小朝日岳（古寺↑）花々もお山も夢

2023年08月05日(土) [日帰り]

• GPS: 09:25
• 距離: 11.0km
• 登り: 1,122m
• 下り: 1,110m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:55
• 休憩: 1:26
• 合計: 9:21

5:15 大江町朝日連峰古寺案内センター
5:19 5:22 古寺鉱泉跡
5:55 5:55 合体の樹
7:05 7:06 一服清水
7:11 7:11 ハナヌキ峰分岐
8:14 8:22 三沢清水
8:55 9:01 古寺山
9:36 9:43 小朝日岳巻道分岐（北側）
10:07 10:36 小朝日岳
10:57 10:58 小朝日岳巻道分岐（北側）
11:37 11:49 古寺山
12:11 12:24 三沢清水
12:58 12:59 ハナヌキ峰分岐
13:03 13:03 一服清水
13:53 13:53 合体の樹
14:26 14:30 古寺鉱泉跡
14:34 14:35 大江町朝日連峰古寺案内センター
14:36 ゴール地点

天候

晴れ。昼から雲量が増え，13時前からの1時間ほどは遠雷がずっと鳴ってました。その時間に数km北側では雷雨があったようでした。ここしばらく，午後に強い夕立が局所的に発生する傾向が続いています。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・古寺案内センター駐車場　1台1,000円。センター入口に，登山届のボックスと駐車料金入れのボックスが並んで設置されています。駐車料金は，ボックスに備え付けのクルマのナンバー等を記入する紙を書いて一緒に投入。ボールペンは置いてありました。
・センターまでの道は朝日で最高レベルの快適さです。林道区間はすれ違いはできませんが待避所豊富で全面舗装で，長さも3km程度で終わります。

コース状況／危険箇所等

・道の整備は万全です。危険なところはありません。
・一服清水，三沢清水とも，じゃぶじゃぶ出ていました。どちらも手が切れそうに冷たいお水をいただけます。整備ありがとうございます。
・駐車場でクルマにアブがたかってきますがいたしかたなし。クルマを離れれば追っては来ませんのでさっと出発しましょう。道中は，とくに虫はいませんでした。
・登山口の橋の復旧に尽力された大江町ほかご関係の皆様，ありがとうございます。

写真

8/5 5:12

古寺案内センターの広い駐車場，最上段は宿泊者用です。禁・車中泊です。

8/5 5:46

カウンター見るとちょっとわくわくするのはなぜ(^^;？

8/5 6:11

なんとなく背中に気配を感じて振り向くと...月山様。例に洩れず雲をまとってらっしゃいます。「朝日から月山様を拝む」のミッションをコンプできて，もう帰ってもいい気分。

8/5 6:17

ブナ林通過中。

8/5 6:58

一服清水まで来ると序盤戦終了なかんじ。ありがたや。

8/5 7:37

古寺山の登りは花崗岩マサの洗堀された道にて，五頭山や二王子岳と同じ感じです。

8/5 8:06

三沢清水で休憩。本当にありがたい水。

8/5 8:37

古寺山の肩（三ノ沢の源頭）に出ました。障子ヶ岳・赤見堂岳を前衛に月山様と，お供？の葉山，どっかーんと見晴らせます。右遠くに船形山がかすんで見えます。

8/5 8:33

その右側は，鳥原山のすそ野，暖日山，白鷹山，その向こうに遠く蔵王が浮かんで，四重の山脈。

8/5 8:46

古寺山とうちゃく。ひゃっほうお山が見える！

8/5 8:48

ボスと家来一味がどーんと鎮座。

8/5 8:49

小ボス。

8/5 8:49

大ボス。立派すぎてびびります。思わず謝っちゃいます(;'∀')スミマセン...

8/5 8:48

その右への連なり。

さーて小朝日に登りますよっ。

8/5 9:36

小朝日の捲き道分岐から見上げる山頂方向。ダケカンバの列が呼んでます。このあたりは道の照り返しもあって暑かったです(;^_^A

8/5 9:57

イイ!(・∀・)v

誰もいなくて意外でした。

8/5 10:17

中ツル尾根の大迫力とすてきなトンガリの御影森山。

8/5 10:17

ユーフン山の向こうに以東岳。

8/5 10:17

大ボス。

8/5 10:16

さらにアップで。

30分の間に4名ほど通過していかれました。小朝日で休憩する人，いないんだ...

8/5 11:27

下山開始です。小朝日が遠くなります。

8/5 12:23

このコースの水場はほんとうにすばらしくありがたいです。だれもいない三沢清水でまたのんびり休憩。

8/5 13:37

ふたたびブナ林を通過。13時まえから遠雷がずーっと聞こえての下山路です。数km北で驟雨だったもよう。

8/5 14:27

古寺川に戻り。今日も夢からさめます。

8/5 14:30

看板はまだ残っています。昭和感。この独特なフォントとイケてる山のイラストは，どこの職人さんの技だったのでしょう。ありがとうございました。

まずは古寺山山頂以上の偽高山帯の花々。数が多く見られたベスト6は，その1ミヤマコウゾリナ，

その2エゾシオガマ，

その3イブキゼリモドキ，

その4ゴマナ，

その5シロバナクモマニガナ，

そしてその6のヒトツバヨモギ。

ヒトツバヨモギは群生します。

その花アップで。

ここのミヤマアキノキリンソウは花序が小さいです。

ぽつんとキンコウカ。

多くみられたイワオトギリ。

タテヤマウツボグサ。

朝日の登山道でよく見るヒカゲノカズラは，花崗岩地帯によく生えるやつだそうです。古事記にも登場する，人との関わりが長い植物らしいです。

平地でもおなじみヤマブキショウマ。

を？　中越あたりの里山では10月上旬に咲くクロバナヒキオコシが，ここでは8月上旬に咲くんですね...

ヨツバヒヨドリ。

ナンブタカネアザミ。

イワショウブがぽつんとひと株。

ウドがひょろっと。

モミジカラマツと向こうの斜面にその群生。

結実段階のモミジカラマツもあり。金平糖。

ここからの四枚は，木本です。まだ青いコケモモの実ひっそり。

ウラジロハナヒリノキは終盤。

ノウゴウイチゴ　わさわさしてますが実は少ないです。天狗様に食べられた？

アカモノの実が育ち中。

コケの上ににょきにょき生えてるなんだかミニでかわいいやつは，ヒメジョウゴゴケというらしいです。

登山道脇にごく小さな池塘・湿地が二か所ほどありました。そこは，このオオカワズスゲ，または，

エゾホソイで埋まっていました。休憩中のトンボくんの背景できらきら光っているのは，

花の終わったエゾホソイの実が太ってきてるところです。

ここから樹林帯の植物です。
ツバメオモトの実はこのあと濃いブルーになるそうです。わくわく。

をっ。

オオヤマサギソウのようです。

舞ってます。すごい造形。神秘です。

タケシマランの赤い実が成っていました。

アザミ類は難しいですが，ひとまずダキバヒメアザミかなと。。

オオカニコウモリは咲きそろうまでまだ少し。

今日はオクモミジハグマをたくさん見ました。

くるくる紙テープみたいな花びら。この花が弥彦山で見られるのは，まだしばらく先です。

おしまいは樹林帯の木本です。
ホツツジがいっぱい咲いてました。つぼみの先のピンクが激キュート。

ヤブデマリがまだ咲いてる。

エゾアジサイはどこにでも咲きますがどこででもプリティ。

花が終わりかけのリョウブ。

朝日の尾根道の魅力のひとつはキタゴヨウ（ヒメコマツと呼ばれること多め）。恐竜の足みたいなどっしり感。

樹皮も尊い。

撮影機器：

LUMIX DMC-GF5 パナソニック

OLYMPUS Tough TG-6 オリンパス

感想

blueblu

すごいお山を眺め，雲に呼びかけ（心の中で），里ではいろんな季節に咲く花がてんこもりにまざって現れては消え，夏の夢をすごした感じです。