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Yamareco

記録ID: 570167
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

硫黄岳(日帰り! 青空と、爆裂火口の白い絶壁)

2015年01月02日(金) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
16.8km
登り
1,289m
下り
1,290m

コースタイム

日帰り
山行
6:55
休憩
1:00
合計
7:55
7:30
50
8:20
8:20
110
美濃戸
10:10
10:35
65
11:40
11:45
15
12:00
12:10
15
12:25
12:25
55
13:20
13:40
80
15:00
15:00
25
美濃戸
15:25
15:25
0
15:25
ゴール地点
赤岳鉱泉から美濃戸口までの下りは、ときどきスマホいじくってたので遅めのペースです(笑)
天候 晴れ、ときどき曇り
過去天気図(気象庁) 2015年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
ノーマルタイヤなので茅野駅周辺に駐車。

そこから往路のみタクシーを使いました。美濃戸口まで5480円。ちなみに協定により、美濃戸までは入れないとのお話でした。

帰路は、美濃戸口バス停からの最終バスで茅野駅へ。
コース状況/
危険箇所等
アイゼンワークでの特にテクニカルな面は無いかと思います。山頂近くでトラバースする際には、傾いて滑落しないように注意しましょう。
今回のように日帰りする場合、疲労との付き合い方がポイントになります。赤岳鉱泉から赤岩ノ頭までの急傾斜では、片足づつ休ませるアイゼンワークを使うと、時間と体力のロスが少なくなるかもしれません。
その他周辺情報 バスの待ち時間が1時間ほどあったので、八ヶ岳山荘の日帰り入浴(500円)を利用しました。温泉ではないようですが。
まずは美濃戸口から美濃戸まで林道を登ります。タクシーの運転手さんが今朝の茅野市は寒いと言っていましたが、美濃戸高原もすでにマイナス10度を下回っていました。
2015年01月02日 07:34撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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まずは美濃戸口から美濃戸まで林道を登ります。タクシーの運転手さんが今朝の茅野市は寒いと言っていましたが、美濃戸高原もすでにマイナス10度を下回っていました。
朝の薄暗い北沢ルート。積雪たっぷり。天気は上々ではないかと期待します。
2015年01月02日 08:19撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 8:19
朝の薄暗い北沢ルート。積雪たっぷり。天気は上々ではないかと期待します。
北沢ルート。沢沿いの針葉樹林帯。
2015年01月02日 08:39撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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北沢ルート。沢沿いの針葉樹林帯。
雪のトンネル。まだ見ぬ、冬の南八ヶ岳の景色へと一歩いっぽ踏み出します。
2015年01月02日 08:55撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 8:55
雪のトンネル。まだ見ぬ、冬の南八ヶ岳の景色へと一歩いっぽ踏み出します。
赤岳鉱泉に着きました。名物のアイスキャンディー、はじめて見た!
2015年01月02日 09:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 9:14
赤岳鉱泉に着きました。名物のアイスキャンディー、はじめて見た!
青い空と青い氷。良い天気。できれば山頂までもってほしい・・・。
2015年01月02日 09:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 9:14
青い空と青い氷。良い天気。できれば山頂までもってほしい・・・。
アイゼンとピッケルを準備して、よしピーク狩りに出かけます!
2015年01月02日 09:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 9:20
アイゼンとピッケルを準備して、よしピーク狩りに出かけます!
赤岩ノ頭までの急坂でなかなかバテバテに。前日の金峰山日帰りの疲労もあるのですが。でも樹氷の美しさが励ましてくれました。
2015年01月02日 10:41撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 10:41
赤岩ノ頭までの急坂でなかなかバテバテに。前日の金峰山日帰りの疲労もあるのですが。でも樹氷の美しさが励ましてくれました。
ああ、赤岳〜横岳の白い稜線が見えてきました・・・これが見たかった。
2015年01月02日 11:05撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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ああ、赤岳〜横岳の白い稜線が見えてきました・・・これが見たかった。
今季は断念した八ヶ岳最高峰・赤岳を、ちょっと厳しい表情で見つめ続けていました。いつかは・・・!
2015年01月02日 11:06撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 11:06
今季は断念した八ヶ岳最高峰・赤岳を、ちょっと厳しい表情で見つめ続けていました。いつかは・・・!
赤岩ノ頭に到着。シュカブラ(風紋)の造形美。北方よりの風が吹きつけます。
2015年01月02日 11:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 11:20
赤岩ノ頭に到着。シュカブラ(風紋)の造形美。北方よりの風が吹きつけます。
まだ、天気は保たれてます。マイナス16度。風で体感温度はもっと低く、それでも心は山頂へと急いています。
2015年01月02日 11:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 11:20
まだ、天気は保たれてます。マイナス16度。風で体感温度はもっと低く、それでも心は山頂へと急いています。
雲が、急速に流れこんできました。冷気の中、トラバース道やミックス歩行を慎重に行ってゆきます。
2015年01月02日 11:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 11:20
雲が、急速に流れこんできました。冷気の中、トラバース道やミックス歩行を慎重に行ってゆきます。
霧ヶ峰に雪原がひろがっています。
2015年01月02日 11:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 11:21
霧ヶ峰に雪原がひろがっています。
北八ヶ岳と真冬の森。
2015年01月02日 11:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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北八ヶ岳と真冬の森。
霧ヶ峰。美ヶ原。その向こうには、うっすらと北アルプスのラインが。そこから雲が流れて来ます。
2015年01月02日 11:27撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 11:27
霧ヶ峰。美ヶ原。その向こうには、うっすらと北アルプスのラインが。そこから雲が流れて来ます。
山に登ってきて、辛くなかった時など実は一度もありません。でも、もう少しで山頂。
2015年01月02日 11:21撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 11:21
山に登ってきて、辛くなかった時など実は一度もありません。でも、もう少しで山頂。
双耳峰の天狗岳が。あの登山からちょうど一年後。今日、南八ヶ岳に初進出です。硫黄岳まであと少し。
2015年01月02日 11:24撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 11:24
双耳峰の天狗岳が。あの登山からちょうど一年後。今日、南八ヶ岳に初進出です。硫黄岳まであと少し。
登頂。
冷たいガスが吹きつける山頂。
2015年01月02日 11:49撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 11:49
登頂。
冷たいガスが吹きつける山頂。
爆裂火口。
いっときの雲の晴れ間に、目に焼きつけました。
2015年01月02日 11:50撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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爆裂火口。
いっときの雲の晴れ間に、目に焼きつけました。
すぐに雲が湧き上がっていきます。変化する山々。アルペン!
2015年01月02日 11:50撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 11:50
すぐに雲が湧き上がっていきます。変化する山々。アルペン!
指が凍える前に、山頂を潔く去る。
2015年01月02日 12:06撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 12:06
指が凍える前に、山頂を潔く去る。
下りのトレイルでは、スノーモンスターたちを俯瞰することができました。
2015年01月02日 12:30撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 12:30
下りのトレイルでは、スノーモンスターたちを俯瞰することができました。
髪先も細胞も、アミノ酸ゼリーも濡れたタオルも、すべてを凍らせようとする死の世界です。それでも、スノーモンスターは生きているかのよう。
2015年01月02日 12:30撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 12:30
髪先も細胞も、アミノ酸ゼリーも濡れたタオルも、すべてを凍らせようとする死の世界です。それでも、スノーモンスターは生きているかのよう。
急速に曇るなか、阿弥陀岳の鋭角的な山容が。あの山にも冬季に登りたい。赤岳と同等の難しさでしょうか??
2015年01月02日 13:01撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 13:01
急速に曇るなか、阿弥陀岳の鋭角的な山容が。あの山にも冬季に登りたい。赤岳と同等の難しさでしょうか??
帰路はリラックスして、豪雪のなかを下っていきます。
2015年01月02日 13:08撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 13:08
帰路はリラックスして、豪雪のなかを下っていきます。
赤岳鉱泉まで下りました。寒いのでダウンセーター着て、取り付いていますね。
2015年01月02日 13:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 13:43
赤岳鉱泉まで下りました。寒いのでダウンセーター着て、取り付いていますね。
炭火で指先を温めます。アイゼンをはずし、ストックに持ち替えつつ。
2015年01月02日 13:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 13:43
炭火で指先を温めます。アイゼンをはずし、ストックに持ち替えつつ。
南八ヶ岳の稜線を、いまいちど振り返って。いつかまた、必ず。
2015年01月02日 13:49撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 13:49
南八ヶ岳の稜線を、いまいちど振り返って。いつかまた、必ず。
歩いて歩いて、美濃戸山荘まで下りてきました。マイカーの人はここでゴール。公共交通機関の人も、ここまで来るとホッとするのではないでしょうか。
2015年01月02日 14:49撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1/2 14:49
歩いて歩いて、美濃戸山荘まで下りてきました。マイカーの人はここでゴール。公共交通機関の人も、ここまで来るとホッとするのではないでしょうか。
晴れ間と粉雪が交互におとずれる中、林道を散歩気分で歩いてゴールです。硫黄岳日帰り雪山登山、成功です!
2015年01月02日 15:31撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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1/2 15:31
晴れ間と粉雪が交互におとずれる中、林道を散歩気分で歩いてゴールです。硫黄岳日帰り雪山登山、成功です!

感想

今冬は赤岳登頂の可能性も見据えていました。しかし、12月中あまり時間がなく、また雪の降る日も多く、赤城山にしか行けず。心身を雪山モードにシンクロさせる機会がありませんでした。結局、元旦の金峰山でやっと心構えが仕上がりました。

この日、天候は安定していましたが、体力的に及ばず、赤岳を一歩一歩登るほどの集中力は残されていませんでした。それでも初めての南八ヶ岳でしたので、何か挑戦したいと思い、「日帰りで硫黄岳」というビジョンをもつことにしました。

結果、感動的な景色を見ることが適いました。インドア派が基本で、軟派なハイカーでしかない私でも、こんなビジョンを見ることが可能なのですね。

いつか、機会をつかんで、冬季の赤岳や阿弥陀岳にも立ち向かいたいと思います。今回の山行は、そのための一つの足がかりにもなったと感じています。

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コメント

おつかれさまでした!
好天のうちに登頂できたようで、白い木々や峰々がとても美しくて感動しました!
2015/1/7 13:59
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