念願叶ったり北穂テラス活動と前穂の縦走
- GPS
- 23:31
- 距離
- 29.0km
- 登り
- 2,530m
- 下り
- 2,499m
コースタイム
- 山行
- 8:58
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 9:58
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 2:52
- 合計
- 10:01
- 山行
- 2:03
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 3:00
天候 | 8/11 am快晴 pm 快晴(酷暑)ev 曇 mn 快晴 8/12 am快晴 pm ev 晴 mn 快晴 8/13 am快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特筆すべき崩落などはない |
その他周辺情報 | 竜島温泉 せせらぎの湯 さわんどから松本方面に30分ほど 梓川渡るが入り口がわかりにくい。 |
写真
装備
個人装備 |
L1ロングシャツ
L2防寒着
L3ダウン上下
L4シェル
L0タイツ
L0シャツ
予備靴下
グローブ
予備グローブ
L5レインウエア
日よけ帽子
着替え
予備靴ひも
ザック
ヘルメット
ゲートウッドケープ
宿泊時食料
行動食
非常食
飲料
コンロ一式
コッヘル一式
ライター
水筒
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
スマートフォン
モバイルバッテリー
時計
タオル
ナイフ一式
|
---|---|
共同装備 |
共通食糧
ワイン
日本酒
|
感想
何回かやって来た北アルプス核心部。初めてのアタックでは雨でびびって大キレットをまいて新穂高に下りて奥穂に登り直すという怪ルートを選択のため北穂通過せず、から始まり次いで、北穂に至るも嵐のため下山、一昨年は槍〜西穂の縦走を5年越しでこなせたのだがまたしても大雨に出会い、「北穂高小屋のテラス活動」と「最後の3000m超峰の前穂登頂」が、未完であった。
今年はこれら残されたミッションを目指すわけだが、山の日絡みはいつも嵐と遭遇するわけで、今年もまた6号台風が迷走する中、mineシェフと画策する。
チーム?メンバーは他の山行予定で都合が悪く2人のみでの山行として先ずは計画された。
ここで、七ツ石で知りあい十勝岳で偶然ばったり再会したtorita女子にお声がけしたところ、パートナーのkeneeetaka男子を含め参加の意向。
小屋泊は取れなかったのでとりあえずテント泊で計画したが2週間ほど前に彼女がコロナにかかり行けるかどうか分からないとの連絡があった。
まぁテント泊なので問題ないよと言うことで流しておいたが、やがてそのコロナは彼に移ってしまったそうで、さてどうするって聞いたところ「私だけ行きま〜す」とのお返事。
かくして3人での出発となった。
1日目
前泊(車中泊)のさわんどBTでバス待ちは長い列のため、タクシーで上高地へ移動。横尾までの長い道のりをこなし、いよいよ涸沢へ。徐々に高度を増しながらピーカンの天気で温度も増していく。
やっとこ涸沢小屋でアイスで体を冷却し、すわ、北穂高の南峰テン場を目指す。
ここからは日陰もなく暑さとの戦いであった。
ガスがかかると涼しく登るのには良いのだが、目的の晴れた状態でのテラス活動には支障がでる。この葛藤と戦いながらも、予想よりやや早くに北穂高のテント場に到着し場所を確保しつつ、自分
は受付へ向かう。
ここで小屋の空きがないか確認したところ、3名大丈夫と言うことで急遽小屋泊に変更したが、これが大正解であった(酔っ払ってテント場に戻ろうものなら、確実に遭難だわなぁ)。
すぐにテント場に戻り、撤収と移動を提案したところ、全員依存なく、4時前に無事北穂高小屋に到着し、すぐにテラス活動へ。
ところがテラスの前はガスガス。嵐ではないが、これではテラス活動とは言えないと思いつつも、とりあえず天候の回復を信じて生ビールからスタート。
mineシェフの繰り出すスーパー山飯を堪能しつつ、半ば諦めたその時、槍が、南が、大キレットがその勇姿を現す❗️
見えた〜❗️ワイングラスと槍。肉と槍など、ありとあらゆるポージングでテラス活動の証を残す。
やがて夕焼けが一体を包み、活動はクライマックスを迎える。
遂に、北穂高テラス活動は完遂したのである。
さらにその日の夜は快晴であったため、ペルセウス座流星群の流れ星を堪能しつつ、眠りについた。
2日目
朝から天気は良好で生まれて初めて(笑)北穂高からの御来光を拝み、前穂高〜吊り尾根〜奥穂高ジャンダルムに至るモルゲンロートを楽しんだ。
しばらくして北穂と別れを告げ、涸沢岳を経て、穂高岳山荘に向かう。
このルートは、これまで1度、土砂降りの中歩いたことがったが、今回は晴天下である。
まぁ土砂降りの中大丈夫だったから楽勝だよね〜なんて思っていたらガスガスの時には感じ得ない高度感でスリル満点だった。
涸沢カール側はまだマシだが、槍平側は落ちたら死ぬに決まっている感じの切り立ったトラバース。
torita女子がびびっている顔を笑いながらも、実はこっちもチョイびびっていた。それでも穂高岳山荘には9時前に到着し、ここで今後の天候も考慮して当初予定のテント泊はせす、岳沢小屋を目指すこととした。
奥穂高山頂では、写真撮影渋滞に巻き込まれ、小一時間ほど無為な時間を過ごす。
そのうちにまずは岳沢カールからガスが上がってきて、やがて涸沢カールもガスで充満された。
南陵の頭あたりでは絶景だったにもかかわらず、前穂高山頂に到達した頃には、山全体がガスで覆われてしまった。
ただこんな天気なので、山頂直下で雷鳥のつがいに遭遇できたのはよかった。
前穂高山頂から岳沢小屋までほぼ同じような急降下の道である。膝を中心に体中に疲労を蓄えながらも直途中からガスが晴れて、絶景を堪能しつつ、岳沢小屋に至る。
小屋はキャンセルもなく満室だったので、今回初のテント泊を敢行。
テント泊の人数も多く河原にテントを張っている人も現れたほどであったが、我々が到着したときにはギリギリ3張分の空き地あり運良くテントははれた。
岳沢小屋前の石テーブルて再びmine シェフ山飯を堪能。
2日目にして繰り出される肉料理に加えアクアパッツァにtorita女子も大喜びであった。
充分過ぎる晩飯を平らげ、持ち上げた酒も全て飲み尽くし眠りについた。
3日目
この日は上高地へ降りるのみ。標高差約700メートル程度の山行である。とは言え、結構な距離と高度をこなしてきたダメージは少なからずあり、ぼちぼち歩きながら、それでも2時間程度で7時30分頃に上高地に到着。トワサンクでソフトクリームを食べようと列に並び、その時にお弁当トラップに引っかかってしまい、朝飯とソフトクリームをいただいた。
その後、カッパ橋を通過しほどなく上高地のバスセンターへ到着し、この山行は終了した。
「北穂高テラス活動」及び「前穂高登頂による3000m超峰制覇」というミッションを無事完遂し、感無量のうちに帰路についたのである。
(とは言え、翌日美ヶ原寄る予定でオートキャンプ場入りするも、雨と二日酔いでそのまま退散という不始末…笑笑)
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