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Yamareco

記録ID: 5983111
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

奥又白池〜前穂高・北尾根〜明神岳主稜

2023年09月24日(日) ~ 2023年09月25日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
19.0km
登り
1,944m
下り
1,931m

コースタイム

1日目
山行
6:10
休憩
1:05
合計
7:15
5:45
75
上高地・バスターミナル
7:00
7:10
20
徳沢
7:30
7:30
30
パノラマルート入り口
8:00
8:10
65
中畠新道入り口
9:15
9:30
90
奥又白池
11:00
11:30
90
前穂高・北尾根5/6のコル
13:00
前穂高・山頂
2日目
山行
4:25
休憩
0:50
合計
5:15
7:15
75
前穂高・山頂
8:30
8:40
20
明神岳2峰
9:00
9:00
45
明神岳4峰
9:45
10:15
85
明神岳5峰台地
11:40
11:50
20
明神岳南西尾根・取付
12:10
12:10
20
岳沢登山口
12:30
上高地・バスターミナル
天候 9月24日:快晴
9月25日:晴/薄曇
過去天気図(気象庁) 2023年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
パノラマルートから
奥又への分岐。
右手の岩にレリーフ有り
2023年09月24日 08:06撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/24 8:06
パノラマルートから
奥又への分岐。
右手の岩にレリーフ有り
奥又白池手前から。
紅葉の向こうに
己正面壁、前穂高北壁を擁立する
北尾根が美しい
2023年09月24日 09:18撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/24 9:18
奥又白池手前から。
紅葉の向こうに
己正面壁、前穂高北壁を擁立する
北尾根が美しい
己東壁、前穂高北壁のアップ
2023年09月24日 09:18撮影 by  SO-01J, Sony
2
9/24 9:18
己東壁、前穂高北壁のアップ
紅葉の斜面に
これから行く広困離灰襪見える。
2023年09月24日 09:40撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/24 9:40
紅葉の斜面に
これから行く広困離灰襪見える。
彼方には常念岳が。
2023年09月24日 09:42撮影 by  SO-01J, Sony
9/24 9:42
彼方には常念岳が。
広困離灰襪謀着。
2023年09月24日 11:05撮影 by  SO-01J, Sony
2
9/24 11:05
広困離灰襪謀着。
これから行く絞
2023年09月24日 11:05撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/24 11:05
これから行く絞
己途中で咲いていた
イワギキョウ。
ひっそりと逞しい。
2023年09月24日 12:15撮影 by  SO-01J, Sony
9/24 12:15
己途中で咲いていた
イワギキョウ。
ひっそりと逞しい。
西穂高から奥穂高の稜線が綺麗
2023年09月24日 13:13撮影 by  SC-56C, samsung
1
9/24 13:13
西穂高から奥穂高の稜線が綺麗
奥穂高から槍ヶ岳の稜線も
くっきりしている。
2023年09月24日 13:15撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/24 13:15
奥穂高から槍ヶ岳の稜線も
くっきりしている。
明神岳から霞沢岳と焼岳、
彼方には乗鞍岳。
優しい山々が並ぶのもいい。
2023年09月24日 13:16撮影 by  SO-01J, Sony
9/24 13:16
明神岳から霞沢岳と焼岳、
彼方には乗鞍岳。
優しい山々が並ぶのもいい。
優しい山々。
2023年09月24日 13:16撮影 by  SO-01J, Sony
9/24 13:16
優しい山々。
今日のおうち
2023年09月24日 13:49撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/24 13:49
今日のおうち
今回はコーヒーを持ってきた。
最高な一杯。
2023年09月24日 14:13撮影 by  SO-01J, Sony
2
9/24 14:13
今回はコーヒーを持ってきた。
最高な一杯。
徐々に日が傾いていく。
2023年09月24日 17:34撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/24 17:34
徐々に日が傾いていく。
夕日に沈んでいく槍穂高連峰
2023年09月24日 17:45撮影 by  SC-56C, samsung
1
9/24 17:45
夕日に沈んでいく槍穂高連峰
ピンク色になっていく。
2023年09月24日 17:43撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/24 17:43
ピンク色になっていく。
やがて夕闇に沈んでいく。
2023年09月24日 17:45撮影 by  SC-56C, samsung
1
9/24 17:45
やがて夕闇に沈んでいく。
穂高の稜線の向こうに
太陽が沈む
2023年09月24日 17:45撮影 by  SC-56C, samsung
3
9/24 17:45
穂高の稜線の向こうに
太陽が沈む
夕日に浮かび上がる
穂高のシルエット
2023年09月24日 17:46撮影 by  SC-56C, samsung
2
9/24 17:46
夕日に浮かび上がる
穂高のシルエット
西穂高の向こうに
太陽が沈む。
2023年09月24日 17:49撮影 by  SC-56C, samsung
2
9/24 17:49
西穂高の向こうに
太陽が沈む。
次の日。
日の出直前。
青の世界。
2023年09月25日 05:14撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/25 5:14
次の日。
日の出直前。
青の世界。
ピンク色に染まる
空と雲海。
2023年09月25日 05:27撮影 by  SO-01J, Sony
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9/25 5:27
ピンク色に染まる
空と雲海。
優しい色に
雲海が染まる。
2023年09月25日 05:31撮影 by  SO-01J, Sony
2
9/25 5:31
優しい色に
雲海が染まる。
ついに太陽が昇る。
2023年09月25日 05:32撮影 by  SO-01J, Sony
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9/25 5:32
ついに太陽が昇る。
ピンク色に染まる
槍穂高連峰。
2023年09月25日 05:38撮影 by  SO-01J, Sony
3
9/25 5:38
ピンク色に染まる
槍穂高連峰。
雲海が金色に変わる
2023年09月25日 05:49撮影 by  SC-56C, samsung
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9/25 5:49
雲海が金色に変わる
明神岳喫曲
2023年09月25日 08:07撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/25 8:07
明神岳喫曲
明神岳主稜から見える
優しい山々
2023年09月25日 09:04撮影 by  SO-01J, Sony
9/25 9:04
明神岳主稜から見える
優しい山々
明神岳絞台地で少し昼寝。
2023年09月25日 10:06撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/25 10:06
明神岳絞台地で少し昼寝。
暖かくて気持ち良い
2023年09月25日 10:06撮影 by  SO-01J, Sony
9/25 10:06
暖かくて気持ち良い
上高地に帰ってきた
2023年09月25日 12:22撮影 by  SO-01J, Sony
1
9/25 12:22
上高地に帰ってきた

感想

9月24日 13:00 前穂高岳 着。
誰もいない。
乾いた風が気持ちいい。
静かな山頂。
空は高く、
奥穂高から槍ヶ岳の稜線が秋空に映えている。
ソーセージとチーズを取り出してコーヒーを作った。
最高の瞬間だった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

9月23日(土曜日)
温泉に浸かりながら、うとうと日程を考える。
今日、上高地でサイトすれば、明日、日帰りで行ってこれるな。
けど、秋山を楽しみたいし、
前穂高山頂サイトはしたいしな。

さてどうしようかなと思いつつ、
のんびり温泉に浸かってたら
いつの間にか上高地行きの最終バスが出発していた。
あれま。

9月24日(日曜日)
予報通りめちゃ良い天気。
今回はダム決壊をまぬがれ、
無事、パノラマルートから中畠新道に入れた。
3年前、前穂高北壁Aフェースを登攀した時の道だ。
藪と急坂でストックが引っかかりつつ、
こんな感じだったなと思い出す。

松高ルンゼを見ながら高度を稼く。
少し開けた岩場にでると
紅葉し始めた木々の向こうに北尾根が見えた。
己正面壁、前穂高北壁を抱いた北尾根は屹立として美しい。
あの時の落石直撃を思い出しつつも、しばし見とれた。

広困離灰襪悗噺かうトラバース道にでると
黄色になりかけた木々が一面に広がっていた。
その向こうに優美な常念岳。
誰もいない静かな秋山だった。
トレースも薄いながらあるので、思っていたより悪くない。
最後のガレ場も涸沢から広困離灰襪妨かう程度だった。

広困離灰襪砲11:00に着。
今日中に下山できそうだけど
下山したくないんで、ちょっと時間をつぶす。

北尾根はいつ来ても気持ち良い。
特にこの時間はあまり人がいないので静かに堪能できる。
絞途中から振り返る妻は秀麗だし、
涼しげな岩場にひっそりと咲くイワギキョウも可憐だった。
景では1パーティーの方とすれ違ったけど、
セカンドの方の服が岩と同じ色で全く気づかず、
はじめはソロリードを練習しているのかと思った。

13:00 前穂高岳 着。
誰もいない。
乾いた風が気持ちいい。
静かな山頂。
空は高く、
奥穂高から槍ヶ岳の稜線が秋空に映えている。
ソーセージとチーズを取り出してコーヒーを作った。
最高の瞬間だった。

ツェルトをたててサイトの準備をする。
日は徐々に傾き始めて
アーベントロートに期待が膨らむ。
そういえば途中であった方はどうしたんだろう。
もう少し待ってこなかったら
ザイルを持って様子を見にいってみるか。
そう思ってたら稜線から顔が見えて、一安心。

日は更に傾いていき、
西穂高から奥穂高のシルエットが夕日に浮かび上がった。
明神岳はピンク色に染まり、
遠くの乗鞍岳は紫色に霞んでいた。
なんて美しいんだろう。
やがて青の世界へと移っていき、半月が昇り始めて夜となった。

夕食とコーヒーをとって、そのまま就寝。
深夜、目が覚めてツェルトから顔をだすと
予想通り、満点の星空と天の川があった。
しばらく外にでて夜空を眺める。
何度見てもいいもんだな。
彼方には松本の夜景も見えて、こちらも綺麗だった。
明日のモルゲンロートも最高だろうな。

9月26日(月曜日)5:00
徐々に東の空が明るくなりだす。
ツェルトから外に出て日の出を待つ。
まだ寒く手袋をとると手がかじかむ。
やがて太陽は雲間から顔をだして、
あたりを一面に染めていく。
雲海はピンク色から金色に変わっていく。
ナウシカが歩いていそうだった。
穂高連峰はモルゲンロートにもえ、最高の朝を迎えた。
   
これから明神岳主稜で下山するけど、
今日もゆっくり楽しんでいこう。
長大な南西尾根も
紅葉や鳥のさえずりを聞きながら行けば気持ち良いしな。
こんな二日間、なかなかないな。
きてほんとに良かった。

PS:前穂高山頂でお会いしたパーティーは
  これから下山して釜トンネルを歩いて
  タクシーに乗り、駐車場までいくとのことだった。
  更にそこから山形まで帰るそう。
  爽やかな笑顔で仕事があるからねと。
  頭が下がる思いだった。
  13時に山頂に到着してるのに
  コーヒー飲んでのんびりしてた僕って一体、、、、。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【9月24日】
 アカンダナバス5:10➡5:40 上高地
 上高地5:45➡7:00徳沢7:10➡7:30パノラマルート入口
 ➡8:00中畠新道入口(奥又取付)➡9:15奥又白池9:30
 ➡11:00前穂高北尾根 5/6のコル11:30➡13:00前穂高頂上(泊)
【9月25日】
 前穂高頂上7:15➡明神岳➡8:30 明神岳2峰 8:40➡9:00明神岳4峰
 ➡9:45 明神岳5峰台地 10:15➡11:40 明神岳・南西尾根取付 11:50
 ➡12:10 岳沢登山口➡12:30上高地

【ソロ対策】
・登山計画書:会社引き出しの中、車の中(ダッシュボード上)、登山口
・連絡:友人に要所要所で随時連絡
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ※高山タクシー最終(090-3303-4813):18:45(18:00迄に連絡する)

【装備】
 懸垂下降用ザイル(20メートル)
 ハーネス(ブルーアイス;コーカスプロ)、ルベルソ+管付カラビナ
 ヘルメット、緊急用シュリンゲ(60僉2、120僉2、カラビナ×4)、
 登山靴(スカルパ・リベレライト)、登山靴用の袋、フィット靴下
 サイマルアルパインパンツ、アクティブスキン(長袖上)、
 コアプレシェルフーディ、R1フーディー、アトムLTフーディー
 ナノエアパンツ、レインウェア(パタゴニア・ストーム10)
 手袋(ドライレイヤー、薄手手袋、オーバー)
 シュラフ(イスカ450)、シュラフカバー(イスカ)、ツェルト(1人用)
 エアマット(サーマレスト・ネオエアーXライト;R値4.5)
 グランドシート、テントマット、ストック(フリーライト)、
 コップ、コッヘル、食料(下記参照)、水(下記参照)
 火器、ガスカートリッジ(小)、箸、スプーン、歯ブラシ
 ヘッドランプ、携帯電話、電池、充電池、テーピング、地図、
 コンパス、ライター、 リップ、ナイフ、トレペ、ウェットティッシュ
 お金、腕時計、コンタクトレンズ、メガネ、銭湯装

※寝具:イスカ450+ネオエアーXライト
 事前の予想最低気温(1℃;3000m)。
 少し寒かったがあるものをすべて身体にかければそこそこいける。
 マットのR値が低かった為、寒かったかもしれない。
※ガス使用量:
 水300ミリリットル×4回沸騰+追炊×2使用
 ガスカートリッジ;160g→148g

【食料(2日携行量/実摂取量)】
 パン(さつまいもスティック64kcal×6+ミルクスティック125kcal×3)
 カレー+α米、ソーセージ×2本、チーズ×3、粉末コーヒー、粉末お茶、飴
 ※ソーセージ/チーズは+1つづつあると快適

【水分(2日携行量/実摂取量)】
 スポーツドリンク2,000ml、お茶600ml、水1,500ml
  ➡スポーツドリンク1,800ml+お茶600ml飲用
   水900ml飲用
 ※出発〜山頂までの飲用量:スポーツドリンク+お茶600ml
 ※二日目出発時点での残量:スポーツドリンク800ml+水600ml
 ※二日目飲用量:600ml

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