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Yamareco

記録ID: 5647207
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

【日本三百名山 #135】乗鞍岳(白骨温泉→十石山→畳平→剣ヶ峰→平湯)

2023年06月24日(土) ~ 2023年06月25日(日)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
11:52
距離
32.5km
登り
2,458m
下り
2,545m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:26
休憩
0:30
合計
5:56
距離 13.3km 登り 1,750m 下り 389m
8:27
8:30
6
9:12
50
10:02
46
10:48
11:03
4
11:07
40
11:47
11:48
14
12:02
12:11
43
12:54
11
13:05
35
13:40
13:42
13
13:55
10
2日目
山行
6:25
休憩
0:33
合計
6:58
距離 19.2km 登り 708m 下り 2,156m
3:26
2
3:28
13
3:41
3:42
4
3:46
6
3:52
3:54
20
4:27
4:42
3
4:45
4:46
3
5:07
8
5:15
4
5:19
5
5:24
5:26
7
5:36
5:37
65
6:42
6
6:58
6:59
10
7:09
12
7:21
7:22
13
7:35
16
7:51
34
8:25
8:34
62
10:17
7
10:24
天候 1日目: 曇り時々晴れ、上部はガス
2日目: 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【行き】
🏨 松本前泊
🚃 松本(6:31)→新島々(7:01)松本電鉄上高地線・新島々行
🚌 新島々駅(7:10)→さわんどBT(7:48)アルピコ交通バス・上高地行
🚌 さわんどBT(7:50)→白骨温泉(8:05)アルピコ交通バス・白骨温泉行

【帰り】
🚌 平湯BT(12:55)→松本BT(14:23)濃飛バス・特急松本行
🚃 松本(14:50)→立川(16:58)JR特急あずさ38号・新宿行
コース状況/
危険箇所等
※ 特に注意を要する箇所のみ記す

【十石山〜乗鞍権現】
一応、数は少ないながらもテープはついており、追える程度には踏み跡はついている。主だったハイマツの幹は切り取られている。しかし、藪漕ぎレベルではないものの、非常に藪がうるさい。
そして、ひどいガレの上部を何度か通過する。当然ロープの類はないので、自分で安全そうなルートを見つけることが求められる。
また、金山岩周辺はゴーロ地帯。やはりペンキマーク等はないので、ガスに巻かれると、迷うかも。

【平湯温泉スキー場】
ゲレンデ内の急傾斜を下る。転倒注意。
その他周辺情報 【下山風呂】
平湯の湯
http://hirayuonsen.or.jp/hot_springs3.php
料金は寸志となっているが、入口に300円のお願いあり。また、シャワー等はなし。掛け湯だけ。

【下山メシ】
禄次
https://www.okuhida.or.jp/archives/1779
平湯の湯と同じ敷地内
久しぶりの松本電鉄上高地線。前に乗ったのは、ムーンライト信州がまだ走っていた頃だろうか。
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久しぶりの松本電鉄上高地線。前に乗ったのは、ムーンライト信州がまだ走っていた頃だろうか。
1日目 8:14 白骨温泉バス停を出発。ちなみにバスの乗客は自分のみ。
1日目 8:14 白骨温泉バス停を出発。ちなみにバスの乗客は自分のみ。
しばらくは林道歩き
しばらくは林道歩き
林道を15分ほど歩いて、カーブの外側に、十石山へと登山道入り口
林道を15分ほど歩いて、カーブの外側に、十石山へと登山道入り口
十石東尾根は、急登がほぼなくて登りやすい。
十石東尾根は、急登がほぼなくて登りやすい。
味があるなぁ
森林限界を抜けた。遠く、沢渡の駐車場が見える。
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森林限界を抜けた。遠く、沢渡の駐車場が見える。
1日目 10:42 十石峠避難小屋に到着
1日目 10:42 十石峠避難小屋に到着
十石峠避難小屋の中に入って休憩。とても綺麗に整備されている。
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十石峠避難小屋の中に入って休憩。とても綺麗に整備されている。
イワカガミが満開
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イワカガミが満開
1日目 11:07 十石山に到着。写真だけ撮って、すぐに核心部へ。
1日目 11:07 十石山に到着。写真だけ撮って、すぐに核心部へ。
なかなかにワイルド。背丈を超える藪の中を行く。
なかなかにワイルド。背丈を超える藪の中を行く。
藪を抜けると、笹だらけ。思ったよりは濡れなかった。
藪を抜けると、笹だらけ。思ったよりは濡れなかった。
崩壊地。両側とも落ちていて、迂回は不可。木の幹を掴みながら、慎重に渡る。
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崩壊地。両側とも落ちていて、迂回は不可。木の幹を掴みながら、慎重に渡る。
金山岩手前はハイマツ帯
金山岩手前はハイマツ帯
金山岩のゴーロ地帯を行く
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金山岩のゴーロ地帯を行く
1日目 12:05 乗鞍権現に到着
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1日目 12:05 乗鞍権現に到着
硫黄岳に向かっての登り。
硫黄岳に向かっての登り。
コマクサも満開
シャクナゲも満開
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シャクナゲも満開
1日目 13:41 登山道から乗鞍スカイラインに出る。乗鞍スカイラインは災害で全面通行止めなので、車の心配なく歩行できる。
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1日目 13:41 登山道から乗鞍スカイラインに出る。乗鞍スカイラインは災害で全面通行止めなので、車の心配なく歩行できる。
桔梗ヶ原の広大なハイマツ帯の中を行く。
桔梗ヶ原の広大なハイマツ帯の中を行く。
鶴ヶ池が見えてきた。
鶴ヶ池が見えてきた。
1日目 14:09 本日小屋開きの白雲荘に到着。計画では1日目に剣ヶ峰に登頂する予定だったが、天気がイマイチだったことと、思ったより疲労が溜まっていることから、今日の行動はここまで、とする。
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1日目 14:09 本日小屋開きの白雲荘に到着。計画では1日目に剣ヶ峰に登頂する予定だったが、天気がイマイチだったことと、思ったより疲労が溜まっていることから、今日の行動はここまで、とする。
白雲荘1階の大部屋内。
白雲荘1階の大部屋内。
白雲荘の中には、動物や自然の解説がいっぱい。手描きのイラストもふんだん。動物好きなお子さんなら、どれもこれも興味惹かれてしまうかも。
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白雲荘の中には、動物や自然の解説がいっぱい。手描きのイラストもふんだん。動物好きなお子さんなら、どれもこれも興味惹かれてしまうかも。
白雲荘の食堂。綺麗。
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白雲荘の食堂。綺麗。
お風呂まで時間があるので、小屋の周りを散策。畳平。乗鞍スカイラインのみならず、長野側からの乗鞍エコーラインも工事通行止めが延長されて、誰もいない。
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お風呂まで時間があるので、小屋の周りを散策。畳平。乗鞍スカイラインのみならず、長野側からの乗鞍エコーラインも工事通行止めが延長されて、誰もいない。
白雲荘の夕食。すき焼き〜
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白雲荘の夕食。すき焼き〜
2日目 3:26 写真は真っ暗ですが、出発
2日目 3:26 写真は真っ暗ですが、出発
わかりにくいですが、おそらく打ち上げられたばかりのスターリンク衛星のバッチに出会えました。星空写真を撮ると写り込んで邪魔者扱いされがちですが、いくつもの光の点が一列になって、夜空を走っていく様子はまるで銀河鉄道のようで、幻想的でした。
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わかりにくいですが、おそらく打ち上げられたばかりのスターリンク衛星のバッチに出会えました。星空写真を撮ると写り込んで邪魔者扱いされがちですが、いくつもの光の点が一列になって、夜空を走っていく様子はまるで銀河鉄道のようで、幻想的でした。
空も明るくなってきて、剣ヶ峰への登り。
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空も明るくなってきて、剣ヶ峰への登り。
剣ヶ峰が目の前に。
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剣ヶ峰が目の前に。
2日目 4:27 乗鞍岳最高峰、剣ヶ峰に到着。
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2日目 4:27 乗鞍岳最高峰、剣ヶ峰に到着。
乗鞍本宮奥宮に参拝して、東側にあたる裏手に回ります。
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乗鞍本宮奥宮に参拝して、東側にあたる裏手に回ります。
奥宮の裏手には、ご来光を迎えるかのように、また小さな祠が。
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奥宮の裏手には、ご来光を迎えるかのように、また小さな祠が。
ご来光を待ちます。麓は雲海。
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ご来光を待ちます。麓は雲海。
2日目 4:30 北アルプスの山並みとともに、ご来光!
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2日目 4:30 北アルプスの山並みとともに、ご来光!
朝日を浴びて、乗鞍岳の峰々が美しい。
2
朝日を浴びて、乗鞍岳の峰々が美しい。
西側には乗鞍岳の影が。
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西側には乗鞍岳の影が。
小屋の朝ご飯の時間に間に合うように、帰ります。
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小屋の朝ご飯の時間に間に合うように、帰ります。
行きは写真を撮り忘れていましたが、残雪の横断がありました。ガチガチに凍っていて、かなり慎重に突破。
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行きは写真を撮り忘れていましたが、残雪の横断がありました。ガチガチに凍っていて、かなり慎重に突破。
肩ノ小屋まで降りてきました。乗鞍のシンボル、旧コロナ観測所と。
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肩ノ小屋まで降りてきました。乗鞍のシンボル、旧コロナ観測所と。
行きは観測所用の車道を歩きましたが、帰りは時間に余裕があるので、富士見岳に寄ります。右の斜面を登っていきます。
行きは観測所用の車道を歩きましたが、帰りは時間に余裕があるので、富士見岳に寄ります。右の斜面を登っていきます。
5:24 富士見岳に到着
5:24 富士見岳に到着
富士見岳から、剣ヶ峰と旧コロナ観測所と。
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富士見岳から、剣ヶ峰と旧コロナ観測所と。
富士見岳から、畳平
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富士見岳から、畳平
2日目 5:40 白雲荘に戻ってきました。
2日目 5:40 白雲荘に戻ってきました。
白雲荘の朝食。
2日目 6:42 計画から少し早いですが、準備が整ったので、最高のお天気の中、下山開始。
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2日目 6:42 計画から少し早いですが、準備が整ったので、最高のお天気の中、下山開始。
とはいえ、そのまま下山は名残惜しいので、大黒岳に寄って、もう一度乗鞍主要部の姿を見ておく。
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とはいえ、そのまま下山は名残惜しいので、大黒岳に寄って、もう一度乗鞍主要部の姿を見ておく。
大黒岳から北方向。遠く、北アルプスの山並みが美しい。
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大黒岳から北方向。遠く、北アルプスの山並みが美しい。
乗鞍スカイラインをてくてく歩き。
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乗鞍スカイラインをてくてく歩き。
この先、かなり下ることになる、桔梗ヶ原では何度も振り返ってしまいます。
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この先、かなり下ることになる、桔梗ヶ原では何度も振り返ってしまいます。
2日目 7:21 平湯・十石登山口の分岐まで来ました。
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2日目 7:21 平湯・十石登山口の分岐まで来ました。
硫黄岳の先あたりから。焼岳に穂高岳。笠ヶ岳に、槍ヶ岳も。
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硫黄岳の先あたりから。焼岳に穂高岳。笠ヶ岳に、槍ヶ岳も。
途中、今日の下山地である平湯が見えた。
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途中、今日の下山地である平湯が見えた。
2日目 8:25 乗鞍権現に到着。ここから先は未踏のルート。
2日目 8:25 乗鞍権現に到着。ここから先は未踏のルート。
乗鞍権現から。さらばー
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乗鞍権現から。さらばー
平湯尾根は乗鞍権現先の草付きトラバースを抜けると、かなり歩きやすくなる。傾斜も緩めなところも多い。
平湯尾根は乗鞍権現先の草付きトラバースを抜けると、かなり歩きやすくなる。傾斜も緩めなところも多い。
たまに急な下りも現れるが、歩きにくさは感じない。
たまに急な下りも現れるが、歩きにくさは感じない。
2日目 9:31 スキー場の最上部に到着。
2日目 9:31 スキー場の最上部に到着。
ゲレンデ上部では、この場所を右に曲がり、林間コースに入る。
ゲレンデ上部では、この場所を右に曲がり、林間コースに入る。
最初は快適だが、、、
最初は快適だが、、、
途中からはえげつない下りの連続。日差しも暑くて、しんどい。
途中からはえげつない下りの連続。日差しも暑くて、しんどい。
そんなこんなで、ゲレンデ下部に到着。
そんなこんなで、ゲレンデ下部に到着。
ゲレンデには羊がいました。のどか。
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ゲレンデには羊がいました。のどか。
スキー場前から下りてきた山を振り返る。
スキー場前から下りてきた山を振り返る。
12日目 10:18 平湯バスターミナルに到着。
12日目 10:18 平湯バスターミナルに到着。
2日目 10:25 下山風呂の平湯の湯にゴール。
2日目 10:25 下山風呂の平湯の湯にゴール。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 携帯トイレ

感想

今回もヤマテンとにらっめこしながら、行けそうな山域をあーでもない、こーでもないと探した。本来は、霧ヶ峰→美ヶ原縦走の予定だったのだが、、、なんと下山予定の日曜日は、美ヶ原で自転車のレースが行われるということで、松本駅まで行くバスが全便運休。代わりの交通手段もないので、泣く泣くこの計画は見送り。

たくさん作ってある山行計画から選んだのは、先週の旅行で目にしていた乗鞍岳。畳平の白雲荘もこの週末から営業開始だし、ちょうど良いと思い、小屋に電話。すると、予約自体は受けつけられるが、長野側のエコーラインでの工事が延びてしまい、バスは上がってこれない、運休だ、と言う。いやいや、乗鞍高原から歩いて登るんです、と説明すると、なんとこの工事、ちょうど登山道とエコーラインが重なるところで行われていて、歩行者も通行止めとのこと。東京から公共交通機関ということであれば、平湯か、道は厳しいが十国山経由で、と教えられる。一度電話を切り、地図とにらめっこ。

平湯はさすがに行き過ぎな感がして、白骨温泉からの十国山で再考。バスは上手くつながる、道もなんとか行けそうということで、白雲荘に再び電話。予約を入れ、十国山からの道の詳細を聞く。かなり詳しく教えてもらったので、予備知識ばっちり。

いざ行ってみると、なかなかチャレンジしがいのある道で、飽きずに面白かった。正直言うと、その先の乗鞍権現から硫黄山までは平凡で、ちょっと飽きてしまったくらい。でも、その後は、大好きなコマクサや雷鳥にも何羽か出会えて、盛り上がり。

2日目はお天気にも恵まれて最高のご来光を迎えられたし、メジャーな山なのに、人もほとんどいなくて静かで素晴らしい山行となりました。白雲荘は、動物解説のポスターもなかなか面白いし、なんたってお風呂にも入れるし、お勧めです。

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