高瀬ダム→野口五郎小屋(泊)→鷲羽岳→双六小屋(泊)→新穂高温泉
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- GPS
- 21:36
- 距離
- 35.1km
- 登り
- 2,901m
- 下り
- 3,086m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:44
- 山行
- 8:36
- 休憩
- 0:41
- 合計
- 9:17
- 山行
- 4:59
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 5:30
天候 | 雲の多い天気。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
トイレ隣接。市のHPによると、駅北側(そこそこ歩く)に無料の市営駐車場があるが、そこは近くにトイレがなさそうなので利用しなかった。駅前で土曜から火曜まで駐めて1500円なら安い! 【JR信濃大町駅→七倉山荘】大町市営?「裏銀座登山バス」1500円 出発前、運転手に手渡し清算 0503バス(約30人乗り)到着 0517出発 乗客7人 0600七倉山荘到着 【七倉山荘→高瀬ダム】乗り合いタクシー(町中走行してるのと同一)一人600円 0640前夜の大雨による規制がかかり、タクシー第一陣(4台・計16人)遅れて出発 0651高瀬ダム着 【新穂高温泉→JR松本駅】濃飛バス 3200円 チケットは新穂高ロープウェイ建物内券売機で購入 入浴後、新穂高温泉バス停でバス待ちしてもよいが、坂道を上って、ロープウェイ前からの乗車をお勧め(バス待ち中、ロープウェイ建物内で涼める)。発車の10分ほど前から乗車開始。 新穂高ロープウェイ11:55発高山行きに乗り、平湯温泉(1230着)下車 平湯温泉からは高山発松本行きのバスに乗り換え(平湯温泉12:55発) 新穂高ロープウェイからの客は皆、平湯温泉で乗り換えしていた。 平湯温泉で乗り換えた松本行きのバスは補助席使ってほぼ満車。積み残しなし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【高瀬ダム〜烏帽子小屋 ブナ立尾根】 昨年登った中房温泉→燕山荘間の合戦尾根は急登感なかったが、ブナ立尾根は急登と感じた。危険なところなし。よく整備された道。12番からスタートし、登るごとに数が減っていく。4番「三角点」から勾配増し、2番から上が特にきつい印象。 【烏帽子小屋〜野口五郎小屋】 三ツ岳分岐〜野口五郎小屋区間、無名のピークが連続。高低差は小さいものの、ブナ立尾根で体力を奪われ、非常にしんどかった。ずっとガスってたのも影響したか? 【野口五郎小屋〜双六小屋】 有名・無名のピークが連続。しかも、高低差が大きい。三俣山荘から先はホンマしんどかった。岩稜区間はペンキの矢印・○印・×印を見落とさないよう注意。 【双六小屋〜新穂高温泉】 始めに標高差100m程度の緩い登りがあり、その後は下る一方。危険箇所なし。岩稜区間はペンキの矢印・○印・×印を見落とさないよう注意。途中からの林道、砂利で滑りやすいので注意。 【給水】 野口五郎小屋:水不足のため一人500mLまで(100円)。500mLペットボトル水600円 三俣山荘:給水フリー 双六小屋:給水フリー |
その他周辺情報 | 新穂高温泉 中崎山荘で日帰り入浴(隣接する観光案内所で100円引きの割引券をもらって800円) |
写真
感想
1年前に中房温泉から合戦尾根を登り、登り切った時に正面に見えた「裏銀座コース」の眺めに感動し、是非歩いてみたいと思っていた。その時の経験を元に今回のコースを計画。当初は烏帽子岳、水晶岳にも登頂する計画。
初日、前日の大雨に伴う安全点検のため規制がかかり、七倉山荘発のタクシー出発が少し遅れた。タクシー運転手情報では「7時頃出発できる見込み。」とのことで高瀬ダムまで5.6km歩かずにすんでよかった。朝から並ぶ足止め客を含め18名がタクシー待ち。タクシーは4台。タクシーの運転手の指示に従って4人ずつ乗車して第一陣の16名が出発。積み残しの2人は第二陣出発になるので、第一陣が戻ってくるまで25分ほどのタイムロスになる。
いざ、高瀬ダムを出発。水は3.5リットル準備し、なくなれば小屋で調達。食料は2日分、3日目は小屋調達のつもり。荷物は普段より1〜2kg重い程度の14〜15kgぐらいか。今回は日帰りではない長丁場。「普段よりペースを落として」とは意識してたものの、天気がよろしくないようで13時には小屋に着きたいし、烏帽子岳にも行きたい。欲張ったせいでオーバーペースになってしまった。烏帽子岳を諦め、野口五郎小屋をめざすが、バテてしまいペースが上がらずだった。
2日目。小屋内の気温は17.0℃。出発時の屋外の気温は11.7℃。風弱く穏やか。全く食欲がない。前日のカレーでご飯をおかわりした影響かと考えていた。朝食として小屋から支給されたおにぎり2つ。無理矢理ひとつだけ口に押し込んで出発。前日朝は快晴だったらしいが、今朝はすでに雲が多い。体は軽く前日の疲れはないように感じた。ほぼコースタイムで水晶小屋に到着。相変わらず食欲湧かず、おにぎりやパンが喉を通らない。カロリー高めのドーナツを口に押し込み水で流し込んだ。天気怪しくペースも上がらずで水晶岳諦めた。これはかなり悔しかった。でも、結果的にはよい判断をしたと思う。三俣蓮華岳を過ぎたあたりで雷鳴が聞こえた気がして、ペースを上げようとしたが、足が言うこと聞かなかった。双六小屋まで、ほぼコースタイムで到着。もうヘロヘロで想定よりかなり遅い到着だった。普段は山地図のコースタイムの7割程度で歩いており、今回もそのつもりで計画していただけに悔しい。今回の行程、私の度量の限界だったと思い知る。
夕食も食欲湧かず、おかずを少し食べたのみ。ソーメンすら残した。食品ロスが大嫌いの私、非常に辛かった。自宅に帰って調べてみると、どうやら激しい運動による食欲不振らしい。アスリートやベテランの方なら皆経験しているのだろうが、経験の浅い私には、風邪ひきの前兆程度にしか思わなかった。万が一のコロナ感染を疑い、同部屋の方に迷惑をかけまいと、なるべく屋外で過ごす。
3日目、室内の気温20.6℃、屋外は13℃程度(だったと記憶。)で霧雨のような天気。前日に比べれば、やや食欲ある。ご飯は少量ではあったが「お茶漬け」にして食べられた。筋肉痛あり。登りの筋肉が疲労しているようで登りが辛いが、槍や穂高の山並みを眺めながらでテンションは高かった。やはり眺めのあるなしでの差は大きい。登ってくる方々、かなり辛そうだったので「この先眺めいいですよ。」と鼓舞しながら下る。膝痛持ちの私であったが、膝の調子は良好のまま下山できた。食欲はかなり回復し、前日食べ残したおにぎりを下山時に(無理矢理ではあったが)食べられたし、松本駅前で蕎麦を口にすることができた。でも帰宅した翌日は、山で食べ残したパンも完食しすっかり回復。
苦い経験をした3日間であったが、ガスガスの隙間から見えたあの雄大な眺め、そして可愛くて仕方のないライチョウの親子、また北アルプス歩きたいと意欲に満ちている。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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20日過ぎから登り残していた裏銀座へ息子と行くか?
それとも行けないのか???
(コロナの4年間アルプスは無縁となり登山意欲も無くしていました)
の状態でヤマレコを探していました。
やはり聞きしに勝る行程なんですね。
烏帽子小屋、水晶小屋、鏡平山荘と前泊の七倉を入れて4泊で計画しています。
台風の影響もあり、行けるか検討中ですが
とてもとても参考になりました。ありがとうございます。
お疲れ 早くとれますように。
コメント、ありがとうございます。
私自身、多くの方々の記録を参考にさせていただいており、「恩返し」といえば大袈裟ですが、どなたかの参考になればの思いで記録しておりました。今回、私の記録がお役に立てたこと、心からの誉れです。こちらこそ、ありがとうございました。
天候に恵まれること、そして何より、息子様との楽しい山歩きになること、心より祈念しております。
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