鷲羽岳・水晶岳

2023年08月10日(木) ~ 2023年08月12日(土)

• GPS: 29:02
• 距離: 47.6km
• 登り: 3,579m
• 下り: 3,583m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:26
• 休憩: 0:27
• 合計: 9:53

4:52 鍋平駐車場
5:24 5:24 新穂高登山指導センター
5:29 5:31 新穂高温泉バス停
5:44 5:47 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
6:06 6:06 お助け風穴
6:21 6:21 中崎橋
6:33 6:33 笠新道登山口
6:45 6:48 わさび平小屋
7:10 7:11 小池新道入口
7:52 7:59 秩父沢出合
8:11 8:12 チボ岩
8:27 8:28 イタドリが原
8:57 8:59 シシウドヶ原
9:36 9:36 鏡池
9:49 9:50 鏡平山荘
10:40 10:42 弓折乗越
10:57 10:58 花見平
11:11 11:11 くろゆりベンチ
11:38 11:38 双六池
11:45 11:47 双六小屋
12:04 12:04 双六岳巻道分岐
13:36 13:37 三俣峠
14:45 三俣山荘

2日目

• 山行: 6:01
• 休憩: 2:06
• 合計: 8:07

4:16 三俣山荘
5:30 5:31 鷲羽岳
6:07 6:08 ワリモ岳
6:24 6:28 ワリモ北分岐
7:04 7:10 水晶小屋
7:47 8:50 水晶岳
9:24 9:31 水晶小屋
10:03 10:05 ワリモ北分岐
10:12 10:12 岩苔乗越
10:16 10:16 ワリモ水場
11:04 11:46 黒部川水源地標
12:23 三俣山荘

3日目

• 山行: 8:28
• 休憩: 1:29
• 合計: 9:57

4:03 三俣山荘
4:53 4:54 三俣峠
5:14 5:23 三俣蓮華岳
5:46 5:47 丸山
6:12 6:13 中道分岐
6:37 7:03 双六岳
7:32 7:33 双六岳中道分岐
7:37 7:37 双六岳巻道分岐
7:50 7:50 双六小屋
7:55 7:56 双六池
8:24 8:25 くろゆりベンチ
8:37 8:38 花見平
8:49 8:56 弓折乗越
9:28 9:36 鏡平山荘
9:38 9:38 鏡池
10:11 10:12 シシウドヶ原
10:34 10:35 イタドリが原
10:48 10:48 チボ岩
10:58 11:00 秩父沢出合
11:38 11:53 小池新道入口
12:10 12:11 わさび平小屋
12:21 12:22 笠新道登山口
12:31 12:31 中崎橋
12:44 12:45 お助け風穴
12:59 13:02 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
13:09 13:09 中崎山荘 奥飛騨の湯
13:15 13:21 新穂高登山指導センター
13:50 13:51 鍋平駐車場
14:00 ゴール地点

天候

毎日快晴！放射冷却のせいか、明け方は異常に冷えた（テント内で8度）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

前日23時に到着したが、平日にもかかわらず下の駐車場は満車。上の駐車場は余裕ありだったが、8/12に下山した時は満車の看板が立っていた。

コース状況／危険箇所等

ザ・一般道。多少暗くても歩けるくらいに整備されている。

その他周辺情報

立ち寄り湯：ひらゆの森（700円）。登山客じゃない人も多くて、人であふれかえっていた。露天の種類が多いのはポイント高い。ロッカーが有料なので、貴重品は車に置いておくのが吉。ちなみに16時に出るころには駐車場すら満車だったらしい。
夕食：十字路。通し営業だったのが、従業員不足で夕食は17時からになったらしい。要注意。

写真

8/10 4:50

3連休の前日(8/10)から山に入ろうと8/9の23時に駐車場に着いたら、下の無料駐車場はすでに一杯！仕方なくP8に停めたので、45分ほどの前残業。。

8/10 4:59

上段の有料駐車場。ロープウェイを使う人なら、こっちの方が便利なのかも（途中駅から乗れるから）。登山者用の駐車場は、1日300円と書いてあった。

8/10 5:34

朝5時半、すでに沢山の登山者。

8/10 5:44

何気に、小池新道に夏入るのは初めて。

8/10 6:44

わさび平。

8/10 7:14

小池新道へ。ゆきだるまがご案内？

8/10 7:46

GWには2回入ったことがあるが、グリーンシーズンは初めて。雪の季節は荒涼とした雰囲気になるが、夏は木が茂るんだなぁ。

8/10 8:57

雪の季節に登る大ノマ乗越。こうやって見ると、よく登れるもんだなぁと思う。

8/10 9:19

鏡平方面に行くのも初めて。

8/10 9:36

鏡池。

8/10 9:39

鏡平小屋。ここには「マスク着用必須」の看板があり、あーすっかり忘れてたなーと焦る。

8/10 9:51

大槍小槍。来週・・・登れるだろうか。

8/10 10:12

本当に、素晴らしい天気。

8/10 10:12

8/10 10:34

弓折乗越

8/10 10:48

双六小屋へ向けて稜線を歩く。

8/10 11:15

双六小屋が見えてきた。ここの稜線を歩くと、今年のGWのことが思い出される。

8/10 11:29

GWは双六谷方面から登って来たんだった。

8/10 11:29

GWに来た時のゾンビの行進が目に浮かぶようだ。（みんなこの頃疲れ果てていた）

8/10 11:37

テント村がすでにできてた。

8/10 11:37

GWは、この斜面をみんなで滑ったなぁ。

8/10 11:40

そして、冬季小屋で宿泊させてもらったっけ。

8/10 11:41

営業中の双六小屋に初めて来た。

8/10 11:46

売店充実。遠くまで「○番でカレーをお待ちの方・・・」とマイクのアナウンスが聞こえるのは、正直興ざめだったけれども。（音量、大きすぎません？）

8/10 12:04

今日は双六には登らずに巻きます。

8/10 12:19

この巻道も、GWに通った道。そのときはもうちょい上を歩いたんだっけ。

8/10 12:56

暑くてツライ。。

8/10 13:05

今回初めて投入した、食パン1斤とチョコレートジャム。

8/10 13:07

手が汚れてるのにちぎってジャム壺にパンを突っ込むことに若干違和感があったけど、そのうち気にならなくなる。

8/10 13:54

ようやく三俣小屋が見えてきた。

8/10 14:38

三俣小屋到着。

8/10 14:49

一番左が私の住居。西日が適度にハイマツで遮られる、最高の場所だった。
ちなみに後ろに写ってるのは、GWのときに冬季小屋に見えたなにか。こんな廃墟じゃ、そりゃ泊まれないわ。。

8/10 14:59

テン場に湧き出る水場。これのおかげでビールも冷やせた。
ちなみに小屋前にも蛇口があり、8/10時点では利用できたが、翌日は利用不可になった模様。

8/10 15:07

鷲羽岳が正面に見える、最高の立地。担ぎ上げてきたクラフトビールと共に。

8/10 16:29

三俣山荘メニュー。ビール500mlで1,100円とは高くなったものだ。生ビールがあったら買っちゃおうかなと思ってたけど、残念ながら缶ビールのみ。

8/10 18:04

夕食は、トップバリュの角煮とフリーズドライの親子丼を活用した他人丼。スープを添えて。
久しぶりにご飯を炊いたけど、無事成功。

8/11 3:23

翌日、角煮の残りをトッピングした塩ラーメン。

8/11 4:16

白んできた夜に浮かぶ鷲羽岳。

8/11 4:57

マジックアワー。

8/11 5:03

登っている間に夜が明ける。

8/11 5:24

日の出。

8/11 5:27

鷲羽岳到着。

8/11 5:31

水晶方面に向かう。

8/11 6:25

そびえる水晶。

8/11 6:53

もうすぐ水晶小屋のハズ。

8/11 7:04

水晶小屋。

8/11 7:19

頂上までもうちょい。

8/11 7:30

確かに山頂までの道のりは岩場がある。冬季でも、ピッケルアイゼンはあったほうが良いだろう。

8/11 7:41

山頂の人が見えてきた。

8/11 7:48

登頂！

8/11 7:59

山の日、快晴、水晶岳の頂上。最高のモーニングコーヒーを味わいました。

8/11 7:59

素晴らしい絶景。

8/11 7:59

8/11 7:59

8/11 8:39

なんと、水晶岳から富士山が見えました！

8/11 9:03

1時間ほどのんびりして下山開始。今日は行動時間7時間くらいなので、余裕ありあり。

8/11 9:13

滑るのに良さげな斜面。

8/11 9:19

水晶小屋に戻ってきました。

8/11 10:04

GWに滑走した斜面を降りていきます。時間的には祖父岳に十分行けるんだけど、GWに通ったこのルートを歩いてみたかった。

8/11 10:09

お花畑！

8/11 10:11

8/11 10:15

水場の看板があるあたりは、全く水が取れる状況ではなかったです。やはり、かなり水不足？（下流にいけばもちろん十分水が取れます）

8/11 10:26

8/11 10:40

来た道を見返す。滑走した斜面を歩くのは、なんとも感慨深いものです。

8/11 11:03

8/11 11:10

渡渉点に来たので、休憩。このままテン場に戻ってもヒマなだけなので、ランチしたり、ブーツ脱いで足を水につけたり。昼寝もしようとしたら、暑すぎて無理でした。。

8/11 11:45

黒部川水源地標

8/11 12:15

名残惜しいですが、三俣に戻ります。

8/11 12:18

前日より確実にテントが増えてます。

8/11 12:29

小屋の中、自炊場の横にトイレあり。この日は、行列ができる大盛況。

8/11 12:32

伊藤新道、もうすぐオープンです。いつか行ってみたい。

8/11 13:22

13時からビール！

8/11 15:26

通路までびっしりテントが張られてます。

8/11 17:33

夕食はダルグリーンカレー。オクラスープを添えて。

8/12 2:54

朝食。トマトツナパスタ。普段だとカレーメシが定番だけど、直後の山行でカレーメシ三昧になるのが目に見えてたので、別メニューにしました。。

8/12 4:24

寒くてよく寝られなかったので、2時半起床、4時出発に。暗いですが、道がしっかりしているので迷う心配なし。
※ いや、テン場で通路のど真ん中に張られてて、一瞬道を見失ったな・・・

8/12 4:41

三俣蓮華への登り。夜明けは近い？

8/12 5:02

朝焼けに槍様。

8/12 5:02

スイスアルプスのような光景です。

8/12 5:07

ギリギリ、夜明けに三俣蓮華の山頂まで間に合いました。

8/12 5:10

山頂で迎える日の出。こんなシチュエーションも久しぶり。

8/12 5:15

名残惜しいですが、移動開始。今日は往路に行き損ねた双六岳山頂をまわります。

8/12 5:34

まるっこい山ですが、歩くと結構遠い。。

8/12 6:30

まだ残雪がありますね。

8/12 6:36

双六岳。山頂は大盛況でした。

8/12 6:45

またもやモーニングコーヒー。山頂コーヒーは至福の時間なので、欠かせません。

8/12 6:58

この絶景を見ながらのコーヒーがたまらない。

8/12 7:11

あとは下山あるのみ。

8/12 7:53

双六小屋のテン場。すでに出発している人が多いらしく、ガラガラ。予約が必要ですが、なんだかんだ直前に空きは出ていたようです。

8/12 8:13

8/12 8:35

本当に3日間とも、良く晴れました。

8/12 9:26

鏡平小屋。

8/12 9:39

8/12 11:34

暑くて暑くて、コースタイム程度でしか歩けませんでした。。やっと小池新道登山口到着。

8/12 11:45

ここでずぶ濡れテントを干す。

8/12 12:09

わさび平小屋のフルーツ達。なんと、スイカ1/8カット1,000円でした。。

8/12 12:52

真正面から日本猿が歩いてきた。もう目が合っちゃってるし、どこにも逃げ場がないし、ガンつけてお互いにビビりながらすれ違い。なかなか怖かった。。

8/12 13:08

新穂高到着。でも、ここからまだ残業が。。

8/12 13:49

やっと駐車場到着。今朝は満車だったようです。

8/12 17:20

平湯から松本への道は大渋滞。下山の時に「今日は十字路のナポリミックスを食べる」のを楽しみに、行動食も控えめにしてたので、お腹が空いて仕方ない。が、到着すると「17時開店」の貼り紙、到着時間は16:55。結果オーライってヤツですね（笑）

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

Galaxy S22 SC-51C docomo サムスン

感想

tartlet

折角の三連休だけど、特に予定が入らず。じゃあ縦走の計画でも考えようかな？と思った時に、最初に思い浮かんだのが、水晶鷲羽。前々から行きたいと思っていて、かつ今年のGWに水晶岳のピークを取り損ねていて、ますます行きたい思いが募っていた。ルートを調べると、ちょうど三俣小屋であればテント泊の予約も必要なく、山の日の前日から停泊すれば、テントの場所も苦労することはないだろう、と即決。翌週に大型山行が予定されていることもあり、オーソドックスに三俣山荘をベースに鷲羽岳、水晶岳を巡る旅山行を計画した。

GWにはトータル3回通っている小池新道。夏に通るのは初めてで、雪がない季節はこんなに木が茂っているものなのかと驚く。冬のルートの大ノマ乗越も、雪がないとそそり立つ壁に見える・・・あんなところを良く登るもんだ。鏡池から双六に歩く稜線も、「ああ、こんなかんじだったよなぁ」と数か月前を懐かしく思いつつ。
よくよく考えると双六岳も登ったことがないのだけど、行きは荷物も重いので、巻道を通って直接三俣小屋まで。ここの巻道、ほとんど日差しを遮るものがなくて、結構ツライ。三俣小屋が見えてからも、何気に時間がかかる。雪がある季節だったら、一瞬でたどり着けるのだけど。三俣のテン場に着いたらすでに結構テントが張られていて結構焦ったが、小屋に近い位置に、ちょうどハイマツで影ができるベストポジションをキープ。鷲羽岳も真正面に見えて、水で冷やしたビールを楽しむ。この時点で、素晴らしい休日に満足。

二日目。放射冷却のためか、寒さであまりよく眠れず。目覚ましより早く3時に起きて、4時半出発。すでに日の出を山頂で迎えるための人が、沢山鷲羽に取り付いていた。三俣山荘から鷲羽岳山頂まではすぐなのだけど、本当に山容が格好いい。そこから水晶岳もそれほどアップダウンが多くなく、山のお散歩状態。水晶岳の山頂では、遠くは富士山まで見渡せる澄んだ空気の絶景を満喫。このまま急いでもあっという間にルートを歩ききってしまうのは目に見えているので、1時間ほどコーヒーを飲みながらのんびり。GWのルートをたどって黒部源流を下り、渡渉点でまた水に足を付けたりしてのんびり。こんなにのんびりと縦走するのも久しぶりだっていうくらい、贅沢な時間を使った。これこそ山旅、こんな山行があっても良い。これだけのんびり過ごしても13時過ぎにはテン場に着き、真昼間からビールとワインを片手にマンガを読みふける。贅沢すぎる。

三日目。またもや寒くて眠れず、2時半起床、4時出発に。結果、あまり狙ってはいなかったけど三俣蓮華の山頂で日の出を迎えることができた。この日の朝も、快晴。素晴らしい夜明けの光景だった。その後双六岳の山頂をGETし、またもやコーヒータイム。今日は下るだけだし、明日も休みだし、急ぐ理由が何もない。が、あんまりにもゆっくりしすぎたのか、予定のコースタイムをほとんど巻くこともできず、しかも新穂高から残業（=駐車場までの40分）があり、結構到着が遅くなってしまった。暑かったし、本番山行前にヒザを壊してもシャレにならないので、あえてゆっくり歩いてたから、仕方ないけど。
その後はひらゆの森で激混み温泉、松本まで激混み道路。下山後の十字路での食事を楽しみにお腹を空かせてたから、ラスト1マイルがなかなか進まずにイライラしたけど、17時再開の5分前にたまたま到着！結果的に、十字路で食事をするための完璧タイムマネジメントになったw

それにしても、冬に訪れた場所を夏に訪れるのはとても感慨深いし、そもそも私は黒部源流付近の雰囲気が大好きなんだろうな。眺めていると、伊藤新道や西鎌尾根も歩いてみたくなってくる。やっぱり縦走もいいなぁ、と思った三日間だった。

【備忘録】
・夏なのでナメてポリゴネストを持っていったら、明け方は異常に冷えて、睡眠が随分浅くなってしまった。連日の快晴で放射冷却状態になっていた？冷えたのは下半身だったので、レインのズボンを着用、ジャケットをとりあえずシュラフにぶち込んだけど、それでも寒い。。
・行動食。toomyちゃん激推しの食パン1斤丸ごと持ち込みを試したら、非常に優秀！50Lザックで余裕があったからほぼ潰れず、370gで1000lcal超えのカロリーはすごい。しかも、何故か異常にお腹にたまる。他にランチパックツナ、クランベリーチーズパンを持ち込んで、3日間トータルで食パン1枚残る、というかんじだった。残った食パンは普通に食事で食べられる点でも優秀。
・三俣山荘のテン場。トイレが山荘の屋内しかないので、山荘の近くにテントを張るほうがいい。8/11は激混みで、山荘に近いエリアは通路も埋まるほど。過去には沢に半分浸かるような個所にまで立ったことがあるらしいので、まぁまだマシなのか。
・最終日、日焼け防止にとアームカバーをずっとしていたのだけど、それでもひどい日焼けになって、お風呂でヒリヒリ状態。真夏の森林限界超えでは、アームカバーしてても、日焼け止め塗らないとダメなのか。。

コメント

pomjun

tartletさん、コンニチハ。
宿泊地は違うし、スピードも全く違うけど、日程と歩いたルートは同じですね。
そして、猿の所ではわたしの前を歩いておられましたね・・・たぶん。
今週はどこを歩くのかな？

tartlet

pomjunさん、コメントありがとうございます！
なんと、サルに遭遇した場にいらっしゃいましたか・・・めちゃくちゃビビッてたので、ちょっとお恥ずかしいです。今週も北アルプスの予定でしたが・・・天候微妙ですね。。