憧れの表銀座縦走
- GPS
- 37:59
- 距離
- 42.6km
- 登り
- 3,202m
- 下り
- 3,105m
コースタイム
- 山行
- 5:58
- 休憩
- 2:54
- 合計
- 8:52
- 山行
- 9:08
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 11:10
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 8:25
- 山行
- 8:46
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:44
天候 | 晴れまたは曇り時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
穂高でマイカーを預け、中房温泉までタクシー。 上高地下山後、沢渡までバスでマイカー受け取り。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆中房温泉〜燕岳 特に危険個所なし、北アルプス三大急登と呼ばれるが、標高差はあるものの整備された登山道で休憩場所も定期的にあり北ア入門の山というのは間違いない。自分も8年前に初心者の頃日帰りで登ったが、それほど大変な印象はなかった。 ◆燕山荘〜大天井岳 それなりにアップダウンはあるが特別危険個所もなく歩きやすい。北アの展望も良く最高の縦走路。 ◆大天井岳〜西岳 大天荘から大天井ヒュッテまでは急な下りのトラバースなので注意が必要。西岳までも多少アップダウンもあり、切れ落ちた道もあるが、難しいところはない。 ◆ヒュッテ西岳〜水俣乗越 水俣乗越までは急な下りで、木の階段やハシゴ、岩場等多いので慎重に。特に雨の日は滑落に注意。慎重にいけば難しくはない。 ◆水俣乗越〜槍ヶ岳山荘 いわゆる東鎌尾根。この縦走の核心部。歩きなれた人には難しいわけではないが、切れ落ちた岩場、鎖場や階段、ハシゴ、が連続する。窓と呼ばれる3連の垂直ハシゴは高度感がある。高所が苦手な人には難しいコースかもしれない。ここを通って槍に行けば、槍の穂先の予行練習が十分にできる。 ◆槍ヶ岳 垂直に近い岩場で鎖、ハシゴと楽しい。高所が苦手な人には難しいかもしれないが、足場はしっかりしているのでアスレチック的に登れる。登りと下りのルートも分かれているので安心。とは言え落ちれば命に係わる高さなので慎重に。 ◆槍ヶ岳〜上高地 危険なところはないがとにかく長い。20km以上を歩くことになるので気長に。横尾でまだ半分というのがつらい。 |
その他周辺情報 | 沢渡にも日帰り温泉や食事処は多数あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
サブザック
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
携帯トイレ
|
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感想
憧れの表銀座を歩いてきました。
台風の進路が心配でギリギリまでキャンセルや行程短縮を検討していましたが、奇跡的にルートが逸れて全ての行程を予定通り歩くことができました。
今回は色々盛りだくさんだったので、出来事を箇条書きに。
●Day1 中房温泉〜燕岳(燕山荘泊)
・第一ベンチで休憩した際、妻が雨具(ハードシェル)の入ったスタッフバックを落とす。だいぶ登ってから気づき、走って探しに行って発見。 後に山頂でウェディング撮影をしていたご夫婦が休憩していたベンチ裏に落ちていました。危なかった・・・。
・富士見ベンチで用意してきたスイカの帽子を被る。(+オニヤンマ君)ここからの道中燕山荘までたくさんの方に声掛けいただきました。(笑)
・燕山荘のテント場に着いたら階段の上に人だかり。雷鳥撮影会の模様。到着と同時に雷鳥先生に会えるラッキー。
・イルカ岩や燕岳山頂にてウェディングドレスで写真や動画を撮影されているご夫婦が。末永くお幸せに!
・北燕岳まで登って帰ってくる途中でブロッケン現象に遭遇。天候不良もラッキー要因。
●Day2 燕山荘〜西岳(ヒュッテ西岳泊)
・朝から快晴で槍はもちろん、裏銀座や360度の大パノラマ。
・大天井への稜線で燕山荘のお弁当を食べた際、目の前のハイマツの影からおこじょさん登場。初めておこじょに会えました。
・ちょっと遠回りだけど、大天井岳の山頂を踏んで絶景を堪能。
・急なトラバースを経て大天井ヒュッテに降り、カレーと冷麺をいただく。
・西岳へ向かう稜線上で猿の群れに遭遇。こんな高さにも猿が上がってくるのね。
・ヒュッテ西岳にて新鮮トマト(300円)をいただく。おいしい!
・夕食前に西岳の山頂を踏んでくる。
●Day3 ヒュッテ西岳〜槍ヶ岳(槍ヶ岳山荘泊)
・朝から雨で水俣乗越までの急な下山に時間がかかる。
・雨は途中であがり、時折晴れ間も見える。
・東鎌尾根は想像以上のアスレチックで楽しいが、天候もあり緊張感高め。
・”窓”のハシゴは高度感すごい。高所恐怖症の人は通貨できなそう。
・槍が近づくと天候が回復傾向で、時折槍が姿を現しテンションが上がる。
・槍ヶ岳山荘に到着しチェックインを済ませ、おにぎりと豚汁をただく。
・そして昼過ぎ、いよいよ槍の穂先アタック。ガスガスながら雲の切れ目を期待。
・山頂直下の最後のハシゴを登る手前で突然ガスが晴れる奇跡。山頂にいた30分程度の間、びっくりするくらい晴れ渡って穂高方面から常念山脈が一望。本当に奇跡!
・山小屋でポーランドから来たご夫婦と同部屋でお話させていただく。談話室で話していると、本棚にまさに話をしていたポーランドの最高峰リスィ山等が載ったポーランド語のポーランドの山の本を見つけて盛り上がる。なんという奇跡。
●Day4 槍ヶ岳山荘〜上高地
・朝からガスガスの中下山開始。岩室近くで槍ヶ岳山荘のお弁当のちまきを食べる。おいしい。
・下山中は割と天気は悪くなく、雨はあまり降られず帰れた。
・しかし、あまりに長いので疲れた。GWの降雪時に同じ道をあるいたが雪をざくざく降りれる時より時間もかかるので大変。
・できれば徳澤でご飯を食べたかったが、時間が遅くなりそうなので横尾で昼ごはんをいただく。
・今回の4日間の行程がまったく同じだった3人組の方とはマイカー回送サービスの利用も一緒で、下山後の駐車場でもお会いする。同じ道を歩いている先行者がいるということで安心感がありました。
●まとめ
ということで、3泊4日の表銀座縦走、大満足の最高の山行となりました。
台風でキャンセルしなくて本当によかったです。これでいよいよ、奥穂や裏銀座等へ行きたい気持ちが高まってきました。ソロでは西穂〜奥穂も来年には。
とにかく、とても楽しい山行でした。
最近は4Kで動画を撮ってる上、4時間近く撮っていたので編集してもかなり長くなってしまいましたが、個人の記録用なのでご容赦ください。
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