースタイム通りで穂高岳山荘に到着。山荘すぐ脇の急斜面に取りついている人たちが見える。ここで少し腹ごしらえをして、いよいよ奥穂高岳に取り付く。急斜面なのは出だしだけであとは程々の登り。標高をあげるに従って北アルプスの名だたる山々の景色が眼下に広がる。特に笠ヶ岳、槍ヶ岳、ジャンダルムが見えた時は思わず歓声をあげてしまうほどだった。奥穂高岳山頂でも天気は最高、しばらく大パノラマを楽しんだ。

奥穂高岳→前穂高岳
穂高岳山荘からのピストン、西穂方面へ行く人は多そうだったが、この時点で前穂方面へ進む人影は見当たらなかった。(逆に前穂方面からの登りの人たちとは前穂までの間に数組すれ違った)
始めは快適な尾根道かと思ったがすぐに急斜面の岩場となり、なかなかペースが上げられない。結局紀美子平まで予定より30分程遅れてしまった。鹿島槍もそうだったが、この吊尾根というやつは必然的にダウンアップとなるので苦手だ。
紀美子平に到着すると多くのザックがデポしてあり、それにならって最低限の装備をサブザックに詰めて山頂へアタック。重荷から解放されてペースが上がる…と思ったが、結局往復50分程でコースタイム通り。自分ではいいペースで登ったと思ったつもりだったのにガッカリ。山頂につく頃には雲が出ていて奥穂山頂よりも眺望が悪くなっていたのも残念。とは言え、ここまで天気が良かったので、十分許容範囲だが。

前穂高岳→上高地BT
ここから長い下り。かなり下まで眺望が開けているところは救われるが、岳沢小屋までは鎖場やハシゴなどが連続し、気が抜けない。特に紀美子平すぐ下のスリップ注意という看板があるところは、わかっていたのに滑ってしまった。(鎖を持っていたのでケガ等はなし)乾いていてもそれなので、濡れたらかなりいやらしそうだ。途中、気が抜けそうなところには事故多発の看板があり、気を引き締めなおして下山する。お陰で無事に上高地まで降りることができた。バス発車の10分前にはバス停前に集まるように言われていたので急ぎ足で上高地バスターミナルに向かい、発車15分ほど前に到着。なんとか間に合ったと、整理券を取り出して見てみるとなんと「10:40」の文字が。「14:40」と間違えて「10:40」の予約になっていたらしい。慌てて受付になんとかならないか聞いてみたが、次の時間の予約をするようにとの事。最後の最後にこんなオチが待っているとは…。一応キャンセル待ちをしてみることにしたところ、結局閑散期のためか空きがあったので予定通り乗車することができた。ふぅ。

総括
特に岩場の通過でタイムロスが多いと感じた。今後は岩場のトレーニングに取り組む機会を作りたい。


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