入渓地点となる女神川の橋まで車で行けないか,林道法恩寺線を進んでみたが,橋の1kmほど手前で致命的な土砂流入箇所に遭遇。落石だらけの林道を100mフルバックするハメに…。
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入渓地点となる女神川の橋まで車で行けないか,林道法恩寺線を進んでみたが,橋の1kmほど手前で致命的な土砂流入箇所に遭遇。落石だらけの林道を100mフルバックするハメに…。
大人しく路肩に車を停めて,女神川出合まで林道を歩く。こんな感じでごっそり路盤が失われている箇所もあり,林道の崩壊が激しい。
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大人しく路肩に車を停めて,女神川出合まで林道を歩く。こんな感じでごっそり路盤が失われている箇所もあり,林道の崩壊が激しい。
これは今回遡行する女神川本流ではなく,その一本南側の枝谷に掛かっている「御堂の滝」(2段50mとのことだが,実際は30m〜40mくらいか)。かなり立派な滝で,女神川本流にも同じような滝が掛かっているのではないかと期待が高まる。
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これは今回遡行する女神川本流ではなく,その一本南側の枝谷に掛かっている「御堂の滝」(2段50mとのことだが,実際は30m〜40mくらいか)。かなり立派な滝で,女神川本流にも同じような滝が掛かっているのではないかと期待が高まる。
橋の南詰から女神川に降り立つ。昨日の大雨で,水量はかなり多そうだが,濁りは入っておらず一安心。
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橋の南詰から女神川に降り立つ。昨日の大雨で,水量はかなり多そうだが,濁りは入っておらず一安心。
入渓してすぐ,右手側に岩塔が聳え立ち,その足元の枝谷を40m以上はありそうな多段滝が流れ落ちる特異な景観が現れる。岩塔は,林道の案内板に書いてあった「釣鐘岩」だろうか。
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入渓してすぐ,右手側に岩塔が聳え立ち,その足元の枝谷を40m以上はありそうな多段滝が流れ落ちる特異な景観が現れる。岩塔は,林道の案内板に書いてあった「釣鐘岩」だろうか。
両岸が切り立ったゴルジュに,横合いから枝谷の滝が噴出する美しい風景。さきほどの岩塔といい,鮮烈な景観が連続してテンションが上がる。
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両岸が切り立ったゴルジュに,横合いから枝谷の滝が噴出する美しい風景。さきほどの岩塔といい,鮮烈な景観が連続してテンションが上がる。
赤茶けた岩と灰色の礫岩からなる,独特な荒々しい色合いのゴルジュが続く。さあ,この先に何があるのか?
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赤茶けた岩と灰色の礫岩からなる,独特な荒々しい色合いのゴルジュが続く。さあ,この先に何があるのか?
どどーん…。まさかの堰堤。ここまでせっかくウナギ上りだったテンションが急落。まあ,この堰堤は地図にも書いてあるけどね。この堰堤は左岸に固定ロープ(やっぱり登ってる人はいるんだなぁ)があり,そこから越える。
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どどーん…。まさかの堰堤。ここまでせっかくウナギ上りだったテンションが急落。まあ,この堰堤は地図にも書いてあるけどね。この堰堤は左岸に固定ロープ(やっぱり登ってる人はいるんだなぁ)があり,そこから越える。
堰堤の上は少し谷が開けて,穏やかになってしまうが…
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堰堤の上は少し谷が開けて,穏やかになってしまうが…
右岸側にただならぬ気配を感じ,眺めてびっくり。 なんか,デカイ滝がある!
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右岸側にただならぬ気配を感じ,眺めてびっくり。 なんか,デカイ滝がある!
40m位はありそうな堂々たる滝。どうやら堰堤を越えてすぐの右岸枝谷に掛かっているようだ。
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40m位はありそうな堂々たる滝。どうやら堰堤を越えてすぐの右岸枝谷に掛かっているようだ。
件の枝谷の滝の直下から。一枚岩の壁に掛かる,美しいスダレ滝だ。ここまで本流に目立った滝はなかったが,まさか枝谷にこんなに見栄えのする滝が掛かっているなんて。
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件の枝谷の滝の直下から。一枚岩の壁に掛かる,美しいスダレ滝だ。ここまで本流に目立った滝はなかったが,まさか枝谷にこんなに見栄えのする滝が掛かっているなんて。
幾筋にも分かれて落ちる白い水が美しい。小さな枝谷なので,普段は水量が少ないと思われ,増水時限定の景観かもしれない。
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幾筋にも分かれて落ちる白い水が美しい。小さな枝谷なので,普段は水量が少ないと思われ,増水時限定の景観かもしれない。
枝谷の滝を眺めたあと,再びゴルジュとなった谷を進んでいく。
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枝谷の滝を眺めたあと,再びゴルジュとなった谷を進んでいく。
険しい壁の間に巨岩が累々と積み重なり,増水していることも相まって,けっこう威圧感のある空間だ。
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険しい壁の間に巨岩が累々と積み重なり,増水していることも相まって,けっこう威圧感のある空間だ。
こんな岩間滝が何度も現れ,左右に迂回しながら越えていく。
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こんな岩間滝が何度も現れ,左右に迂回しながら越えていく。
チョックストーンが詰まった白濁水路を,水勢に耐え,強引に越える。(平水時は容易かもしれないが,今回はかなり増水しているので大変だった)
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チョックストーンが詰まった白濁水路を,水勢に耐え,強引に越える。(平水時は容易かもしれないが,今回はかなり増水しているので大変だった)
3mほどの岩間滝。両岸は高い壁に囲まれ,増水した滝の水勢は強く中央突破も気が引ける。さあ,どうやって越えようか…。
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3mほどの岩間滝。両岸は高い壁に囲まれ,増水した滝の水勢は強く中央突破も気が引ける。さあ,どうやって越えようか…。
左手のこの壁が登れそうだったので何度か試みるが,ボロボロの礫岩でホールドが何度も崩れてしまい,最後は仕方なくハーケンを一枚打ってスリングアブミで越えた。
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左手のこの壁が登れそうだったので何度か試みるが,ボロボロの礫岩でホールドが何度も崩れてしまい,最後は仕方なくハーケンを一枚打ってスリングアブミで越えた。
その後はしばらく平流。しかし,周囲は原生林を思わせる深い緑で,全く退屈しない。
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その後はしばらく平流。しかし,周囲は原生林を思わせる深い緑で,全く退屈しない。
この谷は立派なサワグルミがやたらと多い。どの木も見上げるような樹高の高さで,素晴らしい。
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この谷は立派なサワグルミがやたらと多い。どの木も見上げるような樹高の高さで,素晴らしい。
再び巨岩帯。岩の迷路を越えていく。
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再び巨岩帯。岩の迷路を越えていく。
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カツラの大木。
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カツラの大木。
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標高点878mが書かれている谷が開けたあたりは,穏やかな平流の両側にサワグルミのみずみずしい森が広がり,思わずため息が出るような素晴らしい場所だった。
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標高点878mが書かれている谷が開けたあたりは,穏やかな平流の両側にサワグルミのみずみずしい森が広がり,思わずため息が出るような素晴らしい場所だった。
思わず一晩泊まっていきたくなるような空間。
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思わず一晩泊まっていきたくなるような空間。
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これは法恩寺山に突き上げる右岸枝谷の出合付近に掛かっていた滝。この谷は,美しい滝を持つ枝谷が多い。枝谷を探ってみるのも面白いかもしれない。
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これは法恩寺山に突き上げる右岸枝谷の出合付近に掛かっていた滝。この谷は,美しい滝を持つ枝谷が多い。枝谷を探ってみるのも面白いかもしれない。
谷が北東から南東へと屈曲する地点に近づくと,谷は急に狭まってきた。
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谷が北東から南東へと屈曲する地点に近づくと,谷は急に狭まってきた。
久しぶりのゴルジュに。
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久しぶりのゴルジュに。
ゴルジュの奥には,巨岩の間から落ちる3mほどの滝が。遠目で見て登れそうに見えなかったため,すぐに左岸から高巻き(後日,他の方の記録を見たところ,特に高巻きの記述がなかったため,普通に直登可能なのかも。ちゃんと近づいて確かめれば良かった)。かなり急な泥の草付き斜面で,最初の灌木に手が届くまではちょっと冷や汗をかいた。
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ゴルジュの奥には,巨岩の間から落ちる3mほどの滝が。遠目で見て登れそうに見えなかったため,すぐに左岸から高巻き(後日,他の方の記録を見たところ,特に高巻きの記述がなかったため,普通に直登可能なのかも。ちゃんと近づいて確かめれば良かった)。かなり急な泥の草付き斜面で,最初の灌木に手が届くまではちょっと冷や汗をかいた。
高巻きを終えて谷に戻ると,谷は穏やかさを取り戻していた。
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高巻きを終えて谷に戻ると,谷は穏やかさを取り戻していた。
ここも高いサワグルミが多い。様々な植物が寄生していて,一見して何の木か迷うくらいだが。
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ここも高いサワグルミが多い。様々な植物が寄生していて,一見して何の木か迷うくらいだが。
時折現れる小滝を越えていく。
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時折現れる小滝を越えていく。
いいところだなぁ
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いいところだなぁ
いいところだなぁ その2
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いいところだなぁ その2
標高1000m二俣。経ヶ岳へダイレクトに詰め上げたいので,左俣へ。
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標高1000m二俣。経ヶ岳へダイレクトに詰め上げたいので,左俣へ。
左俣も穏やかで,小滝がちらほら出てくる程度。
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左俣も穏やかで,小滝がちらほら出てくる程度。
そのうち谷が開けて,源頭が近い様相。
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そのうち谷が開けて,源頭が近い様相。
山頂に出る枝谷を間違えないように慎重に地図を読み,1210m付近で出てくる左岸枝谷に入る。
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山頂に出る枝谷を間違えないように慎重に地図を読み,1210m付近で出てくる左岸枝谷に入る。
流石に水量は少なくなるが,時々出てくる小滝を登ったり,巻いたりして越えていくのが地味に楽しい。
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流石に水量は少なくなるが,時々出てくる小滝を登ったり,巻いたりして越えていくのが地味に楽しい。
まだ6月なので,やはり一部に雪渓が残っていた。チェーンスパイクを履き,比較的厚みのある端の方を慎重に歩いて行く。
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まだ6月なので,やはり一部に雪渓が残っていた。チェーンスパイクを履き,比較的厚みのある端の方を慎重に歩いて行く。
登ってきた谷を振り返る。だいぶ標高が上がってきたなぁ。
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登ってきた谷を振り返る。だいぶ標高が上がってきたなぁ。
水が切れ,沢形がなくなり,ついに笹薮に突入。背丈を越える濃密な笹薮で,掻き分けるのに一苦労。
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水が切れ,沢形がなくなり,ついに笹薮に突入。背丈を越える濃密な笹薮で,掻き分けるのに一苦労。
30分ほど漕ぎ続けただろうか。次第に斜面の傾斜が落ち着いて…
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30分ほど漕ぎ続けただろうか。次第に斜面の傾斜が落ち着いて…
ついに山頂台地に出た! 経ヶ岳へのダイレクト登頂に成功。
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ついに山頂台地に出た! 経ヶ岳へのダイレクト登頂に成功。
振り返れば経ヶ岳の北岳へと続く稜線(その向こうは大長山)。
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振り返れば経ヶ岳の北岳へと続く稜線(その向こうは大長山)。
そして残雪をまだらに残した白山。
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そして残雪をまだらに残した白山。
経ヶ岳三角点。いままで積雪期ばかり登っていたので,初めて見た。
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経ヶ岳三角点。いままで積雪期ばかり登っていたので,初めて見た。
経ヶ岳山頂。
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経ヶ岳山頂。
経ヶ岳から見る大野市街・勝山市街の眺めは,やっぱりきれいだなぁ。
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経ヶ岳から見る大野市街・勝山市街の眺めは,やっぱりきれいだなぁ。
一般登山道である保月山コースを下山。経ヶ岳はやっぱり無雪期も凛々しく,良い山でした。
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一般登山道である保月山コースを下山。経ヶ岳はやっぱり無雪期も凛々しく,良い山でした。
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