上高地BT→涸沢ヒュッテ→奥穂高岳→前穂高岳→上高地BT
- GPS
- 15:09
- 距離
- 35.8km
- 登り
- 2,759m
- 下り
- 2,746m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:23
- 合計
- 5:09
天候 | 1日目:晴れのち曇 2日目:晴れ時々曇 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
装備
備考 | バス整理券発行の際には時間を確認すること。 |
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感想
この日は2回分残っている18切符を活用するため、遠出の山行を計画。ここ最近の天候不良の中、直前まで悩みに悩んで奥穂高岳に決定。18切符で行く都合上、上高地に入るのが10時過ぎと遅いため、できるだけ難所がなく長距離歩けることを考慮し、初日に涸沢まで、翌日に奥穂、前穂縦走して岳沢から下山するコースにした。
【1日目】
上高地BT→涸沢テン場
出発時点(地点)では小雨が降っていたものの、長野は晴れで期待が高まる。上高地行きバスの車中から焼岳が綺麗に見えてテンションアップ。穂高連峰も車中から拝むことができた。(が河童橋あたりではすでに雲隠れしていた)2日先まで帰りのバスの整理券を貰えるということだったので、下車後すぐに下山予定の翌日14:40で予約し、早々に出発する。
横尾まではほぼ平坦な道なので、心持ち早歩きで先を急ぐ。横尾から本谷橋まではようやく登山道らしくなるが、大きなアップダウンはなし。屏風岩の大きさに感心しながら進む。本谷橋をわたってようやく本格的な登りが始まる。いつもなら午前中に登って午後は下りというパターンなので気にしていなかったが、疲労のたまってきた午後に登るのは結構疲れる気がする。
変化のない眺望にややうんざりしていたが、ようやく前方にテン場らしきものを発見、自分を鼓舞して先に進む。テン場前で小屋との分岐があったのだが、小屋で受付するのだろうと思って小屋方面に行ったところ、受付はテン場でとのことで無駄に回り道をしてしまった。
テン場は1000円、やや高い印象だがトイレ、水は別料金なしということでやむを得まい。小石がゴロゴロしていてあまり快適ではないところを選んでしまったが、後であたりを散策するともっと快適そうな所もあってちょっと後悔。ピーク時には1000張を超えるというテン場なだけにスペースは多く、探せば色々な物件があるのかもしれない。食事後、一瞬晴れ間がのぞいてカールの上部が見えたがすぐにガスに隠れてしまった。
【2日目】
涸沢テン場→奥穂高岳
寝心地が悪くなかなか熟睡できず、結局寝坊する夢を見て目が覚めた。寝坊は正夢でなくてよかったが、好天に恵まれるという部分においては正夢となった。そのまま食事、準備をして4時半前に出発。ザイテングラート方面には明かりは見えなかったが、北穂方面にはチラホラとヘッドライトの明かりが見えた。
序盤は快適に進む。途中で1箇所10mほどの雪渓を渡る箇所があったが、アイゼンを持っていない。一応ステップはあるのだが、ツルツルになっているので、一歩一歩慎重に歩いてクリア。
水平方向には半分くらいきたところでコースタイムを大分短縮できるんじゃないかと思っていたが、考えが甘すぎた。カールの地形を考えれば分かることだが、2次曲線的に徐々に傾斜がきつくなるので水平距離が伸びない。結局ほぼコースタイム通りで穂高岳山荘に到着。山荘すぐ脇の急斜面に取りついている人たちが見える。ここで少し腹ごしらえをして、いよいよ奥穂高岳に取り付く。急斜面なのは出だしだけであとは程々の登り。標高をあげるに従って北アルプスの名だたる山々の景色が眼下に広がる。特に笠ヶ岳、槍ヶ岳、ジャンダルムが見えた時は思わず歓声をあげてしまうほどだった。奥穂高岳山頂でも天気は最高、しばらく大パノラマを楽しんだ。
奥穂高岳→前穂高岳
穂高岳山荘からのピストン、西穂方面へ行く人は多そうだったが、この時点で前穂方面へ進む人影は見当たらなかった。(逆に前穂方面からの登りの人たちとは前穂までの間に数組すれ違った)
始めは快適な尾根道かと思ったがすぐに急斜面の岩場となり、なかなかペースが上げられない。結局紀美子平まで予定より30分程遅れてしまった。鹿島槍もそうだったが、この吊尾根というやつは必然的にダウンアップとなるので苦手だ。
紀美子平に到着すると多くのザックがデポしてあり、それにならって最低限の装備をサブザックに詰めて山頂へアタック。重荷から解放されてペースが上がる…と思ったが、結局往復50分程でコースタイム通り。自分ではいいペースで登ったと思ったつもりだったのにガッカリ。山頂につく頃には雲が出ていて奥穂山頂よりも眺望が悪くなっていたのも残念。とは言え、ここまで天気が良かったので、十分許容範囲だが。
前穂高岳→上高地BT
ここから長い下り。かなり下まで眺望が開けているところは救われるが、岳沢小屋までは鎖場やハシゴなどが連続し、気が抜けない。特に紀美子平すぐ下のスリップ注意という看板があるところは、わかっていたのに滑ってしまった。(鎖を持っていたのでケガ等はなし)乾いていてもそれなので、濡れたらかなりいやらしそうだ。途中、気が抜けそうなところには事故多発の看板があり、気を引き締めなおして下山する。お陰で無事に上高地まで降りることができた。バス発車の10分前にはバス停前に集まるように言われていたので急ぎ足で上高地バスターミナルに向かい、発車15分ほど前に到着。なんとか間に合ったと、整理券を取り出して見てみるとなんと「10:40」の文字が。「14:40」と間違えて「10:40」の予約になっていたらしい。慌てて受付になんとかならないか聞いてみたが、次の時間の予約をするようにとの事。最後の最後にこんなオチが待っているとは…。一応キャンセル待ちをしてみることにしたところ、結局閑散期のためか空きがあったので予定通り乗車することができた。ふぅ。
総括
特に岩場の通過でタイムロスが多いと感じた。今後は岩場のトレーニングに取り組む機会を作りたい。
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