甲斐駒ヶ岳 鋸岳 北沢峠から
- GPS
- 15:29
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,660m
- 下り
- 2,830m
コースタイム
- 山行
- 4:17
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:04
天候 | 1日目、曇り時々晴れ 2日目、晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
帰りは戸台大橋から仙流荘までバス |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
3週連続で南アルプス。
岩場に行きたがっていた子供を連れて、甲斐駒ヶ岳から鋸岳まで縦走してきた。
さすがに子供は黒戸尾根からの周回は無理そうなので、北沢峠から。
土曜の0時くらいに仙流荘の駐車場に到着。手前の駐車場も若干空いてた。
早速チケット売り場と乗車の列それぞれにトレッキングポールを設置。この時間はまだそんなに行列伸びてない。
時間まで車で仮眠。
4時半頃に行列に並ぶ。今日は200人くらい並んでいた。全員始発に乗れたようだ。
北沢峠までは曇っていてなんも見えないので寝る。
北沢峠のこもれび荘には自動販売機があってccレモン200円とお安め。トイレも水洗で綺麗。
今回はハーネスやロープなどの装備に加えて途中営業小屋がないので2日分の水も持ってかなりザックが普段より3kgほど重い。先が思いやられる。
早速甲斐駒ヶ岳に向かう。最短距離コースを進むが、急な樹林帯がずっと続いて面白くない。のちに聞いた話だと迂回ルートの方が変化に富んで面白いとのこと。
駒ヶ岳に近づくと岩場が始まって雲の合間から山頂見える。
岩場は死ぬようなところはないが結構長い。
途中で話したおじさんから何度か「あっちの岩場から迂回すると面白いよ」と言われて行ってみる。少し手応えが増して面白いが疲れる。
山頂でそのおじさんと再会して「次はジャンダルムだな」と謎の約束を交わす。
山頂はだいぶガスっている。広いので適当に昼飯を食べて鋸岳方面に進む。
山頂からの道がいきなりよく分からない。
踏み跡がありそうな急な下りを進むとそれっぽい縦走路に出る。
ちょいちょい道がわからなくなるが、正規ルートの方には石が積んであるので参考にする。
道を間違えると即やばいところに出る。
積み石を頼りに避難小屋に到着。
12時ごろに早めに着いたので誰もいない。詰めれば最大8人寝れそう。
しばらくすると3人グループが来た。さらに追加で3人グループが来るらしい。これで最大定員8人。
結局それ以上の人は来なかった。
早く着いて暇なのでその辺を散策する。
鋸岳方面の道がそもそも分からんのでGPS見て探索。岩場の方を進めば森の中に続く道があった。
そこから先に進むとテント場ぽいところがあった。ちょっと斜めだけど広い。
水場はテント場の下の方の白い柱のとこから樹林帯に入っていく。水は十分あるが暇なので行ってみる。
道は不明瞭でめちゃくちゃ急な下り。木も腐ったものがあり、掴むと折れる。必死でたどり着くと、水はポタポタしか出てない。
後で他の人の話を聞くと、その水場からさらに下れば結構水出てたらしい。
小屋に戻って飯食って日の入りと共に寝る。
ガスっていて夕日は見えない。
3時に起きて飯食って4時に出発。
飯や水が減ってハーネス類は装着したのでザックが軽い。
暗闇の樹林帯の中を進む。ここには参考になる積み石はない。リボンがたまにあるが、今の道が間違ってないことの確認にしか使えない。
GPS見ながら踏み跡探して進む。
踏み跡あっても間違ってることも多い。みんな間違って踏み跡になってる。
何度も道間違えながら進んでいると、だんだん明るくなってきて鋸岳の第2高が見えてくる。
そこへの登りはかなり急なガレ場。踏み跡探しながら登っていくがキツイ。道が合ってても崩れて滑り落ちそうになる。やばいところは四つん這いで登る。
登り切ってしばらく行くと広いところにピークがある。
鋸岳の山頂が見えるが、稜線は通行禁止。
山頂の横から下っていく道がある。
ここから先は結構ピンクリボンが多い。
標高100m以上降ると、ヤバそうなガレ場に出る。
そこから少し下って右手の坂道を登るとロープが見える。
ロープの途中まで登って左にトラバースする。
ロープにセルフビレイ引っ掛けて進むと、ロープが足りずにビレイを外すのが大変になるので、無しで行った方が良いかも。
ロープは真ん中らへんで岩に擦れてほつれているのであまり信用できない。
トラバース道は足や手をかけられるところは結構あるけど、崩れるところもあるのでよく確かめて。
あとロープ持って動かすと上から石が落ちてくることがある。
ここを通り過ぎると、また急なガレ場を登る。ロープ等はなく危ない。
ガレ場じゃなくて周りの岩場を登った方が安全。
上部には鹿窓まで長い鎖がある。途中に何箇所か休めるポイントが有る。かなり長いので両手で鎖掴んで無理やり登るなら、急いで登らないと握力なくなるかも。
鹿窓越えると鋸岳の山頂が見えるがまだ遠い。
そこから少し下って進むと太い鎖が見える。
その鎖には行かず鎖の手前で横の岩場を登って稜線の反対側に行くと、鎖付きの長い下りがある。
下り切るとまた鎖付きの登りがある。
ここの登りは急だけど短く掴むところも多い。
登ってちょっと行くと鋸岳の山頂。
山頂は晴れていて、槍ヶ岳も塩見岳も御嶽山も八ヶ岳も見える。
そして下りのヤバそうな角兵衛沢のガレ場も見える。
山頂で飯食って下山開始。
山頂直下の下りもかなり急で危ない。途中2人登ってくる人とすれ違う。
角兵衛沢の分岐からひたすら下る。かなり危ない。正規ルートから逸れるとえらいことになる。
沢の左側の樹林帯付近が正解ルートらしいが、リボンも少なくGPS頼りにさまよいながら下る。
標高2000mくらいまで下ると樹林帯に入る。ここからはリボンが結構多い。
標高1300mまで樹林帯を進むと大きな川に出る。
ここからは川沿いに下っていく。
川は広いが水はあまりない。
ルートは川の左側らしいが、結構正規ルートが崩落しているので、適当に歩きやすいところを歩く。
何度か砂防ダムに遮られるが、右か左に道があるので探して進む。
ひたすら川を進むと登山口に出る。ここにはトイレがある。
そこから舗装路を進むと間違い。また川の右側を進むのが正解。
舗装路しばらく進んで間違いに気づき、川に戻ろうとしたら山の斜面にピンクリボンがある。ショートカット道かと思ったらピンクリボンのところにトラバサミが設置してあった。道のリボンじゃなかった。危ない。
川に戻ってしばらく進むと戸台大橋のバス停が見える。
バス小屋の従業員さんに話すと、まもなくバスが来て立ち乗りならOKらしいので乗せてもらう。ラッキー。
5kmほどの歩きをショートカットしてゴール。
コメント
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遅まきの初コメント失礼します
甲斐駒ヶ岳から鋸岳お疲れ様でした
私は鋸岳へこのルートで登る技量がありませんが、鹿窓を間近に見てみたいなとは思います
(無理はしません、いや、出来ません)
それでもレコを拝見してとても楽しく、少し登山気分を味わえました
ありがとうございます
コメントありがとうございます。
甲斐駒ヶ岳からのルートは大変でしたが、別ルートから鋸岳に登って、そこから鹿窓までなら比較的楽にいけるかと思います。
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