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Yamareco

記録ID: 5583635
全員に公開
山滑走
剱・立山

みんなでピークハント 台風一過の立山ツアー(国見岳・浄土山)

2023年06月03日(土) ~ 2023年06月04日(日)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
12:00
距離
16.0km
登り
1,367m
下り
1,362m
歩くペース
ゆっくり
1.31.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:05
休憩
1:07
合計
6:12
9:28
70
10:38
11:04
115
12:59
13:37
91
15:08
15:10
1
15:11
15:12
28
15:40
2日目
山行
4:13
休憩
1:33
合計
5:46
7:47
3
7:50
7:51
155
10:26
11:10
30
11:40
12:11
45
12:56
13:13
20
13:33
13:33
0
13:33
ゴール地点
天候 3日(1日目)晴れ 4日(2日目)晴れのち曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
アルペンルートの全行程は往復12,300円。
コース状況/
危険箇所等
沢割れ、クラック等あり
黒部平の駅から見るタンボ平。昨年は滑り降りることができたが、今年は下部が壊滅的。
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黒部平の駅から見るタンボ平。昨年は滑り降りることができたが、今年は下部が壊滅的。
室堂駅到着。間違えて寸足らずの腐れシールを持参し、がっくりと上半身を落とすリーダー。はて今後の展開は??
室堂駅到着。間違えて寸足らずの腐れシールを持参し、がっくりと上半身を落とすリーダー。はて今後の展開は??
初日のコース、室堂から国見岳の直登ルートは急なので、隣の室堂山へ登って稜線伝いに国見岳を目指す。
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初日のコース、室堂から国見岳の直登ルートは急なので、隣の室堂山へ登って稜線伝いに国見岳を目指す。
明らかに雪は少ない一方、色彩豊かなこの景色もまたよし。場所を選べばまだまだ滑ることはできる。
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明らかに雪は少ない一方、色彩豊かなこの景色もまたよし。場所を選べばまだまだ滑ることはできる。
剣岳が背中を押してくれる。K先生とゲストI氏も揃って、まずは室堂山登頂。
剣岳が背中を押してくれる。K先生とゲストI氏も揃って、まずは室堂山登頂。
反対側の雲上に浮かぶのは、槍、水晶、赤牛、黒部五郎、薬師。北ア最奥オールスターズ。
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反対側の雲上に浮かぶのは、槍、水晶、赤牛、黒部五郎、薬師。北ア最奥オールスターズ。
今日の1本目。雪のつながるラインに沿って回り込み、国見岳とのコル下まで。
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今日の1本目。雪のつながるラインに沿って回り込み、国見岳とのコル下まで。
写真ではわかりにくいが、国見岳につながる稜線の雪は少なく、切り立って見え、担ぎでもあまり気が進まない。そんなわけでいったん雪の大谷の上まで落とし、反対側から国見岳に登り返すことにした。
写真ではわかりにくいが、国見岳につながる稜線の雪は少なく、切り立って見え、担ぎでもあまり気が進まない。そんなわけでいったん雪の大谷の上まで落とし、反対側から国見岳に登り返すことにした。
いつもに増してテンション高めなK御大が、トップを切って急斜面に飛び込む。
いつもに増してテンション高めなK御大が、トップを切って急斜面に飛び込む。
大谷から見上げるギャラリーを意識してか、笑いながら滑走するOさん。
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大谷から見上げるギャラリーを意識してか、笑いながら滑走するOさん。
テレマークで飛ばすリーダーと上から生あたたかく見守る師匠。
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テレマークで飛ばすリーダーと上から生あたたかく見守る師匠。
雪の大谷の裏側はこうなっている。ガイド本には「絶対に板を流してはいけない」とあったが、滑落しても道路に落ちる心配はないことがわかった。
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雪の大谷の裏側はこうなっている。ガイド本には「絶対に板を流してはいけない」とあったが、滑落しても道路に落ちる心配はないことがわかった。
立山道路の脇をトラバースして回り込み、北西側のカールから国見岳山頂へ向かう。
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立山道路の脇をトラバースして回り込み、北西側のカールから国見岳山頂へ向かう。
残念ながら道路の先に見える天狗平山荘までは雪がつながっていないようだ。
残念ながら道路の先に見える天狗平山荘までは雪がつながっていないようだ。
斜度がきつくなる山頂直下をぐいぐいと登り上げると…
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斜度がきつくなる山頂直下をぐいぐいと登り上げると…
再び剣岳がお出迎え。どちらを向いてもフォトジェニックで、何も言うことはございません。
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再び剣岳がお出迎え。どちらを向いてもフォトジェニックで、何も言うことはございません。
夏道がないのでわかりにくいけど、何となく一番高いところに登頂。
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夏道がないのでわかりにくいけど、何となく一番高いところに登頂。
滑走前、剣岳をバックに登頂記念写真。
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滑走前、剣岳をバックに登頂記念写真。
大きなクラックを避けながら登ってきたルートに沿って滑走開始。
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大きなクラックを避けながら登ってきたルートに沿って滑走開始。
K先生はアルペンで。
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K先生はアルペンで。
奥大日に吸い込まれていくよう。気持ちよさげに見えて、足元は縦溝が激しく、実はなかなか修行なのだ。
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奥大日に吸い込まれていくよう。気持ちよさげに見えて、足元は縦溝が激しく、実はなかなか修行なのだ。
天狗山の下をトラバース気味に滑り、道路脇まで落としたらもはやこれまで。
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天狗山の下をトラバース気味に滑り、道路脇まで落としたらもはやこれまで。
道路を渡って夏道に入る。ホテル立山が大きく見えるも、背中は重いし地味に遠い。
道路を渡って夏道に入る。ホテル立山が大きく見えるも、背中は重いし地味に遠い。
そして室堂から本日の宿雷鳥荘も遠いのだ。やっとみくりが池が見えてきた。

そして室堂から本日の宿雷鳥荘も遠いのだ。やっとみくりが池が見えてきた。

渋滞の先にいるのは雷鳥様。撮影が順番待ちって何様?
渋滞の先にいるのは雷鳥様。撮影が順番待ちって何様?
雷鳥様と雷鳥荘。
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雷鳥様と雷鳥荘。
本日の宿泊者は90人ほど。スキーヤーは2,3割か。お疲れさまでしたー
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本日の宿泊者は90人ほど。スキーヤーは2,3割か。お疲れさまでしたー
地獄谷と夕焼け。
地獄谷と夕焼け。
翌朝も快晴。予想よりも温かい。
翌朝も快晴。予想よりも温かい。
地獄谷の向こうには富山湾も見えている。
地獄谷の向こうには富山湾も見えている。
告知された出発時間に合わせて動いてるんだから、急がせないでほしいのよ。最後はバタバタで出発。
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告知された出発時間に合わせて動いてるんだから、急がせないでほしいのよ。最後はバタバタで出発。
雷鳥沢キャンプ場へ滑り込み、昨年は埋まっていた称名川源頭部も場所を選んで渡る。
雷鳥沢キャンプ場へ滑り込み、昨年は埋まっていた称名川源頭部も場所を選んで渡る。
シールを貼ったら一の越方面へ谷底を進む。
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シールを貼ったら一の越方面へ谷底を進む。
雪割れがあり、右岸と左岸を文字どおり右往左往しながら。このあたりから雲が厚くなってきた。
雪割れがあり、右岸と左岸を文字どおり右往左往しながら。このあたりから雲が厚くなってきた。
1本とったらK先生とは別行動。祓堂から浄土山のカールを詰めていく。
1本とったらK先生とは別行動。祓堂から浄土山のカールを詰めていく。
クトーを忘れて、最後の急斜面はひとり恐怖の登高。自分史上最高レベルにスリリングだった。
クトーを忘れて、最後の急斜面はひとり恐怖の登高。自分史上最高レベルにスリリングだった。
クラックに落ちるのも外に滑落するのもどっちも嫌だ。クラックの縁は薄く、割れる可能性があるので近づきすぎてはいけない。ギリギリのライン。
クラックに落ちるのも外に滑落するのもどっちも嫌だ。クラックの縁は薄く、割れる可能性があるので近づきすぎてはいけない。ギリギリのライン。
危険地帯をクリアして山頂へ。この頃、左に見える雄山の稜線がガスに覆われてしまっていた。
危険地帯をクリアして山頂へ。この頃、左に見える雄山の稜線がガスに覆われてしまっていた。
山頂周辺をぶらぶらしていたらK先生が登場した。祝福に駆け寄るメンバー。
山頂周辺をぶらぶらしていたらK先生が登場した。祝福に駆け寄るメンバー。
準備を終えたら全員でスタート。今シーズンのラストランか?
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準備を終えたら全員でスタート。今シーズンのラストランか?
短い緩斜面から急斜面へ飛び込む。トップを切ったのはリーダー、ではなくK先生。
短い緩斜面から急斜面へ飛び込む。トップを切ったのはリーダー、ではなくK先生。
Oさんはいつも臆することなく飛ばしていく。
Oさんはいつも臆することなく飛ばしていく。
エッジの立った深い縦溝。固いと足をとられてなすすべもないが、柔らかいので何とかこなせた。
エッジの立った深い縦溝。固いと足をとられてなすすべもないが、柔らかいので何とかこなせた。
祓堂付近からは落とし過ぎないように。左上の室堂山荘前が帰り道。
祓堂付近からは落とし過ぎないように。左上の室堂山荘前が帰り道。
滑走してきた斜面を振り返る。また来年もこの景色を見たい。
滑走してきた斜面を振り返る。また来年もこの景色を見たい。
室堂山荘前で大休止後、K先生は一足先に室堂駅へ戻り、我々4人はオマケで目の前の室堂山斜面をもう一滑りすることにした。
室堂山荘前で大休止後、K先生は一足先に室堂駅へ戻り、我々4人はオマケで目の前の室堂山斜面をもう一滑りすることにした。
ちょっとだけって言ったのに。結局室堂山展望台まで引きずられた。
ちょっとだけって言ったのに。結局室堂山展望台まで引きずられた。
おー空の雲は厚いけど下のガスがなくて、五色ヶ原はむしろ昨日より見えるくらい。いつか薬師岳を滑ってみたい。
おー空の雲は厚いけど下のガスがなくて、五色ヶ原はむしろ昨日より見えるくらい。いつか薬師岳を滑ってみたい。
さて、ついに本当のラストラン。
さて、ついに本当のラストラン。
山岳スキーレーサー御一行様とスライド。板は恐ろしく軽く、シールも前半分しかない。そういえばリーダーのシールも特に問題なかったようで、つまり重要なのは前半分ということか。
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山岳スキーレーサー御一行様とスライド。板は恐ろしく軽く、シールも前半分しかない。そういえばリーダーのシールも特に問題なかったようで、つまり重要なのは前半分ということか。
室堂駅まであと3分くらい?
室堂駅まであと3分くらい?
全行程無事に終われて何より。お疲れさまでしたー
全行程無事に終われて何より。お疲れさまでしたー
5/29時点の積雪深は370cm
5/29時点の積雪深は370cm
202306030900
台2号が南岸をかすめていく
202306030900
台2号が南岸をかすめていく
202306040900

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 日よけ帽子 毛帽子 着替え ブーツ ザック ビーコン スコップ ゾンデ 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 ガムテープ 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック ナイフ カメラ ビンディング スキー板 シール

感想

雌の雷鳥さんの鳴き声はこんなカンジ




のりぴーの雄叫びはこんなカンジ


昨シーズンに続いて2回目の残雪期の立山。
直前に台風が通過。お天気には影響なかったが、山には雨の仕業である深い縦溝が形成されていた。そして雪の少なさはご多分に漏れず。とはいえ大谷を上から眺め、冬季限定の国見岳のピークを踏み、雷鳥も飽きるほど姿を見せてくれた。
2日目は帰りのことを考えて室堂に近い浄土山へ。ここの登高は記憶に残るし反省点もあり。カールの縦溝はまるでアートのようにシャープで美しかったが、スキーヤーには邪魔でしかない。まあこれも経験ということで。

帰りはタンボ平を滑るのが効率がいいのだが、今シーズンはそうはいかず。とはいえ
大枚はたいて上がった立山は、やっぱり裏切らないのだった。

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立山雄山と浄土山(立山室堂センター〜 2峰めぐり)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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