裏銀座縦走(双六小屋〜槍ヶ岳除く…)
- GPS
- 25:33
- 距離
- 45.9km
- 登り
- 3,468m
- 下り
- 3,704m
コースタイム
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 6:48
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 8:17
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 10:19
天候 | 7/30(日)晴れ後曇り 7/31(月)晴れ後曇り夜に雷 8/1(火)曇り一時雨後晴れ後雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
・七倉山荘〜高瀬ダムは専門のタクシーに乗り換え:2400円(相乗り可能) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・概ね整備されています。 ・烏帽子小屋テント場:1人1張り2000円(予約不要) ・三俣山荘テント場:1人1張り2000円(予約不要) |
写真
感想
7/30(日)晴れ後曇り
3年越しの悲願であった裏銀座縦走に行くことができました。(単純に3日間の休みが取れなかった…)最初は小屋泊で行こうかと思っていましたが、徹底的に軽量化をすればテントで行けるのでは?とベースウェイト11kgまで削減して、水(2L)と食料を合わせて14kgとなりました。
朝の7時に高瀬ダムの堰堤に降り立つと…誰もいない!マイカー回送の都合で、他の登山者よりも遅い入山となったからでしょうか。少々、寂しいスタートです。ブナ立尾根の取り付きに到着し、日本三大急登に挑むので気合を入れて登り始めますが、最初から急登です…12番から始まり0番が烏帽子小屋とのことなので、数字を頼りにメンタルを保ちつつ、ひたすらに急登に向き合いました。天気が良いのですが樹林帯で風が抜けずに暑い暑い…手持ちの2Lが底を尽きそうになる頃に烏帽子小屋に到着!水を被ったように汗でびしょ濡れです。早々にテントの手続きをして、コーラを購入。なお、烏帽子小屋のコーラはやや凍ってキンキンに冷えており、最高です!!
テントを張って、空身で烏帽子岳へ出発。曇り気味ですが、のんびりとコマクサを眺めながら前烏帽子へ登りましたが、肝心の烏帽子がガスの中…しかし烏帽子の取り付きに着くと全容が見えて、まさに烏帽子だなぁ〜と感じつつ、鎖を伝いながら山頂へ。狭い山頂ですが、ガスも切れて赤牛や水晶、薬師などを眺めることができました。その後は小屋に戻ってコーヒーを飲んだりグダグダ過ごして19時に就寝です。
7/31(月)晴れ後曇り夜雷
2時に起床し、外を覗くと星空です。午後は崩れる予報なので、そそくさと準備しテントを撤収。夜露でビショビショのフライシートはメッシュの袋に入れてザックの外に括り付けて自然乾燥を図ります。
4時半前にヘッデンを点灯し出発!三ッ岳への登りでは先行した方々の明かりが見えています。しばらく登ると、ヘッデンは必要なくなり、徐々に周囲が見え始め、北アルプスの山々を眺めながらの稜線歩きとなりました。昨日と違いエグイ急登は無く、テンポよく歩き三ッ岳の登りで槍穂とご対面、その後、遂に野口五郎岳の巨大な山体を見ることができました。野口五郎小屋で休憩し、そのまま登頂!360度の大展望で北アルプスのど真ん中に居る感じがヒシヒシと伝わります。
そして、ここから水晶小屋へ細かいアップダウンを繰り返しながら東沢乗越へ。赤茶けた岩の稜線を越えつつ、巻きつつ登って水晶小屋に到着。約13年前に水晶岳に来た時以来ですね〜そして、ここからは急激に登山者が増えて驚きです。あとは、鷲羽を越えて三俣山荘に降りるだけなので、天候も持ちそうです。
ワリモ岳を越えて、鷲羽に登り返し無事に登頂!槍穂に雲が掛かり始めていますが、景色はバッチリ。遠くに野口五郎が見えて歩いた距離を実感です。ここから、三俣山荘に降りて、小屋でコーラをゲットして本日のお宿を設営してから小屋の前で休憩。ここで、小屋泊のソロの男性、ご夫婦と山談議に花が咲き、すっかり16時半。その後、曇り始めましたがテント外で夕食を済まして19時に就寝するも、ここから雷鳴と稲光をお見舞されましたが、眠気が強く雷鳴負けず就寝…
8/1(火)曇り一時雨後晴れ後雨
本日も2時起床です、空は雲が多いですが所々で星が見えています。今日の予報も晴れのち雨&雷となっており、早出早着ですね〜
テントを撤収していると、昨日のソロの男性が黒部五郎小屋に向かって行きました。こちらも4時半前に三俣蓮華へ向けて登り始めました。すっかり曇天ですが、鷲羽や槍穂は見えているのでなかなか気分は良好!しかし、三俣蓮華岳に登頂すると見事なガス…西風が強く谷からガスをドンドン供給するので諦めて双六へ向けて再スタート。
緩やかな稜線を歩くとガスが切れ始め、双六岳山頂が見えてきました。すると雨が降り始め、ほぼ同時に雷鳥さんがひょっこりと登場です。さらに雨脚が強めになったので、山頂へダッシュ!双六岳に登頂し、レインを出していると雨が上がり、西からどんどん青空が広がり始めました!
それと同時に、双六岳独特の山頂台地越しの槍穂や白山、黒部源流の山々と奇麗に見え始めてビックリです。おかげで、しばらくの間は双六岳山頂付近の台地で撮影をしながらのんびり過ごし、早出早着は忘却しました。
その後は、双六小屋に降りて休憩。もう1泊あれば西鎌から槍へ行きたかったですが、3日間休めただけでも良しとして、新穂高へ向けて下山開始。弓折乗越までは槍穂を眺めながらの稜線歩きを満喫して、弓折岳に寄り道して鏡平へ降りました。
そして、わかっていたけれど降りれば暑い…秩父沢で水浴びをし、小池新道も終了し、林道歩きのスタート!ワサビ平小屋でコーラを一気飲みし重い腰を上げて新穂高でマイカーを保管してくれている深山荘へ。登山者用駐車場を通過中に、にわか雨に捕まりましたが、酷くならないうちに深山荘で車を受け取れました!
久々のテント2泊の縦走は、とても充実して楽しかったです!
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