永田岳、宮之浦岳(白谷雲水峡)

2023年05月01日(月) ~ 2023年05月03日(水)

• GPS: 21:48
• 距離: 33.7km
• 登り: 2,763m
• 下り: 2,776m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:54
• 休憩: 1:28
• 合計: 7:22

6:15 白谷広場
6:23 6:23 飛龍おとし
6:40 6:44 さつき吊り橋
7:20 7:26 白谷山荘
7:40 7:40 苔むす森
7:57 8:04 辻峠
8:18 8:21 太鼓岩
8:35 8:41 辻峠
9:23 9:24 楠川分れ
10:45 11:10 大株歩道入口
11:28 11:43 ウィルソン株
13:10 13:31 縄文杉
13:37 高塚小屋

2日目

• 山行: 6:57
• 休憩: 1:18
• 合計: 8:15

6:14 高塚小屋
7:14 7:14 新高塚小屋
8:07 8:08 坊主岩
8:33 8:34 平石
9:07 9:07 焼野三叉路
9:53 10:21 永田岳
11:01 11:01 焼野三叉路
11:16 12:00 宮之浦岳
12:12 12:12 焼野三叉路
12:39 12:39 平石
13:02 13:02 坊主岩
13:42 13:46 新高塚小屋
14:29 高塚小屋

3日目

• 山行: 5:12
• 休憩: 0:27
• 合計: 5:39

7:06 高塚小屋
7:14 7:15 縄文杉
8:36 8:36 ウィルソン株
9:11 9:14 大株歩道入口
10:18 10:20 楠川分れ
11:10 11:21 辻峠
11:37 11:38 苔むす森
11:50 11:51 白谷山荘
12:16 12:19 さつき吊り橋
12:29 12:29 飛龍おとし
12:35 12:40 白谷広場
12:45 ゴール地点

天候

三日間とも青空広がる快晴( ^ω^ )
山頂域で吹く風も涼しく歩き易かった。
高塚小屋でのテン泊となれば、5月といえども標高1300M超えなので、夜は結構冷え込みます。

アクセス

利用交通機関：

自家用車 船

★行き
マイカーにて福岡の住居から鹿児島港へ(道中で車中泊)
4/30折田汽船のフェリー屋久島2にて鹿児島港から宮之浦港へ(8:30出港→12:30着港)
マイカーにて宮之浦港から白谷雲水峡へ(車中泊)

★帰り
マイカーにて宮之浦港へ
5/5折田汽船のフェリー屋久島2にて宮之浦港から鹿児島港へ(13:30出港→17:30着港)
マイカーにて鹿児島港から福岡の住居へ(帰路の途中で車中泊)

コース状況／危険箇所等

概ね危険な箇所はないルートです。
ただし、大株歩道と永田岳直下は急登気味で一気に標高を上げるので、体力を要します。
特に、縄文杉を日帰りで初めてアタックする方は、念頭に置いた方が良いかと思います。
そのほか永田岳山頂直下は大岩をロープを使い登り下りします。

★駐車場
白谷雲水峡の駐車場は、GW後半初日のせいか、下山時には相当な数の路駐が発生するほど混み合ってました。
逆に、GW中でも平日なら駐車場はがら空きかもです。懸念して出発前日の4/30夕方に入りましが、結果、数える程度の車しかなく、その後日帰り組が下山し、車中泊組を入れて3台しか残りませんでした。ただ、日の出前には半分くらい埋まってました。

その他周辺情報

下山後の温泉は、大浦の湯に入りました。300円也。
実は温泉ではなく地下水を沸かした湯。でも、縦走の汗を流すのには十分です。

5/4に屋久どんにて、飛び魚の唐揚げとうどんを食しました。7年振りですが、相変わらずの美味さで、飛び魚は全て食べました。

★山岳部環境保全協力金
日帰り入山の場合は1000円、山中宿泊での入山の場合は2000円とのこと。
納入方法は以下のリンク先をご覧ください。
今回は後で知り、観光協会案内所に現金を持参しました。記念日を貰えました。
http://yakushima-tozan.com

写真

5/1 6:13

白谷雲水峡から出発。
1日目のスタート。

5/1 6:38

吊橋

5/1 7:16

くぐり杉

5/1 7:23

白谷山荘。手前は荷物置き場かな。

5/1 7:23

寝床。相変わらず内部は暗い。フラッシュたいてこの明るさ。

5/1 7:27

七本杉

5/1 7:46

武家杉と公家杉

5/1 7:58

辻峠。ここで一休み。

5/1 8:05

荷物をデポって、太鼓岩へ。

5/1 8:17

前回は太鼓岩の景色はイマイチだったが、今回は晴れて最高も景色。

5/1 8:17

奥に見えるは九州最高峰の宮之浦岳かな。

5/1 8:32

女神杉

5/1 8:38

辻峠に戻ってきた。

5/1 8:44

辻の岩屋

5/1 9:23

トロッコ道へ合流

5/1 9:24

楽しいトロッコ道だが、荷物が重い(^_^;)

5/1 9:43

三代杉

5/1 9:52

トロッコ陸橋

5/1 10:30

仁王杉

5/1 10:47

大株歩道の入口。ここから急登が始まります。1日目の核心部分。

5/1 10:53

その前に昼食用のパンを食しながら大休憩。

5/1 11:26

翁杉。枯れてます。

5/1 11:32

ウィルソン株

5/1 11:33

今回は下調べしたので、しっかりハート♥️をゲット❗️

5/1 11:34

祠でもあるようで…

5/1 12:11

宮之浦岳がチラッとお目見え。

5/1 12:30

新しく出来たこの木道は少し怖い。

5/1 12:30

手すりがなく天空の階段のようでバランス崩すと落下。

5/1 12:31

その先にあるのは、大王杉のようだ。まずは下部分。

5/1 12:31

大王杉。上部分。

5/1 12:36

夫婦杉。女王杉は見逃した？

5/1 13:13

そして、縄文杉。

5/1 13:15

南側から。

5/1 13:23

北側から。

5/1 15:50

テント設営が完了し、コーヒーとデザートタイム。

5/1 15:50

我が家のテント。

5/1 17:07

肌寒く食前のお汁粉タイム。

5/1 17:20

夕食は、赤飯とミニラーメン。

5/1 17:48

いい場所が確保できず、少し寂しい場所に。
雨が降ると水たまりになりそうだが、下が平で整地してるかのようで、ここにした。

5/1 18:55

日没。1日目終了。

5/2 5:35

朝食

5/2 6:15

二日目出発。
今日も晴れそう。

5/2 7:13

新高塚小屋に到着。

5/2 7:14

誰もいない。広くて窓も多いので屋久島では比較的明るい小屋かも。なお、フラッシュたいてこの明るさなので、日中でも薄暗い。

5/2 7:15

テン場。一張りもない。ここをキャンプ地としていたら目立ち過ぎたかも。高塚小屋でテントで正解かな。

5/2 7:35

展望ポイント

5/2 7:42

分かりにくいけど屋久猿が出てきた。この後、登山道で毛繕い始めたので、近づけば逃げると思いきや、威嚇されました��(゜Д゜)
熊じゃないけど目を合わせながら後ろ下がりし、10分程度交渉しながら待つも立ち去る様子もなく戸惑う。

5/2 7:49

そんな折に、それを見学しにきた鹿が現れた。
結局、対面から登山者が来て、林を巻いたら猿は威嚇しなかったので、真似て巻き無事通過(^◇^;)
ふぅー危うく、ここで詰むのかと思った。

5/2 8:05

展望ポイント

5/2 8:10

本日お目当ての永田岳登場。

5/2 8:10

坊主岩

5/2 8:27

いよいよ屋久島山頂域らしく、大岩が目立つように。

5/2 8:35

平石岩屋

5/2 8:36

宮之浦岳

5/2 8:36

永田岳

5/2 8:38

でっかい岩がゴロゴロあるよ。

5/2 8:49

平石

5/2 9:03

三叉路の分岐。まずは永田岳に向かいます。

5/2 9:10

永田岳へと続くロード。

5/2 9:27

永田岳山頂への最後の登り。ここが踏ん張りどころ。

5/2 9:57

永田岳山頂。永田の海がアクアブルーのようで綺麗(*^ω^*)

5/2 9:59

永田岳登頂。1座目。

5/2 10:03

二日目はアタック装備なので行動食で食いつなぐ。

5/2 10:03

屋久島中心部を見れば宮之浦岳。九州最高峰。九州人でありながら、九州最高峰にはそう何度も来れないという事実。

5/2 11:02

三叉路の分岐まで戻ってきた。

5/2 11:25

宮之浦岳登頂。2座目。

5/2 11:30

さっきいた永田岳。

5/2 11:36

高塚小屋へと戻る素晴らしき山容。

5/2 11:54

屋久島最中心部の黒味岳や安房岳、栗生岳などの山頂群。

5/2 11:59

青空の下、宮之浦岳山頂の景観を惜しみながらも下山開始。

5/2 12:17

平石岩屋へと続く素晴らしい景色。

5/2 12:29

登り返すのも苦では無い登山道。

5/2 12:29

さらば永田岳。

5/2 12:36

そして宮之浦岳。また会う日まで。

5/2 13:49

新高塚小屋

5/2 14:35

高塚小屋のテントに戻ってきた。小動物による影響もなくテントは無事であった。

5/2 15:06

行動食ではお腹が空いたので、夕食前にラーメン(ミニラーメン×2袋)で落ち着かせる。

5/2 16:57

夕食前に肌寒くなったので、前日に続き食前のお汁粉タイム。

5/2 17:12

夕食のカレー。

5/2 17:33

水汲みに行こうとしたら、テン場に鹿が❗️
そういえば昨日もテント周りを歩く足音がしたが、この鹿かも。
人が落とした食べ物を狙っているのかなー

5/2 17:43

夕暮れ時の縄文杉。水場はこの直ぐそばにある。

5/2 18:44

日没。

5/2 18:45

テン場の様子。うちのテントは左水色テントの奥の下の方に位置している。
二日目終了。

5/3 6:07

朝食＆昼食。
朝は半分食べて昼に残りを食す。量が多いので手前を調理時間の節約と体力を要する行程に有効(と考えている。

5/3 7:05

テント撤収。少しへんぴだが、整地でまずまず良い場所であった。

5/3 7:06

荷物。行きより1キロは軽くなったかな？

5/3 7:08

さらば高塚小屋

5/3 7:17

早朝の縄文杉

5/3 7:47

夫婦杉

5/3 7:49

女王杉

5/3 7:51

大王杉。何となく大王イカと語呂が似るなぁ。

5/3 7:55

以前は通れた大王イカ(もとい大王杉)を下から見るルート。杉が崩壊しそうなのか今では通行禁止です。

5/3 8:35

ウィルソン株を通過し、

5/3 9:03

大株歩道の入口に到着。三日目の核心部分は終了も、まだ安心は出来ない。

5/3 9:18

そして、トロッコ道へ。

5/3 9:38

気持ち良い散策だなと歩いていると、目の前に屋久猿が❗️

5/3 9:38

この猿は避けてくれた。猿アップ。

5/3 9:52

トロッコ道を外れ、ショートカットの入口へ。

5/3 9:55

ショートカットの出口。

5/3 10:21

ここでトロッコ道とはお別れし、辻峠へと登り返す。

5/3 10:21

辻峠を越え白谷雲水峡へと戻る分岐。

5/3 11:00

苔むした山肌

5/3 11:07

辻の岩屋を通過

5/3 11:20

辻峠で一休み

5/3 11:47

苔むす森

5/3 11:47

天気が良すぎるのか苔むした素晴らしさが半減？

5/3 12:28

飛流落としの滝

5/3 12:40

白谷雲水峡に到着。
バス停に人が並び過ぎて写真が上手く撮れなかった。

5/3 12:43

という訳で駐車場に向かう橋にて無事下山。
三日間の行動終了。

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 サンダル ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ 食器 ライター ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ 三脚 ポール テント テントマット シェラフ シュラフカバー ヘルメット 折り畳み傘 充電器

感想

torauma

GWは屋久島遠征。
三岳のうち取りこぼしていた永田岳登頂を最大の目的とし、テン泊遠征の経験を兼ね白谷雲水峡から永田岳、宮之浦岳へのピストンだ。
なお、屋久島上陸は2016年以来となる。

前回に引き続き、今回も山行中は雨降らず天気の神様に恵まれていたようだ。しかも今回は継続的に青空の晴天( ^ω^ )
おかげで、永田岳山頂から海と山のコラボによる絶景と、宮之浦岳山頂からの屋久島大展望を堪能出来た( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
個人的には、縄文杉よりも山頂域の景色が好きで、屋久島の素晴らしさは三岳を含む山頂域にあるのではと感じるほど。もちろん、縄文杉も歴史を感じる素晴らしさではあるが。

二日目に威嚇された屋久猿には驚き、冷静な判断が出来ていなかったかもしれないが、今回自前のテントで山行遠征を成し遂げたし、幌尻岳を想定した荷造りと食料シュミが出来たことが良かった。
次回、屋久島に訪れることがあれば、どこを登ろうか。

ちなみに、2016年の山行記録。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2272616.html