木曽駒ケ岳周回(千丈敷→濃ヶ池→駒ケ岳→宝剣岳→極楽平→千丈敷)
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 614m
- 下り
- 615m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
写真
感想
【 コメント 】
・ 計画していた『上高地→西穂→ジャンダルム→奥穂高→槍ヶ岳→上高地』は、天候不良の影響で9月末にようやく登山出来ましたが、紅葉ベストシーズンを狙っていた千畳敷の撮影を兼ねた登山は順延、ようやく今回、『木曾駒ヶ岳→宝剣岳』山行ができました。
・ 例年より10日程、紅葉が進んでおり、本来ならば千畳敷辺りが今の時期が最適のはずでしたが、先週の台風の影響で、紅葉した葉がほとんど散ってしまい、標高の低い満濃池辺りから麓方面の紅葉がベストになっていました。
・ 今回も紅葉が綺麗な“濃ヶ池”コースを組入れました。
・ 駒ヶ根ICからから10分程でバスの発着所である菅ノ台の駐車場に到着。 まだかなり空いていました。
・ 駐車料金1回500円を払い、登山の支度をして、切符売り場でバスとロ−プ−ウェイの往復切符を買い求め(3,900円)、臨時バスが随時出ており待たずに乗車。
・ 約30分ちょっとで標高1661mしらび平駅に到着。 ロープウェイも増発しており待たずに乗車、8分で千畳敷に到着。
・ すぐにロープウエイに乗車。 週末は1時間以上の待ち時間だそうです。
・ さすが日本一の標高差のロープウエイ、しらび平方面を見下ろすと、下界の雲海のはるか遠くに南アルプス連山の頭部の展望が得られ、千畳敷カール一帯は、終わりかけた紅葉が見れました。
・ 登山届用紙に記入、提出後、すぐ横の信州駒ケ岳神社に安全登山を祈願し、駒飼ノ池へ向う。
・ 千畳敷駅からは、しばらくはゆるやかな道で、観光客で込み合うなかを千畳敷を一周する散策路を進み、八丁坂の分岐に到着。
・ 紅葉したナナカマドやダケカンバをバックに、宝剣岳と千畳敷カールを撮影。
・ 一旦乗越浄土迄、八丁坂を登り、“農ヶ池目指し、出発。
・ ここからは登山道となり、乗越浄土までは八丁坂の九十九折れ登りが続く。
・ 昨年は曇りがちで綺麗な紅葉写真が撮れませんでした。 今回はシーズン過ぎの状態になっていました。
・ 誰もいない静かな農ヶ池への分岐を右へ下る。 下界方面はまだ紅葉がシッカリ残っている状態でした。
・ 千畳敷や乗越浄土の混雑に比べ、こちらのルートは閑散としています。
・ かなり高度を下げていくと鮮やかな真っ赤に紅葉したナナカマドの群落があり、感激です。
・ 駒の池は、砂堆積で消失状態、鹿の食害の撮影用カメラもあり、環境の変化に留意、更なる対応が求められるようです。
・ 登山道を更に下って、ようやくやや大きめの農ヶ池に到着。
・ 馬ノ背方面の紅葉した山肌と山並を鏡のように湖面に写した風景写真を撮ろうとしましたが、風でさざ波状態の為、鏡のようには映りませんでした。
・ 濃ヶ池分岐点まで更に下って、馬ノ背→駒ケ岳へ向う。 ここは学校山岳遭難新田次郎さんの「聖職の碑」の舞台。
・ 「聖職の碑」 〜 大正 2年に中央アルプスの木曽駒ヶ岳へ修練登山に出かけた地元の中箕輪尋常小の生徒が遭難し、結果として 11名が亡くなるという事故。
・ 馬ノ背登山道からは、下界の農ヶ池や周辺のウラシマツツジの真っ赤に紅葉した風景を味わいながら、緩やかな歩き易い道を登る。
・ アップダウンを繰返し、最後のやや急登を進むと、広い山頂の木曾駒ヶ岳に到着。平日にもかかわらず大変賑わってました。
・ 快晴、360度のパノラマを満喫しながら、休憩。 意外と近くに見える御嶽山の噴煙に向って、噴火の犠牲者の冥福を祈る。
・ 休憩後、今回は中岳を経由しないで、岩山コースの巻き道で宝剣岳へ向けて出発。 巻き道は「危険」の標識、悪天候時や初心者は危険。(中岳直行コースは30分、巻き道は25分)
・ さほどの危険な個所はありませんでしたが、たいして時間の短縮にはならなかったようです。
・ 宝剣山荘でトイレに寄ってから、山荘前の宝剣岳への岩稜の急登を登る。
・ 若い人たちが面白がって大きな岩山をポーズを取りながら登って行きました。
・ 要所にはクサリがあり、最後は山頂直下を巻込むように回り込み、難なく頂上に到着。
・ 混雑している狭い山頂に到着。 宝剣岳の尖った先、ほんとうの山頂である垂直に近い大岩に登って、記念撮影を頼みました。
・ 甲斐駒ケ岳の頂上の大岩よりは簡単に登れ、トップはやや広い平面岩で安定性確保は容易でした。 下りる時、足の短い人はサポートが必要です。
・ ピークへは、2段目までは踏み場がありますが、最後は充分なホールドがないので、慎重に岩の突起部分を掴み、這い上がりました。強風時や雨天時は危険です。 降りる時も、しっかり岩を掴んで足が着くのを待ってから、ゆっくり手を離し、最後まで気合いを入れておきましょう。
・ 極楽浄土方面への下山ルートには、○と×の白ペンキマークが、充分すぎるほど多数あり、安心して下山できました。 一度見落しそうになりました。 ×マークへ降りれそうでしたが、戻りました。
・ 下山路もクサリ場がありましたが、特別危険な個所はありませんでした。
・ やがて極楽平に到着。 7〜8月にはお花畑になるようで、次回は花のシーズンに訪れたいです。
・ 千畳敷に近づくと、観光客が多数。 平日でやや早い時刻で、混雑緩和のため現在9分間隔の連続運行とのことで、待たずにロープウエイに乗れました。 週末の午後は大混雑するようです。
・ しらび平から菅ノ台への連絡バスもまったく待たずに発車、駐車場に到着。
・ 本来ならば今夕方は皆既月食が見れる予定でしたが、山梨県一帯は曇りで霧雨も降る生憎の天気になってしまい、朝霧高原での“パール富士&皆既月食”撮影はできませんでした。
・ 今回は紅葉が終わりかけでしたが、下山までは快晴の登山日和で、素晴らしい景色を堪能でき、大自然の高密度な純化されたエネルギーを充電でき、良き山旅となり感謝です。
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