記録ID: 5879380
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
仙塩尾根の百高山@鳥倉から塩見岳,三峰岳,北岳を経て広河原まで
2023年08月25日(金) ~
2023年08月28日(月)
体力度
9
2~3泊以上が適当
- GPS
- 73:43
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 3,300m
- 下り
- 3,432m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 1:03
- 合計
- 6:18
距離 11.3km
登り 1,582m
下り 497m
12:07
2日目
- 山行
- 5:23
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 6:36
距離 9.3km
登り 673m
下り 845m
3日目
- 山行
- 6:18
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 8:06
距離 9.6km
登り 1,014m
下り 1,343m
4日目
- 山行
- 1:18
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:25
距離 2.7km
登り 32m
下り 745m
7:31
ゴール地点
天候 | 晴れと雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
竹橋23:00→4:50鳥倉ゲート(アルペン号,14000円) 8/25(FRI) 塩見小屋(一泊二食弁当付寝具無し12000円) 8/26(SAT) 熊ノ平小屋(テント泊2000円) 8/27(SUN) 白根御池(テント泊1000円) 【復路】8/28(MON) 広河原10:00→11:55甲府(山梨交通1990円+協300円) 甲府12:17→13:41新宿(あずさ22号,2310円+特1480円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
思いの外に樹林帯が多いルートでした。樹林帯を抜けるとアルプスらしくガレかザレのトレイルがメインになります。鳥倉から塩見岳までは二つ前のレコに書いたばかりなので今回は省略します。 【塩見岳→仙塩尾根の百高山→熊ノ平小屋】 塩見岳東峰からガレを降り,北俣分岐を過ぎるとザレの急坂(下降)になります。危険はありません。その後はほぼ平坦で芝生と小さな木のメルヘンチックな気持ち良いトレイル。避難小屋のあるキャンプ場跡地で急に方向を変えるのと,ここから先,北荒川岳付近は踏み跡がはっきりしない丘のような所を歩くので視界が悪い時は要注意かもしれません。北荒川岳から熊ノ平小屋まではほぼ樹林帯です。百高山の新蛇抜山(しんじゃぬけやま)と安倍荒倉岳は登山道は巻いているので,手製の分岐の表示に従い登頂します(どちらも難なくすぐ登頂できます)。北荒川岳はまだしも新蛇抜山と安倍荒倉岳は百高山感が皆無です。 【熊ノ平小屋→三峰岳→間ノ岳→北岳→白根御池→広河原】 最初から急登です。どんどん標高が高くなるので,好きな人は好きかも(私)。樹林帯を抜け三国平から先,三峰岳手前は岩稜帯の急登で少し気を使います。間ノ岳手前もガレですが三峰岳ほどではありません。間ノ岳から北岳までは人気の白峰三山縦走ルートで人の数が10倍以上となり北岳手前にガレ場もありますが手すりやらステップやら整備完璧です。白根御池まではザレの急坂が多く尻もち注意。白根御池から広河原までの主体は広い尾根のトレイルで階段等も整備されています。 |
その他周辺情報 | 【熊ノ平小屋テント場】小屋泊は予約必要で満室でしたが,テント泊は予約不要。数張りの小さなテント場が点在し,今回は早着のお陰でベストポジションに張れました。2000円。フラットな土の地面で寝心地良好。水に恵まれた小屋で水場が複数あり,飲用可。トイレも近くとても綺麗。残念ながら軽食の営業はありません。カップラーメンや食パンなどは購入出来ます。当日夜は激しい雷雨でしたが,樹林帯なので余程運が悪くない限り大丈夫かなと逆にドキドキを楽しみました。ドコモ圏外。 【白根御池小屋テント場】今どき良心的な1000円。予約が必要とのことなので当日でしたが,念のため北岳肩の小屋でネットに繋いで予約しました。昼は多国籍に賑やかでも,夕方以降は日曜日だったこともあり静かでした。ピザや台湾スイーツの販売など頑張っています。水は飲料水が小屋の前で汲み放題,トイレは仮設タイプですが4つあるので安心。以前,ここでヌカカの餌食になったので池の前には張らず,小屋の前に張りました。効果の程は知りませんが,少なくとも今回は大丈夫でした。ドコモの電波ばっちり。 【塩見小屋】ここも週末の予約が最高難度の宿。前回は金曜日泊でもアウトでしたが,今回はアルペン号と共に2日前に予約出来ました(三伏峠テント泊なら予約不要ですが,二日目の雷が怖かったので熊丿平に早着のため急遽予約)。一泊二食寝具なし弁当付で12000円。朝食を弁当にするには前日までに申し込みが必要とのこと(受付で断られている人がいました)。ここはトイレが携帯トイレというのと,購入した品物の殻も全て持ち帰りというのが難点ですが,縦走中の場合は殻を引き取って貰えるようです。宿泊者限定?これはありがたい心遣い。ドコモは小屋で電波を増幅してるらしく,消灯前までは受付周辺で使えました。私の寝床の別館は昼も圏外でした。 |
ファイル |
【後日参考用】初日の天気予報
(更新時刻:2023/08/29 21:38)
【後日参考用】二日目の天気予報
(更新時刻:2023/08/29 21:38)
【後日参考用】三日目の天気予報
(更新時刻:2023/08/29 21:39) |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
半袖シャツ
アームカバー
フリース(薄)
レインウェア(上下)
タイツ
半ズボン(薄)
靴下
指だしグローブ
アウター手袋(夏用防水)
夏帽子
靴
ザック
朝昼夜ご飯
行動食
非常食
飲料(計2L)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
時計
サングラス
タオル
テント装備一式
マット(薄)
シュラフ(#3)
身体ふき
燃料
コンロ
調理一式
ナイフ
ロールペーパー
ストック
カメラ
スマホ
ラジオ
マキロン
着替え(下着&長ズボン&歯ブラシ)
|
---|---|
備考 | 出発時重量12.5kg |
感想
この週末,2日間の夏季休暇を取得し,仙塩尾根の百高山を完璧な天気のなかで歩く事が出来ました。7月の海の日の連休に真っ白暴風で諦めたそのリベンジ達成です。
発雷確率の高い週末だったので,昼前には次の宿に到着出来るように当初の計画を変更。仙塩尾根は百高山のある三峰岳までの南側だけにして,そこから北岳に繋ぎました。仙丈ヶ岳側にはテント泊が出来る場所がありませんが,北岳側にはいくつもあるのでそれも魅力です。早発早着でつないだお陰もあり,塩見岳と星空,マジックアワーの稜線からの風景,ガスのない各山頂からの360°ビューに加え,各テント場での至福の時など素晴らしい時間を過ごすことが出来ました。やはり稜線歩きは晴れてナンボの世界,ひと月前に焦らず正解だったかなと。ただ,今回初めて知ったのですが,仙塩尾根ってほとんど樹林帯なんですね。今回残した仙塩尾根上半分は気が向いたら繋ぐとします。
これで百高山95座。残すは早川尾根と白峰南嶺です。今年中に行けるかな?天気と仕事と運次第。
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