笈ヶ岳

2023年04月23日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 20.7km
• 登り: 2,014m
• 下り: 2,026m

コースタイム

日帰り

• 山行: 13:30
• 休憩: 0:52
• 合計: 14:22

4:50 RCプラザ駐車場
5:20 5:20 導水管取り付き
5:30 5:32 貯水池
7:00 7:10 山毛欅尾山
8:00 8:00 1271ピーク
10:20 10:30 冬爪山
11:10 11:12 シリタカ山
12:32 13:00 笈ヶ岳
14:30 14:30 冬瓜平
16:59 16:59 山毛欅尾山
18:46 18:46 導水管取付き
18:54 18:54 砂防ダム下降点
19:12 RCプラザ駐車場

白山禅定道を歩きながら、いつも目に付き、気になっていた隣人・笈ヶ岳。
いつか登る日が来るだろうと思いつつ、時機を逃したままでいた。
今年こそは、と思い立てば雪解けが早く、既に逸してしまった感じもあったけど、
それでも行ける所まででいいから兎に角行こう、という気分で出発！

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

雪解けが速く今後も急速に進むことでしょう。
雪が途切れては藪漕ぎの繰り返しでとても難儀しました。
雪がない所では道を見失いがちだけど、ひたすら尾根筋に沿って行けば間違いないようでした。リボンもしっかりあったので安心して歩けました。
冬瓜山登攀で、ほぼ垂直の岩壁がちょっとだけあるけど巨岩や巨木が掴めるので登り易いけど、逆に雪がある時はどうやって登るんだろう？

その他周辺情報

瀬女の比�廚療鬚覇�浴（いつも静かなので気に入ってます）、
向かいの道の駅の山猫で蕎麦ソフト（いつも間に合わないけど）、
がマイルーチン

写真

5/5 9:53

白山加賀禅定道より望む笈ヶ岳。2017年5月。
かねてより、隣の気になるヤツだった。

4/23 4:54

4時から待機してたけど暗くて怖くて出発できない。
明るくなるのを待って5時Start

4/23 5:02

ほどなく尾添砂防ダム堰堤を渡渉

4/23 5:05

堰堤のまんなかで流木が守番

4/23 5:06

4/23 5:10

怒涛の階段駆け。
これはこの山の通過儀礼ですな。

4/23 5:15

導水管わきのカタクリ（まだ寝てる）。

4/23 5:16

同じ場所にスミレも。
一息つくたびに足元で咲いている

4/23 5:31

導水管終点の貯水池。
実質的な登山はここから始まる。

4/23 5:32

皆さんなぜか西を向いて朝日に背を向けてます。
もしかしたら昨日の西陽に向いたままなのでしょうか？

4/23 5:39

4/23 5:40

はるらんまんの森をかけあがる。

4/23 7:08

貯水池からひたすら登ること1.5hで山毛欅尾山。
（ちなみに、にわかには読めない漢字が多い山で、それがまたマニア心をくすぐるのかもしれない）

4/23 7:05

樹間に白山。
その名の通りブナの森が素晴らしい。

4/23 7:18

大笠山と笈ヶ岳。遠い。

4/23 8:04

1271のピークより。まだ遠い。
藪漕ぎの連続に手こずっていてけっこう凹んでる。

4/23 8:17

白山。中宮道の崩壊箇所が見える。
年々あちこちが傷み始めていてちょっと心配。

4/23 9:09

今日の相棒、モンベル・グラナイトパック30。
年々山が足遠くなるにつれザックが増えていく謎‥‥

4/23 10:23

ちょっとだけロッククライミングして冬瓜山登頂。

4/23 10:21

冬瓜山は岩石の山頭。

4/23 10:22

ここまで来れば笈を捉えたも同然！となる。
けど、本当は「捉えられた」のかもしれない。
すなわち、ここまで来たらもう後には引けないのでR。

4/23 11:12

シリタカ山より目前の笈ヶ岳

4/23 11:12

ふりむけば白山

4/23 11:53

小笈目前。
アドレナリン噴出中。

4/23 12:13

最後の登攀
まさにクライマックス！

4/23 12:54

笈ヶ岳Summit\( ˆoˆ )/
貯水池より7h。

4/23 12:54

西・小松方面

4/23 12:54

北・大笠山

4/23 12:54

東・北アルプスの山並み
薬師から穂高の辺り（だと思う）

4/23 12:47

南・白山

4/23 12:53

風はなく、陽射し柔らか、静かな山頂。

4/23 12:59

Just a perfect day.

4/23 13:23

帰路、白山の壮観と惜別

4/23 13:24

シリタカ山と右のえぐれてるのが冬瓜山。
来といて言うのもなんだけど、遠いなあ‥‥

4/23 13:56

帰りは冬瓜山のふもとをトラバース。
これで時間が大幅に稼げると見積もっていた。

4/23 15:53

けど、こんなに歩いたっけ？
と思うほど帰りの道程の長いこと。

4/23 15:39

落ち葉の絨毯の上に咲くイワウチワ。
藪漕ぎでは申し訳ない気持ちで彼らの上を跨いで行く。

4/23 17:56

17時にようやく山毛欅尾山。
まあ、ここまでは想定内だけど、ここで突然電池切れたみたいに足が動かなくなってしまう。

4/23 18:22

ほうほうのていで貯水池orz
けっきょく登りと同じ時間かかって下山（泣）
そして平らな道のありがたさよ！

4/23 18:28

最後の試練の階段下り。それこそ一段一段を耐えながら、それを数えながら‥‥
結果1000段ちょうどでした！（←これホント）煩悩払えたかも。

4/23 19:21

19時帰還。でも夜の一里野はまっくらで、何はともあれ自販機見つけてコーラで蘇生したのでした（了）

撮影機器：

GXR+A12 リコー

iPhone SE Apple

装備

個人装備

アイゼン ピッケル Tシャツ ロングTシャツ（アンダー） ズボン 靴下 グローブ ダウン ソフトシェル 雨具 ゲイター 靴 帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図 コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 スケッチブック ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ 三脚 iPhoneSE バッテリー 充電器

備考

iPhone、いいかげん古すぎてGPSが不安定。今回もログがちゃんと取れてませんでした。

感想

ooinuno

●徐々に大きくなっていく目標を終始見据えながら歩くのはちょっとした高揚感が沸いてくるみたいで、それが間違いなく歩みを推してくれる。
序盤から雪が途切れ、藪漕ぎを余儀なくされて、想像以上に遠い山を見て凹んでいたのに、いつの間にか大きくなっている山に「捉えられて」、気がつくと「前進あるのみモード」になっている自分がいたりした。

●見込みで往復12時間、それだってかなり覚悟がいるけど実際は14時間超。もっと長く歩いたこともあるけどそれはもう昔のこと。完全に電池が切れた感じで全く手足が動いてくれない。シャリバテとか膝の故障とかではないのに。まるで身体が「いい加減にしろ」と訴えて抵抗してるような感じ。深呼吸して鳥の声聴いて新緑の香りを嗅ぎ夕陽を眺め、そうやってなだめすかしながら「もうちょっとだからがんばって」とか言いながら歩いてた。
ここまでの消耗を経験すると心身がなんらか変性したのが感じられる。推奨はしないけど。