湯俣川を詰め沢二泊 伊藤新道を下る

2023年08月11日(金) ~ 2023年08月13日(日)

• GPS: 26:03
• 距離: 43.0km
• 登り: 2,356m
• 下り: 2,362m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:53
• 休憩: 0:14
• 合計: 6:07

距離 14.6km 登り 607m 下り 265m

9:37 高瀬ダム湯俣登山口
10:18 東京電力高瀬川第五発電所
10:37 林道終点
11:10 名無避難小屋
12:03 湯俣山荘
13:14 湯俣
13:43 13:45 第一吊橋跡
14:01 14:11 衝立岩
14:45 14:47 第三吊橋跡
15:32 第四吊橋跡
15:44 CO1620Mビバーク

2日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 1:06
• 合計: 8:47

距離 7.0km 登り 872m 下り 171m

6:23 CO1620Mビバーク
6:58 第五吊橋跡
7:24 7:25 赤沢の出合
8:16 8:20 硫黄沢の出合
10:47 10:49 モミ沢の出合
12:38 13:37 樅沢と弥助沢の出合
15:10 CO2320Mビバーク

3日目

• 山行: 10:39
• 休憩: 0:21
• 合計: 11:00

距離 21.4km 登り 885m 下り 1,948m

5:55 CO2320Mビバーク
6:50 6:59 伊藤新道合流
8:46 伊藤新道展望台
10:37 第五吊橋跡
11:25 11:26 第四吊橋跡
12:15 第三吊橋跡
12:52 12:59 衝立岩
13:17 13:18 第一吊橋跡
13:46 湯俣
14:30 14:31 湯俣山荘
15:26 名無避難小屋
15:50 15:51 林道終点
16:10 東京電力高瀬川第五発電所
16:53 16:54 高瀬ダム湯俣登山口
16:55 ゴール地点

天候

3日間晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

長野県大町市七倉登山口
自家用車で乗り付け、車は無料駐車場へ止めて、タクシーで高瀬ダム上部まで（1車2400円　人数で割り勘できる）

コース状況／危険箇所等

湯俣川の水量は少なく、遡行には好都合だった。
衝立岩（ついたていわ　俗にガンダム岩）の下をくぐるのも、腰まで水に浸かっただけで済んだ。
何度も行う渡渉も全く危なげなし。

釣り
今回晩御飯のおかず調達の目的でルアー竿を持参。
わずか20分もかからずに必要数捕獲w　イワナは驚くほど居る。

そうめん
300gx1袋をゆでたが、2人では足りなかったw　大人2人だったら500gから600g有っても食べられそうだ。
東丸のそばつゆ粉末タイプ　すりごま　乾燥ネギ

写真

8/11 8:56

（gra）七倉の登山相談所前に偶然1台分の空きを見つけて滑りこんだ駐車場

8/11 9:27

（gra）高瀬ダムまでタクシーで標高と時間を買った。
この時点で9時半と出遅れw

8/11 9:37

(to)高瀬ダムから最奥に烏帽子山のピークが見えた。どえりゃー良い天気！水はなんとも言えないエメラルドグリーン、温泉成分を含んだ湯俣グリーンだとか。

8/11 9:45

（gra）トンネルは長い

8/11 11:09

（gra）名無避難小屋

8/11 11:16

（gra）隧道

8/11 11:49

(to)奥中央に見えるのは北鎌尾根の最初のピークかな。

8/11 12:06

(to)晴嵐荘に渡る吊り橋とゴンドラ。我々は右岸をそのまま進んで湯俣川に入る。

8/11 12:21

（gra）昼ごはんにそうめんを作る
300gx1袋をゆでたが、2人では足りなかったw　大人2人だったら500gから600g有っても食べられそうだ。

8/11 12:21

（gra）そうめん

8/11 12:21

（gra）粉末のめんつゆ

8/11 12:31

(to)夏のお昼はそうめんに限る！！

8/11 13:00

（gra）晴嵐荘のつり橋が見えた

8/11 13:03

(to)湯俣川と水俣川の二俣、右が湯俣川。

8/11 13:05

(to)水俣川にかかる吊り橋を渡る。左手に行くと千丈沢、天井沢方面。

8/11 13:05

（gra）水俣川を渡るつり橋

8/11 13:11

（gra）湯俣川沿いの温泉湧出地　こんなのがいっぱい有った

8/11 13:11

(to)至る所で熱湯が噴き出してます。

8/11 13:19

(to)「波止場のポーズ」らしいが例えが古過ぎてついていけませんwww

8/11 13:19

（gra）tooさん「波止場のポーズ」で決めるw
(to) これはヤラセですwww

8/11 13:19

（gra）墳湯丘

8/11 13:30

（gra）水はまだ冷たいので岸を巻く

8/11 13:43

(to)ゴルジュ帯に入ります。水量は少ないようだ。

8/11 13:46

（gra）ゴルジュ地形の湯俣川沿いをひたすら河原歩き

8/11 13:50

(to)最初の吊り橋に到着。

8/11 13:51

（gra）修復されたつり橋

8/11 13:52

(to)graveltrekさん

8/11 13:55

(to)ガンダム岩と呼ばれているらしい。岩にホッチキスも打たれているが、我々は水線を通った。

8/11 13:59

(to)水量が少ないので楽勝。

8/11 14:10

(to)ゴルジュ帯は続く。

8/11 14:14

(to)左岸上にホッチキスと桟橋が設置されているが、水線通しで問題なかった。

8/11 14:28

(to)ヘツリもある。深いところは胸まで浸かったかな。

8/11 14:46

(to)こういう場所に砂場があって、その砂がついたソールで岩に乗ると凄く滑るのでうっとしい。

8/11 14:53

(to)graveltrekさん、ヘツル。

8/11 14:53

(to)2本目の吊り橋。

（gra）帰りには三俣小屋の方々が修繕作業をされていましたね。

8/11 14:55

(to)水量が少なかったので、吊り橋を渡らず渡渉しました。

8/11 15:03

(to)まだまだ続よ。

8/11 15:23

(to)水量が少ないので渡渉やヘツリの難度は低めと思う。

8/11 16:44

(to)今日のビバーク地。平らな場所で流木も多く、水もすぐ取れて良いところだった。タープを張りました。

（gra）この湯俣川沿いは適地が少なかったですね！水も薪も取れるとなるとなかなか、そんななかこの場所は整地もせずに寝られました。

8/11 17:32

(to)飯炊きの合間にビールタイムgraveltrekさん。うまそうだっった。

8/11 18:06

（gra）11日の晩御飯　フライパンは取っ手を外したアルミ21cm

8/11 18:06

（gra）tooruohさんの作ってくれた豚汁

8/11 18:21

（gra）調理場全景　焚き火ゴトクが役に立ちました！

8/12 4:36

(to)朝食は昨晩の残りの豚汁とベーコン目玉焼き（焼き加減はgraveltrekさんがこだわっていたな〜w）

8/12 4:50

（gra）食後のコーヒー付き

8/12 4:51

（gra）ヤカンまで出てきてびっくり

8/12 6:26

(to)湯俣川を詰めていく。周りの岩が赤っぽくなってきたぞ。

8/12 6:47

(to)う〜ん、正面は三俣蓮華あたりか？

8/12 6:54

(to)3本目の吊り橋。整備途中のようで踏み板がまだ設置されていなかった。

8/12 6:54

（gra）12日も湯俣川を遡行

8/12 6:55

(to)踏み板がないので大股で歩く。

8/12 6:56

踏板なしのつり橋　怖かった

8/12 6:59

（gra）湯又川から尾根へ登っていく伊藤新道　我々はそのまま川沿いを行く

8/12 7:04

（gra）湯俣川を詰めていく。

8/12 7:04

(to)

8/12 7:07

(to)

8/12 7:21

(to)

8/12 7:22

(to)赤沢方面、伊藤新道は山側を巻いてここに出てくる。

8/12 7:26

（gra）

8/12 7:30

(to)硫黄尾根から流れ込む沢との合流部。硫黄尾根からの沢底は真っ白だ。

8/12 7:35

(to)真っ白な川底を渡る。

8/12 7:35

（gra）左岸から流れ込む真っ白な川　温泉の冷えた奴で湯の花の塊だ

8/12 7:36

（gra）

8/12 7:36

（gra）温泉成分湯の花で真っ白な流れ　観光地でなら見られるが触ることは出来ないだろう、でも我々はこの中を歩ける！幸せ者です。

8/12 7:44

(to)湯俣川をまだまだ詰めるよ〜

8/12 7:47

(to)滝も何本か出てくるが、簡単に巻ける。あえてチャレンジはしませんwww

（gra）通過不能な個所は有りませんでしたね、水量さえ少なければ涼しくて良い道です。

8/12 7:48

(to)真っ白にコーティングされた枝沢からの流れ。

8/12 7:48

（gra）カルシウム分が固まった物の様です

8/12 8:12

(to)滝です、巻きます。

8/12 8:13

(to)右俣が湯俣川、左は硫黄沢

（gra）右俣にはいって直ぐから魚が走る様になりましたが
、ここより下流域は全くと言っていい程魚影なしでした。硫黄の成分が高すぎて魚は生息できないようです。

8/12 8:21

(to)まだまだまだ湯俣川を詰めるよ〜

8/12 9:10

（gra）群馬から一人で釣りに来た方　行動予定が同じだったのでしばし前後しながら移動　彼はかなりの数のイワナを釣ったらしいルアーマンだ

8/12 9:10

（gra）

8/12 9:20

(to)滝です、巻きます。

8/12 9:23

(to)滝です、巻きます。

8/12 9:30

(to)滝です、巻きます。　

8/12 9:49

(to)滝です、巻きます。

8/12 9:49

(to)滝です、巻きます。

（gra）硫黄沢の出会いからここまで滝場が続きましたね。

8/12 9:52

(to)正面には三俣蓮華が見えるになってきた。

（gra）滝場が過ぎると穏やかな流れに成った。

8/12 10:04

(to)三俣蓮華方面

8/12 10:34

(to)

8/12 10:48

（gra）硫黄尾根側からの支流の流れ込みが無くなると、川の白濁は収まったが、岩のヌメリが酷くなりラバーソールでは滑った

8/12 10:48

（gra）傾斜は結構ある山岳渓流

8/12 12:19

(to)弥助沢との合流点。そうめんを食べてgraveltrekさんが釣り糸を投げると・・・

8/12 12:46

(to)いきなり岩魚がヒットする。この後も天才釣り師graveltrekさんにより、岩魚が天寿を全うすることに（？）なった。

8/12 12:46

(to)今晩のおかずです（嬉）成仏して下さい。

（gra）魚影が濃すぎますw　釣り堀じゃないんだからw　ルアーを1投で1イワナですから、腕とか技とか関係なし(笑)

8/12 13:40

(to)弥助沢を詰めていきます。

（gra）晩御飯のおかず調達に3時間ほど見てましたが、20分で終了で来たので、安堵の心で遡行中ですw

8/12 14:25

(to)正面中は鷲羽岳かな。

8/12 14:46

(to)中央の鞍部は三俣山荘あたりだろう。

8/12 16:05

(to)振り返ると樅沢岳と樅沢東峰が。

8/12 16:05

（gra）ビバーク地から良く見えたヤリ

8/12 16:06

（gra）本日のイワナ丼の為に三枚におろして塩を振って置きました。
果物ナイフでの三枚おろしはなかなか手こずりました(笑)

8/12 17:17

(to)graveltrekさんが岩魚を料理してくれる。

（gra）小麦粉をまぶしたイワナを油で揚げ焼きにしておいて。

8/12 17:34

(to)もうすぐ出来上がり。

8/12 17:34

(to)お腹がグ〜グ〜鳴ってきたぞ！

（gra）「ウナギのかば焼きのたれ」を煮立たせるようにしながら揚げ焼きしたイワナをたれに絡ませます。

8/12 17:37

(to)岩魚の蒲焼丼 by-graveltrek

（gra）フライパンに残ったたれをご飯にまんべんなく掛けてから、イワナを載せて、その上からたれを追加で掛けて出来上がり！

8/12 17:37

(to)タレもかけてね。激ウマでした。

8/12 17:38

(to)冷えたビールでご満悦、ごちそうさまでした。

（gra）担ぎ上げたビールが至福w
ちなみにgravelの座ってる所が、今夜のtooruohさんの寝場所です。

8/13 5:23

（gra）今日の泊地はCO2320mのテン泊不敵地　タープも張る場所ないんで、シュラフカバーにシュラフを入れて夜露対策をして露天で寝たw

8/13 6:00

(to)朝イチから弥助沢を詰める。

8/13 6:09

(to)だんだん流れは細くなり、正面には鷲羽岳への登山道が見える。

8/13 6:09

(to)振り返ると樅沢岳と樅沢東峰。

8/13 6:26

(to)さらに詰めて正面、鷲羽岳。

8/13 6:29

(to)お花畑を詰めて行く。

8/13 6:39

(to)最後の詰めはガレ場登り。

8/13 6:50

(to)背後には槍ヶ岳

8/13 6:50

(to)伊藤新道に合流しました。奥は三俣蓮華岳。

8/13 6:50

(to)槍ヶ岳方面の展望が素晴らしい。

8/13 6:52

(to)弥助沢の全貌を見おろす。この沢を登って来ました。

8/13 6:52

(to)伊藤新道の入り口。トラバース道ですね。

8/13 6:53

（gra）台風が気に成って居るが、良い天気なのでまぁイッカ！

8/13 6:53

（gra）「見よ！あれが巨人の山だ！」と教えてくれたtooruohさん

8/13 7:01

（gra）言葉はいらない

8/13 7:01

（gra）三俣蓮華岳

8/13 7:01

（gra）伊藤新道はトラバースが多い

8/13 7:08

(to)伊藤新道からの展望が素晴らしい。

8/13 7:17

(to)お花畑も絶好調！

8/13 7:19

(to)さて下山しましょうか。

8/13 7:20

(to)

8/13 7:23

(to)

8/13 7:28

(to)右ー双六岳、左ー樅沢岳

8/13 7:30

（gra）かぶり岩

8/13 7:51

（gra）庭園の標識は熊に壊されていた

8/13 7:51

(to)う〜ん、このポーズなんだっけ？老人のポーズ？？

8/13 7:51

（gra）庭園とおじい

8/13 8:30

(to)硫黄尾根越の槍ヶ岳

8/13 8:31

（gra）

8/13 8:31

（gra）展望台でおじい

8/13 9:06

(to)紅く荒々しい硫黄尾根。

8/13 9:18

(to)トラバースが終わると赤沢に降っていきます。写真中は湯俣川。

8/13 9:20

(to)中央は赤岳かな。

8/13 9:20

（gra）

8/13 9:20

（gra）硫黄尾根に隠れそうなヤリ

8/13 9:24

(to)硫黄沢？

8/13 9:25

(to)湯俣川

8/13 9:31

(to)赤沢へは急斜面を降ります。

8/13 9:58

(to)赤沢を少し降って、湯俣川に入ります。

8/13 10:08

(to)湯俣川に合流します。

8/13 10:09

(to)赤沢方面、伊藤新道はここから少し山側を巻いて行くようです。我々はそのまま湯俣川を降りました。

8/13 10:09

（gra）厳しかった伊藤新道を下り切ったら赤沢の出会い

8/13 10:09

（gra）我々は赤沢を下って流れとともに湯俣川に合流する

8/13 10:35

(to)湯俣川を降って、伊藤新道に合流した。

8/13 10:35

（gra）3日目に帰った来た

8/13 10:40

（gra）やっぱり怖い

8/13 11:00

(to)

8/13 11:08

(to)

8/13 12:46

(to)山側の桟橋を歩いてみた。水量が多い時には助かるだろう。

8/13 12:57

(to)ガンダム岩まで戻ってきた。

8/13 12:59

(to)やっぱり水線突破。

8/13 13:00

(to)

8/13 13:01

（gra）衝立岩

8/13 13:01

（gra）ガンダムとおじい

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

OPPO Reno3 A OPPO

感想

graveltrek

お盆の4日前に成っても行き先が決まらなかった今年の夏休み山行。
tooruohさんの提案してくれた伊藤新道の踏破に、gravelの釣りを加えて、豪華な食事を楽しみつつピークを踏まない珍しい山行と成った。
これだけ贅沢で美味しいヤマ飯を食べた山行は記憶に無い（笑）

タープも張らずに、露天でシュラフカバーで寝た夜。久しぶりに見た天の川に感動。空中に広がるすごい数の星に「捨てたもんじゃ無い！」と呟いてしまった。

沢泊に焚き火と美味い飯！止められそうに無いです。

tooruoh

お盆休み山行は釣りが出来て、焚き火ができて、人のあまり入ってこない所ということで、湯俣川を遡行して弥助沢から三俣山荘に詰め上がって、伊藤新道から下山するという計画になった。

一日目は高瀬ダムからダム湖沿いの林道を歩き、途中からは平坦な登山道歩き。湯俣からは沢靴に履き替えて湯俣川を遡行する。水量は多分かなり少なめで、快適な渡渉を繰り返す。暑い日には丁度いい感じで気持ちが良い。大体の渡渉ポイントはひざくらいで、ヘツリも簡単なところが多かった。ただ、水量が多いと困難になるだろうと思われるポイントもある。伊藤新道として整備が進んでいるとのことで主な渡渉ポイントはピンクリボンでマークされていたし、吊り橋が三本と桟橋が一箇所設置もされていた。ただ、ほとんどの渡渉は自分自身でのルートファインディングが必要となる。赤沢へ抜ける巻道（伊藤新道）が整備されているようだが、我々は沢を詰めたので未確認。

ワリモ沢を少し過ぎた辺りで適当なビバーク地があったので一日目はここまで。タープを張って、薪を集めて焚き火キャンプを楽しむ。ご飯を炊いて豚汁を作って、ウィンナーを炒めただけの簡単な食事だが、大満足で就寝。ただ、tooruohはシュラフを持ってこなかったのでダウンの上下とシュラフカバーのみで、時々寒くて目が覚める、その時は焚き火が小さくなっている。焚き火の管理はtooruohの分担なので薪を追加すると盛大に炎が上がり、暖かくなる。これでまた眠りにつく。やっぱりシュラフぐらいは持ってこないとダメだな〜反省するも遅すぎるわな。老人は2〜3時間に一度は起きるので焚き火の管理にはもってこいなんだけどねwww

二日目はさらに湯俣川をどんどん遡行して樅沢に入り、弥助沢を詰める予定だ。伊藤新道は赤沢の出合い手前からゴルジュ帯を巻く形で山側を通っているが、我々は水量も少ないので湯俣川をそのまま遡行する。赤沢出合いを過ぎると小さな滝も出てくるが全て簡単に巻くことができる。泊装備で釜に入っての滝登りをする気は端からないけど・・・。樅沢に入ってからも同様で、簡単な沢登りだ。弥助沢出合いでそうめんの昼食を食べて、夏はそうめんに限るな〜などとまったりしていると、graveltrekさんが釣りを始める。すぐに岩魚がヒット！さすがだ。枝沢に（間違えて）入ってそこでも岩魚をゲット！今日の晩飯のオカズ調達完了だ。なるべく標高を上げておきたいので弥助沢を遡行して行くが、急斜面のゴロ沢なので良いビバークポイントが見当たらない。平地と流木が少ないのだ。それでもなんとか妥協できるポイントで今日の遡行は終了。graveltrekさんは岩魚の調理、tooruohは薪集めに取り掛かる。夕食は岩魚の蒲焼丼！graveltrekさん自慢の岩魚料理だ。tooruohはご飯を炊いて箸を右手に持って待つだけwwwいただきま〜す！うまい〜！この瞬間が今山行のハイライトではなかっただろうか（マジで）。今夜は天気も良さそうなのでタープも無しで、満点の星空を見ながらの就寝。ここでも2〜3時間で起きるtooruohが焚き火の管理だ。薪は少なかったがなんとか朝まで役目を全うした。天の川と時折流れる流星や人工衛星らしき光を目で追いながらのビバークは非日常感たっぷりで、これが本当の登山だな〜などと呟いて眠りに落ちる。

三日目は薪も燃え尽きてしまったので、ガスバーナーでご飯を炊き、ハムやウィンナーを炒めての朝食から。そしてコーヒーを飲んだら、さあ出発だ。弥助沢を夜露に濡れながら詰め上がると一時間ちょっとで鷲羽岳登山道と伊藤新道の分岐点に到着。ここからは伊藤新道で下山する。伊藤新道展望台までは整備されたトラバース登山道で快適な山歩きだ。右手に三俣蓮華岳、双六岳、樅沢岳、槍ヶ岳、硫黄尾根が大迫力で展望できる。天気も良いし最高の展望登山道だ。赤沢への降りは急斜面でちょっと大変だったが、一般登山道でも良くあるレベル。赤沢に降り立つとそのまま湯俣川に入っての沢下りだ。伊藤新道は正面の尾根方面に一旦登って山をトラバースして湯俣川に降りるようだ。今回は水量が少なかったので川を歩くのに問題なかった。二日前に遡行した湯俣川を逆に降りるだけなので気は楽だが、時間は同じようにかかる。湯俣に着いた頃には二人ともヘロヘロだった。おまけに高瀬ダムのゲートが閉まる時間を間違えていて、必要が無い急足で高瀬ダムまで歩くことに・・・しかし、結果オーライ！この勘違いが歩く力になったことは間違いない。足が痛くてたまらなかったが、目的があると歩き通せるものです。人間の力は精神力から出ているのだなと実感。ゲートが閉まる時間に余裕で間に合ったのだった。（高瀬ダムからタクシーに乗るつもりがなければ時間を気にすることはありません、歩けば良いから。）

三日間とも晴天に恵まれ、川の水量も丁度良く、楽しい山行になった。graveltrekさんありがとう。釣りもやってみたい気持ちもあるが、薪集めと火起こしと飯炊係で良いかな〜

コメント

alpine3B

はじめまして、先の3連休で伊藤新道を通ったものです。
硫黄尾根より上流は普通の沢になるんですね、下流は死の川みたいなもんなのにイワナまで多数いるとは。私は赤沢で離脱してしまったのですが赤沢より上流も面白そうですね。遊び甲斐のありそうなエリアです。

graveltrek

alpine3Bさんコメントありがとうございます。
他の方の山行記録に「イワナを釣った」と有りましたので、居ることは分かっては居たんですが、どの辺りから居るのか、どれくらい居るのかは分かりませんでした。
しかし硫黄沢との出会いを過ぎてからは、逃げるイワナが多数見受けられましたので、食材には困りませんでした。
機会が有れば赤沢出会いより上流部もお楽しみください。