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Yamareco

記録ID: 5975485
全員に公開
沢登り
甲信越

【筑摩郡の山】岩殿山・麻績川支流〜池沢

2023年09月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:31
距離
11.7km
登り
664m
下り
649m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:06
休憩
0:25
合計
7:31
距離 11.7km 登り 666m 下り 652m
6:23
147
日向分岐
8:50
166
標高585二股沢が東に曲がるとこ
11:36
12:01
69
13:10
44
横尾峠への林道にのる
13:54
池沢犀川合流点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
上りのゴルジュ高巻きの下りに二度、下り沢のゴルジュの側壁降りに一回懸垂下降
その他周辺情報 テンホウ穂高店の担々麺餃子ミニカツ丼セット
廃道廃村行きの入り口にひっそり
2023年09月24日 06:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 6:27
廃道廃村行きの入り口にひっそり
新生代第三紀礫岩層の断層沢へいざ!
2023年09月24日 06:27撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 6:27
新生代第三紀礫岩層の断層沢へいざ!
ハイオク
2023年09月24日 06:44撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 6:44
ハイオク
ハイオク
2023年09月24日 06:47撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 6:47
ハイオク
ハイオク
2023年09月24日 06:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 6:48
ハイオク
入渓・・・水少ねえ!
2023年09月24日 06:51撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 6:51
入渓・・・水少ねえ!
滑走路沢
2023年09月24日 07:20撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 7:20
滑走路沢
マッスグな沢床
2023年09月24日 07:28撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 7:28
マッスグな沢床
マッスグな沢床
2023年09月24日 07:39撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 7:39
マッスグな沢床
段差も礫岩
2023年09月24日 07:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 7:41
段差も礫岩
まっすぐ沢を延々進む。地形図で見た通り。
2023年09月24日 08:30撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 8:30
まっすぐ沢を延々進む。地形図で見た通り。
まっすぐ沢を振り返る
2023年09月24日 08:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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まっすぐ沢を振り返る
急に狭まりゴルジュの予感
2023年09月24日 08:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 8:34
急に狭まりゴルジュの予感
大げさにつっぱる
2023年09月24日 08:34撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 8:34
大げさにつっぱる
2023年09月24日 08:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 8:35
2023年09月24日 08:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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美しき層理面
2023年09月24日 08:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 8:36
美しき層理面
積層の壁と、倒木のゴルジュ
2023年09月24日 08:54撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 8:54
積層の壁と、倒木のゴルジュ
倒木ゴルジュ
2023年09月24日 08:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 8:55
倒木ゴルジュ
巨岩多し
2023年09月24日 09:05撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 9:05
巨岩多し
隙間迷路
2023年09月24日 09:10撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 9:10
隙間迷路
2023年09月24日 09:19撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 9:19
これはいけない
2023年09月24日 09:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 9:21
これはいけない
行けないながらも見に行く
2023年09月24日 09:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 9:21
行けないながらも見に行く
右岸の急斜面を高まく
2023年09月24日 09:23撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 9:23
右岸の急斜面を高まく
懸垂下降、20mザイルなので二回連続
2023年09月24日 09:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 9:42
懸垂下降、20mザイルなので二回連続
二回目
2023年09月24日 09:45撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 9:45
二回目
憩う人(松)
2023年09月24日 10:02撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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9/24 10:02
憩う人(松)
段差は多い
2023年09月24日 10:29撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 10:29
段差は多い
全体にV字の谷だ
2023年09月24日 10:42撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 10:42
全体にV字の谷だ
稜線直下は優しい斜面になった
2023年09月24日 11:00撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 11:00
稜線直下は優しい斜面になった
山頂、ヤブの間から聖岳
2023年09月24日 11:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 11:14
山頂、ヤブの間から聖岳
山頂のきのこ
2023年09月24日 11:14撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 11:14
山頂のきのこ
麻績村、冠着山、四阿屋山
2023年09月24日 11:15撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 11:15
麻績村、冠着山、四阿屋山
樹間より京ヶ倉と北アルプス
2023年09月24日 11:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 11:17
樹間より京ヶ倉と北アルプス
下降の沢
2023年09月24日 12:17撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 12:17
下降の沢
人口の溝のような岩溝
2023年09月24日 12:25撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 12:25
人口の溝のような岩溝
ここのへつり下りトラバースは怖かった
2023年09月24日 12:26撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 12:26
ここのへつり下りトラバースは怖かった
ゴルジュの狭いとこが連発
2023年09月24日 12:33撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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ゴルジュの狭いとこが連発
大岩壁多し
2023年09月24日 12:35撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 12:35
大岩壁多し
岩壁多し
2023年09月24日 12:36撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 12:36
岩壁多し
振り返って(松)
2023年09月24日 12:37撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
9/24 12:37
振り返って(松)
岩盤で10m懸垂下降
2023年09月24日 12:57撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 12:57
岩盤で10m懸垂下降
戦中戦後には炭鉱があったのか
2023年09月24日 13:21撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 13:21
戦中戦後には炭鉱があったのか
ミョウバンとはなんだっけ
2023年09月24日 13:31撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 13:31
ミョウバンとはなんだっけ
池沢地区の公民館
2023年09月24日 13:40撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 13:40
池沢地区の公民館
池沢地区の御嶽山大権現碑
2023年09月24日 13:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 13:41
池沢地区の御嶽山大権現碑
池澤地区のりっぱな人家あと
2023年09月24日 13:41撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 13:41
池澤地区のりっぱな人家あと
池沢地区のお宮
2023年09月24日 13:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
9/24 13:48
池沢地区のお宮
お宮の由来
2023年09月24日 13:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 13:48
お宮の由来
おみやお参り
2023年09月24日 13:48撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 13:48
おみやお参り
丸石信仰か。アオタイ氏の思い出話をする
2023年09月24日 13:49撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 13:49
丸石信仰か。アオタイ氏の思い出話をする
犀川本流脇の道には一里塚があった。
2023年09月24日 13:55撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 13:55
犀川本流脇の道には一里塚があった。
テンホウにて(松)
2023年09月24日 15:36撮影 by  iPhone SE (1st generation), Apple
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テンホウにて(松)
午後三時台でも飯が食えるのはテンホウ。しかも夢の下山三品ミニサイズで。1000円セット。
2023年09月24日 15:37撮影 by  iPhone SE (2nd generation), Apple
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9/24 15:37
午後三時台でも飯が食えるのはテンホウ。しかも夢の下山三品ミニサイズで。1000円セット。

装備

個人装備
ハーネス+メットフェルト地下足袋 シュリンゲ+ビナ+確保器 防寒具 カッパ シュラフカバー 小マット 水筒 その他沢個人基本装備(ナイフや灯り地図磁石)
共同装備
ツエルト ノコ 焚き火セット ザイル8mm×20m 小鍋

感想

日帰り日程のみでも、手持ちの計画をスッと出す松。しかもまだ未踏の信州ふるさと120山の岩殿山だ。地形図を見れば完全に断層起源と思われるマッスグ谷。しかも犀川と麻績・筑北盆地に挟まれた地味な山域の上、よく見ると廃村跡が2つある。

手持ちの資料で調べると、京ヶ倉の山稜が日岐大城だった16世紀に、岩殿山の北方稜線にも仁熊城があり、その2つの山稜をつなぐ2つの廃村跡は、戦国時代起源なのではなかろうか。夏道からでも修験コースがあって興味深い岩殿山だが、今回は完全に独自ルートから。何が出ることやら。

松は前日のヤマのあと下山ポイントにて泊まりそこに車をデポ。米は6時に到着。入山ポイントまで行き、廃れ林道を進む。廃屋数件のあと入渓。水少ねえ!地形図通りマッスグな沢で、車が走れそうだ。美観というほどでもない。新第三紀層の砂礫岩層で右岸側には傾斜80度くらいの層理面が露出していることが多い。

丸山の廃村跡は興味はあったが寄り道はやめて山頂への沢に入る。時々ゴルジュ風に狭いのだが水ではなく倒木を泳ぐことになる。巨岩の迷路も詰まっていて、パズルを解きながら前進する。標高700くらいで行けないチョック滝(水なし)ゴルジュを右岸をまく。かなりの急傾斜と寂しいブッシュ。二度懸垂で沢に降りる。ザイルは20mなので。

稜線に上がると北方からの道を少し使う。この道も結構安全とは言えない罠が多い。山頂は展望なし。少し戻ると聖岳や四阿屋山、白馬なんかも見えた。狭くて良い山頂だけど展望はない。南西面を下って沢へ。岩盤の急滝の連続で、巻いたりへつったり滑ったりして下る。結構ブッシュも寂しくて危ない所多し。地下足袋の指をギリギリめり込ませて落下を耐えるシーンが連発する。ノーザイルぎりぎりのポイント多し。最後の大滝は側面の泥壁が途中で岩盤になり、懸垂下降する。20mザイル持っていてよかった。道迷いで尾根を外して沢に降りてしまって遭難死するのはこんな沢だろう。

横尾峠への林道に上がって、道を下る。池沢集落を通る。村の設置した過去の炭鉱や鉱山の案内板がある。車を回収して、テンホウ穂高町店で担々麺+餃子+ミニカツ丼をガツガツ食べる。午後三時すぎでもやっていて食べたいだけ食べさす良い店だ。明科駅前の三好屋は、残念ながらタイムアウトだった。

今年の夏は暑かったねえなどと話す。近況、仕事のこと、カレー弁当や玄米のことなども。誰にも合わない静かな山で、地図読みしてルート探して、ピンチを感じて動悸も上げて、良い一日だった。

 国土地理院の五万図幅『信濃池田』には私にとり、どうしても登りたい沢が四本あった。
「中房川支流深沢右俣」から有明山へは2017年9月末に、「乳川谷」から餓鬼岳へは2018年7月に溯って内容あるそれぞれの登路に満足した。
 私の登山の基調の一つに、地図上の不思議地形の踏査が挙がる。今週末の二本の沢登りは正にその地形図上の興味から湧いた計画である。「えっ? ココ、現地はどーなってるの?」 二本の岩塔に挟まれた後に岩記号が連なる「天満沢」、そして断層由来であろう“まっつぐ”な「麻績川左岸支流」から岩殿山へ。共に見せ場もあって、岐阜からわざわざガソリン焚いて出掛けた甲斐のある山行と成せた。
 ただ、美しさはなく、デリケートな上り下りもあって一般にはお勧めしかねる。“直線”から逸れると途端に悪くなる。個人的にはシュッとしたラインを引けて、大いに満足した。
【追】もう一本、行ってみたい沢を見つけた! 
【追々記】ああっ、その沢が何故か10月に登られてシマッタ! なんで?

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