絶景 赤岳-横岳-硫黄岳をミニ縦走 初めての八ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.1km
- 登り
- 1,655m
- 下り
- 1,651m
天候 | 晴天 -8〜-12℃ 部分的に強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
文三郎尾根(雪が硬い上に傾斜がきつい)、横岳周辺(赤岳、硫黄岳に比して難易度が高いと感じます。)は特に滑落注意。大ダルミから硫黄岳間は体が押されるくらいの風が吹いていました。 文三郎尾根等転倒が許されない箇所多数。写真の67番の箇所(横岳頂上から硫黄岳方面へのすぐの下り)が本行程中最も難しいところでしたが、リッジ上部を通るのではなく、トラバースが刻まれていれば、ぐっと楽になります。 樹林帯を抜けると雪は硬質。アイゼンの爪が刺さる程度で靴は全く沈まないところが多いです。ピッケルの石突きも先っちょしか入らないところもあります。つまり滑り始めると止めるのが難しいということです。また、稜線は総じて風が強いです。 気温が低い上に強風ですので凍傷に注意です。 赤岳周辺は人が沢山ですが、横岳はほとんど誰もいませんでした。 赤岩の頭から赤岳鉱泉までは無数に枝分かれするトレースがあって何がなんだかよく分かりませんでした。方向をよく確認して進まないといけません。 林道は素直に道通り、進むのが早いかなと個人的に思います。道標、きちんとしたリボンのあるショートカットはまだいいのですが、そうでないトレースだけあるところ(かなり踏まれている)は要注意です。行った先が沢で渡れず登り返さないといけなかったり最悪でした。 |
写真
感想
今回は天候にめぐまれました。風もこの時期としては安定していたと思います。これだけの展望は滅多に見たことないです。どこへ行ってもいつもガスガス真っ白でしたのでとても嬉しいです。
どうにか赤岳、横岳、硫黄岳の縦走をすることができました。スケジュールを事前に組んでみたものの現地でその通りになるとは限りませんのでまずは赤岳を第一目標として、山頂到着時の天候、時間、体力、トレース、ルートの難易度によっては赤岳のみ(この場合は文三郎尾根から登り、地蔵尾根から下山 南沢を往復利用)。またはもう少し余裕があるようなら横岳ピストンというケースも想定していましたが、現地で天候、時間、体力、トレース、難易度を考慮した上で三山の縦走可能と判断しました。結果としては美濃戸ー南沢ー行者小屋ー文三郎尾根ー赤岳ー横岳ー硫黄岳ー赤岳鉱泉ー北沢ー美濃戸というルートになりました。時間は想定より1時間くらい余計にかかってしまいました(林道をショートカットしようとして行き止まりで引き返したり無駄なロスがありました)がほぼ日没に間に合いましたのでよしとします。おおよそ12時間の行動時間でした。本日の好天とトレースあればこその一日ミニ縦走でした。
ジェットコースターのようにアトラクティブな山々でした。林道、樹林帯は延々と続いて退屈でしたがそこを過ぎると(行者小屋以降)状況は一変します。手をつきそうなくらいな急傾斜に硬くしまった雪。アイゼンとピッケルをガシガシ使って風の中、一気に標高をかせぎます。赤岳に登ったと思ったら今度は急降下、それから横岳周辺の細かったり、急だったり、岩、氷だらけのこんなとこ通るの?的な場所を進んで、とどめは横岳を硫黄岳方面へ下ってすぐの細いリッジです(東面にトラバースがあればかなり楽になる)。やっと安全なとこに出たと思っても今度は硫黄岳までひっくり返りそうになるくらいの強烈な風です。氷点下10℃以下に強風、雪が飛んでいるのか何が飛んでいるのか顔に当たると痛いです。露出している部分があればすぐに凍傷になってしまいます。しかし、環境は厳しいですか景色は最高です。ドキドキの緊張と超絶美しい景色でおかしくなりそうです。冬の八ヶ岳、凄いです。
初めまして、同じ日に同じコースを逆から狙って断念したyamayaと申します。
いや〜素晴らしい記録ですね。
Okada_gtxさんの記録を拝見して、私の撤退判断が正しかったと確認できました。
やはりこの日は全般に厳しかったですね。
日帰りでこのコース、行動時間12時間超とは 、、、、、。
過去の記録を拝見して早月尾根日帰りもされている方と知り、納得できました
同じコースを狙って成功と断念の記録が並んでしまったのも何かの縁かも知れませんね。
もし私が撤退しなかったら途中でお会い出来たかも知れなかったのが残念でした。
また次のレコも期待しております
はじめまして。ありがとうございます。ほんとニアミスですね〜。クライミングの方以外では、横岳付近でお一人、あと硫黄岳山荘付近でお一人とすれ違ったのでもしかしたらと思いましたが時間がちょっと違ってたみたいですね。
私も沢山引き返したことあります。硫黄岳からスタートしていたら風にビビって引き返していたと思います。笑
赤岳最高ですね。八ヶ岳がホームグラウンドとは羨ましい限りです。どこかの山でお会いできるといいですね!
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