三年越しの幌尻岳登頂，百名山達成。

2023年07月25日(火) ~ 2023年07月27日(木)

• GPS: 19:05
• 距離: 31.5km
• 登り: 2,120m
• 下り: 2,221m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:21
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:52

距離 11.7km 登り 773m 下り 304m

8:51 第2ゲート
9:33 9:38 奥幌尻橋 登山口
11:35 12:01 北海道電力取水施設
14:43 幌尻山荘

2日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 0:53
• 合計: 8:34

距離 8.8km 登り 1,024m 下り 1,143m

5:19 宿泊地
7:00 7:06 命の水
9:25 9:26 大岩
9:28 9:29 振内・新冠コース分岐
9:39 10:18 幌尻岳
10:25 振内・新冠コース分岐
12:18 12:24 命の水
13:53 幌尻山荘

3日目

• 山行: 4:22
• 休憩: 0:06
• 合計: 4:28

距離 11.0km 登り 327m 下り 798m

4:45 幌尻山荘
7:18 7:24 北海道電力取水施設
8:43 奥幌尻橋 登山口
9:13 第2ゲート

天候

1日目：雨，時々強く降る。
2日目：曇り時々雨。頂上付近はガスで強風，時々晴れ間，下山後は晴れ。
3日目：最高の晴れ（よい天気）

アクセス

利用交通機関：

バス 飛行機

登山ツアー参加（まいたび利用：17人が参加）
https://www.maitabi.jp/parts/detail.php?t_type=&course_no=9353
■日程
7/24：羽田→（JAL513）→新千歳→（バス）→ひだか高原荘（温泉）
7/25：ひだか高原荘→（バス）→とよぬか山荘→（バス）→
　　　　第2ゲート→（徒歩）→幌尻山荘
7/26：幌尻山荘→（徒歩）→幌尻岳→（徒歩）→幌尻山荘
7/27：幌尻山荘→（徒歩）→第二ゲート→（バス）→とよぬか山荘
　→（バス）→平取温泉ゆから→（バス）→平取町立二風谷 アイヌ文化博物館
　→（バス）→道の駅 ウトナイ湖→（バス）→新千歳→（JAL524）羽田
■まいたびツアー動画
https://www.youtube.com/watch?v=XZd-cdEGP0c&t=1553s

コース状況／危険箇所等

大きく問題になる箇所なし
・第2ゲート〜幌尻山荘：
　林道を約8km歩く。少しアップダウン有り。暑く虫が多いのに注意。
　渡渉では、川の深さが最大でヒザ上くらい。流れが急な所は
　カニ歩きで歩きました。沢靴であれば基本的には滑りません。
・幌尻山荘〜幌尻岳：
　のっけから急騰，標高1500m〜1750m間はより急騰になる。
　標高1750mくらいからは緩やかな花畑を通って1800mあたりから岩場の道。
　全般的に土も木も滑り、時々石も滑るので、下りは特に注意が必要です。
　（ころんだら泥だらけになる箇所あり）

その他周辺情報

登山前（7/24）は「マックスバリュ富川店」で買い物に立ち寄り、
登山後（7/27）は、平取温泉ゆから，平取町立二風谷 アイヌ文化博物館，
に寄りました。平取温泉ゆからでは「平取和牛」が食べられます。
（生ビールも美味しいです。）

写真

7/24 17:59

新千歳空港からバスでひだか高原荘に到着。
登山前日、温泉の後のひだか高原荘の夕食です。
美味しかった。

7/24 19:00

夕食後，日が暮れる前のひだか高原荘。

7/25 4:46

早朝、ひだか高原荘から、日高国際スキー場を眺めます。

7/25 4:49

ひだか高原荘には、この様な談話スペースもありました。

7/25 7:41

ひだか高原荘を7:00に出発して、とよぬか山荘に7:40に到着。
これから細い道を通る為、今日はやや細めのバス。

7/25 7:42

豊糠小中学校閉校記念の碑。
ここで平取山岳会の渡渉ガイドの方と合流です。

7/25 8:45

とよぬか山荘から第二ゲートにバスで到着。
（約50分）道は細くすれ違いが困難です。
第二ゲートには簡易的な避難小屋もあります。

7/25 8:45

靴を洗う水が用意されています。
（水量は多くありません）

7/25 8:45

バスに別れを告げて、8:51に登山スタート。

7/25 10:52

林道を2時間近く歩いてきました。名もなき三段の滝に到着。
雨が降ったり止んだり。雨具を着たり脱いだりの繰り返しでした。

7/25 11:02

名もなき滝（二つ目）
暑い中で、滝の近くは涼しいです。
少し涼むための休憩+虫対策（防虫スプレータイム）です。

7/25 11:55

「北海道電力取水施設」に到着。
急遽、先週買った「沢靴」へ履き替えました。
靴の中の水が体温で温かくなり、冷たさは感じませんでした。

7/25 12:26

雨の中、渡渉開始。
ガイドの方の指導の下、一人づつ順番に渡渉していきます。

7/25 12:47

やや急な流れ。
カニ歩きで渡ります。

7/25 12:57

急な流れの「四の沢」には簡易的な橋があります。

7/25 12:59

「四の沢」近くの滝。壮大です。

7/25 13:04

「四の沢」で休憩。
急な流れですが、右側のへつりは過去に事故があったとのことで利用せず、川を左側に渡って進みます。

7/25 13:25

雨に濡れながらの沢沿いあるき

7/25 13:42

雨のためザックカバーは付けていきます。

7/25 13:56

7/25 14:44

14:44　幌尻山荘に到着。
雨が強く降る中、食料や必需品をザブザックに移しザックは倉庫にしまいます。
まいたびツアーで携帯トイレを2ケ貰いましたが、
バイオトイレも19:30まで動いていました。

7/26 4:29

7/26早朝。標高1000m近くで昨夜は大雨でしたが、
夜はシェラフを取っても汗をかくほど暑かったです。
雨は朝は止んでいました。

7/26 6:33

朝5:00に幌尻山荘をスタート。
ガスの中の少し急な坂をゆっくりと列を組んで進んでいきます。
視界はありませんが雰囲気は良いです。

7/26 7:00

「命の水」の分岐に到着。標高は約1500mです。
「命の水」は往復15分位とのことですが、
少し危険とのことで行きも帰りもスルーです。
ここから更に急坂になります。

7/26 7:24

キツイ急坂を抜け、展望が開けました。

7/26 7:37

岩場の道に変わります。
周りの山々はガスで見えません。

7/26 7:37

空には一瞬の晴れ間。

7/26 7:40

稜線あるき。

7/26 7:48

お花畑が近づいてきました。
ガイドさんに花の説明を受けながら、ゆっくりと進みます。

7/26 7:48

その場で聞いた花の名前は忘れてしまいましたが、
後からのネット検索です。
ミヤマアキノキリンソウ？

7/26 7:50

エゾウサギギク

7/26 7:52

ムシトリスミレ？

7/26 8:12

ミヤマアズマギク

7/26 8:14

一瞬、ガスが薄くなりカールが見えてきました。

7/26 8:14

よりクッキリ。
大きく雄大なカールです。

7/26 8:15

お花畑到着。
色々な花があふれています。

7/26 8:20

チングルマの群生。

7/26 8:22

エゾツツジ？

7/26 8:32

？

7/26 8:47

イワギキョウ

7/26 8:50

エゾリンドウ

7/26 9:23

一瞬ですが、視界が晴れました。

7/26 9:27

ゴジラの頭に似た岩。
右側が口です。

7/26 9:29

新冠コースとの分岐。
頂上まであと10分。

7/26 9:40

幌尻岳の頂上に到着。
三角点にタッチ。

7/26 9:42

幌尻岳登頂。
写して頂きました。

7/26 9:46

大胆に「百名山達成のポーズ」
お祝いして頂きました。

7/26 9:54

頂上に咲く花

7/26 10:13

昭和51年札幌工科大学ワンダーホーゲル部の悲劇

7/26 10:08

頂上での休憩タイム。
ガスは晴れず、頂上はかなりの強風なので、
頂上からの展望は諦め、約40分休憩で帰路につきます。

7/26 10:36

イワギキョウ？

7/26 11:34

振り返って。

7/26 12:36

見事なダケカンバ。
天気が回復し、凄く暑いです。
13:53に幌尻山荘に到着し、ビールで乾杯。
この日の夕食は外で。

7/27 4:23

7/27　朝、北戸蔦別岳が山荘より見えました。
今日はよい天気です。

7/27 5:03

水がキレイで、魚も見えます。

7/27 5:47

晴れた日の渡渉はとても気持ち良いです。

他の方に写して頂いた写真
真ん中の青にザックが私です。

7/27 5:53

「四の沢」の滝を真近で。

7/27 5:57

四の沢の橋の上で。
写して頂きました。

7/27 6:28

クマの足跡？
丸で囲みました。
この後、クマのフンを大量に見ました。

7/27 6:36

クマが食い散らかした後。
少し前に居た模様です。

7/27 6:55

サンショウウオの子供。

7/27 6:57

へつり。注意箇所です。

7/27 7:03

取水場に到着。
こちらで沢靴から登山靴に切り替えます。

7/27 9:13

2時間、林道を歩いて第二ゲートに。
登山終了です。
お疲れ様でした。

7/27 13:56

平取温泉ゆからで入浴，昼食（平取和牛：撮影忘れ）後に、
平取町立二風谷 アイヌ文化博物館に立ち寄りました。

7/27 13:57

平取町立二風谷 アイヌ文化博物館、全景

7/27 14:00

昔のアイヌの家屋。

7/27 14:16

アイヌ語地名。

7/27 15:43

道の駅ウトナイ湖

7/27 15:44

湖のほとりの白鳥。
本物です。

7/27 15:49

展望台よりウトナイ湖

7/29 9:31

平取山岳会のガイドさんから頂いた
百名山完登記念品
ありがとうございます。

7/29 9:32

「まいたび」さんから頂いた百名山完登の記念品。
メッセージも添えて頂きました。
本当に、ありがとうございます。

撮影機器：

OPPO Reno3 A OPPO

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック 沢靴 防虫スプレー インナーシーツ ガスバーナ−（未使用） リバーポット

共同装備

自分の朝食 夕食（4食分）と夕食に共同で食べる食材の一部を参加者が幌尻山荘まで運搬（私の場合はキュウリの漬物1ケで負担にはなりませんでした。）

感想

wakushige

幌尻岳登山、
2020年は幌尻山荘を予約しましたがコロナで入山できず他の山に行きました。
2021年も幌尻山荘は閉まっていて北海道登山は見送り。
2022年は幌尻山荘を予約し北海道に行きようやくと思いましたが、直前の
大雨で入山できず。まさに今年は三年越しの幌尻岳登山になりました。
只、今年は幌尻山荘を予約できず、当初は第二ゲートからの日帰りも考え航空チケットとレンタカー，とよぬか山荘，シャトルバスを確保していましたが、渡渉の動画を見てテレワーク続きのなまった体力では日帰りは困難と判断し、航空チケット，レンタカー，ジャトルバスをキャンセルしてツアー利用に切り替えました。

結果として、これが大正解だったと思います。
無事に幌尻岳に登頂でき、百名山完登を果たすことができました。
天気は最高ではなく、山頂での展望はいまいちでしたが、山頂近くのお花畑や
いくつもの渡渉をツアー参加者と楽しむことができました。
ヒグマの大量のフンや足跡もみつけましたが、登山中はヒグマの恐怖を感じることなく山行できました。

そして、まいたびのツアー登山は今までにないくらいとても楽しかったです。
今回の参加者は17人と多く男性が8割でした。全国の山を沢山登られている経験者揃いで、登山途中や山荘での会話がとても楽しかったです。
有難うございました。
まいたび添乗員の栗島さん，朝妻さん，平取山岳会の船越さん，又一緒に登山頂いた方々には色々な場面で本当にお世話になりました。

まいたび登山ツアーは今回が初でしたが、百名山完登の記念品も頂き、大感謝です。
今までは一人登山がほとんどでしたが、今後は年に1回くらいはこのようなツアー登山に参加していきたいと思います。

コメント

24c

wakushigeさん、深田百名山達成おめでとうございます。
私も三年越しで9月に予定しています。
wakushigeさんの後に続けていけるように頑張ります。
本当におめでとうございました。

wakushige

24cさん　コメントありがとうございます。
伊豆でお逢いしたときは、お互いに99座でした。
今回、一足お先に達成させて頂きました。
9月、天候に恵まれ最高の登頂ができること、お祈りいたします。