滝谷出合〜第四尾根登攀〜涸沢岳〜白出沢下降
- GPS
- 23:14
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 3,508m
- 下り
- 3,671m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 11:01
天候 | 概ね晴れ(初日の夕方からよ夜にかけて断続的に降った) |
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過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・アプローチの滝谷はガレも多いが、雪渓は完全に消失していた。 ・雄滝の右岸巻きは崩落個所があり、50mトラバース後がかなり厄介なことになっているのでルーファイ核心である。崩落個所に突っ込むと(私はある程度突っ込んだ)かなりしんどい登攀となる。 ・第4尾根に上部からアプローチ出来るC沢左俣は年々悪くなっており、オススメ出来ない。実際、4尾根登攀中に凄い規模の岩雪崩が発生していた。また、そのタイミングで死亡事故(懸垂中の落石によるロープ切断)も発生していた模様で、ニュースにもなっていた。 |
その他周辺情報 | いつもの平湯の湯。石鹸などはないが無料なのでオススメ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
時計
タオル
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
セルフビレイランヤード
キャメロット
ナッツキー
ギアスリング
アッセンダー
ハンマーバイル
アングルハーケン
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感想
ムラっちと2人で滝谷へ。
●装備などについて
<主な共同装備>
50mハーフx2、カム(0.5〜1、0.1〜2)、ボールナッツx1セット、ハーケンx3、ハーケン用ハンマーx1、ナッツキーx1、小アングルx1、60cmアルヌンx8本、その他スリングいくつか。
ロープは当初1本+懸垂引き抜き用を用意したかったがわざわざ買うのも。。。という事で50mハーフ2本で。カムは#2を結構使えたが、#3はいらないと思う。
ハーケン、ボールナッツが結構役に立った。アングルは未使用。
<主な個人装備>
登攀装備、コーラ700ml2本、GoPro、折れない心。日焼け止めは持って行ったが使わなかった。他にも雨予報もあったのでザックカバーを持ってきたが使わなかった。
全装での登攀となるのである程度の軽量化を意識して、テントはヘリテイジのクロスオーバードーム2G(630g)。
GoProバッテリーを少なくしたり、ハーケン用ハンマーは一つにするなどした。尚、カム0.4を1個持ってくるのを忘れ意図せぬ軽量化となった。
ここまでしておいて、私は必須ではない枕やコジー(アルファ米とか入れて保温するやつ)を持ってくるという暴挙に出た。しかもザックは新調した35リットルのBC用ザックで1.5垓瓩と重い。背負い心地は良かったが・・・。
防寒具はレインウェアの上で代用したが、結局朝方の準備中にしか着なかった。行動中はインナーシャツ長袖に、薄手のフリース(と言ってもかなり薄く通気性が良いのでフリース感は無い、ミレーのロッカフーディー)で調整し、レインウェア下は持って行かなかった。
ズボンが結構汚れたり濡れる可能性があったので、快適に寝るために寝巻用の薄いタイツ(モンベルジオラインLW、ビリビリに穴が空いている)を持って来た。これは我慢すれば不要な装備ではあった。2日目はタイツを履いたままだったが、下山時は暑かった。靴はアプローチシューズで(スポルティバTX-4)。
●山行詳細、時間など
<1日目:新穂高〜滝谷出合〜雄滝〜滑滝〜C沢右俣〜スノーコル>
4時24分、鍋平スタート(新穂高の駐車場が埋まっていたので)。
7時12分。滝谷出合に到着。
ここからは沢を詰めていくが雄滝(20mぐらい)までは濡れるような箇所も無く快適だ。出合には沢の増水具合をネットで確認できるようにと設置されたライブカメラ(スマホ)がある。興味がある方はピースとかしてみるといいと思う。
・雄滝の巻き(5ピッチ)
雄滝は登攀出来そうなラインも見え、左岸、右岸両側とも登れそうではあるが今回は濡れたくもないし、滝登攀の装備もないので、大人しくクラシックな右岸側から巻くことに。ここでは二人ともクライミングシューズは出さず。
取付きは雄滝の右岸側。この日は奇数ピッチをムラっち、偶数ピッチを私がリードした。以下、グレードはなんとなく体感。ムーブ的な物だけでなく、岩や支点の悪さも含んでグレーディングしてみた。
8時7分登攀開始。
1ピッチ目:Ⅲ、ムラっちリード。特に難しいことは無いが慎重に。50mぐらい。
2ピッチ目:Ⅱ、私リード。ブッシュを直上50mぐらい。簡単。
3ピッチ目:Ⅲ+、ムラっちリード。9時3分開始。ちょっと歩いて尾根の突き当りからビレイ。右にトラバース50m。簡単だけどめっちゃランナウト。草が濡れていて少し滑るのが嫌らしい。
4ピッチ目:V+、私リード。どうやら崩落個所があるらしくそこをトラバース出来ないので、崩落個所あたりから直上。ボロボロ崩れる。信用ならない草や細枝が好きなのでそいつらを頼る。足元が崩れて草を握り耐える。耐えがたきを耐えた。40mぐらいで切る。滝の落ち口よりも大分高い所まで登ってきたようだ。崩落個所をトラバース出来ればいい感じの高さで落ち口に出られたのだろうか。
5ピッチ目:Ⅳ+、ムラっちリード。10時2分開始。出だしが激悪。どのピッチもそうだが岩が脆く土が乗っていたりして気を遣う。そこから左にトラバースもちょいと悪い。トラバース出来たら後はブッシュに逃げ込んでロープを伸ばして50m。
10時35分、登攀開始から2時間28分。ここから滝方面に向かえば沢に降りる踏み跡トラバースがあった。
5ピッチ目終了点より少し上がると開けて、沢筋への下降路が見えてくる。
ここからはしばらく小滝などが出てくるが基本は歩き。沢登りや滝登攀をそこそこやっていれば簡単でロープを出すようなところは滑滝まで無い。
その後、小さな滝が幾つか現れるが簡単で全てフリーで超えられる。足元はそれほど悪くない。
11時26分、滑滝に到着。
・滑滝の登攀(2ピッチ)
滑滝は左岸側を登る。水量は少ないようで、ここもアプローチシューズオンリーで登った。下部は階段なので中段のテラスまでは歩いて、残置ハーケンがあるのでそこでビレイオン。滝谷出合らへんでヘリがホバリングしていた。
11時33分、登攀開始。
1ピッチ目:Ⅲ+、ムラっちリード。50m。出だしが被っていてちょいと悪い。岩は安定している。その先はスラブでクライミングシューズの方が良さそう。
途中でハーケン使用。私は手ごろな石をポケットに詰め、ナッツキーで叩いてハーケンを回収した。ハーケンが無かったら鬼ランナウトしていた模様。ちなみにビレイ中に便意を催したがなんとか耐えた。結構時間かかってたねんなー。最後は右岸側にトラバースしてピッチを切る。12時15分セカンド終了。
2ピッチ目:Ⅲ、私リード。2ピッチ目の終了点からリードしたが、上部の落ち口に5mほどちょっと上がってみたら簡単だったので一旦解除してフリーで上がってもらう。そこから落ち口右岸側をリード。滝壺がエメラルドブルーで綺麗。
ランナーは取りづらく、ボールナッツやハーケン使用。抜けた後はハーケンは不要だろうとタカをくくり、ハンマーは支点に残置した。外径気味なとこもありちょいと難しかった。上の方は割と階段で大人になる。あとは残置ハーケンなども頼りつつ抜けて20m程。
終了点は気持ちよく取れず適当な岩にスリングを掛けた。めっちゃロープドラッグしたのでプーリー付きカラビナを活用。ええ感じに活用できてよがっだよがっだ。
12時52分、滑滝の登攀開始から1時間19分で登攀終了。
ここから先はスノーコルまでお気軽に歩いて行くが、適当なところで伏流するのでその前に水補給が必要。
2日目に残しているコーラ700mlに加え、私は3.6Lの水を確保。ムラっちも4Lほど確保。これだけあれば十分だ(翌日の穂高岳山荘までもてばいいので。結局穂高岳山荘で水を買うことは無かった。ムラっちは1リットルほど購入)。
13時24分、スノーコルに向けて出発。
14時過ぎに雨が少しパラパラと降り始めた。本降りにならないことを祈り先を急ぐ。このあたりは遭難者の物と思われる残置物が結構落ちていた。
目印のオセロ岩を越え、C沢の右俣に入る。あまり上部に行きすぎるとスノーコルへのトラバースが鬼スラブとなってしまうので気を付けた方が良い。標高を確認して、微妙だなと思ったら引き返した方が良い。いい感じの草付きがあればそこで踏み跡を探して、ハイマツを直上するのが良い。踏み跡は色々とあるようだ。
15時20分、予定通り11時間でスノーコルに到着。
スノーコルは思っていたより広かったが、やはり頑張っても2テン2つがギリギリだろうか。脇に見えている雉打ち後の白い紙は持ち帰れと思った。
視界不良時は間違った沢筋に入らないように注意が必要です。
夕食は軽量化のためアルファ米的なサムシングと適当なスープ。ムラっちはカフェを何度も飲んでいて、どんだけ水消費するねんと思った。バーナーは二人で1セットとした。
ジェットボイルのスタッシュだが缶の付け外しの際に必ずガスが盛れるが不良品か?
今回は尾西ではなくサタケのアルファ米にした。味が結構濃い?別で買った乾燥野菜をプラスして少し豪勢に。
結局夜も雨が断続的に降り、若干心配になるが夜中には収まったようだ。1度トイレで目を覚ました。時折落石の音や、近くを動物が徘徊する音が聞こえたが、最強に疲れていたので(睡眠不足のため)割とよく眠れた。ムラっちは雨で、色々と不安になったりもしてあまり寝れなかったらしい。私は楽観的に考えていたので(雨敗退するつもりもなかったし)平気だった。
しかし、背中の石が気に食わなかったり結露がテント内に溜まって冷たかったりして、まぁ軽量テントにしては快適な広さではあったが、やはりダブルウォールの快適さにはかなわないのであった(当然である)。多分19時頃には就寝した。
<2日目:スノーコル〜第4尾根〜縦走路〜涸沢岳〜穂高岳山荘〜白出沢〜新穂高>
4時起床、朝食をさっと済ませ時間があったので30分ほど二度寝。6時出発予定で準備をする。5時過ぎにはもう明るくなっていただろうか。
風は少しあるが快晴。むしろこの風で岩が乾くのでありがたい。
登攀前に軽量化しておきたいと意気込み何とか体を軽くしておいた。
ビバーク地の目の前からロープを出したが、ブッシュ帯100mほどは、ある程度歩いて進んでもよさそうであった(せいぜいⅡ級程度)。この日は奇数ピッチを私が、偶数ピッチをムラっちがリードする事に。
基本的に普段は1ピッチ目をあまりリードをしたくない。何となく体が温まって無いからであるが、それ以上に眠いからだ。
今回はムラっちにいいくるめられスターティンする事に。睡眠も十分にとれて眠くないしね。しゃあなしやで。(おかげで?ナーバスなピッチはすべて私がリードとなってしまう)
6時3分行動開始。
1ピッチ目:Ⅱ、私リード、ブッシュ50m、ロープを出す程でもない。
2ピッチ目:Ⅴ、ムラっちリード、出だしのフェースが核心、岩が悪く見た目以上に気を遣う。トポでいう1ピッチ目だろうか。20mほど。
ドーム中央稜にはちらほらと人が見えていた。
3ピッチ目:Ⅳ+、私リード、6時57分、登攀開始とともに凄い岩雪崩の轟音が聞こえた。C沢左俣に岩雪崩を目視。尋常じゃない光景であった。びっくりしたが自分の登攀に集中する。
途中、大きな浮いてるフレーク状を登る。刺激しないように慎重に。ロープドラッグがひどくロープがグルグルにねじれる。ピナクルでピッチを切る。40m。
7時34分、休憩。きび団子(お菓子)とかを食べる。
4ピッチ目:Ⅳ、7時42分、ムラっちリード、Aカンテ。45m。ロープ的に水平リッジの手前でピッチを切った。岩が安定していて快適なクライミング。唯一楽しいピッチの一つ。カンテは残置ハーケンなどあるが、リーチが無いと少し辛いかもしれない。
5ピッチ目:Ⅲ+、私リード、カンテ〜水平リッジ。40m。カンテが安定していて楽しい。唯一楽しいピッチの最後(笑)。水平リッジはただの歩き。ここもカンテはリーチが無いと少し辛いかも。フリクションで登る。
6ピッチ目:Ⅲ+、ムラっちリード。50m、急なカンテからほぼルンゼの出口まで。ルンゼはガレガレ。ルンゼもほぼ登ってしまい、ピナクル手前でピッチを切った。
7ピッチ目:Ⅳ、私リード、ピナクル脇からツルムの側壁。9時9分スタート。ピナクルの先は階段状で簡単。50m。ボールナッツなどで終了点を構築。
9時半ごろ、ヘリが飛んでいる。しばらく遠目でホバリング。何度かC沢あたりを行ったり来たりしていた。後で知ったが4尾根にC沢下降アプローチをしていたパーティで死亡事故があったようだ。ヘリの音でコールは聞き取りにくい。
8ピッチ目:Ⅲ+、ムラっちリード。少し悪い、10mほどでツルムの頭へ着き、懸垂支点でピッチを切る。
この懸垂支点は昨年あたりにハーケン2つで構築された比較的新しいものだった。上を見ると古い懸垂支点が宙に浮かんでいたが、その下は崩れていて到底使えそうにない(頑張れば上から届くかも)。
あとから見ると、我々よりさらに下側にも懸垂支点が見えたが悪そう。
捨て縄は綺麗だったがビナが無かったので残置ビナを足した。しかし、使うパーティーは年間どれぐらいだろうか。。。50m2本でひとまずツルムのコルへ懸垂下降。40mほど。落石を起こさないように注意。
10時39分、ツルムのコルで休憩。そういえばコーラを飲み忘れてたなと思い、残り700mlを大事に飲み進めるが、ムラっちが1口といいながら2口ぐらい飲んだ。彼は遠慮を知らないのだ。
9ピッチ目:Ⅴ+、私リード。10時49分。出だしからフェイスに浮いた大岩フレークばかりで嫌。3m程上がると大きいフレークが浮いていて本当に嫌なピッチだ。ナーバスな登攀を強いられる。そろりそろり慎重に登る。解決ソロリ。ムーブ自体は大したこと無いがとにかく不安定なランナーしか取れず生きた心地がしない。
序盤のフレーク右側は足がないので浅打ちハーケンにタイオフされた残置スリングを頼る。スリングをつけ足してA0、A1で突破するが、ハーケンが軋んでいるのが見えて非常に怖かった。カムで取った支点も岩がカタカタするので、絶対に落ちたくない。
A1で乗り込んだ先の手は土や砂利が乗っているし、浮石ばかり。ふざけるなよと思いながらバランシーなムーブを繰りだし何とか突破。MPが半分ぐらい削られた。1箇所に全荷重をかけるのはなるべく避けたい。
その先にさらに核心のフィンガ〜ハンドサイズぐらいのクラック。こいつらはカムを突っ込んでテスティングすると軋んだ。パラパラと砂の音がする。ふざけているとしか思えないが、メンタルコントロールのためにカムを連打する。20mほど伸ばしたところでピッチを切る。今回の登攀の一番嫌なピッチだった。ある意味成長出来たがもうこんなことはしたくない。
振り返ると槍ヶ岳が見えた。
10ピッチ目:Ⅲ+、ムラっちリード。ここで終わりかと思ったが終わらなかった。バンドを右に進みトラバース気味に。何かワチャワチャしている。あまりよく聞こえないがロワーダウンを求められたので指示に従う。
色々あって時間を食っているようだ。想定ルートだと岩が脆すぎて突破できずクライムダウンした模様。スラブを登って登攀終了!!といきたかったはずだが、ロープの流れ的にスラブの前でピッチが切られていた。30mほど。
適当に縦走路にあがる道が見えてきた。一般登山者も見える。
11ピッチ目:Ⅳ+、私リード。ボロいスラブ。気合いで行く。全体がボロいスラブで砂も土も乗っている。支点を取れず20mぐらいはランナウトした。アホ。
何とかルンゼ状に入り込み、やっと1ピン目を取れて安堵。そんな私を横目に下の方でヘリがホバリングしていた。恐らく事故パーティー3人のうち2人がスノーコルにいて、怪我をした女性が救助されていたのだと思う。
12時25分、ガスが上がって来た。40mほどで私もトップアウトしピナクルで終了点を切りエンドゲーム。
12時36分、登攀開始から6時間33分、合計11ピッチでフォローのムラっちもトップアウト。
ガスってて明瞭な道は遠望出来ないが、登攀中にある程度確認していたし、踏み跡はあるので問題無し。リッジ沿いに200mほど上がり縦走路へ。12時48分、縦走路に出た。ギア整理と休憩。ついでに謎ピークに登り雉を探した。
13時10分、涸沢岳に向けて歩き始める。何の思い入れもない涸沢岳で記念撮影をし、穂高岳山荘へ。流石の連休で人も多い。
ダラダラ休憩し、ムラっちが山荘で買ったカップヌードルを奪う。美味い。染みる。
14時37分、穂高岳山荘を出発し、白出沢を下降する。道は明瞭でペンキマークも多かった。割りと安定していて思っていたほどの悪さは無かった。
18時34分、新穂高到着。鍋平までは行きたくないのでムラっちに車を取りに行ってもらう。感謝。
あの崩落箇所を避けて登るルートができたら、最高のアルパインルートですよねー!
お疲れ様でした!懐かしく拝見しました〜
アプローチの困難さも含めこれぞクラシックという感じですね。人があまり入らないからこその良さも感じました。
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