白峰北部〜仙塩北部〜早川尾根


- GPS
- 26:41
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 4,133m
- 下り
- 4,121m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:15
- 山行
- 11:41
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 13:15
天候 | 8/11 快晴、暑い。 8/12 快晴、猛暑。14時頃から一時ガス。 8/13 10時ごろまで快晴。以降ガス、一時小雨。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
03:30時点で乗合タクシー始発予約無しは満車。バス待ちはザックが8個。始発バスは5台出た。 帰りは広河原11:00発甲府駅行きに乗車。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
⚫︎広河原〜北岳(草すべり経由) 急登続きできついが危険箇所無し。危険なのは暑さ。 ⚫︎北岳〜間ノ岳 岩場でルートが不明瞭な箇所はあるが、迷うほどでは無い。 ⚫︎間ノ岳〜三峰岳 急傾斜の岩場を下って一気に標高を落とす。短い区間だが高度感あり。危険箇所は無いが慎重に。 ⚫︎三峰岳〜野呂川越 岩場からすぐにハイマツ帯になる。1箇所鎖場あり。鎖場を過ぎると長い樹林帯。 ⚫︎野呂川越〜伊那荒倉岳 急登続く。引き続き樹林帯。横川岳、独標でau電波あり。ここで天気予報チェック推奨。 ⚫︎伊那荒倉岳〜仙丈ヶ岳 コースタイム通り1時間ほど歩くと樹林帯抜けてハイマツ帯に出る。大仙丈ヶ岳手前から岩場になり、ほどなく仙丈ヶ岳。 ⚫︎仙丈ヶ岳〜長衛小屋 仙塩経由で来ると非常に歩き易く感じる。六合目から樹林帯になる。 ⚫︎長衛小屋〜アサヨ峰 樹林帯の急登から始まり、栗沢山手前からアサヨ峰まで高度感のある岩場。アサヨ峰手前にほぼ垂直の鎖場あり。ゆっくり手掛かり足掛かり探せば問題無し。 ⚫︎アサヨ峰〜広河原峠 きついアップダウンを繰り返しながら高度を下げて樹林帯へ。狭い尾根にハイマツが迫り出しているので、ザックの引っ掛け注意。区間の中盤から緩いトレイルになる。 ⚫︎広河原峠道〜登山口 土と木の根がメインで歩きやすい。白鳳峠より安全に下れる。 |
その他周辺情報 | ⚫︎白根御池小屋で白峰三山バッジ購入。500円x3。 ⚫︎北岳山荘にてテント泊1100円+夕食2000円。他アイス300円と缶ビール600円出費。 ⚫︎長衛小屋にて素泊まり小屋泊6800円。旧広河原手拭いと長衛小屋手拭い各1000円、コインシャワー15分500円、缶ビール500円出費。ペットボトル飲料各300円。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
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写真
感想
二度目のテント泊縦走は二泊三日で仙塩北部を絡めての周回コースに挑戦しました!
前回より重量・行程共にアップし、やや不安がありますがきっと達成感もあるはず。
一つ目の関門は、登山口までの道のり。中央道の渋滞、始発バス待ち、仮眠2時間。かなりハードで序盤の核心部でした。
1日目
・大門沢より楽だろうと甘く見てたら草すべり超キツイ!全くスピードが上がらない、暑い、バテる。
・北岳山荘13時着。テント場暑すぎ!早着が仇となり、炎天下で時間を持て余す事態に。進退極まって、ハイマツの木陰で昼寝。
・夕食後に稜線に上がると、西の空が夕日で黄金色に輝いていた。そうか、これがテント泊の醍醐味なのか!
2日目
・念願の日の出と三峰岳からの農鳥+富士山は感動的な絶景でした!
・いよいよ仙塩尾根北部、ひたすら樹林帯のアップダウンで暑いしツラいし長い!けど、日光の山みたいな修行感あって無心に歩くのが楽しくもある。三峰岳から仙丈ヶ岳までしっかり7時間半、まだまだ修行が足りないと実感します。
・近づく甲斐駒ヶ岳&鋸岳の迫力に圧倒されます。
・長衛小屋到着も、疲労困憊でテント設営&撤収の気力が無く。心折れて小屋泊に逃げました。
3日目
・小屋泊最高。だいぶ疲れも取れて、すぐ出発できる。予定通り4時出発でほぼ遅延なし。
・栗沢山頂手前あたりからの高度感ある岩登りに少しビビるが、女峰山に鍛えてもらったので大丈夫。アサヨ峰まで岩づくし。
・栗沢山・アサヨ峰からの眺望は、眼前に迫る甲斐駒ヶ岳、眼下に広がる雲海、西を見れば北岳〜仙丈ヶ岳まで一望。3日間通してここが最高の絶景と確信しました。
2泊3日のテント泊という計画だったのに2泊目を小屋泊にしてしまったという敗北感は否めませんが、コンディション的に無理しなくて良かったと思っています。快晴・絶景の南アルプスをお腹いっぱい楽しめて、最高の3日間でした!
【メモ】
・前回テント泊の課題
1.下痢・胃もたれ対策→下痢止め・胃薬携行、問題無し。
2.行程に余裕をもって計画する→一日目は小屋に早着、二日目は行動時間が長くなってしまった。小屋が少ないエリアなので仕方ない部分はある。前回よりはしっかり計画できたと思う。
3.水分管理→水3Lでスタート、小屋や水場を通過するたびに満水まで継ぎ足して不足なし。飲料として1時間に500ML消費で見積もって少し余る感じ(風の弱い真夏の南アで15kg弱背負って登りで、という条件で)。体力・筋力つけてもう少し重量キャパ増やしたい。
・新たな課題
1.テント撤収めんどくさい問題
二日目、長衛小屋テント泊を諦めた理由が設営・撤収を面倒に感じてしまったこと。二日目の行程がきつかったのももちろんだが、根本的にテント泊の経験値が足りないのに二泊三日を組んでしまったために、解決しきれていない面倒くささがキャパオーバーとなってしまったのが原因と自己分析。とにかくパッキングが未熟。ザック内の重量バランス・出しやすさ・雨撤収想定・テント内の整理整頓・二日目もスムースに設営できるパッキング等、経験を積むべきと感じた。
2.行動食
プロテインバー(チョコ)6本持って行ってデロデロに溶けるという大失敗。カロリーメイトはやはり水無しでは飲み込めない。ラムネ+塩タブレットは大活躍。今回の発見は無印のバナナバウムが食べやすく一個450kcalと優秀だったこと。夏場はバウム多めに持つのもアリか。
3.食糧計画
今回の山行に当たって、(エネルギー定数・ルート定数)X重さで算出する消費カロリーを参考にした。
1日目 07:16 / 6.4km / ↑1700↓328m 2240kcal
2日目 11:43 / 18.5km / ↑1371↓2265m 2884kcal
3日目 08:25 / 9.3km / ↑963↓1432m 2006kcal
実際は前日までに摂取したカロリーや小屋の夕食、最終日は下山後すぐ食事できるため上記カロリー+基礎代謝分全て背負っていく必要はない。とはいえ、一泊ほど雑な計画だと二日目のバテが怖い。
<食料内訳(行動食含む)>
・カレーメシ400kcalx3 (2個消費)
・ビバークレーション400kcalx3 (1個消費)
・チョコチュロス500kcalx1 (消費)
・バナナバウム450kcalx2 (消費)
・大粒ラムネ1袋153kcalx3 (1袋消費)
・カロリーメイト1袋200kcalx6 (3袋消費)
・アミノバイタルパーフェクトエネルギー180kcalx2 (消費)
・アミノバイタルマルチエネルギー180kcalx1 (消費)
・トレールチャイx3 (消費せず)
・FD豚汁x2 (消費せず)
・プロテインバー195kcalx6 (消費せず)
合計約7500kcal(うち3890kcal消費)
約半分余らせてしまった。無理なくタイムを縮めて、焦らず食事できる余裕を作れるようになりたい。
【山梨百名山】
19. 仙丈ヶ岳
20. アサヨ峰
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