北アルプス・太郎〜五郎や薬師・どたばた２泊３日のテント泊

2023年08月18日(金) ~ 2023年08月20日(日)

• GPS: 25:30
• 距離: 47.4km
• 登り: 3,258m
• 下り: 3,252m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:01
• 休憩: 0:23
• 合計: 6:24

8:30 十三重之塔 慰霊碑
9:33 9:36 太郎坂
10:27 10:31 青淵
10:46 10:47 積雪深計測ポール
11:31 11:31 ベンチ
12:32 12:48 五光岩ベンチ
13:08 13:08 太郎兵衛平
14:30 14:31 太郎平小屋
14:57 薬師峠

2日目

• 山行: 10:43
• 休憩: 1:10
• 合計: 11:53

14:57 薬師峠
5:38 5:45 太郎平小屋
5:53 5:53 太郎山
7:23 7:23 神岡新道分岐
7:37 7:37 北ノ俣岳
8:12 8:12 赤木岳
8:23 8:41 赤木岳南峰
9:05 9:05 中俣乗越
11:08 11:19 黒部五郎の肩
11:34 11:50 黒部五郎岳
12:00 12:02 黒部五郎の肩
13:34 13:34 中俣乗越
14:34 14:35 赤木岳南峰
14:46 14:47 赤木岳
15:26 15:35 北ノ俣岳
15:40 15:40 神岡新道分岐
16:43 16:44 太郎山
16:50 16:55 太郎平小屋
17:14 薬師峠

3日目

• 山行: 6:57
• 休憩: 1:54
• 合計: 8:51

17:14 薬師峠
3:51 3:54 薬師平
4:37 4:54 薬師岳山荘
5:26 5:30 薬師岳避難小屋跡
5:55 6:08 薬師岳
6:21 6:24 薬師岳避難小屋跡
6:46 6:46 薬師岳山荘
7:20 7:20 薬師平
7:47 8:45 薬師峠
9:06 9:06 太郎平小屋
9:24 9:24 太郎兵衛平
9:42 9:44 五光岩ベンチ
10:10 10:10 ベンチ
10:35 10:35 積雪深計測ポール
10:46 10:55 青淵
11:17 11:19 太郎坂
11:56 11:56 十三重之塔 慰霊碑
11:57 ゴール地点

天候

1日目：晴（午後に通り雨）
2日目：晴（午後にカミナリゴロゴロ）
3日目：晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

8/17木曜日：京都駅23:16発(夜行バス)→
8/18金曜日：富山駅5:52着
　　　　富山駅6:10発(登山バス要予約)→折立8:10着
8/20日曜日：折立12:30発(登山バス基本要予約、
　　　　　　当日、空きがあれば乗れる)→富山駅　
　　　　　　14:30着
　　　　富山駅16:30発(高速バス)→京都深草21:15着
　　　　

コース状況／危険箇所等

太郎平→黒部五郎岳：熊笹が茂って足元が見えない細い道で、転倒しました。大きな石や木の根が張っているので足元注意です。赤木岳付近に少し崖の岩場有り。

写真

8/17 22:44

8/17木曜日、夜行バスで京都駅を出発です。

8/18 5:48

翌朝、富山駅に到着。ここから折立行きの登山バスに乗り換えます。

8/18 8:23

8:10、バスは登山口の折立に到着しました。
降りたとたん雨が降ってきて、雨具を着たらすぐにやみました。8:30予定どおりスタートです。

8/18 10:01

急登の樹林帯、太郎坂を抜けると、視界が広がりました。

8/18 10:44

まだ元気に登れています。

8/18 10:47

草原の中を進みます。

8/18 11:32

時々、このような腰を下ろせるベンチがあります。

8/18 11:47

単調な階段状の道が続きます。時々、後ろを振り返って眼下に広がる有峰湖を眺めては、励まされ、又登る。の繰り返しです。

8/18 12:18

階段から苦手なザレ道に変わり、さらにペースダウン。最後の辛い登りです。

8/18 12:30

12:30、五光岩ベンチに到着。リュックを下ろして長目の休憩。今夜、同じテント場に泊まる二人組の方達とお話して元気をもらいました。

8/18 12:32

下ろしたリュックに蝶々が！

8/18 12:48

お花にカメラを向けたのは、このリンドウだけだった。登るのに精一杯で・・・余裕が無い自分。

8/18 12:51

太郎平小屋で昼食の太郎ラーメンを食べる！と、小さな目標を設定して、食べ物で自分を釣って登る。タイムリミットは、14時。(昼食提供終了時刻)

8/18 13:41

あ！太郎平小屋が！
なんとかラーメンまで一踏ん張り！
急に元気が出てきた。

8/18 13:49

13:49、太郎平小屋に着きました!
賑わっています。

8/18 13:59

小屋からも眺めが良いです。

8/18 14:01

ご褒美の行者にんにく入り太郎ラーメン！頂きます！

8/18 14:17

ご馳走さまでした！今頃パワーが出てきました。

8/18 14:22

小屋の横にある水場です。

8/18 14:31

さぁ！宿泊地の薬師峠テント場に向かいます。

8/18 14:49

木道を20分ほど進むと、テント場が見えてきました。

8/18 14:57

テント場到着です。

8/18 14:58

テント場にある管理棟で受付しました。管理人さんが17時までおられます。冷え冷え缶ビールも買いました。

8/18 14:58

8/18 15:57

小雨がパラつく中、急いでテントを張りました。

8/18 16:01

多くもなく少なくもなく、ちょうど良い具合の張り数です。

8/18 17:08

ようやくビールにありつけた！
テント設営後のビールは格別です。
今日の夕食はこれだけです。明日も同じメニューです。今回も重くなるので火を使うクッカーは置いて来ました。

8/18 17:36

周りのテントからは、晩餐で賑やかな声が聞こえてきます。ちょっぴり淋しいボッチでした。

8/19 3:36

翌朝、早朝、すでに周りのテントは出発されたりテント撤収されたり、ザワザワしています。私も朝食を済まし出発準備。
本日は黒部五郎岳をピストンします。

8/19 5:21

この山々を越えて行くのか？

8/19 5:30

遠くに槍も見えています。

8/19 5:30

憧れの縦走路が続いています。

8/19 5:47

太郎平小屋を通過し、最初のピークは太郎山。

8/19 5:55

草原の中を進みます。

8/19 6:02

前のピークは北ノ俣岳でしょうか？

8/19 6:06

池塘に空が映っています。

8/19 6:19

8/19 6:52

正面奥が目指す黒部五郎岳でしょうか？その右奥は笠ケ岳？遠すぎる・・・

8/19 6:52

振り返ると太郎平小屋が小さく見えています。先はまだまだ長いです・・・

8/19 6:56

槍のほこ先もクッキリ！

8/19 6:56

熊笹の細い道は足元が見えてなくて、石につまずいて転けてしまいました。

8/19 6:57

黒部五郎岳、少し近づいたかな？

8/19 7:15

アップで。

8/19 7:15

槍まで行ってみたいな。憧れの銀座コースを。

8/19 7:30

おっと！ここでオジョコが偶然！生オジョコ初めてです。

8/19 7:30

なんと！お隣には雷鳥が！

8/19 7:31

この方、動かない。

8/19 7:31

ポーズとってくれています。

8/19 7:31

後ろ姿まで！

8/19 7:32

オジョコが逃げる！

8/19 7:32

逃げた〜さよなら。ありがとう。

8/19 7:33

写真では分かりづらいですが、雷鳥だらけです。

8/19 7:35

7:35、北ノ俣岳に到着しました。

8/19 7:35

黒部五郎岳方向。

8/19 7:36

8/19 7:36

三角点

8/19 7:36

さぁ、出発！先はまだまだ長い。

8/19 7:36

あれは有峰湖かな？

8/19 7:38

雲海も広がっています。薄曇りなので、ぜんぜん暑くないです。

8/19 7:39

このケルンはどこだったかな？

8/19 7:46

8/19 8:24

赤木岳。

8/19 8:34

8/19 8:35

岩場を進みます。

8/19 8:59

8/19 9:00

登って下って繰り返し・・・

8/19 9:06

中俣乗越を通過。

8/19 9:38

ようやく正面に黒部五郎岳！

8/19 9:38

すれ違った人が、「ここからが最後の激登りですよ。」と予告してくれました。

8/19 11:09

ようやく、肩にたどり着きました。

8/19 11:14

あ〜(^_^;)ガスってきました。

8/19 11:14

8/19 11:28

頂上までもう少し！

8/19 11:33

8/19 11:34

三角点

8/19 11:46

黒部五郎岳2,840m、山頂到着です。

8/19 11:48

山頂は残念ながらガスガスしてきました。

8/19 11:48

そろそろ下山します。

8/19 12:00

12:00、肩まで下りてきました。

8/19 12:01

来た道を太郎平まで戻ります。

8/19 14:53

目の前にど〜んと北ノ俣岳が！あ〜(^_^;)またまた北ノ俣岳を登るのか(泣)

8/19 14:53

帰り道は登り返しがつらすぎる。

8/19 15:09

ヤバいヤバい。曇ってきたぞ。

8/19 15:25

帰りの北ノ俣岳通過。

8/19 15:25

ガスってきました。カミナリも遠くですがゴロゴロなっています。急がねば！

8/19 17:08

眼下にテント場が見えて来ました。

8/19 17:10

テント場、今日も賑わってますね。

8/19 17:16

17:16、お疲れ様でした！
なんとか無事にテントに帰ってきました。
今日のテント受付は17時に間に合わなくなりそうだったので、小屋で受付を済ませてきました。ビールも忘れず買いました。

8/20 3:05

日付が変わり、翌日最終日です。
早朝3:00、出発します。
目指すは薬師岳！

8/20 3:38

ガレた道をマーキング頼りに登ります。

8/20 3:50

薬師平を通過します。

8/20 4:27

夜が明けてきました。

8/20 4:33

遠くに夜景も見えました。

8/20 4:33

薬師岳の山頂を目指す皆さんの灯りが見えています。

8/20 4:36

薬師岳山荘が見えてきました。

8/20 4:40

薬師岳山荘は外にトイレはありません。山荘の中のトイレをお借りします。

8/20 4:52

山荘から出ると、なんと！夜が明けていました。

8/20 4:52

目の前の薬師岳を目指します。

8/20 4:52

夜明けの槍。

8/20 4:53

キレイなカールです。

8/20 4:56

ザレ道をジグザグジグザグ登ります。

8/20 5:17

だんだん明るくなってきました。

8/20 5:29

山頂と勘違い！あれは避難小屋のようです。

8/20 5:31

大きなケルンの向こうに朝日が眩しい。

8/20 5:32

薬師岳山頂はもう少し向こう。

8/20 5:33

反対側もカールが素晴らしい。

8/20 5:49

本物の山頂目前！

8/20 5:51

5:51、薬師岳2,926m、山頂に到着です。

8/20 5:51

8/20 5:53

向こうに見えるは、北薬師岳。かっこ良いです。

8/20 5:54

三角点は、これです。

8/20 5:55

今日は360度パノラマの山頂です。

8/20 5:55

ちょうど夜明けの山頂到着で、ラッキーでした。

8/20 5:56

名残惜しいですが、降り始めます。

8/20 6:24

眼下に薬師岳山頂と、さらに向こうには太郎平小屋が小さく見えています。以外と近かったです。

8/20 6:26

昨日歩いた縦走路。こうして見ると、長かった遠かった。

8/20 7:48

7:48、テントまで下りてきました。朝日が暑い！
さぁ、急いでテント撤収して荷造りします。

8/20 8:46

8:46、テント場を出発します。
３日間、お世話になりました。テント撤収と荷造りで１時間もかかってしまい・・・

8/20 9:58

下りは絶景を見下ろしながら、下りて行きます。

8/20 12:04

12:04、折立の登山口に無事に到着です。
12:30発の富山駅行きバスに間に合いました。
必死のパッチで降りました。

撮影機器：

2201117TL Xiaomi

感想

comesasa

今年のお盆は台風が日本を直撃し、お盆休みを利用して登ろうと思われていた方達は、プランがポシャるか、変更されるハメになったのでは？と思います。
台風が過ぎ去ったお盆明け、晴天が続く予報で、アルプスに向かう高速バスや登山バスは、座席の争奪戦となりました。そんな中、なんとか予約が取れたのは、京都駅〜富山駅の往復高速バスと、富山駅〜折立までの登山バスでした。しかしながら、１つ問題が・・・。行きの富山駅〜折立までの登山バスが、11時頃に到着の、変な時間帯のバスしか空いておらず、どうしても北アルプスに行きたかったので、覚悟を決めて、この変な時間帯に到着のバスに予約を入れました。それでも諦めきれず、理想的な8:10到着のバスにキャンセル出ないかチェックしていると、なんと！奇跡が！「満席」表示→「残１」に変わったではありませんか！そうです。誰かがキャンセルされたのです。すぐにその「残１」の座席を頂きました。神様が久しぶりに北アルプスに行っておいでと言ってくれているようで・・こうして、バスの座席争奪戦に補欠繰り上げした私は、勝利の切符を手に北アルプスに旅立ちました。「登山は登る前から始まっている。」と誰かが言っていました。それにしても、この方、なぜキャンセルされたのか?体調を崩されたのか?都合が悪くなったのか？このキャンセルの「残１」座席については、続きのエピソードがありまして・・・。北アルプス２泊３日のテント泊の幕開けです。テント泊2回目ともなると、気持ちも余裕が出てきます。しかしながら前回の大峰山よりも１泊多いので荷物もさらに多くなりました。大峰山。思い出しただけでも泣けてくる。荷物の重さに心も体も押しつぶされそうになり、半泣きで登ったラスト１時間。何か良い対策はないものかとネットで調べると「休憩時は、リュックを下ろしてストレッチをすると、肩や背中に溜まっていた血液が、体全体に血流が回ることにより、体力が持続できる。」と、あるドクターの記事がありました。私はいつもは休憩時にはリュックは下ろしませんでした。時間の無駄だし、背負い直すことで、余計に重く感じるような気がして・・・でも今回は試しにおろしてみました。すると確かに！荷物が重くて辛く感じることが無かったのです！多少ペースダウンになりましたが最後まで元気に登れました。そして今回から強力な助っ人、ＯＳ１も持参して、なんとかこの山旅は無事に終わることができました。珍道中は写真を見ていただけたらと思います。
最後に、帰りの電車の中で同じ車両に乗られていた女性二人組の方達が「確か、富山駅から同じ高速バスに乗られてましたね。」とお声をかけて下さいました。どこの登山口からどの山に登ったなどなど、お互いに話が盛り上がる中、「キャンセルが出て残席１つ空いたから、なんとか折立から登れました。」と伝えると、なんと！！キャンセルしたのは私達！との事！びっくりしました！彼女達は、とりあえず、最後の１席を予約入れて、あともう１席空くのをキャンセル待ちしていたが、空きそうにもないので諦めて、とりあえず予約入れていた１席をキャンセルしたとの事。→私がその１席を頂いたと言う事です。こんな巡り合わせがあるなんて！彼女達に見送られて、私が先に電車を降り、なんてステキな山旅だったんだと感じました。彼女達は体調不良のキャンセルではなく、元気に剣岳に登られたとの事でした。良かったです。山旅って、登る事も良いのだけども、こういう誰かとの出会いと言うか、縁と言うか、登った山々の分、思い出が増えていくように感じます。