美瑛岳・十勝岳

2023年08月22日(火) ~ 2023年08月23日(水)

• GPS: --:--
• 距離: 27.3km
• 登り: 1,940m
• 下り: 1,943m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 0:15
• 合計: 5:05

9:15 白銀温泉駐車場
9:45 9:45 引き返した所
10:05 10:05 美瑛富士登山口林道ゲート
10:35 10:40 美瑛富士登山口
12:30 12:40 天然庭園
14:20 美瑛富士避難小屋

2日目

• 山行: 8:35
• 休憩: 1:30
• 合計: 10:05

5:15 美瑛富士避難小屋
5:45 5:45 美瑛富士分岐
6:10 6:15 美瑛富士
6:35 6:40 美瑛富士分岐
7:45 7:55 美瑛岳
8:15 8:15 美瑛岳分岐
10:25 10:40 十勝岳
12:10 12:35 十勝岳避難小屋
13:20 13:50 望岳台
15:20 白銀温泉駐車場

天候

1日目　晴れ
2日目　曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

8/22 9:16

8月22日朝9時です。
札幌の自宅を6時に出て白金観光ホテル前の駐車場です。
暑くなりそうなので急遽自販機でジュースを1本追加しました。

8/22 9:16

左に向かうと白ひげの滝が見れますが、帰ってからにします。

8/22 9:40

最初はショートカットしようと思い、涸沢林道よりも西の林道で登山口まで向かおうとして本来の曲がる所よりも手前で曲がりました。

8/22 9:43

ゲートの脇を抜けて進みましたが、何かイヤ〜な予感がしたので、やっぱり正規のルートで進むことにしました。

8/22 10:03

さて、正規ルートのゲート前まで来ました。
約15分のロス。

8/22 10:33

30分かけてようやく登山口です。
直線の道って、果てしなく感じるんだよな。

8/22 10:38

記帳したら出発します。
どーでもいいが、今年の北海道は暑いです。

8/22 11:41

蒸し暑い！
昨日は雨降ったんだっけ？

8/22 12:07

初めて案内板が出てきました。
ここがちょうど中間点のようです。

8/22 12:31

おっ！眺めの良い所に出た。

8/22 12:31

美瑛富士も見えましたのでここでひと休みしました。

8/22 12:37

休憩が終わって少し歩くとこんな看板。
さっきの所も天然庭園だったのね。

8/22 12:56

おっ、あと2キロ。

8/22 13:13

いきなり開けたところに出ました。

8/22 13:25

ナキウサギの声があちこちから聞こえてきたので、疲れてもいないのにザックを下ろして休みましたが、姿は見ることはできませんでした。残念。

8/22 13:46

あと1キロ。
凍らせたビールは、果たして飲み頃の温度を維持できるだろうか・・・とか、考えながらやや急ぎ足で進みます。

8/22 14:02

また、開けました。
そろそろ小屋が見えてもいい頃なんだが。

8/22 14:02

隣の山です。
小屋直前は快適な青空の下で歩けました。

8/22 14:20

やっと見えました〜
到着です。

8/22 14:35

さてさて、先に到着していたイケメンお兄さんと話をした後はテントをと・・・

8/22 14:51

・・・完成！
ここを寝床とする！

8/22 14:58

お待ちかねのビールですが、プロテインのシェイカーの中に水を入れて、缶の周りの水と一緒にまるごと凍らせて担いできましたが、果たして・・・

8/22 15:00

乾杯！
キンキンとはいかず、ぬる冷えな感じでした。
しかーし、山での一杯はもちろん美味しくいただきました。

8/23 5:15

2日目朝です。
出発前に小屋の隣のトイレでウ●コしたやつを自分で持ち帰ります。
これが意外と重かった〜

8/23 5:21

すぐに分岐に出ました。
自分は美瑛岳方面へ。
奥はオプタテシケ山方面です。

8/23 5:36

陽が昇ってくると写真も色鮮やかになりますなぁ〜

8/23 5:40

出ました。恒例のヤツ！
小屋で聞いた話では、昨日の時点では乾いていたとの事でしたが、今見てみると朝露でツヤツヤしてました(笑)

8/23 5:47

美瑛富士の分岐まで来ました。
本当はここで荷物をデポして登りたかったのですが、さっきのあんなのを見てしまうと怖くなってしまい、デカザックを担いで登りました。

8/23 5:50

山と高原地図では破線ルートになってますが、迷う所は特にないように感じました。

8/23 6:08

さすが、富士の名を冠しているだけの事はあって、綺麗な山容だなぁ〜。

8/23 6:08

ズームすると、山頂碑が遠くに見えました。

8/23 6:12

もうちょっと！

8/23 6:16

まずは、1座目。
美瑛富士、登頂です。

8/23 6:16

山頂碑の後ろの山並みが綺麗だったので、しばらく見つめていました。
オプタテシケからトムラウシへと続く山々です。

8/23 6:17

視線を下にやると、小屋とテント場も見えました。

8/23 6:17

拡大
まだ、陽は差し込んでいないようですね〜。

8/23 6:17

山頂碑の反対側は、もちろん美瑛岳です。
めっちゃ綺麗だな〜

8/23 6:37

山頂から20分ほどで分岐まで戻ってきました。
気合を入れ直して、美瑛岳に向かいます。

8/23 7:28

50分ほどかけて、先ほどの美瑛富士よりも高い所まで登って来たようです。

8/23 7:29

拡大
先ほど、美瑛富士から撮ったオプタテシケとその奥のトムラウシも見えてきたようです。

8/23 7:33

更に登ると、岸壁っぽい感じのようです。
向こう側はどんなんかな・・・

8/23 7:32

うぉぉぉぉぉ！十勝岳の大絶景！
突然現れるインパクトは凄いな！

8/23 7:40

なんか、気が付いたら美瑛岳分岐を経由せずに美瑛岳に向かってました。

8/23 7:40

なかなか絵になる山頂ですね〜。
楽しみ。

8/23 7:54

着きました〜
美瑛岳です！

8/23 7:41

ビミョーに雲海が出てるところが雰囲気出てて良いですね〜
しばらくのんびり休憩したかったのですが・・・

8/23 7:57

・・・虫が大量に発生していて長居出来ませんでした。
刺したり噛んだりしなかったものの、体に纏わりついてきて不快だったのでさっさと撤収することにしました。

8/23 8:16

美瑛岳から戻る時は少しルートロスしましたが、ここが美瑛岳分岐です。

8/23 8:37

写真左奥の美瑛岳から、時計回りのように歩いてきて写真を撮りました。
なかなか荒涼感ありますね〜

8/23 9:10

向かいのピークまでは、規模的には富士山のお鉢巡りくらいでしょうか。

8/23 9:26

珍しく方向案内されてます。
てっきりここを直登するのかと。

8/23 9:36

一度谷に下ってから登るようです。
直登したかったなぁ〜

8/23 9:41

ここが2日間で一番大変だった。
砂礫の道に足を戻されながら登ります。

8/23 9:43

1歩進んでも0.7歩くらい戻されながら前に進みます。
戻されまいと素早く歩を進めるとテンポが上がってしまい、すぐに疲れてしまいました。

8/23 9:51

砂礫帯を上り詰めましたが、特に山頂碑とかはないです。ガックシ。

8/23 9:50

さて、残るは大本尊の十勝岳へ。
いよいよ見えてきました！
写真やや左の筋状の山肌は、春になるとゼブラになるヤツですなぁ。

8/23 10:10

広々とした所をポツンと一人で歩いています。

8/23 10:22

2日間の最高峰まであとちょっと。

8/23 10:27

十勝岳です。登頂しました！
東京に住んでいた頃から計画していたものの、なかなか空模様が合わず、気づけば7年越しの3度目の正直で遂に念願達成です。

8/23 10:34

さて、周りを眺めてみますが、南側の奥の綺麗な山は下ホロカメットクのようですね。
縦走路作ればいいのにとか思いますけど、簡単に言うな(笑)

8/23 10:34

カメラを右にずらしていきます。
2年前に上った富良野岳です。
あの時、本当はここまで登って来る予定だったのに。

8/23 10:34

去年リニューアルした上ホロ避難小屋も見えました。

8/23 10:34

拡大
新しい小屋のはずですが、ここからだと分からんですね〜

8/23 10:34

見て良し、登って良しの富良野岳。

8/23 10:40

美瑛岳も撮りたかったですが、ガスが出てきてしまいました。

8/23 10:38

十勝岳周辺をぐるぐる回るように飛んでいました。
何かあったのかな？

8/23 10:41

んんん？！？
十勝岳には三角点はないハズなんだけど。
おかしいな。ニセモノか？

8/23 10:40

十勝岳の山頂でも大量に虫が発生していて、またしても優雅に休憩とはいかず。
風の当たらない石碑の下には虫がウジャウジャ。

8/23 10:56

下山は前十勝の噴火口を見ながら歩を進めます。

8/23 10:56

拡大
硫黄成分で土の色が変わってますね〜

8/23 11:01

道があるようなないような・・・
硫黄のにおいはそれほど感じませんでした。

8/23 11:09

ここも何となく道ができているような。
みんなが歩いている場所を歩きます。

8/23 11:11

黄色いマーキング。
十勝岳エリア全般的に、こんな黄色い塗料が目印となっています。

8/23 11:14

後ろを振り返って一枚。
中腹辺りは、緑はひとつもありません。

8/23 11:17

望岳台からのこの道は初心者の人も多く、ロングスカートとサンダルで登ってきてる山ガールもいましたが、無事に帰れたのだろうか。

8/23 11:27

麓まで一望できるところまで降りてきました。
避難小屋までが長〜い！

8/23 11:27

拡大
おお〜、避難小屋があんなに遠くに・・・

8/23 11:27

さらに遠くには望岳台ですが、遠すぎて軽く絶望できます(笑)

8/23 11:57

こういう時って、逆にゴール地点が見えない方がいいんだよな〜

8/23 11:57

めちゃくちゃ長く感じた避難小屋まであとちょっと。

8/23 12:08

着きました。
日差しも強くなってきたのでここでひと休みします。
ここだけの話、水も残りが少なくなってきていて、節約しながら給水してました。

8/23 12:37

小屋の陰で涼んだところで出発します。
まだ望岳台まで長いんだな。

8/23 13:04

果てしなくつづく道・・・
日よけもないし、風も弱いし・・・

8/23 13:20

長かったけど、ようやく望岳台に着きました。

8/23 13:48

自販機でコーラを一気飲みしてひと休みしたら、白金温泉まで更に歩きます。
出発前には、ここまで背負ってきた重くて生温かいヤツを回収ボックスに入れました。

8/23 13:50

数メートル登った所にこんな入り口があります。

8/23 13:52

十勝岳からの荒涼とした下山路よりも、自分的にはこっちの方が好きかな〜
蒸し暑いことを除けば。

8/23 14:36

しばらく歩くとただの林道になってしまいました。
つまらん。

8/23 14:43

熊の痕跡が全然なかったから、「憩い」とは看板に偽りなしかもです。

8/23 15:19

てなわけで、白銀温泉に戻って参りました。
車の中は灼熱地獄。
温泉に入って汗を流そうかと考えましたが、一杯やりたくなっちゃいますので自宅で入ることにしました。
では、おつでした〜

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX700 SONY

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ

感想

もっつぁ〜

十勝岳と美瑛岳は、当時東京に住んでいた2016年7月の北海道遠征と北海道に移住してきた2021年7月に計画を立てていた山。
前者は天候不順で他の山、後者は同様の理由で途中撤退となり、何か因縁めいたものを感じていた。

さて、今回。
今年初のテント泊という事で、久々に真面目に計画を立てたのだが、テン泊地に雪渓がない・・・つまり、ビールを冷やせない問題が浮上。
という訳で考えたのが、写真の通りシェイカーに水を入れてまるごと凍らせる案。
自宅を朝6時に出発する際に、クーラーボックスに入れて少しでも冷却時間を稼ぎながら登山口まで運んだが、テント設営が完了した15時にはビミョーな温度に・・・。

それより、飲み水の心配しろよというツッコミが予想されるが(笑)、スタート時に水4.5リットル＆200mLゼリー飲料(＆350mLビール)を積んで万全と踏んだものの、やや心許ない量であった。
2日間とも想定外に気温が高く、1日目だけで夕食含め2.5リットルも消費してしまい、2日目の朝食と行動時で合わせて残り2リットルはやや少なかった。
望岳台に自販機が設置してあるのは事前に分かっていたので心配はなかったが、13時過ぎにゼリー飲料も含めて水分を切らしてしまったのは反省材料。

ところで、美瑛富士避難小屋では、他の登山者の方々といろいろな山談義ができてとても楽しく過ごしたりと、山歩き以外でも楽しい登山となった。

山で出会う人とは趣味や目的意識が共通しているので、こういう場での交流は大好き。

お互いに仕事やプライベートなどには干渉せず、みんな翌朝は早いし、お酒の量も下界と違って限られているので変に深酒することもない。
仕事や他の下界でのコミュニティでは人間同士の相性など出てしまったりもするが、山での一期一会の出会いでは本当に全員と楽しく過ごせると感じる。


今年も10月初旬にマラソンイベントにエントリー済み。
この登山が終わったら1ヶ月間しっかり走り込むつもりなので、次の登山は高すぎない山でトレランっぽく登るか、大会後の遠征登山になりそう。
てなわけで、まだ決めてないけど、次の山でも楽しく登れますように。