8/11〜13【白馬岳(長野・2932m)】八方尾根から不帰キレットを経て白馬大池へ
- GPS
- 13:36
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,438m
- 下り
- 2,431m
コースタイム
- 山行
- 2:05
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:18
- 山行
- 6:01
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:58
天候 | 3日間とも 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JR白馬駅から路線バスで「白馬八方バスターミナル」(180円) 徒歩10分ほどで八方ゴンドラリフト「アダム」乗り場。(1900円) アルペンクワッドリフト、グラートクワッドリフトを乗り継いで八方池山荘へ。 白馬駅から八方池山荘まで65分程度 【帰り】栂池ロープウェイ 栂池ロープウェイ乗り場で現金購入(2000円) 栂池ゴンドラリフト「イブ」乗り場から徒歩2分ほどで「栂池高原」バス停。 栂池高原から白馬駅まで路線バス(570円・乗車券はバス停向かいの観光協会で購入) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト ロープウェイ乗り場で提出 (インターネットで県警に提出も可能) ●道の状況 八方池山荘〜唐松岳頂上山荘〜唐松岳 特に危険箇所なし 唐松岳〜天狗の頭 唐松岳から下り、Ⅲ峰は黒部側に巻くような道。Ⅱ峰南峰へは浮石多い登りとなる。北峰へはやはり黒部側にやや取り付くようなルート。 北峰からは白馬側に切れ落ちた崖にペンキマークがあり、足元に鎖が「あれ、行けるのかな?」という感じで伸びているが、三点支持ができれば。(個人的には剱岳の別山尾根に比べたらマシです。)鎖が3箇所あり、過ぎたらあとはランラン気分です。空中ハシゴを過ぎると鎖が連続し、登り返すとⅠ峰の頭。さらに下って最低のコル。ここから大下りを登る。(蓮華の大下りよりマシです) 天狗の頭〜白馬村営頂上宿舎〜白馬大池山荘 白馬鑓ヶ岳、杓子岳の登り、杓子岳の下りが辛抱のしどころ。ガレガレが足に来ます。あとは稜線散歩。 白馬大池山荘〜栂池自然園駅 岩場の連続。岩場に慣れていないと辛い。 |
その他周辺情報 | ●登山後の温泉 栂池高原には日帰り施設がありません 白馬八方バスターミナルから徒歩圏内にあるそうです |
写真
感想
白馬八方から唐松岳に入り、三大キレットと呼ばれる「不帰の嶮」を経て白馬大池、栂池自然園へと辿ってきた。3日間とても天気が良く暑いくらいで、景色に助けられながら歩くことができた。
●1日目 唐松岳頂上山荘へ
新宿から「あずさ」で白馬へ。一つの列車ながら松本でホーム対面乗り換えするという。「延長運転」だけど「直通運転」ならず。
白馬駅からは、ザックを背負った人の後についていき、スムーズにアルペンライン乗り場まで行けた。それにしても暑い。ゴンドラリフトに乗ったが蒸し風呂。クワッドリフトが風を切って気持ち良かった。
八方池山荘から歩き始め。多くの登山客でいっぱい。ハイシーズン、人気のルートなら仕方ないが、すれ違い待ちもしばしば。八方尾根を登るのは15、6年ぶりではないだろうか。若かりし頃、フラットな道のように駆け上がっていった記憶しかないが、現実をヒシヒシ感じながら、遅めのスタートを取り戻そうと、気ばかり焦る。雲がだんだん立ち込めてくる。それも、灰色のいやーな雲。ガスガスの中、突如小屋が目の前に、到着。
小屋は満室だが完全予約で寝るスペースはある。コーラが品切れしたのが残念だった。常駐隊の方に明日のルートと天気を確認したところ、「午後夕立ちの予報。キレットはともかく、その先の杓子岳付近で落雷があると退避できない」と早出を勧められた。一昨年のこともあり、アドバイスに従い、朝食をキャンセルすることとした。消灯までの間、隣の人たちと食堂で、百名山のガイド本で山話。楽しい時を過ごした。
●2日目 不帰キレットを経て白馬村営頂上宿舎へ
5時くらいに出るつもりだったが、ご来光目当てに4時前から周りが慌ただしくなりつられて起床。ヘッデンの歩きは疲れやすいので予想と思ったが、唐松岳までヘッデンの灯りが続いているので出ることにした。
唐松岳からはいよいよ未踏区間。先行グループもいたのでそれほど不安なく。途中でご来光を拝みつつ歩いていく。不帰曲北峰から、鎖が始まった。緊張感を持って、三点支持を保ちながら、進んでいくうちに、大下りの取り付き。不帰の頭からは、ストックを出し、ヘルメットを仕舞いこんで通常モードに。早出したのがよかったのか、天狗山荘までは、思っていたよりも順調に歩いた。
天狗山荘からは暑さで、ピークを超えるごとにだんだんとペースが落ちてきた。
白馬鑓ヶ岳からは前日は見えなかった剱岳がどーんと見えた。腰を下ろして休憩していると、「剱人」のTシャツを来た人が剱岳を撮っている。本人の了解をもらってカメラに納めた。
気分とは裏腹に、順調にペースが落ちていき、杓子岳の下りは、ガレガレ道でいっきに足に来た。その後はフラフラと、とにかく足を交互に動かしていただけのような感じで、昼前に白馬村営頂上宿舎へ。
食堂でカレーライスを食べたあとは、衣類を乾かしたり、部屋でゴロゴロ。
夕食はバイキング。どれも美味しい。同じテーブルに居合わせた人と絶賛しながらたらふく食べた。
お腹が満たされたところで、夕焼けを見に散歩。「焼け杓子」を見て満足な一日だった。
●3日目 栂池高原へ下山
朝食もバイキング。いや、凄い、大満足。しばらくして出発。白馬岳、小蓮華岳、素晴らしい景色。三国境からは雪倉岳、朝日岳への分岐があるがいつか行ってみたいなあ。
小蓮華岳から白馬大池までは、大池が見えるがなかなか辿り着かない、長く感じた。
白馬大池から栂池自然園までは岩場の連続。昨日の杓子岳を過ぎた状態ではとても歩けなかっただろう。昨晩、今朝と十二分に栄養補給と休息できたおかげで、割とサクサクと歩けた気がする。ただ、天狗原からは長く感じた。ロッジの建物が見えるとホッとした。
着いた途端、雪解けサイダーとさるなしのソフトクリームを頬張る。生き返った。
お天気に恵まれ最高のコンデションでしたね。
晴天の唐松岳、いいな、いいな。
私が行った時は台風前の荒天だったので、晴れた日に八方尾根を歩きたいです。
不帰嶮は見るだけにしておきます😆
白馬岳は見たら行きたくなりますね!
来年は行けるかなぁ‥
福島遠征、お疲れさまでした。
前回の唐松では、台風に追われるように歩いたので、
今回は景色に恵まれて、随分と助けられました。
ただ、天気に恵まれすぎて、日焼け止めが全部汗で流れてしまい、
季節外れのトナカイになっていますw
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