剱岳・剣御前
- GPS
- 14:53
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 2,606m
- 下り
- 2,680m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 3:53
- 山行
- 4:49
- 休憩
- 2:16
- 合計
- 7:05
天候 | 一日目:晴れ 二日目:晴れ後曇り夜から小雨 三日目:霧雨から曇り、雨、一時晴れ、曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは逆コースで同じ |
コース状況/ 危険箇所等 |
どこもよく整備されている |
その他周辺情報 | 一泊目:剣山荘 二泊目:剣沢小屋 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
最初に:1日目の剣山荘まで、2日目の出発から一服劔まで、記録が途切れてしまっています。
昨年は予定が台風でだめになったので、今年こそ!と念願の劔岳へ。ところが、一週前時点でトリプル台風発生。進路予想に一喜一憂、キャンセルしてまた取り直したり、バタバタしました。が、結局当日は降らずで決行できました!
無事登下山できてとても嬉しい。
前日は自宅から始発で出ても室堂に12時。剣山荘に16時前に着くべく急ぎましたがぎりぎり。
当日、同室の方は三時半出と四時出だそうですが、私は日の出30分前の五時出で。
持ち物は水分2L、食料、雨具、一応エマージェンシーセット。残りはサブバックに詰め替えデポ。剣山荘さんありがとう。
一服劔まで、緊張感で口内がからから。とにかく落石しないよう、後半に足を残すようゆっくり慎重に心がけました。
一服劔付近で明るくなり多分日の出。一息つく。
夜明け前はよい天気。日の出後は曇りだけど視界あり。前劔あたりからガスと風。山頂では視界なし。一時間早かったら違ったのかも、でも四時出の選択肢はないので仕方ない。
曇っていたお陰で暑さで体力を削られることはなかったのはメリット。
前劔でスペースあり、パンをもぐもぐ。食べれる時に食べておきます。直後から風が強くなったのでちょうど良かった。
渋滞なし、すれ違いは時々。登りで4mのブリッジを渡るところが一番怖かった。谷から吹き上げる風が急に強くなって、濡れてなくて良かったと心底思った。カニのたてばいは息が上がり、腕が疲れてきたが、途中ちょっとしたテラス状のところが2ヵ所ほどあり、腕を休めることができた。山頂では到着者で代わる代わる写真を撮り、登頂の喜びを分かち合いました。
風強く寒く、展望回復待つ状態ではなく、補食して下山開始。下りこそ本番だ!の気持ちで。よこばいの横への鎖の一歩目、確かに見えないけど、ここだよ!とばかりに赤ペンキで印してくれてあって、信じて足を下ろしました。整備の方ありがとう。
総じて、困るところには鎖か鉄棒がちゃんとあり、最中は無我夢中でしたが、お陰で進退極まることはありませんでした。躓かないよう、落石しないよう、神経を使って。眺めのよいところで休憩しつつ。
剣山荘が見えてきてほっとするとともに、急に降りるのが惜しくなり、大休憩。眺めを堪能しました。天気が崩れる前に降りないと、と切り上げ。それでもそのまま降りるのがもったいなく、クロユリのコル経由にしようと思ってたら、分岐を見逃し気づいたら剣山荘裏まで来てた。残念。その少し手前で一瞬ぱらぱらっと降りかけたが、嫌なところで降られず、本降りでなくて良かった。
置かせてもらっていた荷物を回収、バッジ購入。気持ちのよい宿でした。剣山荘さんありがとう。
宿泊先の剣沢小屋へ。登頂後は劔岳を眺めながらゆっくりしたかったので。
途中はすばらしい眺め。小屋は石垣に覆われ要塞のよう。これでも流されたんだろうか?
小屋前のテラス、到着時はガスで劔は見えず。明日朝までに見えるのを待とう。
日暮れ前に見えた!素晴らしい眺め。疲れすぎて飲酒する気にならず、カフェオレで祝杯上げました。
翌日の予定は決めておらず、昼頃室堂を出ればよいので、天候次第。展望あるなら別山、剣御前に上がりたい。でも元々雨予報が多少ましになった程度。同宿は劔アタック前の方々ばかり。皆さん悩まれてました。
夜中から霧雨、4時、5時も同様。行けなくないが、濡れる感じ。のんびり止むのを待つ。6時前にガスはあるけど雨はやんだので出発。薄いミルクのようにガスって切れる気配なし。行ったことのある別山は諦め、雷鳥との遭遇を期待することに。雨も風もなく、霧をつけた草花を眺めながら一人静かに歩くのもいい。
遭遇しないまま剣御前小屋前に着いてしまった。劔予定で雷鳥坂から上がって来た方と少しおしゃべり。寒いしあきらめるそう。剣御前へ、少し上がりかけたら途端に強風。慌てて一旦小屋前まで戻り、雨具来て再度。あっけなくすぐ山頂看板あるが、いや、もっと長いはず。稜線を伝い先へ。お一人すれ違い、何も見えませんよ、と。このガスではね〜。でも未踏なので行くのだ。たどり着き、30分ほどガスが取れて劔岳が見えるのを待ってみる。が、無理でした。雷鳥坂は行きに通ったので、新室堂乗越から降りることに。去年は雷鳥としばらく歩いた道。途中雨降りだし、雨具上着をはおるがズボン、ザックカバーどうしよう?と思ってるうちに濡れてしまいあきらめる。一時間降りれば下界、20℃は越えてるだろう。
幸い10分程で止み、歩くうちに乾いてきた。
それにしても出そうな条件なのにでないな…と見回し、足を踏み出したら2、3m道の先にニ羽いた。君ら、保護色過ぎて気づかんかったよ…お互いびっくりして距離をとられるが、道の先に逃げるので、ごめんね、進行方向なんだよ…。しばらくトコトコ追う形に。うん、かわいい。希望が全てかなってしまった。
雷鳥沢から雷鳥荘までの登りを回避&行ったことないコースで、室堂山荘裏あたりに出る夏道を歩いてみる。2ヵ所程登りがつらいが、山壁が迫ってくるように感じ、人もいなくてよい道でした。草紅葉したら見事だろうな。
室堂着いてほっとした。良い山行でした!
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