記録ID: 5663602
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
風雨とお花の西穂独標
2023年06月30日(金) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 07:09
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,299m
- 下り
- 1,305m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 7:03
天候 | 終日雨で時間帯によって降りに強弱がありました。風は樹林帯では微風または無風でしたが、稜線上では強風が吹きました。稜線では飛騨側からの風でしたが、強弱があり、ほぼ無風のタイミングから瞬間的な突風(15〜20m/sくらい)まで息をつくように、繰り返して来るような感じでした。なお、当日の日の出(長野)は0432でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帝国ホテル前 0512着 (さわやか信州号 11,400円 /設定日によって価格は変動) 復路:アルピコ交通 上高地バスターミナル 1320発 新島々 1427着 1445発 松本 1515着 (2710円/新島々までバス、新島々から鉄道上高地線) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆帝国ホテル前〜田代橋〜西穂高登山口 帝国ホテル前バス停から帝国ホテル脇を抜けて梓川方向へ向かいます。トレイルは舗装されています。なお、帝国ホテル前バス停には屋根付待合所があるので、雨天時に装備を調えるのに便利です。ただし、このバス停からはさわやか信州号(上り)には乗車できません。また田代橋の手前にある中ノ瀬園地には公衆トイレがあります。梓川に架かる田代橋を渡るとすぐに、西穂高登山口となります。登山口には、ベンチ付の門があります。 ◆西穂高登山口〜宝水〜西穂高岳・焼岳分岐〜西穂山荘 登山口から山道になりますが、しばらくは緩い登りです。500mほど進むと次第に傾斜が強くなり、本格的な登高が始まります。このルートは非常によく整備されており、危険なところはありません。ただし、この日は降雨量が多かったためか、この区間全体の各所で、トレイル上を水が流れるなどしており、非常に足場が悪い(というか足の置き場に困る)状態でした。 いったん急登で350mほど高度を稼ぐと、傾斜が緩み平坦なヤセ尾根をしばらくたどります。桟道などが整備されている場所もありますが、雨天時は滑りやすいので注意が必要です。平坦部分が終わって少し上がると、宝水につきます。宝水はこのルートの最終水場となります。宝水からさらに急登で100mほど高度を稼ぐと、傾斜が少し緩み、穏やかな樹林帯をゆっくり高度を上げていきます。途中から、木道などがよく整備された区間に入り、しばらく往くと西穂高岳・焼岳分岐で焼岳からのトレイルと合流します。分岐からさらに300mほどで西穂山荘に到着します。 ◆西穂山荘〜西穂丸山〜西穂独標 西穂山荘で森林限界となり、高度を上げていきます。西穂丸山までは穏やかな傾斜で、特に危険なところはありません。ただし、この日は天候が悪かったので、風雨に叩かれました。身を隠すところはそれほど多くはないですが、所々にあるハイマツ帯や岩陰などを利用して少しずつ進みました。 西穂丸山からは吹きさらしの稜線が増えますが、アップダウンはそれほど多くはありません。西穂独標直下に小さなキレット状の地形があり、それを越えると岩場となり、30mほど登ると西穂独標となります。天候に問題が無ければ、それほど難易度は高くないですが、風雨が強いタイミングもあったので、この日はかなり慎重に行動しました。 |
その他周辺情報 | ◆アルピコ交通 さわやか信州号 http://sawayaka.alpico.co.jp/?_ga=2.43464483.701074380.1688124106-964548602.1685489638 ◆西穂山荘 http://www.nishiho.com/ ◆アルピコ交通HP https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/shinshimashima/ ◆上高地公式HP https://www.kamikochi.or.jp/#js-main |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
Tシャツ(半袖)(1)
ソフトシェル(1)
サポートタイツ(1)
ハーフパンツ(1)
シューズ(1)
ザック(1)
サコッシュ(1)
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ゲイター
ザックカバー
ヘルメット
|
---|
感想
今回の山行はかなり天候が悪かったので、安全第一の観点からはこの条件下での行動はあまり褒められたものではなく、本来なら見送りか撤退がセオリーだと思います。ただ、コロナ禍で厳しい気象条件下での行動をする機会がめっきりなくなってしまい、厳しい条件に直面した時に切り抜けられる体力や登山勘が維持できているのか自分自身怪しい気もしてきたので、今回は敢えて厳しい気象条件を承知の上で往って来ることにしました。予報や実際の状況を見ながら、独標手前までは往けると踏み、引き時を考えつつ進んでいたのですが、ちょうど独標直下の一番リスクが高いと予想していた岩場では、天候が小康状態になったので、独標まで上がることができました。この天候で上がれたこと自体はまさに天佑でしたが、久方ぶりに厳しい条件下で風雨に叩かれつつの行動が出来たので、鈍った勘を少しだけ取り戻せたような気もします。しかもこんな天気だったのに思いのほかいろいろな花を見られたのは眼福でした。写真はうまく撮れませんでしたが…orz
引き続き、安全には十分留意しつつ、チャンスを狙っていきたいと思います。
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