飯豊連峰 石転び雪渓〜大日岳・飯豊本山〜梶川岳
- GPS
- 51:47
- 距離
- 44.6km
- 登り
- 3,425m
- 下り
- 3,420m
コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 8:59
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:37
天候 | 18日薄曇り、19日・20日晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
6時到着時ほぼ満杯でなんとか停められた。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
‥仍蓋~梅花皮小屋 途中小沢で道が切れていたところを先行者について行ってしまい 小沢を少し登ってしまった。 雪渓は梶川沢を夏道を行き少し回り込んで入った (後続の人は少し手前から雪渓に入っている人もいました) 上部の斜度が上がるところは雪面が中途半端に軟弱で登りにくかった 落石は左岸から時折みられる。中の島で休憩していた人に離れてい てもわかるくらいの石が直撃!したが無事だった。その後、その人が 下って行ったがまた落石があったので”落コール”した すぐ近くを転がっていったが無事だったようだ 常に前方に注意しなければいけない。(自分のところにも小石が滑って きたので避けた)雪渓を登りきると10歩で小屋到着。 小屋近くの水場はじゃんじゃん出ている。 うまい水は出ていなかった ビール\800 泊った際に買ったが残雪で冷やされていてしびれるうまさ だ! 宿泊協力金\2,000 梅花皮小屋~御西小屋 烏帽子岳を下ると残雪が多くなり、残雪のトラバースも出ていやらしい ところもあり10m程度だが1箇所アイゼン使用した(管理人さんとスラ イドしたが未使用とのこと...ムムム) その他はつぼ足で行ったが、雪面の状況によるので面倒でもアイゼンの 着用は考えた方が良いと思う(滑って止まらないと奈落です) ”天狗の庭”の少し烏帽子側の少しザレた所で残雪から尾根の夏道に入る がそのまま直進してしまい、”旧天狗の庭”の旧道の笹薮を強引に突破し たが30分格闘して心身ともに疲労してしまった。 御西小屋の水場は7月にならないと出てこないそうである なのでルート途中にある残雪の融水を汲んでおく必要がある ビール\800(買わなかった) 宿泊協力金\2,500 8羸松屋〜大日岳 上部に20mくらい残雪あり先行登山者はつぼ足とチェーンスパイク履い た人がいた。自分は露出部と雪の際をつぼ足で登下降 惣十郎清水は不明(場所不明、融雪水なのでまだ時期早いか?) じ羸松屋〜飯豊山〜飯豊神社(本山小屋) 本山小屋に泊まった人に聞いたが、切合小屋まで行かないと水はないそ うだ 一の王子の水場は残雪の下か? 御西岳から少し飯豊本山に行ったところに残雪があり登山道脇に 流れていて水量もされなりにあるので汲んだ 飯豊神社奥宮は施錠されていた(御朱印欲しかった) ちなみに本山小屋のビールは\1,000 デ濂嵌蘊屋~北股岳~門内岳~梶川峰 北股の南東斜面は残雪あり、北股の登りに入りすぐ残雪部に入る 管理人さんはつぼ足で歩いているようで残雪と笹薮の際にステップが見 える(午後雪面が緩めば可能かもしれないが、滑れば石転びまで滑りま すよ コワーイ (**); ) 朝方は雪面比較的固く、つぼ足では非常に危険で半面アイゼンは良く効 いて快適だった 門内清水の水場は確認しなかった 融雪水の道の途中には残雪があるの で利用できるのかもしれない(事前の調査不足でした) 梶川峰とp1145の中間地点に五郎清水があり水量はそれほど多くはない が十分に水を得られる 水温は低いので登りの人には命の水だ でも登 下降があるので疲れる(フル装備で行きました)パイプの設置されてい る先にも沢が流れているが行く必要はないだろう(手前の水場と奥の水 場があるそうである) 梶川峰を越え下りに入ると激坂も多くなり下りはひざに、登りは熱中症 に注意が必要だ(夏場の登りはいやだなぁ) 水場情報を的確に知っておく必要があることを痛感した 小屋に水場情報ボード(ルート情報も)があるといいと思います 小屋の管理人さんは今の時期は土日だけなのですが、荷揚げがあったので 梅花皮小屋と御西小屋は19・20日も滞在していました 【参考】 梶川の下りであった人の話では、丸森コースは途中残雪があり 登りは比較的軟雪でピッケルだけで乗り切ったが、朝方は雪面固くアイゼン無しでの下りは無理だったとのこと |
その他周辺情報 | 梅花皮荘 加水・加温などの詳細はよくわからないがかけ流し温泉となっている 浴槽ではかけ流し状態となっている 源泉温度に比べ浴槽温度(体感41℃)が低いので加水しているかもしれない ナトリウム・カルシウム・塩化物・炭酸水素塩・硫酸塩温泉となっている 鉄分があるせいか湯の色は赤っぽい、金臭くはない 窓からは残雪の飯豊の山々が見える 携帯電波状況(dokomo回線) “嗚山荘手前の駐車場 × ∪佚召喟齋漫”分的に〇 G濂嵌蘊屋(小屋中も) 〇 で濂嵌蘊屋からすぐのピーク 〇 ケ帽子岳 〇 Ω羸松屋 外は〇 中は△ 飯豊山 〇 本山小屋 〇 北股岳 〇 門内岳 〇 梶川峰 〇 ラジオの電波状況はAMはNHK教育しか入らない、 FMはたくさん入った。 |
写真
装備
MYアイテム |
kamisugirunner
重量:1.37kg
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個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料2ℓ(行動中1ℓ)
焼酎350cc
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
モバイルバッテリー10000mAh
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
シュラフ
エアマット
エアピロー
ヘルメット
アイゼン
チェーンスパイク
ピッケル
ココヘリ
エマージェンシーシート
ラジオ
お金(小屋代+ビール代)
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感想
飯豊連峰は自宅から車で3時間以上かかる。行くなら縦走したいが大昔に1回行ったきりでコース状況が良くわからない。
なので今回は飯豊山荘から登下降することにした。
やはり登るなら昔登った石転び雪渓だ!
3日間天候は安定しているようなので飯豊ブルーが期待できる。
6時に飯豊山山荘に到着、駐車場は満杯だorz 端の草の上に止められた。
エートどっち行くんだっけ? 林道をトボトボ歩くが登山者を見かけない。
砂防ダムに着いたら登山者2名を追い越した。出合いまで行くらしい。
その先にまた1名登山者を見たので後を行くと小沢に入ってしまった。
また戻り沢沿いのトラバース道を行くと2名の登山者を追い越した。
梅花皮小屋に3泊して回るとのこと。
梶川沢を回り込んで雪渓に入った。下を見るとすでに雪渓に入っている人がいた。出合いまで行くとBCスキーヤーと会った。彼と話しながら雪渓を登った。彼はテレマークスキーに来たみたいだがコンディション悪いので
担いで降りるそうだ。
上部の急傾斜は雪面が少し緩く登りにくかった。降りてくる人がいたので声掛けたら御西の管理人さんだった。荷揚げがあるので管理人が梅花皮・御西小屋にいるそうだ。
雪渓を登りきると10歩ほどで小屋だ。風強く少し寒いが行動中ならウインドシェル着るほどではない。小屋近くの水場で補給して御西に向かった。
烏帽子の手前にも少し残雪はあったが大したことはない。烏帽子を下った先には残雪が長く続いていた。その少し前に短いが傾斜の急な残雪があり
ここだけはアイゼン付けた。
その先はちょっと嫌な所はあるがつぼ足で行ける。
調子よく残雪部を歩いていると右側になんかの標柱が見えたがそのまま進んだ。残雪の末端部に笹薮になっている。しかし藪の下は道になっている。なんか変だなーと少し戻ってみたが夏道はなくGPSもオンコースになっている。ウロウロするが意を決して藪に突っ込む。すごかった
途中で戻ろうかと思ったがフルパワーで突き抜けた。
抜けると残雪に出てまた夏道に戻ることができた。
管理人さんや梶川であった人の話では、天狗の庭の荒廃が激しいのでルートを尾根の上にずらしたとのことであった。
大日岳の見晴らしがいいので天狗の庭かと思っていたが草原が天狗の庭のようなのでこの名前になったそうだ。
御西の小屋が大きくなりやっと着いた。藪こぎしなければ本山小屋まで行ったのになぁ。
御西の小屋には管理人さんがおり翌日の荷揚げをするそうだ。今日はほかに登山者はいなかった。くたびれたので7時には寝た。12時頃外に出てみると風が強く小屋は雲の中に入って周りは何も見えなかった。
3時頃起きたがまだ雲が濃かったが見る見る雲が晴れてきた。
今日はあまり距離長くないので5時半出発、5時過ぎに登山者が小屋に来た。
大日岳に出発、泊りの道具は小屋に置いたので身軽だ。でもサブザックは持ってきていないのでなんかイマイチだ。
山頂の手前の残雪部で2名の登山者に追いついた。残雪少しいやだがつぼ足で行く。朝早いが意外と雪面はあまり固くなかった。
大日山頂で写真撮ってもらうサンキュー
小屋に戻るとヘリで大量のビールを荷揚げしていた。(もちろんその他も)次は飯豊山と神社だ。水が乏しいので途中の残雪の融雪水を汲んでいく。
飯豊山は傾斜が緩やかなので登りやすい。次に神社に向かいお参りするが祠は施錠されているので外から安全祈願した。
ここで折り返し、飯豊の山の下で昨日あった登山者2名とスライドした。
御西小屋で早い昼飯を食べてパッキングして梅花皮小屋に向かう。昨日藪こぎをした場所を確認しなければ!
代替の場所は記憶しているので、尾根の上から見ると数メートル脇に昨日通った所を確認にできた。あぁスッキリした!
天狗の庭手前のザレたところから尾根に上がらなければいけなかったのだ。よく見ると少し離れたところにピンテがあった。
今日は天気が良く稜線上はどこからでも絶景を堪能できる。
烏帽子岳で1名、梅花皮岳のピークで1目の登山者とスライドした。みんな同じ小屋泊りだ。小屋が見えてきた。外では4名の登山者が飲み会やっている。風もあまりなく暖かいいい日である。小屋では昨日御西小屋に行くときにスライドした管理人さんがいた。最終泊りなのでビールを買い外で飲み干した。なんてうまいんだ!!! 北穂の小屋で飲む酒もうまいがここも最高だ。おっと酔っぱらうと石転び雪渓に落ちますゼ
7時には寝たが、12時頃起きて外に出ると満天の星が見えた。長井の市街地と思える夜景も見える。残念ながら天の川は見えない。
朝は3時半に起きて外に出ると日の出が見られた。
今日は距離短いがやることもないので5時には小屋を出た。
他の人たちはゆっくりだ。
まず北股岳を登る。下から見ると急傾斜に見えるが実際に雪渓に取り付くと大したことはなかった。ただし、滑落すると石転び雪渓まで行きその後は奈落なので油断はできない。
ここでアイゼン・ピッケルはお役御免。
門内小屋の水場見たが出なそうなので通過。扇ノ地紙の分岐の上で女子2名と男の人1名とスライドした。男の人は梅花皮小屋までの日帰りとのこと、チェーンスパイクしかもっていないので北股の下りについて話しておいた。
さらに下り梶川峰に着いた。下ってから登るのでなかなかにきつい。
たおやかな飯豊連峰の眺めは最高だ。
また下り湯沢峰で1人の年配の登山者がいたので少し話をするが飯豊のエキスパートのようだ。
ここからの下りは日差しも強くなり傾斜もきついのでヒザにくる。
尾根を下っているとわかる場所も多いがルートはなかなかに複雑だ。
よくこのようなルートを作ったものだ。
登山口に着き湯沢で顔を洗い車に戻った。なんと助手席側の窓が全開だった。
さっと着替え梅花皮荘でかけ流しの温泉に入る。下りの途中で会った登山者と飯豊・朝日の話をするが詳しい人だ。
降りた時間が早いので高速は使わずに仙台に戻った。
小国の国道沿いの山菜の店で青みずとわらびを買った。
コメント
笹薮も笹が真っすぐ生えているならカワイイもんですが旧道に左右から倒れこんだ笹でアーチ状になっていました。10分藪コギやってもあまり進まないので戻ろうかとも思いましたが
戻るに戻れないほどに笹につかまれました。小屋の中でザックを降ろしたら大量の枯れ葉と土埃で管理人さんのひんしゅく買いました。
タバコは30台でやめましたが酒はやめられないなぁ
飲まなくても済むのなら飲まない方がいいですよ