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Yamareco

記録ID: 587830
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

絶景 赤岳-横岳-硫黄岳をミニ縦走 初めての八ヶ岳

2015年02月11日(水) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
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GPS
--:--
距離
19.1km
登り
1,655m
下り
1,651m
天候 晴天 -8〜-12℃ 部分的に強風
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八ヶ岳山荘の駐車場 1日500円 駐車場のチケットでコーヒーを一杯飲めます。AM6時前に着きましたが駐車場はかなり余裕がありました。インターから15分程度と抜群のアクセス。
コース状況/
危険箇所等
 文三郎尾根(雪が硬い上に傾斜がきつい)、横岳周辺(赤岳、硫黄岳に比して難易度が高いと感じます。)は特に滑落注意。大ダルミから硫黄岳間は体が押されるくらいの風が吹いていました。 文三郎尾根等転倒が許されない箇所多数。写真の67番の箇所(横岳頂上から硫黄岳方面へのすぐの下り)が本行程中最も難しいところでしたが、リッジ上部を通るのではなく、トラバースが刻まれていれば、ぐっと楽になります。

 樹林帯を抜けると雪は硬質。アイゼンの爪が刺さる程度で靴は全く沈まないところが多いです。ピッケルの石突きも先っちょしか入らないところもあります。つまり滑り始めると止めるのが難しいということです。また、稜線は総じて風が強いです。

 気温が低い上に強風ですので凍傷に注意です。

 赤岳周辺は人が沢山ですが、横岳はほとんど誰もいませんでした。

 赤岩の頭から赤岳鉱泉までは無数に枝分かれするトレースがあって何がなんだかよく分かりませんでした。方向をよく確認して進まないといけません。

 林道は素直に道通り、進むのが早いかなと個人的に思います。道標、きちんとしたリボンのあるショートカットはまだいいのですが、そうでないトレースだけあるところ(かなり踏まれている)は要注意です。行った先が沢で渡れず登り返さないといけなかったり最悪でした。
本日のベストショット(地蔵尾根分岐から横岳方面へ少し進んだ所から撮影)

赤岳ピークへと続く優美な稜線
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本日のベストショット(地蔵尾根分岐から横岳方面へ少し進んだ所から撮影)

赤岳ピークへと続く優美な稜線
阿弥陀岳
2015年02月24日 22:13撮影 by  DSC-RX100, SONY
2/24 22:13
阿弥陀岳
大好きな横岳
権現、南アルプス
権現、南アルプス
 道路はご覧の通りです。諏訪南インターを下りてしばらく進んだところです。
 道路はご覧の通りです。諏訪南インターを下りてしばらく進んだところです。
さあ出発です。
 あんまり暗い時間帯に行動したくないのですが、スケジュール的にこうなってしまいました。AM05:50
 あんまり暗い時間帯に行動したくないのですが、スケジュール的にこうなってしまいました。AM05:50
赤岳山荘
美濃戸山荘
北沢、南沢 分岐
北沢、南沢 分岐
南沢でも道迷いが発生している模様
南沢でも道迷いが発生している模様
里の方は青空
曇ってましたがついに光が差してきました
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曇ってましたがついに光が差してきました
ガイドの方がレクチャーしていました。NHK日本百名山で見たことあるような気が。今日はガイド登山のグループが何組かいらっしゃいました。
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ガイドの方がレクチャーしていました。NHK日本百名山で見たことあるような気が。今日はガイド登山のグループが何組かいらっしゃいました。
文三郎道 風がやや強い
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文三郎道 風がやや強い
ところどころ氷がはっています
ところどころ氷がはっています
もうすぐ赤岳山頂
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もうすぐ赤岳山頂
 これから行く先(横岳)はガスっています。
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 これから行く先(横岳)はガスっています。
阿弥陀岳と登山者
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阿弥陀岳と登山者
紺碧の空
荒々しい尾根
富士山がよく見えます
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富士山がよく見えます
権現、南アルプス
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権現、南アルプス
赤岳頂上小屋
遠くに北アルプス
遠くに北アルプス
権現、南アルプス
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権現、南アルプス
赤岳-地蔵の頭
赤岳山頂 工事現場のおっさん風 それにしても情けない表情 笑
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赤岳山頂 工事現場のおっさん風 それにしても情けない表情 笑
赤岳山頂-赤岳山頂小屋
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赤岳山頂-赤岳山頂小屋
こんなに立派な富士山を見たのは初めてです
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こんなに立派な富士山を見たのは初めてです
阿弥陀岳
赤岳頂上山荘
赤岳展望荘
赤岳山頂小屋と赤岳展望荘
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赤岳山頂小屋と赤岳展望荘
地蔵尾根のナイフリッジ カッコイイ
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地蔵尾根のナイフリッジ カッコイイ
赤岳、中岳を望む
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赤岳、中岳を望む
赤岳、中岳、阿弥陀岳を望む
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赤岳、中岳、阿弥陀岳を望む
行者小屋
アイスキャンディー
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アイスキャンディー
赤岳が遠くなってきました
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赤岳が遠くなってきました
岩、氷、トラバース、急登 なんでもあり!
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岩、氷、トラバース、急登 なんでもあり!
稜線を望む
横岳山頂に人影が
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横岳山頂に人影が
ガスってきました
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ガスってきました
横岳(奥の院)の山頂にて
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横岳(奥の院)の山頂にて
横岳山頂から硫黄岳方面へ下って行きます。
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横岳山頂から硫黄岳方面へ下って行きます。
 今日最も怖かった横岳を過ぎて硫黄岳方面に少し進んだとこにあるリッジ。上部を渡るときより、そこへ上がるのに足元の雪はぐずぐずで手のあたりは、つかむところがほとんどない岩に難儀しました。 おそらく東面の雪の下に細い平らな夏道があって、トラバースできるのでしょうが、どこだか分かりませんでした。
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 今日最も怖かった横岳を過ぎて硫黄岳方面に少し進んだとこにあるリッジ。上部を渡るときより、そこへ上がるのに足元の雪はぐずぐずで手のあたりは、つかむところがほとんどない岩に難儀しました。 おそらく東面の雪の下に細い平らな夏道があって、トラバースできるのでしょうが、どこだか分かりませんでした。
奥の院を望む
アイスクライミングしてますね
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アイスクライミングしてますね
横岳方面を振り返る
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横岳方面を振り返る
絶景 空気が澄んでます
絶景 空気が澄んでます
硫黄岳山荘は雪の中 建物の影は風がおだやかですのでここで一息します。
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硫黄岳山荘は雪の中 建物の影は風がおだやかですのでここで一息します。
 硫黄岳まで立派なケルンが沢山あります。風が凄いのでケルンで一休みしながら進みました。
 硫黄岳まで立派なケルンが沢山あります。風が凄いのでケルンで一休みしながら進みました。
うおーー。赤岩の頭が遠い。あそこまで行くの?この斜面が雪崩のポイントですね。
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うおーー。赤岩の頭が遠い。あそこまで行くの?この斜面が雪崩のポイントですね。
やっと硫黄岳に到着 どうにもこうにもならないくらい風が強いです。
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やっと硫黄岳に到着 どうにもこうにもならないくらい風が強いです。
ホワイトアウトしてきました。
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ホワイトアウトしてきました。
ここは左へいかず少し真っ直ぐ進みます。
ここは左へいかず少し真っ直ぐ進みます。
歩いてきた硫黄岳の尾根
歩いてきた硫黄岳の尾根
赤岩の頭から下降します。
赤岩の頭から下降します。
ここから赤岳鉱泉までの道のりが長いながい。しかも樹林帯に入ったあたりから、あちこちにトレースがあって分かりにくいです。
ここから赤岳鉱泉までの道のりが長いながい。しかも樹林帯に入ったあたりから、あちこちにトレースがあって分かりにくいです。
名物アイスキャンディー
名物アイスキャンディー
美濃戸山荘 いまのシーズンは営業してないですが肉うどんが気になります。
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美濃戸山荘 いまのシーズンは営業してないですが肉うどんが気になります。
いいロケーションです。赤岳鉱泉
いいロケーションです。赤岳鉱泉
ルーフキャリア、ホイール、ウィンチ、ライトがかっこいい!
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ルーフキャリア、ホイール、ウィンチ、ライトがかっこいい!
アップにしてみるとおっさんみたいな顔でした。笑
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アップにしてみるとおっさんみたいな顔でした。笑
日が沈みます。もうちょっと早く帰りたかったのですが結局日の出から日の入りまで歩いてしまいました。PM05:30
日が沈みます。もうちょっと早く帰りたかったのですが結局日の出から日の入りまで歩いてしまいました。PM05:30
歩いてみてやばいと思ったところで、のきなみ事故が起きています。やはり文三郎尾根って滑ったら厳しいですね。
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歩いてみてやばいと思ったところで、のきなみ事故が起きています。やはり文三郎尾根って滑ったら厳しいですね。
撮影機器:

感想





 今回は天候にめぐまれました。風もこの時期としては安定していたと思います。これだけの展望は滅多に見たことないです。どこへ行ってもいつもガスガス真っ白でしたのでとても嬉しいです。

 どうにか赤岳、横岳、硫黄岳の縦走をすることができました。スケジュールを事前に組んでみたものの現地でその通りになるとは限りませんのでまずは赤岳を第一目標として、山頂到着時の天候、時間、体力、トレース、ルートの難易度によっては赤岳のみ(この場合は文三郎尾根から登り、地蔵尾根から下山 南沢を往復利用)。またはもう少し余裕があるようなら横岳ピストンというケースも想定していましたが、現地で天候、時間、体力、トレース、難易度を考慮した上で三山の縦走可能と判断しました。結果としては美濃戸ー南沢ー行者小屋ー文三郎尾根ー赤岳ー横岳ー硫黄岳ー赤岳鉱泉ー北沢ー美濃戸というルートになりました。時間は想定より1時間くらい余計にかかってしまいました(林道をショートカットしようとして行き止まりで引き返したり無駄なロスがありました)がほぼ日没に間に合いましたのでよしとします。おおよそ12時間の行動時間でした。本日の好天とトレースあればこその一日ミニ縦走でした。

 ジェットコースターのようにアトラクティブな山々でした。林道、樹林帯は延々と続いて退屈でしたがそこを過ぎると(行者小屋以降)状況は一変します。手をつきそうなくらいな急傾斜に硬くしまった雪。アイゼンとピッケルをガシガシ使って風の中、一気に標高をかせぎます。赤岳に登ったと思ったら今度は急降下、それから横岳周辺の細かったり、急だったり、岩、氷だらけのこんなとこ通るの?的な場所を進んで、とどめは横岳を硫黄岳方面へ下ってすぐの細いリッジです(東面にトラバースがあればかなり楽になる)。やっと安全なとこに出たと思っても今度は硫黄岳までひっくり返りそうになるくらいの強烈な風です。氷点下10℃以下に強風、雪が飛んでいるのか何が飛んでいるのか顔に当たると痛いです。露出している部分があればすぐに凍傷になってしまいます。しかし、環境は厳しいですか景色は最高です。ドキドキの緊張と超絶美しい景色でおかしくなりそうです。冬の八ヶ岳、凄いです。

 

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コメント

素晴らしい記録ですね
初めまして、同じ日に同じコースを逆から狙って断念したyamayaと申します。
いや〜素晴らしい記録ですね。
Okada_gtxさんの記録を拝見して、私の撤退判断が正しかったと確認できました。
やはりこの日は全般に厳しかったですね。
日帰りでこのコース、行動時間12時間超とは 、、、、、。
過去の記録を拝見して早月尾根日帰りもされている方と知り、納得できました
同じコースを狙って成功と断念の記録が並んでしまったのも何かの縁かも知れませんね。
もし私が撤退しなかったら途中でお会い出来たかも知れなかったのが残念でした。
また次のレコも期待しております
2015/2/12 8:28
Re: 素晴らしい記録ですね
 はじめまして。ありがとうございます。ほんとニアミスですね〜。クライミングの方以外では、横岳付近でお一人、あと硫黄岳山荘付近でお一人とすれ違ったのでもしかしたらと思いましたが時間がちょっと違ってたみたいですね。
 私も沢山引き返したことあります。硫黄岳からスタートしていたら風にビビって引き返していたと思います。笑
赤岳最高ですね。八ヶ岳がホームグラウンドとは羨ましい限りです。どこかの山でお会いできるといいですね!
2015/2/12 19:13
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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