鈴鹿50名山 ラストmilestone綿向山 (水無山から雨乞岳縦走)
- GPS
- 12:23
- 距離
- 14.6km
- 登り
- 1,474m
- 下り
- 1,482m
コースタイム
- 山行
- 10:56
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 12:19
天候 | 曇のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
※深山橋にチャリをデポして平子川砂防堰堤の路肩に自己責任で駐車して15分程度熊野神社まで舗装路を歩く。チャリの登りはかもしか荘付近から平子峠までの区間にしたいのが理由。記録は熊野神社からスタートとしている。 (熊野神社から水無山) バリエーションルートなので登山口はない。熊野神社から林道を歩いてすぐに尾根取付に最初のピンテがあるが少し先にも登れるところはあるので慌てて登ることはない。尾根に乗ってからはわずかに歩きやすいところもあるが等高線の通りの急登がほとんどだ。ピンテは少ないがGPSがあれば道迷いのリスクは少ないと感じたが山頂までは展望のない修行道だ。 (水無山から綿向山) お助けロープがあったり案内看板があったり特に凄く危険な箇所はないと感じた。ただし南峰から北峰までの狭い登山道や岩場の下りは濡れていたので慎重に歩いた。文三ハゲあたりからガスも少し晴れて来たので通過してきた水無山や奥草山、政子が見える。水無山から綿向山まではヒミズ谷出合小屋からのルートの方が面白そうな気がするのでチャレンジしてみたい。 (綿向山から雨乞岳) 北尾根分岐点、イハイガ岳、大峠、清水頭、南雨乞岳、そして雨乞岳である。北尾根縦走路は気持ちの良い尾根歩きでイハイガ岳までなだらかに下り登り返す。イハイガ岳は切れ落ちた岩場の山とは全くの誤解で樹林帯の小ピークだった。ここからの下りが核心部だ。岩場の巻き道があるが、ピンテに誘発されてドンドン下る道があるがあれは何だろうか?危なく道間違いをするところだった。普通に巻いて尾根に戻る道が正解である。 ここ以外は大峠までそんなに問題はなかったかはずだ。大峠から清水頭までは樹林帯の登り返しでハードに感じた。清水頭は絶景で比較的なだらかで風景を楽しめる。南雨乞岳に近づくと低い笹の登山道からだんだんと笹が高くなるが薮漕ぎと言う感じではなかった。南雨乞岳で絶景を楽しんだあとに雨乞岳への笹道である。どこで間違ったのか笹のカオス状態で酷い薮漕ぎになってしまった。雨乞岳の帰りは大峠行きと看板があるのでそれに従うと笹の背は高いが手で軽く払い除ける程度で歩くことが出来た。 (雨乞岳から南雨乞岳登山口) このコースはバリエーションルートで今日のコースで一番歩きにくいと感じだ。特に前日に雨が降ったのかぬかるみもあり下山までに派手に2回ズッコケた。ショートスリップは何度も…南雨乞岳から最初は絶景を楽しんで踏み跡も明瞭だが、樹林帯に入るとあまりピンテはない。延々と不明瞭な樹林帯ルートを模索してようやく登山口に近づいて477号線が見えて車の音がするがそこからが鬼の激下りだった。最後に岩場が登場してそれを巻いて降りるにも道がない。最後は勢いついて477号線にダイブしそうな勢いでゴールした。 |
写真
感想
ついにこの日が来た。何年も憧れて目標にしてきた綿向山から雨乞岳への縦走。自分には無理と思いつつ諦めきれない何かがあった。綿向山に登るときは雨乞岳への縦走とセットで登ることに決めていたのでなかなか登る機会がなかった。綿向山〜雨乞岳縦走を夢見て厳しいコースを歩いて来たとも言える。初めての綿向山で熊野神社から水無山経由で登ってバリルートの南雨乞岳登山口へ下山と言うオマケつきで時間はかかったが充実した、50名山の最後にふさわしい山行となった。
いろいろなセンチメンタルな思いを吹き飛ばす厳しいコースに加えて難敵は高い気温と湿度。このコースは眺めの良い稜線のイメージだが、実際は小刻みなアップダウンの多い樹林帯もかなりある。
今回は下山コースの選択に問題があり余分な時間がかかりすぎた。雨乞岳から武平トンネル西に下山したら16時台に下山出来たはずだが、さすがに武平トンネルから熊野神社まではチャリでは遠すぎる。チャリが故障や盗難のリスクも考慮に入れてバリルートの下山ルートを選択してしまったが、この南雨乞岳直通ルートは登りで使うべきだった。わかっているけど清水頭からの下山ルートも安全とは限らないし長時間の舗装路歩きは避けたいところだ。
50名山で特に印象深い山、稜線は最近登った奥草山から綿向山の南尾根、カクレグラからタイジョウへの尾根、そして今日歩いた水無山から雨乞岳への縦走路である。これらは県境稜線に負けない、いやそれ以上の規模、迫力、難易度だと思った。今日歩いたコースは下山後の脚のダメージがすべてを物語っている…
登山計画の距離や累積標高では難易度が判別出来ないコースと言える。
コメント
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そして、鈴鹿50達成 おめでとうございます!!
オイラもちょっと意識しだして分かるんですが、鈴鹿50って目指さないと達成できんのですよね、
あとはどう登るかですが、登山者はこだわるんですよね〜 それがまた楽しい(見てる第三者も)♪
今回の綿向山も気の抜けないコースですね〜 オイラも熊野神社を起点にするルートをギリギリまで考えてたのですが・・・ 次回の参考にさせてもらいます。
確かにピークハントだけして達成したと言っている人もいます。
しかし50名山をどう登るか、価値観や考え方などがわかるので他人事ながら観察していたら面白いです。
熊野神社からの綿向山はみんなの軌跡で簡単に登れると思います。
またどこかでお会いできそうな気がします。
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