槍ヶ岳(新穂高〜槍平〜槍ヶ岳)
- GPS
- 14:04
- 距離
- 28.2km
- 登り
- 2,650m
- 下り
- 2,634m
コースタイム
- 山行
- 3:49
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:03
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 5:03
天候 | 一日目:晴れ 二日目:晴れ 三日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・鍋平園地駐車場から新穂高センターまでの山道の下りで湿って滑り易い箇所があり、いきなり尻餅。帰りは使わずにロープウェイで鍋平まで上がりました。 ・新穂高センターから槍平小屋までは、白出沢までが林道でその後登山道に入りますが、特に危険そうな箇所はありませんでした。各沢も枯れていたり、水量が少なく問題なく渡れました。 ・槍平小屋〜槍ヶ岳山荘間では、千丈分岐点までは特に問題無かったですが、千丈分岐から飛騨乗越までは滑り易い箇所や崩れやすい箇所が多数ありました。下りは気を使いそうです。飛騨乗越から危険個所無しです。 ・槍の穂先往復は、ガイド本や雑誌の通り危険個所多く、たまたま、登りも下りも先行者がいなく一人だったので、コース取りに少々苦労しましたが、足場もしっかりしており、確実に三点支持を実践してクリアしました。 ・槍ヶ岳山荘から西鎌尾根で千丈乗越まで下りましたが、こちらもガレ場や浮石多く気を使いながらの下山でした。 ・千丈乗越から千丈分岐までで、奥丸山よの分岐点手前で踏み跡らしき箇所があり、間違って崩れた跡の斜面に入ってしまい、ビビりながらも引き返して無事に千丈分岐に到着。その後は来た道を下りました。 |
その他周辺情報 | 帰りに中崎山荘奥飛騨の湯に入って帰宅。(割引券無しのため800円) |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
紙コップの大雪渓
紙パック(1L)の赤ワイン |
---|
感想
いつも、遠くから眺めている槍ヶ岳に登ってみました。
みなさんのレポにある通り、市営新穂高第3駐車場に停められるか心配で早めに家を出たつもりでしたが、まったく遅く(2時半頃到着)予想通り?駐車出来なかったので、鍋平園地駐車場に移動。トイレ側は埋まっていましたが、中ほどから奥は空いていたので、中ほどに駐車して仮眠。前回の鹿島槍山行で車中寒くて寝れなかったので、今回は冬着に包まって寝ました。しっかり眠れて朝食をとり、トイレを済ませて準備完了。ここのトイレは綺麗に管理されており、穂高センターまでの歩行が気にならないなら、こちらに駐車した方が過ごしやすいと思いました。
6時過ぎに新穂高センター向けて出発。この時、駐車場は半分位埋まってました。ここからはインターネットに公開されていたマップに従って歩きました。
http://www.hida.jp/kita_alp/sinhotaka_p_map.pdf
山道に入ると雨の影響か、とても滑り易く、からだも寝ているのか、大きく尻餅を付いてしまい、服とリュックが汚れてしまい、テンションがダウン。(帰りは使わないと決意(笑))その後は、滑りながらも新穂高センター脇に出れました。
新穂高センターで汚れを落としトイレを済ませ、登山届を提出して出発。ここからは、NHKの金トクと同じルートで飛騨乗越まで上がります。白出沢までは林道で途中ショートカットが二か所(大と小かな)あり、少し山歩きになりますが、問題無く白出沢の休憩所に到着。さほど疲れていないので、そのまま工事中の沢を渡りました。この橋が意外に撓みちょっと怖かったです。ここから山道に入りますが、緩い登りなので順調に滝谷に到着。金トクで見た景色通りにドームと岸壁を見ることが出来ました。橋と河原を超えるとレリーフがあると思ったけど、見つけることが出来ませんでした。そのまま、樹林帯を登り木道が出てきたら槍平小屋に到着。お昼前でしたが、受付を済ませて片付けを済ませ昼食を取りました。小屋のラーメンを食べましたが、あっさりしていて美味しく、スープを飲み干し完食。その後、奥丸山まで登ろうと思いましたが、穂高の稜線にガスが掛かっていたので、途中で引き返し、あとは小屋の木製テラスで一人宴会をしました。お昼を過ぎると人もいなくなり、貸し切り状態で夕方までのんびり過ごしました。(ビールと日本酒:大雪渓とワイン)
夕食時間になりましたので、食堂に移動。ここの食堂は畳に座って食べる形式で、初めての経験をさせてもらいました。また、この日の宿泊は少なく、部屋もソロ登山者二人だけだったので、とても快適に寝れました。ちなみに、この飛騨沢はDOCOMOの電話が届かず、テレビも見なかったので、御嶽山の噴火は知りませんでした、知ったのは、槍ヶ岳山荘に着いてでした。
翌朝、朝食とトイレを済ませて早々に出発。ここから一気に3000mに上がるのですが、千丈分岐点までは順調に行けました。森林限界超えたあたりから、急に寒さを感じるようになり、分岐点で休憩しながら雨具上着を着て、ラスト急坂を上がりました。ガレ場や滑り易い箇所が有ったり、息が苦しくなったりしながら、やっと、飛騨乗越に到着。そこからは信州側の大パノラマが見えました。遠く富士山,八ヶ岳,南アルプスが見え、すぐに霞んで見えなくなると思い、たくさん写真を撮りました。結果的には翌朝まで見えていたので、焦らなくても良かったでした。
キャンプ場を抜けて槍ヶ岳山荘に到着。予想していたほど混雑もしておらず、槍の穂先に上がる人もまばらだったので、少し休憩して穂先にアタック。休憩中に携帯の電源を入れて、家族のメールで御嶽の噴火を知ることになりました。山荘テラス前から御嶽山が見えて変な雲が、初めて噴火と認識しましたが、あれ程の被害が出ていたかを知ったのは、その日の夜でした…。
槍の穂先アタックに必要な物をバックに詰め、そして剱岳で活躍した革手袋を嵌めて出発。先行者がいなかったので、不安になりつつも、印を探しながら上がり、鎖や梯子をクリアして、ズムーズに登頂成功。そこからは、360°見渡すことができ、今年登った山がすべて見ることが出来ました。遠くから見ていた山から、逆にそれぞれを見ることが出来、写真にも収めることが出来て最高の時間を過ごすことが出来ました。名残惜しかったですが、おなかも空いてきたので下山開始。帰りも先行者が居なかったので、不安になりつつも、梯子や鎖がしっかりしていたので、それに従ってスムーズに下山できました。渋滞を覚悟していたので、あまりにスムーズ過ぎてビックリしました。
下山後、槍ヶ岳山荘の受付を済ませて、山荘ラーメンを食べました。こちらも美味しく完食。その後は、テラスに座って宴会開始。左に穂先、正面に富士山,八ヶ岳,南アルプス,常念岳、右に穂高連峰が見え最高の景色を見ながらビール&ワインを飲みました。夕方までのんびり過ごしましたが、午後に入ると登山者が増え穂先も渋滞してたり、山荘前も賑わってました。
夕食のため食堂に移動。洋食っぽいおかずで美味しく、ごはんとお味噌汁をおかわり。その後、夕日を見るために外に出ました。この時期になると、日が沈むと冷え込むため、この日のためにダウンを購入。それと下はユニクロ暖パンを履いて夕日を見ました。この日は雲海が素晴らしく、雲海に浮かぶ笠ケ岳や白山を見ることが出来ました。その後、寝る準備をして談話室に入りニュースをみました。初めて噴火の様子を見てビックリしました。
翌朝は、朝食前に日の出の写真を撮ってから食堂に移動。ちょうど窓際のテーブルだったので、朝日を見ながら朝食を取ることができました。
寝床の片付け、荷物の準備を済ませて出発。下山は西鎌尾根を選択。爺ケ岳から見た綺麗な稜線を歩きたくなったので急きょ計画を変更。穂先横からルートに入りますが、最初は急な下りで滑り易かったので、慎重に下山。途中から緩やかになりますが、崩れ易かったり滑り易かったので、少し時間が掛かってしまいましたが、無事に千丈乗越に到着。少し休憩と写真撮影して下山開始。ここからは歩きやすいと思ってましたが、意外に急坂で苦労しました。でも途中雷鳥に会えて和みました。奥丸山への分岐手前に千丈分岐点に向えそうな踏み跡があり、そちらに入ってしまいました。そこは沢が崩れて踏み跡っぽくなっていただけで、すぐに戻りました。崩れやすかったので、無事戻れて良かったでした。
無事に千丈分岐点に到着して、そこからは来た道を下ります。途中、綺麗な紅葉をみながらの下りも最高でした。そして、槍平小屋に到着。ちょっと早いですが、槍ヶ岳山荘名物ちまき弁当を小屋のテラスで食べました。
あとは、ひたすら山道を下り、林道をひたすら歩きました。帰りはショートカットを使わなかったので、ちょっと時間が掛かりましたが、無事に新穂高温泉駅に到着。丁度良い時間にロープウェイが出発するので駅の中で休憩。その後は、観光客に交じって乗車して鍋平高原駅に上がり、あとは車道を鍋平園地駐車場に向かいました。
無事に車に戻ることが出来てホッとしながらも、翌日は仕事なので早々に着替えて中崎山荘に移動。6月に入った奥飛騨の湯に入って汗を流してヒゲを出ました。
最後に、新穂高センターで下山届を提出して、帰路に付きました。
自宅に戻り、御嶽山の色々なニュースや映像を見て、本当にショックでした。
色々考えさせられる山行になりました。
2014年10月05日 追記
3日間の山行お疲れ様でした。
素敵な宴会会場を独り占めしての景色三昧、1Lの赤ワイン、持参して乾杯なんて素敵ですね。この素敵な景色のためなら多少重くてもがんばれますね^^
新しく新調したダウンも素敵素敵ですよ。
剣岳に次は槍ケ岳と、すごいです。
私もいつか行けるかしら^^
myu7さん、こんばんは
コメントありがとうございます。
槍ヶ岳山荘前のテラスは、今までで一番景色が良かった宴会場でした
あの日は、山荘自販機のビールが早々に売れ切れで、酔いが足りなかったですが、その分景色に酔えて、今シーズン一番の宴会時間でした(笑)
秋山に向けてダウンが欲しかったので、好日山荘アウトレットバーゲンでこのダウンを見つけ衝動買いしました。あのテラスも昼間は暖かいですが、日が沈むと急激に冷え込みダウンのありがたみを痛感しました。
myu7さんも、行きたいと思えば行けますよ
思いが強ければ、自然とそれに向かって行動してしまいます。
自分はメタボだったので、肉体改造から始めたので時間が掛かりましたがね
山は逃げて行かないので、じっくり計画立ててステップアップしていきましょう
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