記録ID: 523276
全員に公開
沢登り
丹沢
世附川水系 水ノ木沢(菰釣山から)
2014年10月04日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 1,127m
- 下り
- 1,126m
コースタイム
西沢林道終点8:20−
8:47東海自然歩道−
9:11菰釣山9:29−
南尾根下降−
10:07大栂10:20−
10:57P862−
11:06水ノ木林道終点11:21−
11:51標高820m二俣状−
13:01標高970m変形三俣−
13:32標高1050m二俣状−
(途中15分休憩)
14:30ブナノ丸と菰釣山間のコル−
14:38菰釣山14:49−
15:24西沢林道終点
8:47東海自然歩道−
9:11菰釣山9:29−
南尾根下降−
10:07大栂10:20−
10:57P862−
11:06水ノ木林道終点11:21−
11:51標高820m二俣状−
13:01標高970m変形三俣−
13:32標高1050m二俣状−
(途中15分休憩)
14:30ブナノ丸と菰釣山間のコル−
14:38菰釣山14:49−
15:24西沢林道終点
天候 | 終日曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ゲート手前の山側路肩に邪魔にならないよう1〜2台置ける。 ・道の駅どうしから4km ・道志の森キャンプ場から先は未舗装ダート道 ・トイレは道の駅で。登山届ポストはなし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■SECTION-1(西沢林道ゲート〜菰釣山) ・道の駅道志から道志の森キャンプ場方面へ細い舗装路を進む。 道志の森キャンプ場は西沢沿いの平地にあり、今日も色とりどりのテントや タープが各サイトに華やかだった。 道志の森キャンプ場から先は未舗装となり若干ダート道となるが 普通車でも慎重に走れば行けると思う。 ・道志の森キャンプ場から2km少々で林道は分岐し、いずれもチェーンゲートで 閉められている。 一方はそのまままっすぐ大西沢の左岸へ行く道、もう一方は大西沢を渡っている。 最初間違って前者の左岸林道を進んでしまったが、100mも行けば林道は終わって いた。 菰釣山へは後者の大西沢を渡っている林道を行く。 ・しばらく行けば林道は左にカーブを描き一本東側のブナ沢を渡っている。 ここから水のほとんどないブナ沢に入ると少しで左岸に登山道らしき踏み跡。 木橋で渡って今度は右岸に沢から少し高く巻くように道は続いている。 それも少しで再び沢に下り、左岸の踏み跡を追って、最後はジグザグと登れば 標識のあるブナ沢乗越で東海自然歩道に飛び出す。 ・右(南西)の尾根道を登って行けばすぐに菰釣避難小屋。 随分前よりもきれいになっていた。10人くらいは利用できるであろう。 もちろん泊まるなら要シュラフ等。 ・避難小屋から菰釣山頂は意外と長かった。昔登った記憶は忘却の彼方・・・。 山頂にはベンチ×2、標識、保全センター設置のソーラーあり。 ■SECTION-2(菰釣山〜大栂〜水ノ木沢起点) ・菰釣山から南へ向かう尾根を使う。もちろん一般登山道ではないので読図力が 必要。 出だしは踏み跡が明瞭についているが、標高1340〜1240m辺りは笹薮の中に 踏み跡はおぼつかなくなる。 少しだけ左手(東側)を尾根を外さないように「これかなぁ〜」と笹薮の弱点を 漕ぎながら下ると時折ピンクテープがある。 ・ようやく笹薮から解放され明瞭な尾根を下ると、標高1200m辺りで尾根は 3つに分派している。 一番左(東南東or南東)が主尾根っぽく見えるが、地形図で確認しても これはすぐに終わってしまいそうだ。 ここは南向きの中央の尾根を下るとしばらくでコルに出た。 標高差70m登り返せば大栂(1204m)だ。 ただしこのピークには標識等一切ない。 ・大栂から西に下りる左植林、右広葉樹の尾根を下降する。 薄っすらと森林作業用と思われる踏み跡がついていた。 尾根が西向きから南西向きに変わってから標高差100m下って、南南東or南向きの 支尾根に乗る。 この尾根は左手をよく注意していないと迷いやすいと思う。 ・植林のこの尾根はやはり何となく森林作業用の踏み跡になっている。 小さなコルから数m登り返してP862。 ここで南西に伸びる主尾根から外れて西北西に向かう支尾根を下る。 少し左にカーブして末端まで下れば、ドンピシャリ水ノ木林道の終点に出た。 水ノ木林道終点は草地の窪状になっている。 3mも下りれば水ノ木沢だ。 ■SECTION-3(水ノ木沢) 世附川源流4部作(と勝手に呼んでいる)の一つ。 4部作とは上流から「沖ビリ沢」「西沢」「樅ノ木沢」そして「水ノ木沢」だ。 いずれも丹沢らしかなぬナメが存在し、若干悪場もあるがどちらかというと 癒し系の沢である。 水ノ木沢は10m近い滝が2つ、数m滝が数個、そしてそれらの繋ぎにナメ床が 点在している。 詰めも間違わなければ笹薮に悩まされることもなく東海自然歩道に出られる。 ただしアプローチと下山がいずれも面倒で長い。 代表的な方法として以下が考えられる。 〇撹峠〜水ノ木分岐〜西丸北東尾根〜金山沢林道〜水ノ木林道〜水ノ木沢〜 東海自然歩道〜石保土山〜山伏峠 丹沢湖畔/浅瀬〜水ノ木林道〜水ノ木沢〜菰釣山〜南尾根〜椿丸〜浅瀬 山伏峠〜水ノ木分岐〜沖ビリ沢下降〜金山沢林道〜水ノ木林道〜水ノ木沢〜 東海自然歩道〜石保土山〜山伏峠 ぅ好イバレーキャンプ場近く〜ブナノ丸〜菰釣山〜南尾根〜水ノ木沢〜 ブナノ丸〜スカイバレーキャンプ場 ダ沼林道終点〜菰釣山〜南尾根〜水ノ木沢〜菰釣山〜西沢林道終点 現在市販本等から,よく使われているが、山伏トンネルの山中湖側側道は 奥の廃屋?所有者の土地と思われ、最近も敷地で焚火をされている姿を目撃した。 また以前この側道に駐車した際、チョークを付けられたのでトラブルになる 可能性もある。最近私は、トンネル山中湖側を200m下った山側のスペースを 使っている。3〜4台は置けるが時折地元の方が利用されているので空きは 作っておきたい。 また水ノ木分岐から西丸手前のコルまでは背の高い笹薮の中の下降道で、 クマさんの生息域である。(過去2回痕跡と生を見た) 鈴だけでは不足(以前鈴をつけているにも関わらずクマ公は5mの至近距離まで 近づいて気づいてくれた。意外と音は鈍感かも。)で、笛などの音物、匂い物など 人間さんが通らせてもらいます〜と気づかせるよう努めたい。 西丸北東尾根も要読図だが、森林作業路もあり、それを使えば金山沢に出られる。 △論里茲使われた方法。しかし浅瀬から山百合橋方面の林道が数年前の大雨で 数カ所大崩壊しており、復旧見込みは未定らしい。 崩壊箇所は頑張れば通れるが時間もそれなりに架かるであろう。 また仮に水ノ木沢を完了しても下山で一番早いのが菰釣山南尾根を下って 織戸峠、椿丸と地図読みしながら尾根を浅瀬橋近くまで行くロングルート。 おまけに織戸峠周辺で大型クマ公が威嚇してきたという記録もある。 余程の健脚者で日ノ出から日没までかかると思う。 (途中ビバークなら問題ないが) も最近使われているが、水ノ木分岐から沖ビリ沢を下りてしばらくは急な下降 で沖ビリ本流にはナメでない滝もありやや悪い。慣れたパーティならよいが 時間も相応かかるであろう。水ノ木分岐から少し西丸側に下り支尾根を下った方が よいかも。沢2本の欲張り派向け。 い砲弔い道笋鰐てШ此イ郎2鷸箸辰討澆拭 そんなことで水ノ木沢自体は1級の沢だが、アプローチや下山を含んで 遡行グレードは1級上。 /絅量變啼蚕点から入渓(標高760m)。 平凡な渓相を進むと、右から水量比10:1で3段8m棚の支流が合わさり 左の本流は長さ20mナメ床と2条2m小滝がお出迎え。 標高820m辺りで現れる3m滝は手足ともツルツルなので右から巻く。 次の1.5m小滝も一緒に巻ける。 するとすぐに深めのトロが現れる。以前来たときは右壁の水線をへつったものだが 右から巻いた。 トロの上もナメ床と1.5×3m小滝で一緒に巻ける。 少しで標高820m二俣状。水量比は1:2でその境に赤色の鳥獣保護区看板あり。 もちろん本流は右。 3m小滝、長さ10mトイ状ナメ、同10m赤茶ナメを越えると標高870mで 右から水量比3:2の梅ノ木沢が合流する。 本流の左は赤茶ナメ床が展開し、1.5×3m小滝の奥にはこの沢の大滝とも言える 2段10m(8+2)滝が登場する。 遠目から見れば「登れるのかよ?」と思うが、近づくと右壁は立ってはいるが 階段状にホールドが続く。クライミンググレードは卦蕁歡度だ。 さらにその上もナメ床が続く。 I弦940m辺りで2番目の大き目の滝が現れる。 2条8×12mほどで、濡れればどこでも登れそう。今回は左隅を登った。 卦蕁檗 その上部も断続的に赤茶のナメが続く。この沢の見所だ。 ど弦965mは変形三俣状。左沢は染み出し程度、右沢は涸れ。中央を進む。 3段8m連瀑と2段3m小滝、ナメを過ぎると標高1040mは二俣状になっている。 ただ水流は3つ流れ込んでいる。水量比は1:1:1で、中央と右の流れは その上部1050mで更に二俣となっている。 右沢は北東方向で地形図から判断すると菰釣山から直接流れ込んでいるようだが すぐに水涸れているようだ。 ここは北向きの左沢へ入る。 すぐの1060mで再び二俣状。北へ向かう左沢に水は流れているが、右沢は涸れ。 詰めが急であろう左沢へは行かず、水涸れしている右沢へ進む。 一旦水は復流するがすぐに水涸れ。 時折現れる小さな二俣状は本流と思われる深い方へ進むと、4mの苔壁棚が 出てくる。 左隅はズルズルのザレだが何とか登った。(卦蕁鳳Δ了拌瑤らも巻ける。 1m、3mの苔棚が連続し、沢は少しだけ両側から笹が被ってはくるが 常に北東方向へ詰めると沢形も浅くなり、藪漕ぎというほどではないくらいで 東海自然歩道に飛び出し遡行終了。 右へ10分弱でベンチとソーラー盤のある菰釣山頂に戻った。 下山は往路を戻る。 ■丹沢の沢登り記録集 http://mt-farm.info/tanzawakiroku.html |
写真
撮影機器:
感想
たしか10年ぶりの水ノ木沢。
何故かこの沢の遡行図を過去取っていなかったのでリトレースしました。
アプローチはいろいろ考えたけれど道の駅どうしから西沢林道を使用。
どこまで車で入れるかわからなかったけれど
結構奥まで入れたので下山が楽でした。
山伏峠からだと下山のアップダウンが長くてねー。
菰釣避難小屋と山頂間の笹藪にクマ公と思しき大型獣が逃げるようにフジモク沢側に
下っていきました。シカとは明らかに違う影と足音。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2913人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する