ミストシャワーを浴びながら小金沢山・牛奥ノ雁ケ腹摺山

2023年07月15日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.3km
• 登り: 635m
• 下り: 852m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:57
• 合計: 6:17

8:45 上日川峠
9:21 小屋平バス停
10:32 10:36 石丸峠
11:01 狼平
11:48 11:54 小金沢山
12:42 13:29 牛奥ノ雁ヶ腹摺山
13:41 パノラマ岩
14:20 日川林道横断地点
14:32 林道終点
15:02 すずらん昆虫館前

小金沢山・牛奥ノ雁ヶ腹摺山間の「事件発生」で時間が多めにかかってます。

天候

曇り時々小雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路　JR中央本線　八王子駅始発松本行6時35分発　甲斐大和駅7時40分着
　　　栄和交通大菩薩上日川峠線　増発便7時50発(満員になり次第の出発)　
復路　すずらん昆虫館前15時15分発
　　　甲斐大和駅16時04分発

＊往路の松本行は三連休故か始発八王子駅でほぼ満席。(ザック持参率約50％)
＊復路のバスはギリギリ乗車(2人のうち1人は座れず)、かと思ったら途中のバス停でさらに5人乗車。ステップまでいっぱいに。

コース状況／危険箇所等

石丸峠手前に登山道すぐ横までの崩落個所があります。今後の大雨に要注意かもしれません。
山中にピンクテープはたくさんありますが、天候によってはGPS活用をお勧めします。

写真

7/15 8:45

増発便で到着し、予定より早く出発できました。
石丸峠方面へ進む人は少なく、小雨もぱらついてちょっと不安。

7/15 8:52

ズダヤクシュのお花は終わっていました。

7/15 8:52

アカネ科の小さなお花。
(相変わらず白とびが酷い💦)

7/15 9:01

サワギク。標高が高いせいか前回堂所山で見たものと比べると随分小ぶり。

7/15 9:03

モフモフ。このしっとり感は天気が悪い時ならでは。

7/15 9:18

イボタノキのような…

7/15 9:21

車道に出るとそこは小屋平BS。ここまではウォーミングアップ。ここからガシガシ上ります！

7/15 9:27

これでは同定不可能。ツクバキンモンソウ的なシソ科のお方。

7/15 9:36

コナスビ。
momoさん撮影。

7/15 9:37

やっと開いたクワガタソウ。

7/15 9:41

一旦林道に出ます。
「250m先」と書かれているけどそれ程離れている感じはしませんでした。

7/15 9:42

イケマ。これもアサギマダラの食草だそうです。

7/15 9:44

再び登山道へ。

7/15 9:51

白い樹肌のシラカバ？ダケカンバ？でいい雰囲気。
momoさん撮影。

7/15 9:55

両脇の笹原に無数の獣道があったので熊鈴を振りながら歩きました。

7/15 9:58

小さくてよく見えな〜い。

7/15 10:00

PCの画面で見ても???
ミヤマタニタデに近いような…

7/15 10:15

苔岩集合地帯。

7/15 10:20

シモツケソウ。

7/15 10:20

ネバリノギランとキンポウゲ(風に揺れてブレブレご容赦)

7/15 10:22

真っ白です！

7/15 10:23

コウリンカ。

7/15 10:25

オトリギリソウの仲間は開店準備中。

7/15 10:31

柵の中にはシモツケが一杯咲いていました。

7/15 10:32

石丸峠到着。

7/15 10:41

「牛ノ寝通り」への分岐点。今秋行けるかなぁ…

7/15 10:42

ここでフウロソウに会えるとは！ハクサンフウロでいいのかな？

7/15 10:43

開花はあと一週間後？ラン科のお方。

7/15 10:50

コキンレイカ、だと思う。

7/15 10:51

ヤマハハコのお仲間。

7/15 10:52

岩の上で揺れるのはミヤマキンバイ？ミツバツチグリ？

7/15 10:54

花火のような蕾はシモツケソウ。

7/15 10:59

つくづく、天気が良かったらなぁ…

7/15 11:01

少し広くなった所で道が分かれて道標を見に行ったら辛うじて「狼平」を確認。

7/15 11:06

どうにも風がやまずブレブレですがラン科のお方。

7/15 11:09

ツルアジサイ。よく似たイワガラミは白い萼片1枚なのが見分けポイント。
この辺りからまた樹林帯を進みます。

7/15 11:17

しっとりしたいい感じの登山道を進むと…

7/15 11:19

右手にミヤマバイケイソウの小群落。
緑色のお花なんです！

7/15 11:32

「これを上れば小金沢か」と思ったらもう少しありました。

7/15 11:38

なのでギンちゃんを撮って休憩。

7/15 11:54

山頂に着いたら…

7/15 11:49

奇跡的にお会いできました！

7/15 11:49

ズームしちゃいます‼

7/15 11:54

小腹を満たして先へ。

7/15 11:56

立ち枯れ木を振り返って。

7/15 12:04

開けた右手に見えるのは奥多摩の山々かしら…

7/15 12:05

ここまで笹原。再び苔むした樹林帯へ突入後、事件発生。

7/15 12:42

牛奥ノ雁ケ腹摺山、一人先に到着。
富士山は雲の中(;O;)

7/15 13:00

待つ間にいろいろ撮影。
ツツジ科の花後。花は下を向いて咲いていたのに結実したら上向きに方向転換することを発見。

7/15 13:02

岩とシモツケ。

7/15 13:03

黄一色なのでミツバツチグリかな。

7/15 13:05

マルバダケブキ(？)の蕾を包むえんじ色の托葉がちょっとグロテスク。

7/15 13:29

無事momoさん合流して、下山開始。

7/15 13:35

こちらの立ち枯れは大規模！

7/15 13:41

パノラマ岩通過。

7/15 14:09

鹿除け柵地帯到着。柵沿いに少し下った所でネットの中に入ります。

7/15 14:14

中はお花が一杯！

7/15 14:13

トリアシショウマ。

7/15 14:15

ヨツバヒヨドリで誰かさんがお食事中。

7/15 14:19

花の配列からツルカノコソウかと。

7/15 14:20

ここで柵から脱却、一旦林道に下りたちます。

7/15 14:21

すぐ向かいで登山道へ。(草が茂ってちょっと判り辛い入口)

7/15 14:24

ヤマオダマキさんを下から。

7/15 14:31

今回はイケマさんとの出会いが多くありました。

7/15 14:32

ここでまた林道に出ます。

7/15 14:33

コマツナギ？
トウコマツナギ？

7/15 14:34

イワヨモギ。
トウコマツナギ同様、新しく整備された林道の法面などでよく見られる外来植物。ハーブ系の良い香りは大歓迎だけど、植生的には良くないのかな。

7/15 14:37

ウスユキソウってこんなに伸びるんだっけ？

7/15 14:39

ウツギがまだ咲いていました。
momoさん撮影。

7/15 14:43

クガイソウ。
こちらも今回お会いできるとは思っていなかった。

7/15 14:47

林道が大きく右に反れるところで再び登山道へ。

7/15 14:52

東山魁夷が思い起こされた灰色樹肌の落葉松林。

7/15 15:00

トウバナ系。

7/15 15:02

無事下山しました。

(mo)おまけ：ルートがわかりづらかったところの入口。ちょっとした高まりを越えるのですが、少し先で踏み跡が若干不明瞭に

(mo)わかりづらかったところを出て振り返るとこんな感じ。あとでこの写真を見ると、なぜこんなところで？　と思います。

撮影機器：

DMC-TZ85 Panasonic

Canon PowerShot SX620 HS Canon

感想

momo1024

月末に山小屋泊の山行を予定しているのでもう1回くらい歩いておきたいなと考え、公共交通機関で日帰りできてなるべく標高の高いところ　という観点で探したのが今回のコース。三連休のうしろ2日は猛暑の予報が出ていたので、曇りでも気温の低い土曜日を選びました。

コース前半は多少降られたものの順調にこなし、奇跡的に富士山も拝めて内心「今日は予想以上に成功した」と思ったのがいけなかったのか‥　「危険箇所・迷うところはありません」とみなさんが書いているコースで道を間違えました。
具体的にどう間違えたかというと
小金沢山から牛奥ノ雁ケ腹摺山に向かうルートのほぼ中間地点で進むべき方向が若干わかりづらいところがあり、少し戻ったりしているうちにちゃんとした道に出たのでそのまま進んだものの、なんとこれが今歩いてきた道を逆走しており、小金沢山の山頂に着いて初めて自分がどこを歩いていたかがわかった

反省点は
・ルートがわからない　と思ったとき、面倒くさがらずにスマホの地図を見るべきだった。2回目にその地点を通過したときにはスマホ地図を見ながら進み、すぐに正しいルートがわかった
・mymmamaさんが先を歩いていたのだが、逆走を始めてからはいくら歩いても背中が見えないのでおかしいなと思った。小金沢山に着いたときに初めてスマホを出して確認したら、mymmamaさんは電話・ショートメール送信をしてくれていた。不審に感じたらすぐにスマホを出してみるべきだった

せっかくヤマレコアプリを入れてGPSも使えているのに、きちんと活用できていない自分にもうあきれるとしか言いようがないです。下手したら遭難案件だったよ・・
でも、これが月末の山行のための学習機会だったと思うことにします。

牛奥ノ雁ケ腹摺山で待っていてくれたmymmamaさん、本当にごめんなさい。そしてありがとう。

なお、スマホのログを信用すると、1.74キロ・約45分余計に（軽くアップダウンのある山道を）歩いたことになっています。

mymmama

今回の一件、「小金沢山から牛奥ノ雁ケ腹摺山のコースタイムがヤマケイのヤマタイムだと50分になっているけど、それってどう？」と思った自分に焦りのようなものがあったからかもしれません。次回予定の山域は今回より迷いやすいことが想像されるので、後ろには十二分に気配り、が自分への申し送り事項。

天然クーラーの中、富士山が無事拝め、予想以上の植物収穫もあり、充実した一日でした。