記録ID: 5713555
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
真っ白な立山と劔岳へ
2023年07月15日(土) ~
2023年07月16日(日)
富山県
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 18:18
- 距離
- 22.1km
- 登り
- 2,442m
- 下り
- 2,440m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 8:33
距離 11.1km
登り 1,181m
下り 1,147m
2日目
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 2:36
- 合計
- 9:38
距離 11.0km
登り 1,267m
下り 1,309m
14:23
ゴール地点
天候 | 1日目 曇りと強風 2日目 曇り時々強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路は室堂から扇沢、信濃大町へ抜けて電車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◯ 室堂から一ノ越 石畳の緩やかな道を登っていきます。 一ノ越の手前まではそれほど傾斜はないのですが、石畳に雪渓がかかってて渡らなければいけない箇所がいくつかありました。 踏まれてるのでツボ足で問題ないですが滑って沢に落ちると面倒なので要注意です。 ◯ 一ノ越から雄山 ここからずっと急登です。 危険箇所というほどの場所はないですが、全般的にザレ気味で足元はよくないので、あまり大股にならないように歩くのがいいです。 ペンキマークもたくさんあるので迷うことはないですが、登りと下りは別のルートを組まれてるようでした。 ◯ 雄山から大汝山、富士ノ折立 ここから立山三山の縦走です。 危険な岩場とかは特にありませんが、やはり足場はザレ気味で下り道のところは気を付けた方がいいです。 稜線に上がると雲の中でずっと風が西から吹き付けてきてとても歩きにくかったです。 ◯ 富士ノ折立から大走り、雷鳥沢 強風に心が折れてしまい地図も見ずに大走りへ、大走りは健脚向けルートとはなってるものの、特に道が分かりにくい場所等はなく、ザレの長い下りが続く感じです。 ところどころ崩れた場所があったりするので、そこだけは要注意です。 下りきると雷鳥沢へ向かう道がやや分かりにくいです。 間違えて雷鳥沢キャンプ場下で右往左往してました。 ◯ 雷鳥沢から雷鳥坂、劔御前小舎 ここから雷鳥坂を登っていきます。 緩やかな斜面を登っていきますが、だんだんと傾斜がきつくなり、尾根道に上がるとさらに急登となります。 ここも全体的にザレているので、あまり大きく足を出せません。 この登りは精神的に堪えましたし、大失敗です(詳しくは感想へ) ◯ 劔御前小舎から剣山荘 劔沢に下りず劔御前小舎から直接降下するルートをとります。 若干岩場がちのトラバースが連続するものの、目立って足場が悪いわけではないですが、やや曲者なのが雪渓です。 何ヵ所も雪渓を横切らなければならず、傾斜がついてる箇所も3ヵ所ほど いい感じでステップが掘られてたり段差が作られてたりと配慮はあるのですが、スリップして滑落したらおしまいなので緊張しました。 ◯ 剣山荘から一服劔、前劔 まずは劔岳に向かって前衛峰を登っていきます。一服劔までは1ヵ所鎖場の岩場があるものの目立った危険箇所はなし。 一服劔から按部まで下りきってから前劔への登り返しの序盤はちょっとザレてる程度でまぁそこまで危なくはない…が、上に行くとだんだんと傾斜がキツくなり、チムニーのような箇所や鎖場の岩場のトラバースの他、傾斜がキツい中でやや狭めでザレが多めのジグザグの登りが連続します。 ここは特に自分が落ちないのはもちろんのこと落石を起こさないように注意が必要です。 ◯ 前劔から前劔の門 まず、前劔を越えると出てくるのが前劔の門です。 ここはよく写真で上がってる切れ落ちた場所に板がかけられてる場所を越えた後の鎖場のトラバースです。コツは右側は落ちてるものの、左はそんなに落ちてないので足元は気持ち左側を見るようにすれば怖くないです。その直後のトラバースは意外と足場が広いので落ち着いて鎖を持って足元を見ながら進めば安定すると思います。 ◯ 平蔵の頭 次の難所は平蔵の頭です。ここは狭いチムニー状のところを鎖とボルトを使って上がっていきます。ホールドや足場がやや離れ気味のところがあるので、特に使える足場をしっかり確認して進むといいです。越えると下りになります。下りは広めなのでそこまで恐怖はありませんでしたが、足場は悪く滑落すると大怪我しそうなので慎重に下りましょう。 ◯ 平蔵のコル 次は平蔵のコルになりますが、ここはやや狭めのトラバース、それほど足場が悪いわけではないので、鎖をしっかり持って重心を壁側に意識すれば難なく通過できます。 ◯ カニのたてばい そして、ついにカニのたてばいです。見た目のインパクトはやはり凄く、しかもここまで岩が濡れ気味で先行者の1人が何故か撤退し、先行パーティー2組と自分で何故か譲り合いが始まる(え?じゃあ自分から行きますよと勢いで言ってしまうw)。落ち着いてとりつき点からルートを見ると、そんなに常識外れなスタンスはないし、ホールドもしっかりしてそうなのでそのまま登りに入る。意外とスタンスは広くなく、スイスイ行ける。岩も濡れてる割には滑る感じもないので、無理して大股にでもしなければ…という感じで少しずつ行くとあっという間に終わっちゃいました。特にボルトがホールドにも足場にも安定感があってとてもありがたかったです。 ◯ カニのよこばい 山頂行って下りてくれば次の難所のカニのよこばいです。ここは鎖を持って赤いペンキマークの下にある足場にまずは右足を置いて、次に左足を置くという動作で通過します。足場が見えない!という感想をよく見ますが、実際はとりつき点からペンキマークを確認する際に足場を視認することができるので、難なく一発で安定体制をとれて通過できました。 その後にチムニーの急な下りとハシゴを越えて、登りルートと共通の場所まで戻ればカニのよこばいはおしまいです。チムニーの下りがちょっと嫌らしいですが、鎖を持って落ち着いて足を下ろしていけば安全に通過できます。 ◯ 剣山荘から劔沢小屋、劔御前小舎 ここは登り返しです。例によって剣山荘から劔沢小屋までは雪渓トラバースが何ヵ所かありますが、こちらは傾斜がついてる箇所はほとんどないので難なく通過できます。 劔沢小屋まで来れば別山乗越まで登り返しです。疲れてきてたのでやや辛かったですが、耐えて耐えて何とか登ります。 若干ザレてる場所はありますが、基本的には歩きやすいです。 別山乗越まで行ければ劔御前小舎までトラバースで緩やかな登りです。 ◯ 雷鳥沢から室堂 最後の難所とも言うべき登り。特に道が悪いわけではないのですが、雷鳥沢から室堂まで標高差が200mあり、特に最初の雷鳥沢から雷鳥荘までが本当に辛く、この山行の中でも一番辛かった場所です(何度も立ち止まった)。 そこまで登ればあとは何回かアップダウンはあるもののそれほどの急登はなく室堂まで登れます。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
立山と劔岳を登ってきました。
直前まで天気予報がよくなったり悪くなったりを繰り返してましたが、最終的には劔岳を登る日に荒れる感じが無かったので、決行しました。
ただ、初日は立山の稜線でずっと風が強く、本当は真砂岳や別山も行く予定だったのが地図をよく確認せずに大走りを下りてしまい、劔御前まで500mの登りを追加したりと大失敗でした。
最終的には無事に劔岳を登れたりと目的を達成できたものの、よく考えて行動しないといけないなと反省させられました。
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