富士山 ゼロ合目から 北口本宮富士浅間神社〜山頂
- GPS
- 17:34
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 3,007m
- 下り
- 1,589m
コースタイム
- 山行
- 5:31
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 6:47
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 2:26
- 合計
- 10:24
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
下山は富士スバルライン5合目から路線バスで富士山駅へ。富士山駅からはタクシーで浅間神社へ戻りました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
浅間神社から馬返し 吉田口遊歩道として整備され、快適な森林ハイキングを楽しめます。4月下旬頃のフジザクラの頃は大変素晴らしいそう。 馬返しから5合目 古道らしい雰囲気のある大変良く整備された登山道。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
二回目の富士山は、ゼロ合目の北口本宮富士浅間神社から。
きっかけは、友人からの富士山を下から登って見たいという一言からだった。百名山への挑戦中なので、富士山はもういいと思っていたが、確かに日本一の山に、ゼロ合目から古の道を辿り山頂を目指すのはとても価値があると思い、一緒に行くことに。
友人は登山経験がほぼ無かったので、近所の低山でトレーニングを繰り返し、御嶽山で高度順応も行い、充分な準備期間を経てお盆明けのお天気の良さそうな日を選び、いよいよ富士山アタック。
移動日となった8月27日、登山口となる北口本宮富士浅間神社へ立ち寄ると、ちょうど火祭りが行われていて、神輿行列や御神楽を見ることが出来た。この日を選んだのは偶然だが、とても良い経験ができた。
翌28日、午前8時に北口本宮富士浅間神社に登山の無事を祈願して、登山スタート。
途中の馬返しまでは車で行くことも出来るが、歩く人に向けて吉田口遊歩道が整備されている。爽快な森林散歩だ。4月下旬頃はフジザクラが見事だそう。途中、中の茶屋、大石茶屋跡を経て、馬返しへ。
馬返しからは本格的に登山道となる。ここには、江戸時代に開業した由緒ある山小屋大文司屋があるが、富士スバルラインの開通で需要が減り閉業に追い込まれてしまったのを、今のご主人が56年ぶりに復活させた。気さくなご主人としばし談笑。カップラーメンを頂き、大文司屋の焼印木札をゲット。
小屋に立ち寄る客や、すれ違う登山者は外国人が多い。いにしえの道を辿るのが日本人より外国人が多いと言うのも、なんだかなぁと思いながら歩を進める。
馬返しからは、幾つもある史跡を辿りながらの登山。雰囲気のある古道を歩きながら、かつての賑わいに思いを馳せていると、長い道のりもいつの間にか終わりを告げ、本日のゴールとなる星観荘に到着。
まずは、生ビールで乾杯!う〜ん最高。デッキからの展望を楽しみながらゆっくりと過ごす。
夕食はハンバーグメインでボリュームたっぷり、食後はさすがに疲れていたのでバタンキューでお休みなさい。
二日目午前4時。小屋のお弁当を受け取り、ヘッドランプを装着して登山スタート。ちなみにお弁当はボリュームたっぷりの焼肉弁当で、すごく美味しかった。
見上げると、たくさんの山小屋と登山者のヘッドランプの灯りで、登山道が明るい。今日は山頂を踏んだ後お鉢巡りをして、富士スバルライン五合目に下山する長い道のりだ。
高山病にならないように、呼吸が乱れないペースを意識してゆっくりと標高を上げていると、七合目手前あたりでご来光を迎えた。山頂方面からは歓声があがる。
吉田ルートは山小屋が多いので、それが良いアクセントになり、いつのまにか標高が上がっている感じ。とはいえ、かなりの急登なのでだんだんとキツくなってくる。九合目の鳥居を超え、喘ぎながらもやっと吉田口山頂へ到着。心配していた高山病にもならなかったので、予定通りお鉢巡りに向かう。
大迫力の火口と、深く青い空。これぞ富士山という景色を楽しみながら、標高3776mの剣ヶ峰へ。日本の一番高い場所で、記念撮影をして、ミッション達成!
とてつもない達成感と、余韻を楽しんだ後は一気に下山。富士スバルライン五合目でご褒美コーラの一気飲みの後、路線バスで富士山駅へ。乗客のほとんどが外国人という不思議な時間を経て、ゴールとなった。今回も充実の山旅に感謝。
翌朝、再び北口本宮富士浅間神社へお礼参りに向かう。そこで登山者と出会ったので声をかけると、なんと85才の方。おそらく人生最後となる富士山に登りに来たとのこと。しかもゼロ合目からなので、お元気ぶりに驚く。まだまだヒヨッコだと思わされた。
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