富士山 ご来光と つぎはぎ360度の展望(お鉢巡り)
- GPS
- 10:43
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,502m
- 下り
- 1,494m
コースタイム
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 4:03
- 合計
- 10:43
天候 | 快晴 のち ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
すでに閉山してますので、小屋は閉まっています。 御殿場口山頂小屋は営業していたかも? 扉が開いていて、自家発電機が動いていましたので(未確認)。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
後輩からLINEで「富士山に上りません?」とお誘い。
2年前にはじめて登り、その後幾度とチャンスをうかがっていました。
しかしながら、なかなか2度目のチャレンジを果たせませんでしたので、今回のお誘いには二つ返事でOK。
前回は9合目でご来光になってしまいましたので、今回は1時間30分ほど早く、余裕を持ってスタート。後輩はフルマラソンの経験者で、富士宮ルートも経験済み。まあ、かかっても4時間ちょっとかなと思っていましたので、山頂にて二人でご来光を拝むはずでした。
新7合目まではほとんど差がなかったのですが、その先ではかなり後輩が遅れる状況になりました。彼を待ってゆっくり登るという選択肢もあったのですが、コースに危険箇所がないこと、一度登った経験があること、から別々に登ることにしました。まあ、夜明け前に長時間待つと体が冷えてしまいますしね。
9合目あたりで夜が白み始めましたが、山頂には日の出30分前には到着することができました。9合目までは何とか自分のペースを守ることができたのですが、前回と同じく9号5勺からは急ブレーキ。後ろから来たハイペースの二人組にここで抜かれましたが、彼らもちょっと先で立ち止まっています。このあたりは傾斜も急で段差もありますが、なんといっても空気の薄さが立ちはだかります。山頂で気圧を測ると648Hpと海抜高度の3分の2しかありません。20-30m登っては一休みといった状況での登頂となりました。それでも前回よりはこの区間でもタイムを縮めることができました。
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山頂には登山道が閉まっているにもかかわらず、20-30人の登山客が日の出を待っていました。日の出の約30分前の到着でしたが、そのあとも20人くらいはジャストオンタイムで頂上に到着していました。
日の出前が一番寒いということで、半そでシャツ+長袖シャツ+雨具の上で登ってきましたが、さらにフリースとライトダウンの重ね着でご来光待ち。幸い風は微風でしたが、やっぱり寒いこと寒いこと。冬山用の厚手の手袋、毛糸の帽子も用意していて助かりました。そして、湯を沸かし、コーヒーを淹れ....。
水平線上には雲がかかっていたので、雲の上からのご来光となりましたが、今日の晴天を約束するようなすがすがしい曙光でした。振り返れば旧測候所を戴く剣が峰はモルゲンロートに染まり、いわゆる赤富士状態でした。
肝心の後輩ですが、順応に手間取ったみたいで結局9合目あたりでご来光となったそうです。
山頂で「こいつも用意したほうがよかった」と思ったもの。
カップめん。
サバイバルシート(アルミ蒸着シー)。
今度行くときは用意しようと思っています。
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記念撮影でいつもは混雑する剣が峰の三角点ですが、このにはやや出遅れたこともあり「貸切」。
そのあと、順応に手間取る後輩とお鉢巡り。
富士山は南アルプスから一望できるのですが、富士宮口を含めすべての登山口の山頂部からでは南アルプスを臨むことができません。おまけに、剣が峰では南アルプスのある西側方向は測候所のために見通しが利きません。
ですので、お鉢めぐりで剣が峰から時計回りに少し進んだところでないと、南アルプスを見ることができません。
この日は晴天に恵まれ、甲斐駒ケ岳から光岳までその勇姿をまぶたに焼き付けることができました。さらに甲武信ヶ岳を主峰とする関東山地、蛭が岳を主峰とする丹沢山系、箱根と芦ノ湖など、1点から360度の展望というわけには行きませんでしたが、所を替えつつ雄大な眺めを楽しむことができました。
ゆっくり回っても1時間30分くらいですので、天気が良かったらお鉢巡りは行くべきですね。
自らの影を北側に引く「影富士」も見ることができますよ。
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コースタイムと高山病。
今回のコースタイムはやたらと後輩を待つ時間が長く、またお鉢めぐりも超スローペースだったので参考になりません。一人だともっと速いペースで歩けたと思います。ただ、あまり早いペースで登ると、高度順応できなくて高山病になりやすいといったアドバイスを耳にしますが。でも、いつもそこそこのペースで歩き、心肺機能に負荷をかけていれば富士山程度なら大丈夫みたいです。
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