鷲羽岳(新穂高〜三俣山荘テン泊)
- GPS
- 35:32
- 距離
- 39.8km
- 登り
- 3,126m
- 下り
- 3,119m
コースタイム
- 山行
- 7:39
- 休憩
- 2:23
- 合計
- 10:02
- 山行
- 9:21
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 11:31
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は深山荘がメジャーだが夜10時の時点で満車。あとは基本的に予約制の駐車場を使うか鍋平を利用するしかない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆新穂高温泉〜小池新道登山口 ・ひたすら5kmの林道を歩く。 ・わさび平小屋ではトマトやキュウリ、冷たいドリンクが買える ◆小池新道登山口〜双六小屋 ・とっても歩きやすい登山道で迷う場所もない。 ・鏡平小屋ではかき氷やコーヒーフロートがいただける。 ・双六小屋でもカレーなどの軽食やドリンクの自販機あり。水場も利用可能 ◆双六小屋〜三俣山荘 ・双六岳の稜線というか台地は特に槍ヶ岳をバックにした景色が圧巻。晴れた時はぜひおススメ。 ・双六岳〜三俣蓮華岳までの稜線はアップダウンはあるものの巻き道よりは楽な気がする。 ・三俣山荘のテン場は早い者勝ちで予約は不要。ひとり2000円。 ・水場は辛うじて生きていた。 ◆三俣山荘〜鷲羽岳・鷲羽池 ・山荘〜400mほどの登りとなる。ザレ場の急登で立山の一の越〜雄山の感じと似ている。 ・鷲羽池は鷲羽岳の山頂手前を右に入ると降りることができる。一旦降りると150mほどの登り返しが必要。 |
その他周辺情報 | ひがくの湯。800円。露天風呂はぬるくて自分好みだった。 その他登山者食堂で色々食事もできる。 |
写真
感想
この週末は土日とも晴れ予報ということで久しぶりにMさんとテン泊に行こうということになった。
行先はMさんのリクエストで鷲羽岳…というか鷲羽池に決定。1泊の日帰りの行程としてはなかなか歩き応えがあるし暑そうだが体力づくりにもなるので決行。
自分も鷲羽池には行ったことがなかったのでちょうどよい機会だと思った。
土曜日の朝4時に新穂高温泉をスタート。久しぶりのテン泊装備が腰と肩にずっしり来る。
新穂高はよく来ているような気もするが実は最近はかなりご無沙汰だと気づいた。ここ最近は冬の槍ヶ岳にも登ってないし…多分前回は2年前の赤牛岳…そう、あの大地震があった時だ。
55kmを21時間かけてヘロヘロになりながら歩き、挙句の果てには下山中に地震で落石が発生しまくって命からがら下山したという忘れたくても忘れられない山行だった。
あの時の記憶を辿りながら鷲羽へ向かう。そういえば双六岳も鷲羽岳もこれまで1回ずつしか登っていない。割と家からのアプローチは良いのだがなぜだろう?自分でもよくわからないが、林道歩きが長い、歩行時間も長い、人気がある、基本的にピストンになりがち、とか色々潜在的に避ける要素が多かったのかもしれない。
わさび平で明るくなってきたのでヘッデンオフ。朝早かったおかげで割と涼しいうちに稜線まで上がることができた。
予報通りに天気は良い。これは双六岳に行くしかない。あの広大な台地から槍ヶ岳を眺めてみたい。割とミーハー的なスポットではあるが一度も見たことがないので行くしかない。(10年ほど前に訪れた時はガスガスだった)
実際訪れてみるとその景色は想像以上にすごかった。地平線の向こうに鋭利な槍の穂先が突き出した感じがかなり非日常的な光景で普通の山岳風景とも一線を画したものだった。
双六のたおやかな山容に鋭い岩峰という何ともいえないコントラストが独特なんだと思う。欲を言えばもっと青空が良かったがガス男の自分にとってはこれでも十分贅沢なコンディションだった。
三俣蓮華を超えて三俣山荘に到着したらテント設営。昔はどこも1張500円とかだったが今は一人2000円。下界以上に山はインフレしている。
ちょっと離れた静かなサイトを確保。目の前に鷲羽がドーンと見える素晴らしいロケーションだった。だがMさんからはトイレが遠いとぶつぶつと文句を言われてしまった。すみません。でもそれを差し引いてもいい場所だったでしょ。
翌朝は3時に起床して空身で鷲羽岳と鷲羽池を目指す。ちょうど山頂でご来光を拝む作戦だ。
Mさんは寝起きは調子が悪いらしくペースが上がらないようだったがギリギリご来光前に鷲羽岳に登頂。思惑通りご来光も拝めて大満足。
特にお気に入りの黒部五郎カールを正面から見ることができて嬉しかった。
次は今回の旅の主目的である鷲羽池へ。自分もこれまで上から眺めたことしかなかったので楽しみにしていた。
150mくらい降りて登り返すのでMさんはちょっとナーバスになっていたがここまで来たら行くしかないでしょ。貸し切りの池まで降りると鷲羽岳と青空のリフレクションがこれまた想像以上のクオリティだった。
火口湖は色んなところにあるが池のほとりまで降りられて風の影響を受けずにきれいなリフレクションが楽しめる場所はそう多くない。このタイミングで来てみて良かった。
諸々楽しんだらテントを撤収して下山するだけ…と言いたいが三俣山荘から新穂高までの下山は下山というより改めて一山登って下りるくらいのボリュームがある。
テン場でガッツリラーメンを食べてカロリーを補給してから下山開始。稜線は風があったものの暑かったので山小屋ごとにドリンクやらかき氷やらを補給しながらのグルメ旅となった。
鏡平小屋ではバッタリ山仲間で登山ガイドのWakaさんに遭遇。しっかりガイドのお仕事をされているようでプロのオーラが漂っていた。
久しぶりのテン泊はドップリ山の世界に浸かることができて楽しかったがちょびっと沢が恋しくなった。
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