蓮華岳・北葛岳 ・七倉岳 東京から日本海まで赤線が繋がる!
- GPS
- 14:33
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 2,351m
- 下り
- 2,694m
コースタイム
- 山行
- 11:49
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 14:28
天候 | 晴れ 早朝の扇沢14度、8時ころまで3〜5m。七倉岳20度位、0〜2m。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
七倉山荘から扇沢までタクシーで7240円でした。 扇沢(おうぎざわ)駐車場 https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-9990 七倉登山口 https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-9963 針ノ木小屋2023.7.3〜9/18頃(終了未定) http://www.harinoki.com/hut.html 船窪小屋 7/1〜9/30 携帯電話 080−7893−7518 https://funakubogoya.net/ アルプス第一交通株式会社-配車室TEL:0261222121 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは扇沢駅そして登山口入り口にあり。 ★雪渓は2000m付近から15分くらいで、この間チェーンスパイクを付けました。 雪は締まっていて、傾斜もゆるく、ツメの短いチェーンスパイクでも滑ることはなかった。ノドの高巻き部分はまだ雪渓がルートでした。 ★蓮華の大下りは比較的小さな岩のガレ(ザレに近い)の後の岩場下りに注意、岩場の足元はザレていてスリップしやすい。その後、岩場、鎖場がコルまで続いてます。北葛や七倉の登りも岩がちでザレてるところもあるので注意。 |
その他周辺情報 | 薬師の湯、21時まで、夜間料金の600円でした。通常料金は750円。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
感想
蓮華岳から七倉岳の空白のピースをハメに行ってきました。針ノ木峠でテント泊にするか日帰りにするか悩みました。結果、七倉岳から七倉登山口までの標高差1500mの激下りは、荷が軽いほうがいいのではと思い日帰りにしました。しかし七倉岳までの10時間に及ぶ行程後の下りは、まさに苦行で、30分に1回の休憩を取りながら下りました。北アの森林帯は岩がむき出しの所が多く、1回転んだだけでも大怪我すると思い、とにかく転ばないように下りました。
蓮華岳に着いたときには、風がなくなり、日陰もなく暑さで水をがぶ飲みしたせいで北葛岳から先は水をセーブしながら歩きました。七倉岳についた時は、日本海まで赤線が繋がった感慨に浸ることなく、船窪小屋で水が飲める嬉しさでいっぱいでした。
早朝、出発したお陰で、雲ひとつ無い青空の元、針ノ木峠に着き、眼前に富士山や大好きな槍・穂が見えて感激のあまり涙がでました。蓮華岳に着いたときには雲が湧きだし、近くの北アの山並み(主に後立山連峰)も雲に覆われ始めました。2時間しか仮眠取れなかったけど日帰り装備で早朝出てよかったと思いました。
ちなみに2017年10月のテント泊では針ノ木峠まで7時間、今回は3時間37分でした。
大沢小屋手前から針ノ木峠まで一緒に歩いた72歳の東京・立川のソロさん、おかげさまで、ダイモンジソウやアオノツガサクラを見落とさずにすみました。立川のソロさんは針ノ木小屋泊で針ノ木と蓮華をピストンして、翌日往路を下るとのことで峠でお別れしました。色々とお話ししてくださり、ありがとうございました!
備忘録:水、針ノ木峠まで1000ccとエナジーゼリー一袋持参。針ノ木峠小屋まで涼しかったせいで水消費は500ccだった。針ノ木峠小屋でポカリ1本購入したが予定通り2本にすればよかった。ケチったせいで七倉岳でエナジーゼリーを含めてすべて飲みほした。船窪山荘で水等を多めの2000ccとカップ麺を購入。
★水は合計3500cc+エナジーゼリー1個消費。
★靴はローカットのスポルティバ、チェーンスパイク、ストック1本。
★スマホ、バッテリーは50%残。
★靴タコは治療1ヶ月位で2〜3回皮が取れて薄くなった。そのせいで通常なら下山時にかなり痛むところ、あまり痛くならなかった。
★日帰り装備で荷が軽かったせいか、膝痛は軽くすんだ。筋肉痛は翌日より翌々日のほうが強く出たが苦痛を感じるほどではなかった。
全ルート地図。再生ボタンで日本海までの赤線が見られます。
コメント
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ありがとうございます!
七倉岳に着いた時は水が飲みたくで達成感どころではなかったです。
レコ書き上げて、とうとう繋がったなと感慨に浸ってます。
コメントありがとうございます。
しかし、あの過酷な区間を一日で踏破されるとは驚異的な体力だと思います。
大変お疲れさまでした。
ありがとうございます!
昨年の七倉〜烏帽子岳も過酷でしたが、仰るとおり大きなアップダウン、ザレ、ガレ、岩場などもある今回の区間も過酷でした。日帰りで1日の行動時間が多くなりましたが、テント泊だったら最後の下りで膝痛がひどくなったかもしれません。
コメントありがとうございます。
しっかり白コマクサもバラも撮影されて余裕ですね。
若作りの写真は体力的には嘘ではないですね。
下りで泣きが入りました。若作りは写真だけでした!
とにかく30分頑張って5分休むを繰り返し、ヘロヘロになってなんとか登山口にたどり着きました。
白コマクサは蓮華の下りで登山道脇に咲いてたので気が付きました。
あれバラでしたか!運良く見かけましたが、見たのは2株だけでした。
コメントありがとうございます。
歩きましたね、今回のレコ、赤線、凄いです。
最近の私はテント泊ならば1日の行程は休憩込みで8時間、日帰りでも10時間を超えないようにしています。それ以上だと後半楽しくなくなり何でこんな事しているのかなになってしまう事も、終われば達成感は有るのですが、ケンさんを見習い楽しく歩けるような体力維持に努めます。
赤線、なんとか繋がりました。誇れるところは、山があるところは道路で迂回せずに山道で繋いだところです
私はテント泊ならば1日8時間の行程(らくルートなど)+休憩時間。日帰りはルートにもよりますが10〜12時間+休憩時間以内にしています(今回はらくルートだと、13時間以上でした)。道路や林道歩きが多く含まれているほど、同じ行程時間でも楽で距離も伸びます。今回のコースは道路・林道歩きが皆無だったのでキツく、時間の割に距離も伸びてません。今回、テント泊で2日間に分けても後半はキツく、日帰りより筋肉痛や膝痛は強く出たと思います。
日帰りは、つらくても頑張り通せばその日のうちに温泉に入れ、美味いものを食べられ、車のマットでゆっくり寝られると思い、そこが頑張れる要因かと思いました。
それと、テント泊と違い荷が軽いので、ザレや岩場、そして疲労がたまった下山時の転倒・滑落リスクは減ると感じました(特に高齢者には)
コメントありがとうございます。
北アの未歩行区間の踏破、並びにご自宅から日本海までの赤線繋ぎの完成おめでとうございます。
お疲れと仰っていますが、沢山の素晴らしい写真を撮られて、まだまだ余裕とお見受けします。
1日で完歩ですか、凄すぎです。
もう一度、達成おめでとうございます。
fujikitaさん、おはようございます
昨年、未踏区間の蓮華岳から烏帽子岳までテント3泊で計画しました。しかし4日間晴れることは少なく、また、荷が重くなり無理と判断しました。そして2回に分け、今回、未歩行区間の踏破ができました。出発3日前までテント泊にするか迷いましたが、早朝出発すれば日帰りできると自分を信じて実行しました。しかし船窪小屋からの下りは、歩くのが5分でもつらく、とにかく30分頑張って休憩を繰り返し、余裕はなかったです
コメントありがとうございます。
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