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Yamareco

記録ID: 5887438
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

初めてのジャン 西穂山荘から奥穂高、岳沢小屋を経て上高地

2023年08月31日(木) ~ 2023年09月01日(金)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:50
距離
13.9km
登り
2,284m
下り
2,279m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:58
休憩
0:10
合計
2:08
距離 3.2km 登り 864m 下り 3m
11:21
58
12:19
12:28
53
13:21
13:22
7
13:29
2日目
山行
8:19
休憩
2:23
合計
10:42
距離 10.7km 登り 1,431m 下り 2,277m
3:32
12
3:44
3:45
35
4:20
4:22
19
5:25
5:37
5
5:42
5:44
17
6:01
6:07
16
6:23
6:24
10
6:34
6:45
10
6:55
6:56
15
7:11
7:18
67
8:25
8:40
3
8:43
8:49
14
9:03
9:08
17
9:25
10
9:35
9:41
75
10:56
11:02
6
11:08
11:09
22
11:31
11:43
10
11:53
11:59
29
12:28
13:02
42
13:44
13:45
5
13:50
13:51
23
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
西穂高登山道
2023年08月31日 11:16撮影 by  iPhone 13, Apple
8/31 11:16
西穂高登山道
樹林帯を行きます
2023年08月31日 12:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/31 12:14
樹林帯を行きます
水場「宝水」。冷たくて美味しい。生き返ります。
下りから来た方の話しだと、宝水の標識が下りだと見えない(上りからだと見える)ので、気が付きにくいとのこと。登山道に赤いテープがあるので、そこから登山道を脇に下るとあります。
2023年08月31日 12:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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8/31 12:19
水場「宝水」。冷たくて美味しい。生き返ります。
下りから来た方の話しだと、宝水の標識が下りだと見えない(上りからだと見える)ので、気が付きにくいとのこと。登山道に赤いテープがあるので、そこから登山道を脇に下るとあります。
湿地帯のようなところ
2023年08月31日 13:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/31 13:11
湿地帯のようなところ
焼岳方面との分岐。ここから西穂山荘までもう少し
2023年08月31日 13:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/31 13:20
焼岳方面との分岐。ここから西穂山荘までもう少し
ようやく西穂山荘!
2023年08月31日 13:30撮影 by  Unknown Device, Apple
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8/31 13:30
ようやく西穂山荘!
2階から
2023年08月31日 13:52撮影 by  Unknown Device, Apple
8/31 13:52
2階から
正面から
2023年08月31日 14:09撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
8/31 14:09
正面から
美味しい夕食。ご飯とお味噌汁はおかわり自由でした。感謝。
2023年08月31日 16:59撮影 by  Unknown Device, Apple
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8/31 16:59
美味しい夕食。ご飯とお味噌汁はおかわり自由でした。感謝。
西穂高独標
2023年09月01日 04:21撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/1 4:21
西穂高独標
2023年09月01日 04:42撮影 by  iPhone 13, Apple
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西方に鎮座する笠ヶ岳
2023年09月01日 04:43撮影 by  iPhone 13, Apple
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西方に鎮座する笠ヶ岳
あの尖ったところに向かいます
2023年09月01日 04:58撮影 by  iPhone 13, Apple
9/1 4:58
あの尖ったところに向かいます
〇や×、←が至るところにペイントされています
2023年09月01日 05:11撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 5:11
〇や×、←が至るところにペイントされています
西穂高岳。もうすぐ日の出の時刻(5時19分)。ここで山小屋で作ってもらったお弁当をいただく。
2023年09月01日 05:14撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/1 5:14
西穂高岳。もうすぐ日の出の時刻(5時19分)。ここで山小屋で作ってもらったお弁当をいただく。
これから向かいます
2023年09月01日 05:43撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/1 5:43
これから向かいます
飛騨側を見下ろす。ガレガレです。
2023年09月01日 06:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 6:18
飛騨側を見下ろす。ガレガレです。
2023年09月01日 06:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 6:18
この写真の左手の方から上ります
2023年09月01日 06:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 6:38
この写真の左手の方から上ります
逆走スラブ。鎖、設置されています。アプローチシューズ(TX5)だったのですが、特に滑らず登れました。
2023年09月01日 06:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 6:40
逆走スラブ。鎖、設置されています。アプローチシューズ(TX5)だったのですが、特に滑らず登れました。
逆層スラブの核心部
2023年09月01日 06:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 6:40
逆層スラブの核心部
天狗の頭
2023年09月01日 06:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 6:53
天狗の頭
ジャンダルム(左)と奥穂高(右)
2023年09月01日 08:18撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/1 8:18
ジャンダルム(左)と奥穂高(右)
左はジャンダルムの取り付き
右は奥穂岳へのトラバース
2023年09月01日 08:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 8:20
左はジャンダルムの取り付き
右は奥穂岳へのトラバース
ジャンダルムから奥穂高
2023年09月01日 08:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 8:25
ジャンダルムから奥穂高
天使に会えました!
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天使に会えました!
奥穂高側からのジャンダルム。ここを直登する人もいるそうです。
2023年09月01日 08:36撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/1 8:36
奥穂高側からのジャンダルム。ここを直登する人もいるそうです。
ロバの耳、トラバース上から
2023年09月01日 08:48撮影 by  iPhone 13, Apple
9/1 8:48
ロバの耳、トラバース上から
振り返ってロバの耳
2023年09月01日 08:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 8:55
振り返ってロバの耳
いよいよ馬の背登場。馬の背の手前に、〇が2つ通称「馬の背の門」が見えます
2023年09月01日 09:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 9:07
いよいよ馬の背登場。馬の背の手前に、〇が2つ通称「馬の背の門」が見えます
馬の背の核心部を通り過ぎ、奥穂高までもう少し
2023年09月01日 09:13撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 9:13
馬の背の核心部を通り過ぎ、奥穂高までもう少し
熟練者向けのコースである事を注意する標識です
2023年09月01日 09:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 9:18
熟練者向けのコースである事を注意する標識です
前穂高・岳沢方面の分岐
2023年09月01日 09:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 9:21
前穂高・岳沢方面の分岐
奥穂高岳山頂!
2023年09月01日 09:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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奥穂高岳山頂!
中央アルプス、南アルプスから富士山までバッチリ
2023年09月01日 09:27撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/1 9:27
中央アルプス、南アルプスから富士山までバッチリ
涸沢カールが一望! 涸沢小屋と涸沢ヒュッテもバッチリ
2023年09月01日 09:33撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 9:33
涸沢カールが一望! 涸沢小屋と涸沢ヒュッテもバッチリ
このルートも鎖場がたくさんあります
2023年09月01日 09:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 9:38
このルートも鎖場がたくさんあります
歩いてきたルートを振り返る
2023年09月01日 10:20撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 10:20
歩いてきたルートを振り返る
前穂高岳と紀美子平までのトラバース
2023年09月01日 10:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 10:23
前穂高岳と紀美子平までのトラバース
紀美子平着。食事をしている人や、デポして前穂高までピストンする人が何人もいて賑やか。
2023年09月01日 10:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 10:49
紀美子平着。食事をしている人や、デポして前穂高までピストンする人が何人もいて賑やか。
歩いてきた稜線。それにしてもあのようなギザギザでガレガレの稜線、よく歩いてきたな。
2023年09月01日 10:52撮影 by  Unknown Device, Apple
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9/1 10:52
歩いてきた稜線。それにしてもあのようなギザギザでガレガレの稜線、よく歩いてきたな。
長い鎖場。スリップ注意の標識のとおり、ここの岩、思いのほか滑りやすいです。
2023年09月01日 10:56撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 10:56
長い鎖場。スリップ注意の標識のとおり、ここの岩、思いのほか滑りやすいです。
下りて来たルートを振り返る。かなりの勾配で一気に高度を下げます。よくこのルートを開拓したと頭が下がります。
2023年09月01日 11:27撮影 by  iPhone 13, Apple
9/1 11:27
下りて来たルートを振り返る。かなりの勾配で一気に高度を下げます。よくこのルートを開拓したと頭が下がります。
天気最高! 眼下に上高地、正面に乗鞍岳、御嶽山。右は焼岳。左は霞沢岳。
2023年09月01日 11:28撮影 by  iPhone 13, Apple
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9/1 11:28
天気最高! 眼下に上高地、正面に乗鞍岳、御嶽山。右は焼岳。左は霞沢岳。
岳沢を一望できます!
2023年09月01日 11:32撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 11:32
岳沢を一望できます!
長い梯子が2箇所ほど
2023年09月01日 11:49撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
9/1 11:49
長い梯子が2箇所ほど
岳沢小屋までもう少し!
2023年09月01日 12:12撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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9/1 12:12
岳沢小屋までもう少し!
下から見上げると随分景色が変わります
2023年09月01日 13:07撮影 by  iPhone 13, Apple
9/1 13:07
下から見上げると随分景色が変わります
番外編:宿泊した徳澤園
2023年09月01日 17:18撮影 by  Unknown Device, Apple
9/1 17:18
番外編:宿泊した徳澤園
豪華な夕食に舌鼓
2023年09月01日 18:45撮影 by  Unknown Device, Apple
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豪華な夕食に舌鼓
朝食もすごく美味しかったです
2023年09月02日 06:55撮影 by  Unknown Device, Apple
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9/2 6:55
朝食もすごく美味しかったです

感想

今週は天候が安定していることを確認し、急きょ上高地に向かうことにしました。当初は、天狗沢から岳沢小屋に下りる予定だったのですが、西穂山荘で同室された方のお話を伺い、自分もチャレンジしたくなりました。
天狗のコルに着いたときの体調で最終判断をすることにしたのですが、思いのほか体力的に余裕があったことから、ジャンダルムに挑戦することにしました。以前からいつかは行きたいと思っていた西穂高岳から奥穂高岳を縦走することができました。

西穂山荘を3時30分出発。3時頃から何組も出発していました。このルート、平日とは言えこの時期はそれなりに登山者がいます。縦走となると結構距離があるので、岩場の技術もさることながら、体力が必要になると感じました。西穂山荘からだと、ジャンダルムへは、直前の天狗のコルから300メートルほど上りになります。ここまでに体力を温存していないと、踏ん張りが効かなくなります。全体的にガレガレで落石に気を遣う場所ばかりですし、エスケープルートもありません。

ジャンダルムの容姿は、西穂側からと奥穂側からではまったく異なるんですね。多くの方がおっしゃるように、奥穂側からの方がカッコいいと思いました。
危ない箇所としては、
・逆層スラブ:西穂からだと上りだったことや、履いていた登山靴がアプローチシューズ(スポルティバTX5)だったこともあり、鎖は補助的で、鎖がなくても上ることができました。
・ジャンダルム:西穂側から飛騨側に少し迂回し、そこから直登します。ここまでにもっと危険だと思われる場所はあったので、それほど難易度は高くないと思います。
・ロバの耳:まず垂直に高度を下げるところは、難易度が高いと思います。飛騨側のトラバースの区間は、鎖が設置されていて、高度感はあるのですがそれほど長くありません。
・馬の背:「ウマノセ」の文字を見ると緊張感が高まりました。ただ、いざ上り始めるとアドレナリオンのせいか、恐怖感はまったくありませんでした。ナイフリッジなのですが、稜線上に足を置きながら進めます。途中で稜線上に足を置けないところが一箇所ありますが、そこは信州側に狭いですがしっかりした足場があるので、そこを使って前に進みます。ここが最大の核心部かなと思います。事前にYouTuberの動画を見て予習していたので、焦りはありませんでした。

感じたのは、ジャンダルムは象徴的ではありますが単なる岩峰であり、奥穂高側からの直登ルートでなければ、それほど難易度は高くありません。むしろ、そこに至るまでのアクセスの困難さに本質があると思いました。西穂高山荘から奥穂高山荘は、ヤマケイオンラインで10時間のコースタイム。登攀技術もさることながら、10時間集中力を維持できる体力・気力が重要だと思いました。

奥穂高岳から吊り尾根経由で岳沢まで一気に高度を下げます。結構疲労しました。岳沢小屋で昼食(ブラックキーマカレーとおでん)とビールを。写真を撮るのを忘れて、一気に平らげました。美味かった。岳沢小屋から上高地までは整備された道を下ります。特に迷うことはないと思います。

この日の宿泊は徳澤園。歴史ある趣のあるたたずまいで評判通りの施設。お風呂に入れて豪華な食事と、満足度非常に高いです。館内全体は井戸水を使用し、冷たくて美味しい。また来たいと思いました。

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アルパインクライミング 槍・穂高・乗鞍 [2日]
奥穂高岳南稜(重太郎新道から下山)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
5/5
体力レベル
4/5
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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