越後駒ヶ岳〜中ノ岳

2023年05月10日(水) ~ 2023年05月12日(金)

• GPS: 27:24
• 距離: 29.1km
• 登り: 2,596m
• 下り: 2,586m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:28
• 休憩: 1:01
• 合計: 9:29

距離 10.0km 登り 1,318m 下り 222m

6:43 銀山平森林公園北駐車場
6:44 民宿樹湖里
10:02 道行山
11:06 11:31 小倉山
12:34 12:44 百草の池
13:29 前駒
14:06 14:32 駒の小屋
15:31 越後駒ヶ岳
16:12 駒の小屋

2日目

• 山行: 9:32
• 休憩: 0:24
• 合計: 9:56

距離 9.8km 登り 1,063m 下り 1,065m

4:28 駒の小屋
5:02 5:03 中ノ岳、グシガハナ分岐
5:51 天狗平
7:15 檜廊下
8:15 8:16 四合目
9:02 中ノ岳避難小屋
9:10 9:25 中ノ岳
9:48 中ノ岳避難小屋
10:11 四合目
11:07 11:14 檜廊下
12:20 天狗平
13:35 中ノ岳、グシガハナ分岐
14:12 越後駒ヶ岳
14:24 駒の小屋

3日目

• 山行: 5:47
• 休憩: 2:11
• 合計: 7:58

距離 9.4km 登り 222m 下り 1,322m

4:22 駒の小屋
4:56 5:40 越後駒ヶ岳
6:14 7:24 駒の小屋
7:39 7:40 前駒
7:54 百草の池
8:42 8:57 小倉山
9:52 9:53 道行山
12:19 民宿樹湖里
12:20 銀山平森林公園北駐車場

天候

連日快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

奥只見シルバーラインの長いトンネルを途中で出て、銀山平へ。銀山平森林公園の北駐車場を利用しました。

その他周辺情報

・駒の小屋はすぐそばに水場があり、素泊まり￥2000。マットや毛布を貸してくれます。管理人さんがいれば、ビール￥500で購入できます（空き缶は各自でお持ち帰り）。
・銀山平森林公園北駐車場のすぐ隣に銀山平温泉「白銀の湯」があります（入浴￥650）。

写真

5/10 5:26

【プロローグ】奥只見シルバーラインで銀山平へアプローチ途上から望む越後駒ヶ岳。

5/10 6:43

銀山平森林公園北駐車場に到着。奥に、中ノ岳〜越後駒ヶ岳が見えています。

5/10 6:43

銀山平森林公園の周辺案内図。

5/10 6:51

石抱橋ではなく、少し上流で駐車場から近い蛇子沢（じゃござわ）橋で、北ノ又川を右岸から左岸に渡ります。

5/10 7:03

川向うには荒沢岳。

5/10 7:26

骨投（こつなぎ）沢をコンクリート橋で渡ります。

5/10 8:13

鼻歌まじりで林道を進んでいたら、うっかりして取付き点を過ぎてしまい、引き返して再スタート。

5/10 8:28

雪が消えた登山道脇には、お花たち。ショウジョウバカマですかね。

5/10 8:48

タムシバ。

5/10 8:51

シャクナゲ。

5/10 8:53

蝶も。

5/10 8:59

支尾根に乗ると、越後駒ヶ岳が見えるようになってきました。

5/10 9:01

シャクナゲがいっぱい。

5/10 9:16

イワウチワもいっぱい。

5/10 9:34

道行山の手前から、雪がたっぷりに。

5/10 9:56

出発点の銀山平森林公園のコテージ群を振り返る。

5/10 10:03

道行山から越後駒ヶ岳。近くのようにみえますが…

5/10 10:56

カタクリ。

5/10 11:09

中央に毛猛山、その左奥は守門岳。

5/10 11:13

小倉山まで来ました。快適な残雪ハイキングコース。

5/10 11:17

左寄りに荒沢岳。その右手には、灰吹山〜灰ノ又山〜兎岳へと続く稜線。かれこれ43年前（1980年7月）に歩いていますね。

5/10 12:29

百草ノ池は、かろうじて道標まで。

5/10 13:29

最後の登りが目前になってきました。駒の小屋は陰ですがアンテナは見えています。

5/10 14:26

駒の小屋に到着です。

5/10 14:41

宿泊のチェックインを済ませてから、サブザックで山頂へ。3月末に目指したときは、銀山平へトンネルから出ることができずに諦めたので、この斜面でスキー滑降する機会を逸してしまいました。

5/10 14:54

山頂に到着です。

5/10 14:57

ご本尊様(?)とツーショット（笑）　この時は、ご本尊様は手ぶらでした。（翌日は剣を手にしていました）

5/10 14:58

山頂は雪が消えていて、ベンチに座ってのんびり。

5/10 15:07

ちょっぴり中ノ岳側に移動してみます。

5/10 15:11

奥に燧ヶ岳。

5/10 15:15

左奥に守門岳、右よりは、手前の毛猛山と奥の浅草岳が重なっています。

5/10 15:15

守門岳をズームアップ。

5/10 15:16

浅草岳をズームアップ。手前右寄りの毛猛山から左に続く稜線上には、中岳、百字ヶ岳、太郎助山、桧岳のピークが確認できます。

5/10 15:11

奥只見湖方面。

5/10 15:38

左に荒沢岳、右奥には燧ヶ岳、平ヶ岳など。

5/10 15:11

荒沢岳。

5/10 15:18

燧ヶ岳をズームアップ。左に俎�堯�右に柴安�堯�

5/10 15:12

中央やや右寄りに平ヶ岳。その左奥のコブは日光白根山ですね。

5/10 15:19

平ヶ岳をズームアップ。

5/10 15:24

右に中ノ岳。その左奥には上州武尊山、左端には笠ヶ岳。

5/10 15:19

中ノ岳をズームアップ。左奥が本峰。右手前の北峰の避難小屋の屋根が見えています。

5/10 15:38

中ノ岳の右手には、朝日岳、谷川岳、巻機山など、中央分水嶺の山並み。

5/10 15:21

八海山。

5/10 15:41

セルフタイマーで記念撮影。

5/10 15:50

小屋に戻ろうと斜面を下って行くと、管理人さんが昇ってくるのが見えました。（どうやらこの時にご本尊様の剣を山頂に運んでいたようですね。）

5/10 16:48

小屋に戻って、晩酌しながら夕食の準備開始。管理人さんがいるので、ビールを購入しました。

5/10 18:26

今夜は管理人さんと私の二人で貸切り。ちなみに冬の出入り口は2階ですね。

5/11 4:28

【ここから二日目】夜明け前。

5/11 4:28

左寄りに荒沢岳。

5/11 4:42

日の出です。小屋が見えます。

5/11 4:54

モルゲンロート。右にこれから向かう中ノ岳。左奥には、燧ヶ岳、平ヶ岳、至仏山、笠ヶ岳、上州武尊山などが見えています。

5/11 4:55

左に中ノ岳。右奥には、下津川山、朝日岳、谷川岳、巻機山、苗場山などが見えています。

5/11 5:14

巻機山に朝日が当たりだしました。

5/11 5:14

八海山にも。

5/11 5:36

中ノ岳が近づいてきました。出ていた夏道通りにほぼ進みました。

5/11 8:15

この辺りからは雪堤上を歩きます。

5/11 8:54

中ノ岳北峰頂上直下の雪田からバックに越後駒ヶ岳。

5/11 9:02

北峰の中ノ岳避難小屋は半分近く雪に埋まっていました。

5/11 9:09

中ノ岳本峰（南峰）に到着です。

5/11 9:14

セルフタイマーで記念撮影。

5/11 9:16

上越国境の山並み。中央分水嶺でもあり、私の足跡も残っている？はず。

5/11 9:17

荒沢岳。

5/11 9:18

右寄りに平ヶ岳、左奥に燧ヶ岳、右奥に日光白根山。

5/11 9:18

（承前）平ヶ岳から中央分水嶺は右奥の至仏山へ。

5/11 9:18

（承前）左に至仏山、そこから右へ笠ヶ岳。右奥は上州武尊山。

5/11 9:18

（承前）左奥に上州武尊山。手前の稜線は、中央分水嶺で越後沢山〜本谷山。

5/11 9:18

（承前）左端に下津川山。右奥、少し雲がかかっていますが、朝日岳、谷川連峰。ずーっと中央分水嶺ですね。

5/11 9:18

（承前）巻機山も中央分水嶺。平ヶ岳から巻機山まで中央分水嶺を縦走したのは、1981年7月1〜5日のこと。

5/11 9:19

バックカントリーで登ったことのある阿寺山。左奥に坂戸山。

5/11 9:34

銀山平が見えています。

5/11 10:05

のんびりした中ノ岳山頂を後にして、越後駒ヶ岳へ戻ります。

5/11 11:06

縦走路上にも綺麗なお花たちがたくさん。

5/11 11:07

なんちゃらリンドウ？

5/11 11:11

カタクリ。

5/11 14:05

越後駒ヶ岳に戻ってみると、あれれ？？　ご本尊様が剣を持っているじゃあありませんか？

5/11 13:58

山頂に先着していた八王子市在住の単独男性にシャッターを押して頂きました。この晩は、この男性と二人で駒の小屋に宿泊しました。（管理人さんは本日下山済み）

5/12 4:28

【ここから三日目】日の出間近。中央中景に未丈ヶ岳、その奥には吾妻連峰（その右端のトンガリは磐梯山）。その右には会津朝日岳〜丸山岳（右端）。

5/12 4:34

日の出です。左に博士山。

5/12 4:39

中央に荒沢岳。右より奥の双耳峰は燧ヶ岳。右上には月。

5/12 4:40

この日は、二十一夜。

5/12 4:45

モルゲンロートに燃える越後駒ヶ岳山頂直下の雪斜面。左上に月。

5/12 4:52

奥は左から、燧ヶ岳、平ヶ岳、至仏山。右に中ノ岳。

5/12 4:53

中央やや左寄りに中ノ岳。右奥に下津川山、朝日岳、谷川連峰、巻機山などの中央分水嶺。中ノ岳の上に月。

5/12 4:55

左奥に巻機山、右に八海山。実は奥の方にうっすらと北アルプスが見えています（後述）。

5/12 4:55

日本海方面。左奥に米山。佐渡島が見えるような見えないような…

5/12 4:55

（承前）中央奥に角田山、右奥には守門岳。

5/12 4:57

朝日を浴びるご本尊様。右奥は八海山。

5/12 5:07

守門岳をズームアップ。右奥に粟ヶ岳が顔を出しています。

5/12 5:07

右寄りに浅草岳、その手前は毛猛山。左奥には二王子岳、右奥は飯豊連峰。

5/12 5:12

右中景は荒沢岳。奥に会津駒ヶ岳。

5/12 5:13

左寄り奥に女峰山、その右に、小真名子山、太郎山。

5/12 5:14

燧ヶ岳。

5/12 5:15

日光白根山。

5/12 5:16

至仏山。

5/12 5:17

中ノ岳の右奥には、上越国境の山並み（中央分水嶺）。

5/12 5:29

左端に下津川山、右奥には、朝日岳、谷川連峰など。

5/12 5:18

（承前）左に朝日岳、中央奥に谷川岳〜一ノ倉岳、右端に巻機山の一部。

5/12 5:28

巻機山。

5/12 5:28

中央奥に佐武流山、右奥に苗場山。

5/12 5:21

苗場山をズームアップしてみると、奥に岩菅山が頭を出しています。

5/12 5:27

朝日を浴びる八海山。

5/12 5:28

八海山の奥にうっすらと見えているのは、白馬岳、妙高山、火打山のようです。

5/12 6:06

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その1）：左端に鳥甲山。奥には、穂高岳〜大キレット〜南岳〜中岳〜大喰岳〜槍ヶ岳。

5/12 6:06

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その2）：中央中景に台倉山。奥は、左端に北鎌尾根、そこから右へ燕岳〜餓鬼岳〜鷲羽岳（右端）。

5/12 6:06

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その3）：左から、鷲羽岳〜野口五郎岳〜水晶岳〜三ツ岳〜赤牛岳。

5/12 6:04

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その4）：左から、赤牛岳〜蓮華岳〜針ノ木岳〜スバリ岳〜爺ヶ岳（右端）

5/12 6:04

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その5）：左から、スバリ岳〜爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳。

5/12 6:01

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その6）：左に鹿島槍ヶ岳、右に五竜岳。それらの間から、顔を出しているのは立山の真砂岳〜別山。

5/12 6:02

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その7）：左に五竜岳、右に唐松岳。それらの間から、顔を出しているのは剱岳。

5/12 6:02

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その8）：左端に八ツ峰キレット。その右には高妻山〜乙妻山が手前に見えていて、右より奥に白馬三山（白馬鑓ヶ岳〜杓子岳〜白馬岳）。

5/12 6:03

望遠で撮影した北アルプスの写真を加工（その9）：中央に白馬岳。左には白馬鑓ヶ岳〜杓子岳、右には大日岳〜鉢ヶ岳。

5/12 6:02

左に妙高山、右に火打山。火打山の右奥から焼山が顔を出しています。

5/12 7:23

駒の小屋に戻って、朝食をのんびりとってから、出発します。水場の一部が凍っていました。

5/12 9:35

道行山付近から、名残惜しい越後駒ヶ岳を振り返る。

5/12 9:53

道行山から支尾根を銀山平に向かって下ります。

5/12 10:38

ピンク色が濃いイワウチワ。

5/12 10:40

シャクナゲ。左奥に越後駒ヶ岳。

5/12 10:42

タムシバ。

5/12 11:04

群生しているイワウチワ。

5/12 11:34

北ノ又川も雪解け水で増水してますね。

5/12 11:35

枝沢からも雪解け水が滴り落ちて苔が嬉しそう。

5/12 12:21

駐車場に戻りました。バックには、中ノ岳〜越後駒ヶ岳。

5/12 12:21

ワイパーにピン札が！　昨晩ご一緒した八王子在住の男性が宿泊費が足りないと困っていたので、お貸ししたものを返却して下さっていたのでした。

5/12 17:00

【エピローグ】下山後に魚沼「芝桜まつり」に立ち寄りました。バックは、越後三山（左から越後駒ヶ岳〜中ノ岳〜八海山）。

撮影機器：

DC-TZ95 Panasonic

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

iPhone 14 Pro Apple

感想

nomoshin

越後駒ヶ岳は、45年半年ぶり2回目。もともとは3月末日に日帰りでバックカントリーで登るつもりだったのですが奥只見シルバーラインのトンネルの途中から銀山平への出口が通行止めが解除されておらず、泣く泣く断念していました。前回（1977年11月）に登ったときも駒の小屋に泊まり、翌日中ノ岳に縦走して十字峡に下山していました。今回は駒の小屋に2連泊して、中日に中ノ岳をピストンするゆったり日程のプランで入山しました。

とにかくお天気に恵まれ、3日間ともピーカンでした。春（初夏？）で少し霞みがちのときもありましたが、基本的には360°のパノラマ展望を楽しむことができ、特に至仏山〜平ヶ岳〜大水上山〜巻機山〜朝日岳〜谷川連峰と続く中央分水嶺はすべて踏査済みなので、懐かしく思い出しながら眺めていました。

駒の小屋は1泊目は管理人さんと二人きり、2泊目は八王子在住の単独男性と同じく二人きりで、ほぼ貸切り状態。いろいろと情報交換もできて、退屈もせず、理想的な混雑度合い（？）でした。小屋は前回利用させたときからもちろん建て替えられていて、バイオトイレ完備の非常に綺麗な小屋でこれまた言う事なしでした。

例年よりも3〜4週間ほど雪解けが早かったようで、管理人さんもこの時期で小屋の前の広場（屋外食堂、ヘリポートにもなる）の雪かきがまったく不要だったのは初めてだとおっしゃっていました。ちなみにこの管理人さんはちょうど70歳だそうです。6人の管理人さんで、基本的には日曜日〜月曜日に交代で駐在するそうです。私が入山した前日に今シーズン初のヘリ荷揚げをしたそうで、私が中ノ岳に行っている間に下山されました。

中ノ岳への縦走路も7割くらいは夏道が出ていました。中ノ岳には踏み跡がありましたが、十字峡側からの日帰りのように思われました。荒沢岳は前岳付近に鎖場がありますが、鎖をつけっぱなしだと冬の氷雪で根元から壊れてしまうそうで、2023年は6月3日午後に取り付ける予定とのことです。銀山平をベースにして、荒沢岳〜中ノ岳〜越後駒ヶ岳と周回するのは途中2ヶ所に避難小屋があって、楽しく周回できそうですね。（私が荒沢岳に登ったのは1980年7月ですが、その時は入山・下山ともに路線バスが利用でき、銀山平〜荒沢岳〜灰ノ又山〜巻倉山〜兎岳〜大水上山〜丹後山〜十字峡のコースでした。）