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Yamareco

記録ID: 598634
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鋸尾根

2015年02月27日(金) ~ 2015年03月02日(月)
 - 拍手
iridiumm その他1人
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
81:39
距離
22.9km
登り
4,605m
下り
3,944m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:36
休憩
0:23
合計
5:59
距離 10.6km 登り 2,487m 下り 1,364m
8:33
23
スタート地点
8:56
9:03
136
11:19
11:35
177
14:32
岩小屋(宿泊地)
2日目
山行
11:55
休憩
2:26
合計
14:21
距離 5.1km 登り 1,447m 下り 976m
4:39
143
宿泊地
7:02
7:19
50
8:09
8:14
148
10:42
11:55
31
12:26
13:14
204
16:38
16:41
139
19:00
3日目
山行
1:34
休憩
0:00
合計
1:34
距離 1.8km 登り 397m 下り 177m
6:29
94
8:03
鎖場
4日目
山行
10:29
休憩
0:54
合計
11:23
距離 5.3km 登り 247m 下り 1,338m
7:40
185
鎖場
10:45
11:24
104
13:08
13:23
198
16:41
142
19:03
戸台川出合
天候 2/27晴れ、2/28晴れ、3/1風雪、3/2風雪のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
戸台山荘から戸台駐車場へ登るところがアイスバーン
戸台川の渡渉は廃屋のところがBEST。その後ずっと右岸沿いに行ける。
渡渉地点に、はしごがかけてあった。すぐの大岩は山側に上がって迂回。
ファイル
鋸尾根報告書
(更新時刻:2015/03/10 01:24)
角兵衛沢のコルへ
'2/28 4時に出発するつもりだったが、6時にならないと明るくならないので、6時ごろ昨日トレースをつけておいた地点に達するよう出発を遅らせる。5:50 昨日トレースをつけて置いた地点2300m着。コルまであと270m。この日は1日、天気は快晴で風も殆どなかった。
2015年02月28日 07:01撮影 by  P01F, DoCoMo
2/28 7:01
角兵衛沢のコルへ
'2/28 4時に出発するつもりだったが、6時にならないと明るくならないので、6時ごろ昨日トレースをつけておいた地点に達するよう出発を遅らせる。5:50 昨日トレースをつけて置いた地点2300m着。コルまであと270m。この日は1日、天気は快晴で風も殆どなかった。
第1高点への登り
2015年02月28日 08:01撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2/28 8:01
第1高点への登り
第1高点から小ギャップを望む。正面の壁を登り返します。
2015年02月28日 08:10撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1
2/28 8:10
第1高点から小ギャップを望む。正面の壁を登り返します。
雪庇を越えて。
2015年02月28日 08:32撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1
2/28 8:32
雪庇を越えて。
小ギャップは、鎖があるが荷物が重いのでロープで懸垂。正解。登り返しも鎖があるけれどスタカット。 中間部に垂直の箇所があり鎖伝いに行くと難しいので途中から鎖を離れて左斜上する。
2015年02月28日 08:57撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2
2/28 8:57
小ギャップは、鎖があるが荷物が重いのでロープで懸垂。正解。登り返しも鎖があるけれどスタカット。 中間部に垂直の箇所があり鎖伝いに行くと難しいので途中から鎖を離れて左斜上する。
鹿窓へ。
2015年02月28日 09:26撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2/28 9:26
鹿窓へ。
鹿窓へは、2とうりルートがある。ルンゼを少し下降して斜面を鹿窓の頭へ雪壁を斜上する方法。もう一つは岩のピークを10mほど登り鹿窓へ懸垂下降する方法。我々は前者の方法で。夏道と同じ。一見ピークに上がって懸垂する方が安全そうだがルンゼ下降の方が楽だと思う。
2015年02月28日 09:33撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1
2/28 9:33
鹿窓へは、2とうりルートがある。ルンゼを少し下降して斜面を鹿窓の頭へ雪壁を斜上する方法。もう一つは岩のピークを10mほど登り鹿窓へ懸垂下降する方法。我々は前者の方法で。夏道と同じ。一見ピークに上がって懸垂する方が安全そうだがルンゼ下降の方が楽だと思う。
大ギャップまでは平坦な道。大ギャップの懸垂地点のやや枯れかかった木にスリングがかかっていてまた、フィックスロープが張ってあるので登ることも可能だろう。
2015年02月28日 10:37撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2
2/28 10:37
大ギャップまでは平坦な道。大ギャップの懸垂地点のやや枯れかかった木にスリングがかかっていてまた、フィックスロープが張ってあるので登ることも可能だろう。
枯れ木より5mほど上のまだ涸れていない木にロープを掛けて懸垂したが、50mロープでぎりぎりだった。30mだと途中に支点があるので2回懸垂になるが、先ほどの小ギャップ、鹿窓の登攀を考えると50mが良い。
2015年02月28日 10:38撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
3
2/28 10:38
枯れ木より5mほど上のまだ涸れていない木にロープを掛けて懸垂したが、50mロープでぎりぎりだった。30mだと途中に支点があるので2回懸垂になるが、先ほどの小ギャップ、鹿窓の登攀を考えると50mが良い。
コルから下降
2015年02月28日 10:58撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2/28 10:58
コルから下降
大ギャップのコルから100mほど長野側に降りた所で岩の下をトラバースして斜面を登り第2高点へ。
2015年02月28日 10:58撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
3
2/28 10:58
大ギャップのコルから100mほど長野側に降りた所で岩の下をトラバースして斜面を登り第2高点へ。
コルからの登り
2015年02月28日 11:12撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2/28 11:12
コルからの登り
標高差150mくらいの斜面を一気に中ノ沢乗越へ。ここから六合までは思った以上に遠かった。
2015年02月28日 12:28撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
2/28 12:28
標高差150mくらいの斜面を一気に中ノ沢乗越へ。ここから六合までは思った以上に遠かった。
'3/1 午前中、天気が持てば甲斐駒を越えられるかな、と期待したが、明け方から小雪がちらつき次第に天気は悪化して行った。
この日は、結局鎖場の下に平地を見つけて幕営。斜面の雪が壁側にたまりテントが埋まりそうになった。
2015年03月01日 07:56撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1
3/1 7:56
'3/1 午前中、天気が持てば甲斐駒を越えられるかな、と期待したが、明け方から小雪がちらつき次第に天気は悪化して行った。
この日は、結局鎖場の下に平地を見つけて幕営。斜面の雪が壁側にたまりテントが埋まりそうになった。
'3/2 冬型はだんだん収まり風雪は止むと言う予報だった。がそれは何時になるかは予想できない。朝になっても風雪は収まらなかったが、8時前出発するころには青空がだんだん広がって行った。甲斐駒は雪煙が舞っていた。鎖のある岩場を登って稜線に出ると強風で立っていられない程だった。稜線上では風が舞い上がり顔が凍傷になる恐れを感じた。2回ほどテントのフライシートを被って風が弱くなるのを待った。少し風が弱くなったので歩き出すがすぐにまた強風が襲い歩行困難になった。
2015年03月02日 11:14撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
5
3/2 11:14
'3/2 冬型はだんだん収まり風雪は止むと言う予報だった。がそれは何時になるかは予想できない。朝になっても風雪は収まらなかったが、8時前出発するころには青空がだんだん広がって行った。甲斐駒は雪煙が舞っていた。鎖のある岩場を登って稜線に出ると強風で立っていられない程だった。稜線上では風が舞い上がり顔が凍傷になる恐れを感じた。2回ほどテントのフライシートを被って風が弱くなるのを待った。少し風が弱くなったので歩き出すがすぐにまた強風が襲い歩行困難になった。
9:30になっても風は収まらずもう待てなかった。甲斐駒を回るにしろ、引き返すにしろ下山遅れの可能性がある。まだ未知のルートより困難だが確実なルートということで引き返して熊穴沢を下山することにして、留守本部に連絡を入れた。
2015年03月02日 11:14撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
4
3/2 11:14
9:30になっても風は収まらずもう待てなかった。甲斐駒を回るにしろ、引き返すにしろ下山遅れの可能性がある。まだ未知のルートより困難だが確実なルートということで引き返して熊穴沢を下山することにして、留守本部に連絡を入れた。
三つ頭へ。また深いラッセルで引き返す
2015年03月02日 15:47撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1
3/2 15:47
三つ頭へ。また深いラッセルで引き返す
北岳方面
2015年03月02日 15:48撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1
3/2 15:48
北岳方面
今日は、中の川乗越までは行ければと予想したが、意外と短時間(6H弱)で行けた。
熊穴沢は、緩い斜面で滑落や雪崩はまったく心配なかった。ただ出合近くが道が不明瞭でかすかな足跡を辿って下降した。赤テープが上部は豊富にあったのに下部は無かった。渡渉は簡単だった。
2015年03月02日 15:59撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
3/2 15:59
今日は、中の川乗越までは行ければと予想したが、意外と短時間(6H弱)で行けた。
熊穴沢は、緩い斜面で滑落や雪崩はまったく心配なかった。ただ出合近くが道が不明瞭でかすかな足跡を辿って下降した。赤テープが上部は豊富にあったのに下部は無かった。渡渉は簡単だった。
北岳方面
2015年03月02日 15:59撮影 by  PENTAX WG-10, PENTAX RICOH IMAGING
1
3/2 15:59
北岳方面
カシミールで印刷。10秒刻みで緯度経度線を入れておきGPSの緯度軽度から現在位置を確認する。GPSは、GARMINeTrex10。地図は出ないが、ルート(トラックデータ)を入れておけば十分。
2015年03月11日 10:54撮影
1
3/11 10:54
カシミールで印刷。10秒刻みで緯度経度線を入れておきGPSの緯度軽度から現在位置を確認する。GPSは、GARMINeTrex10。地図は出ないが、ルート(トラックデータ)を入れておけば十分。

感想

第1高点から第2高点までは快適だった。中ノ沢乗越から六合小屋までのラッセルが思いのほか時間がかかった。しもざらめ雪でわかんもあまり役立たなかった。
 甲斐駒は強風で行けなかったが、山行としては収穫も大きかった。
地図は、緯度経度を10秒刻みで線を引いたものを持参。GPSがあると冬山は特に
こころ強い。

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