仙丈ヶ岳〜仙塩尾根 一寸だけ残ってしまった南ア主稜線繋ぎ(北沢峠から両俣小屋)


- GPS
- 12:05
- 距離
- 26.8km
- 登り
- 1,984m
- 下り
- 1,988m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 8:08
- 山行
- 3:19
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 3:20
【1日目】
13:10 北沢峠 - 13:20 長衛小屋(1泊)
CT計 10分
【2日目】
05:00 長衛小屋 - 07:10 藪沢・小仙丈ヶ岳分岐 - 08:10 小仙丈ヶ岳 - 09:30 仙丈ヶ岳 - 12:30 高望池 - 14:10 野呂川越 - 14:50 両俣小屋(1泊)
CT計 9時間50分
【3日目】
05:00 両俣小屋 - 06:00 野呂川越 - 09:00 三峰岳 - 10:00 間ノ岳 - 10:30 三峰岳 - 12:30 野呂川越 - 13:10 両俣小屋(1泊)
CT計 8時間10分
【4日目】
06:00 両俣小屋 - 08:10 野呂川出合 - 09:29 北沢峠
CT計 3時間29分
【ザック重量】※備忘録
◇開始時:12.9kg(3泊分、水分&食料除き9.3kg)
・水分2.0L、食料&行動食1.6kg、ダウンジャケット&ズボン0.6kg
・着替えは3泊分フルに用意。夏用長袖上着2、Mウール長袖1、下着3、替ズボン1。
◇終了時:11.2kg(水分&食料除き9.6kg)※テント水分含有&ゴミで重量増分有り
・水分残1.0L、食料残0.6kg
・テント本体&グランドシート重量増
下山時1,584g(+194g)⇒ 乾燥後1,390g ※前回乾燥後1,402g
・ガスボンベ使用量 36g(18g/泊)
・ゴミ持ち帰り 130g
天候 | 1日目:雨 2、3日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
https://www.inacity.jp/kankojoho/sangaku_alps/minamialps/minamialps_jikokuhyo.html 料金:1,150円+荷物代220円=1,370円 ※車は仙流荘駐車場に駐車 5日まで1,000円、以後5日毎に1,000円 【行き】 仙流荘➡北沢峠 5:30➡6:45 7/10〜10/10休日等運行 6:05➡7:00 土休日(7/8〜10/9を除く)、7/20〜8/31の平日運行 8:05➡9:00 10:05➡11:00 12:10➡13:05 ←乗車(乗客は40数人でバスは2台使用) 14:20➡15:15 ※戸台口始14:05発 【帰り】 北沢峠➡仙流荘 4/25〜7/19の平日と、9/1〜11/15の平日運行 10:00➡10:45 ←乗車予定だった 13:10➡13:55 15:00➡15:45 16:00➡16:45 ※帰りは北沢峠10時発に乗車予定で、8時15分に早々と北沢峠に到着。 団体さん予約の9時発のバスに余席があり同乗、おまけに助手席に座れて、1時間も早く下山でき、ラッキーでした。 ■小屋情報■ 【長衛小屋】テント泊予約不要 1,000円 https://choei.ashiyasu.com/stay/price/ 【両俣小屋】テント泊予約不要 1,000円 http://ryoumatagoya.com/?page_id=46 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険なところはありません。 仙丈小屋の水が涸れており水の補給は出来ないため、水は北沢峠で補給するようにバス内でアナウンスがありました。 また、仙塩尾根は長く、伊那荒倉岳の少し先の高望池に水場があるようですが、涸れることもある(今回未確認)ようですので、水は多めに持参したほうが良いと思います。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
仙丈小屋から日の出に合わせて登った方が結構いたようです
流石に人気のお山ですね
ガイド登山の団体さんが30人ほどいて賑やかでした
視界が開け、展望が素晴らしいです
今回のザックも2週間前の南ア南部縦走と同じノースフェイスのFP45の45Lザックです
3泊分でスタート時は、ベース9.3kg、水2L、3泊分食料1.6kgの計12.9kgです
もう以前のように17kgなんて担げません
でももう少し軽量化したいですね
野呂川越の鞍部から700mの登りはきつそうです
尚、ここまでですれ違った方は3名のみ
先行の方が1名いたようですが、いずれにしても少ない静かすぎる地味なコースです
それともこのまま進んで、CT4時間30分の熊ノ平小屋を目指すか、
考えましたが、何れにしても一応マイルールとしている小屋着14時迄を大幅に過ぎて、16〜17時頃になってしまいます
ここまで時間も掛かっていますので、素直に計画通りの両俣小屋に下ることにしました
もう以前のように歩けないし、負荷も掛けられません
1982年の8月にこの辺りで水害&小屋からの避難があり、その2年前の1980年に訪問していますので、実に43年ぶりになります
小屋はおばちゃんが一人小屋番していました
仙塩尾根ですれ違ったアキさんのレコを拝見したら、この水害の時におられた方のようです
私が「40年前・・」と言っても、「随分昔ね。もう何もかも変わっている。」というお返事でした
お互いにもう遠い遠い昔のことですね
※おばちゃんと表現しましたが、これは途中ですれ違って話したお兄さんの言葉で表現しました
実は、『レジェンド小屋番の星美知子さん』で、もう40年も小屋番をしている方です
「北岳山小屋物語――新探訪? 両俣小屋 “両俣のおねえさん”が語る、小屋周辺の時間の流れ」
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=2393
結局この後16時過ぎに1人が来て、テントは2張のみでした
小屋泊は誰もおらず、10月になるとこんなもんですよと小屋のおばちゃんが言っていました
気温7℃
明日は雨なので今日中に下山したい
今日中に仙塩尾根を踏破して下山するのには、4時頃の真っ暗中スタートし、樹林内を急登、標高で1,000m登って三峰岳を往復しないと行けません
CTで6時間40分あります
ろくに眠れずに散々シミュレーションしたのですが、どうしても暗闇の中にあの苦行としか考えられない急勾配を登りたくない!
と言うことで、一寸だけ残った仙塩尾根は次回またもっと楽しい下山ルートで再トライすることにしました
今回は、このまま北沢峠に下山します
暗闇で写真は撮れませんでしたが、想定以上に酷い状況でした
1km進んで林道に出ます
なんだ、車があってこんな所まで車で入れるんだ、と一瞬思いましたが、取り残された両俣小屋の車両でした
南ア主稜線は少し残ってしまいましたが、いい山旅となりました
下山時のザック重量11.2kgで、水残1.0L、食料残(1泊分残り)0.6kgでした
感想
南アルプスの甲斐駒から光岳の主稜線はほぼ踏破していますが、未踏部分が一部あります。
2ヶ所あり、そのうちの1ヶ所は易老岳から聖平小屋の部分で、これは2週間ほど前の遠征で踏破しました。
残る最後の部分は、仙丈ヶ岳から三峰岳に至る仙塩尾根です。
長いルートでアップダウンが多く、それにハイカーさんも非常に少ない。
今回はこの踏破にトライです。
1日目は長衛小屋でテント泊し、2日目は仙丈ヶ岳から仙塩尾根を歩きます。
予想以上にいい天気で、仙丈ヶ岳から仙塩尾根歩きが気持ちいい。
猛暑の夏山とは違い秋の山は朝晩は冷えますが、日中晴れて風が無ければ最高のコンディションです。
しかしながら、登りの歩みはもう昔のようの進むことも出来ず、休み休みのマイペース。
計画では野呂川越から両俣小屋に下って、翌日再度野呂川越から三峰岳を往復することにしていましたが、心の中では密かに熊ノ平小屋まで行こうと考えていました。
野呂川越に着いたのは12時少し過ぎで、もう三峰岳へ向かうことも出来ずに計画通りに両俣小屋に下りました。
急勾配の標高300mほどの下りで、明日またこれを登り返すのかと考えると、それでもう既に気持ちは折れ掛かっていました。
おまけに明後日は朝から雨予報で冷たい雨の中を歩きたくないので、明日は真っ暗な中、三峰岳を往復して北沢峠まで行かないと明日中に帰れない。
40年ぶりに両俣小屋に来てテントを張り、そんなことを考えて眠りについたのですが、案の定中々眠れず、頭の中で考えが堂々巡り。
結局、三峰岳へは登らずに北沢峠に下山することにしました。
楽しくない苦行だけの山行はもうやりたくないでのものね。
今回南ア主稜線を踏破したかったのですが、野呂川越から三峰岳の一部分が未踏で残ってしまいました。
ここは登りでは行きたくないので、ここを下りに使い楽しくなるようなコースで、来シーズンになりますが再トライすることにしたいと思います。
コメント
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今年も計画しては天気とか優先順位とかで断念したルートです。
いろいろ考えてみても帯に短したすきに長しで結局、最適解の計画が見つからない難解区間ですね
URUさんは昔と比べパフォーマンスの低下を嘆いているようですが、
自分からすれば、URUさんが重いザックでソロでテント泊縦走する姿に
まだまだ自分も頑張ろうと勇気をいただきました
URUさんにあやかって私ももう少し頑張ります
両俣小屋から先の林道の状況もとても参考になりました
テント泊の荷物を背負うとどうしても途中で両俣小屋に下りないといけません。
南アも数えたら15回ほど行っていますが、全て単独山行でした。
勝手な時に気ままに行くし、途中で止めて帰ることも多々あり、単独だからできることです。
特に頑張ってやっているわけでもなく、時間はあるけど、他にやることもないし、まあそんな感じです。
仙塩尾根は残りわずかなので、次回は両俣小屋に泊まらなくても大丈夫です。
ただ、広河原からスタートした場合、広河原から野呂川出合の林道は通行止めで、崩壊部分は河原に下りれば実際は通れるとのことですが、通行止めなので通るわけにもいきません。
次回トライも私には2泊しないと踏破できない歩きがいのあるコースになりそうです。
今のsatoyamaさんなら、軽々と1泊でいけそうですね
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