鳳凰三山 御座石→鳳凰小屋→夜叉神 テント泊
- GPS
- 14:19
- 距離
- 32.1km
- 登り
- 3,829m
- 下り
- 3,568m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:38
- 山行
- 5:44
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:38
天候 | 2023/9/24日:晴 2023/9/25月:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【1日目】2023/9/24日:韮崎→(バス)→御座石温泉 ★鳳凰小屋テント泊 【2日目】2023/9/25月:夜叉神峠登山口→(バス)→甲府→(JR)→東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御座石温泉→鳳凰小屋→鳳凰三山→夜叉神峠のルートをとったが、技術的・ルート的に問題なかった(各コース概況は感想にて後述) |
その他周辺情報 | 御座石温泉:大きなホテルがあるが営業してない 夜叉神峠登山口:夜叉神ヒュッテで入浴&食事可能(今回実際に利用) |
写真
感想
【いきさつ】
20年前に今回同様にテント泊登山し本当に楽しかった記憶があり、再訪をずっと温めていた。鳳凰小屋が今年10月初旬から来年2024秋まで建て替えで営業休止と聞いて、なんとか今年中にと、先週の日光白根山・男体山に続き連週での日本百名山登山となった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5944615.html
再訪した鳳凰三山はやっぱり最高だった!
☆鳳凰三山の良いところ☆
・公共共通機関のアクセスが良い
・技術不要/体力勝負で登山できる山では標高は最高クラス
・鳳凰三山自身が美しい(オベリスク、白砂・ハイマツの稜線歩き)
・すぐ隣にある山々のパノラマ展望(甲斐駒・北岳・八ヶ岳+富士山)
→特に北岳は稜線上で真横に常にドーンとそびえる
・要所に山小屋・水場がある
・ピストンではなく周回コースが組みやすい
【移動手段】
南アルプスは中央線民にはありがたい存在で、韮崎・甲府ともJR中央線で一本。
登山口までの公共機関アクセスは、以下の2つのバスあるが、双方とも季節・曜日限定運行なので事前に調査要。運行日としても本数は日に3-4本なので注意。
①韮崎駅→青木鉱泉・御座石温泉
②甲府駅→夜叉神峠登山口(終点は北岳登山口の広河原)
行きは、日曜の朝一便(07:10)だったが、乗客は4名ほど。
帰りは、平日月曜日の12:41夜叉神峠登山口のバスに乗ったが、北岳からの登山客で既に立客含めいっぱいいっぱいだった。夜叉神峠登山口からは自分だけの乗車だったが、あと1名のるスペースがあるかどうか怪しい状況だった(広河原では待ち客全員は乗れなかったらしい)。但し、途中の芦安駐車場で7割は降りたため、そこから甲府駅には座っていけた。
双方のバスとも、駅から登山口まで1時間前後。かなりの山道。
【宿泊手段】
韮崎前泊で、登山開始後は鳳凰小屋で1泊。
・韮崎前泊
楽天トラベルで安かった正栄荘に泊まった。駅徒歩5分、周辺にコンビニやチェーン・個人の飲食店が複数あり便利な立地。建物・設備は古いが清潔、民宿なので至れり尽くせりのサービスはない。晩御飯付きでお願いしたが、魚・肉・野菜の和風フルコースでご飯粒もとてもおいしくコスパ良し。
なお、韮崎に前泊しなくても、当日電車移動でバス始発便の0710に間に合うことも可能だったが、ノンビリしたいなと思いやめた。
・鳳凰小屋
建て替えによって事情が変更されるかもしれないので現時点情報。
テントも週末は予約必要で最大30張りということだが、思ったよりも狭く30も張れるのか心配に感じた。シーズン中は毎週土曜日はかなり前からソールドアウトだったが、他のテントから周囲2mは離れていたい自分としてはちと厳しそう。
今回は日曜日に利用したが、6張りだけなのでとてもGoodだった。なお、テントサイトの手前にメインのスペースがあるが、奥に二段・三段・四段ありそれぞれテントを張れる(頑張れば二つずつくらい)。
鳳凰小屋自体が森の中にある関係で、今回利用した間は完全無風だった。HPによると普段でも風は弱いとのこと。テント固定に石は禁止されており、ペグ必須。地面が砂地でペグは刺さりやすかった。
水場・トイレ・小屋がテントサイトから近く、トイレ綺麗・水量豊富かけ流しで居住環境Good。小屋ではアルコール・ソフトドリンク・カップヌードルの販売あるが、泊り客以外には食事の提供はなし。
・テント泊について考えた案
鳳凰小屋だけでなく、南御室小屋をからめるルート設計も可能。今回もテント泊で1日目:南御室小屋、2日目:鳳凰小屋の2泊3日の登山客もいた。
1日目:青木鉱泉キャンプ場(前泊)、2日目:鳳凰小屋も今回一度は考えたが、前泊はテントよりも韮崎で観光を兼ねてノンビリに傾いた。
甲府に前泊して夜叉神峠から登ることも考えたが、テント泊1泊とすると南御室小屋だと近すぎ・鳳凰小屋だと遠すぎと中途半端なのであきらめた。
【登山道の情報】
韮崎・甲府から直接アクセスルートでは、技術的にルート的にも問題ある箇所はない様子。
ちなみに、20年前は青木鉱泉ドンドコ沢→鳳凰小屋→御座石温泉→青木鉱泉、今回は御座石温泉→鳳凰小屋→夜叉神峠のルート。
・青木鉱泉・ドンドコ沢ルート
一般によく言われるように、登山ルートの中では段差だらけなど一番厳しいが、途中滝巡りできるのでそこが楽しみ。青木鉱泉には宿泊・テント場・入浴ok。
・青木鉱泉・中道ルート
未経験だが、樹林帯で安全なルートときく。
・御座石温泉・燕頭山ルート
今回往路に利用。行程2/3の燕頭山まではかなりの急登。残り1/3の燕頭山から鳳凰小屋は多少傾斜緩むが、感覚的には0.3くらいは急登。木橋や斜面崩壊地が複数あるも、通常に注意すれば問題なし。御座石温泉は営業していないので、復路に使った場合の入浴は不可。
・青木鉱泉から御座石温泉のルート
20年前に行った際はトボトボ林道を歩いた記憶があるが、山道もあるらしい。。
・夜叉神峠ルート
今回復路に利用。最も傾斜が緩いが最も長時間ルート。たしかにダラダラとした傾斜が続くが、そうはいっても感覚的には0.2くらいは急傾斜。下りも登りも傾斜緩いのは楽だが、あのダラダラ長いのをどう見るか・・、少なくとも登りは辛そう。奥多摩・雲取山の石尾根に似ている感覚。途中に南御室小屋・薬師岳小屋があり、南御室小屋には水場あり。夜叉神峠と火事場後の2か所で北岳の白峰三山(白根三山)の眺望が楽しめる(少しそれた辻山も絶好の展望らしい)。なお、下山口の夜叉神ヒュッテでは宿泊・食事・入浴ok。
今回、1200にヒュッテについてバスが1240、入浴中に食事を用意してもらい時短し食事・入浴共に果たせて大満足、お店の方に感謝!
【三山の縦走ルートにつき徒然なるままに・・】
・三山の稜線歩きはいずれも森林限界超え・白砂ハイマツ歩き・大パノラマで最高
・最後にオベリスクをみて高揚感とともに下山するなら、薬師岳→観音岳→地蔵岳。特に観音岳以降はオベリスク・甲斐駒・八ヶ岳を見ながら歩くのは最高。入山ルートは中道か夜叉神。
・逆の地蔵岳→観音岳→薬師岳は、入山ルートはドンドコ沢か御座石温泉。メリットは ①鳳凰小屋から地蔵岳直登は遠くにあるオベリスクを障害物なく眺めつつ登るルート。傾斜は相当だが気分的に盛り上がったまま登れる ②観音岳山頂手前から富士山が綺麗 ③夜叉神峠に下山する場合、南御室小屋で水補給可能+下山後に風呂・食事の双方が可能
・自分は1日目に地蔵岳、2日目に観音岳・薬師岳と分割して登ったが、次は三山稜線歩きを試してみたい!
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する