小河内岳・鳥倉ルート(1泊2日)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.5km
- 登り
- 1,802m
- 下り
- 1,804m
コースタイム
- 山行
- 7:58
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 8:19
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 6:13
天候 | 10/23(月)→はれ 10/24(火)→はれ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■交通→中央道・松川IC〜約85分。 ■駐車台数→50台 ■トイレ→あり。 ■水場→あり。 ■登山ポスト→あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■鳥倉林道ゲート第1駐車場(1,667m) 駐車場は第1〜第3駐車場まで3つあります。 第3駐車場は駐車台数20台、鳥倉林道ゲートまで1.5kmあります。 第2駐車場は駐車台数15台、鳥倉林道ゲートまで1.0kmあります。 第1駐車場は駐車台数50台・トイレ(シーズン中のみ利用可能)・水場・登山ポストがあります。 車中泊する場合は道の駅歌舞伎の里・大鹿がおすすめです(トイレ・フリーWi-Fiあり) 道の駅から鳥倉林道ゲート第1駐車場まで18.3km・車で45分掛かります。 ■鳥倉林道ゲート(1,669m) 鳥倉林道ゲート第1駐車場から約3分で鳥倉林道ゲートに到着です。 鳥倉林道ゲートの前に鳥倉登山口の道標があり同じ道標が鳥倉登山口にもありますが、ここでは鳥倉林道ゲートと鳥倉登山口と分けます。 鳥倉林道ゲート前に登山ポストがあります(用紙なし・ペンあり) ※別称→林道ゲート・越路ゲートと呼ばれます。 ■鳥倉登山口(1,797m) 鳥倉林道ゲートから約55分で鳥倉登山口に到着です。 鳥倉林道ゲート〜鳥倉登山口まで2.6kmあり、自転車を利用すると往復で大幅に時間を短縮できますが、自転車の盗難に注意が必要です。 自転車の場合(2.6km)→15分、徒歩の場合(2.6km)→40分掛かります。 鳥倉登山口には登山ポスト(用紙・ペンあり)と、仮設トイレが4台設置されていてシーズン中のみ利用可能です。 鳥倉登山口まで続く舗装路の法面は損傷が激しく、ストックで突くだけで崩れて危険なので離れて歩くと安全です。 ■1合目(1,917m) 鳥倉登山口から約30分で1合目に到着です。 約400mの間隔で道標が設置されています。 ■3合目(2,107m) 1合目から約45分で3合目に到着です。 登りで2合目は見落としました。 ■豊口山のコル(2,162m) 3合目から約10分で豊口山のコルに到着です。 少し開けた場所で休憩適地になります。 道迷いポイントになり、登りより下りで登山道を避けて尾根沿いに進みそうになるので注意が必要です。 ■4合目(2,192m) 豊口山のコルから約5分で4合目に到着です。 4合目付近は崩落地がありますが、通行は十分に可能です。 4合目〜8合目まで古い丸太橋を通過しますが、ほとんどが樹林帯の北側にあるので霜や凍結による転倒に注意が必要です。古い丸太橋は新しい鉄橋に切り替え中です。 ■5合目(2,248m) 4合目から約15分で5合目に到着です。 ■6合目(2,298m) 5合目から約20分で6合目に到着です。 ■ほとけの清水(2,326m) 6合目から約10分でほとけの清水に到着です。 小河内岳 or 悪沢岳ルートの最終水場になります。 とても水量は細く、今後の降雪によって埋まったり凍結して利用できない可能性が非常に高いです。 ■7合目(2,358m) ほとけの清水から約10分で7合目に到着です。 ■8合目(2,437m) 7合目から約20分で8合目に到着です。 古い丸太橋から新しい鉄橋に交換されていますが、積雪期は厳しいトラバース路になります。 ■塩川ルート分岐(2,457m) 8合目から約5分で塩川ルート分岐に到着です。 塩川ルートと鳥倉ルートの分岐点になり、塩川ルート側はピンクテープで封鎖されています。 塩川ルートは林道が崩落して通行止めですが、ヤマレコには山行記録があり車の通行はできませんが徒歩の通行は可能な状況です。 ■9合目(2,473m) 塩川ルート分岐から約5分で9合目に到着です。 ここから三伏峠小屋まで歩きやすい登山道になり、有名な「三伏峠小屋あと200歩」の道標があります(テント場側も同じ道標あり) ■三伏峠小屋(2,591m) 9合目から約30分で三伏峠小屋に到着です。 当日は山小屋の営業を終了しているので、年末年始の営業の為に歩荷していた小屋番さんと情報交換をして通過します。 上部に三伏峠小屋・本館があり(トイレ→冬季閉鎖)、下部に三伏峠小屋・新館(テント場あり)があります。 三伏峠小屋の水場(三伏沢)は往復30分掛かるので、ほとけの清水で補給すると便利です。水場の設備が撤去済みで利用できないのか、撤去済みでも水が出ているのかは未確認なので不明です。 2023年営業→7月初旬〜9月下旬、テント場(予約制・40張り)→1張り500円+大人1人1,100円→合計1,600円。トイレ→100円(水洗トイレ→200円) ■三伏峠(分岐・2,581m) 三伏峠小屋から約10分で三伏峠(分岐)に到着です。 三伏峠小屋・新館のテント場を通過すると2股の分岐点になり左折→塩見岳へ、右折→小河内岳へ向かいます。 ※別称→塩見・烏帽子分岐と呼ばれます。 ■■水場(分岐・2,557m) 三伏峠(分岐)から約10分で水場(分岐)に到着です。 ここから樹林帯を抜けて森林限界になり、烏帽子岳〜前小河内岳〜小河内岳の稜線は防寒・防風対策が必要です。 稜線は2mのシャクナゲ・ハイマツ帯の藪こぎが続き、悪天候では雨風を避けられますが熊と遭遇した場合は逃げ場がありません。 ■烏帽子岳(2,726m) 水場(分岐)から約60分で烏帽子岳に到着です。 晴天時には塩見岳〜富士山〜荒川三山〜小河内岳〜赤石岳の稜線歩きができて天国ですが、南アルプスの広さと深さを思い知り地獄でもあります。 烏帽子岳〜小河内岳まで約3kmの稜線を歩き、小河内岳避難小屋が確認できます。 ■前小河内岳(2,784m) 烏帽子岳から約75分で前小河内岳に到着です。 烏帽子岳〜小河内岳の稜線には崩落地があり、悪天候時には注意が必要です。 前小河内岳は烏帽子岳・小河内岳に比べると、山頂と言うよりガレ場の小ピークの印象です。 無雪期は三伏峠側をトラバースしますが、積雪期は富士山側の稜線を歩かないと崩落地へ雪崩・滑落の危険があります。 ■■分岐点(山頂・2,787m) 前小河内岳から約55分で分岐点(山頂)に到着です。 小河内岳避難小屋と小河内岳へどちらも5分あれば到着できます。 小河内岳へ登頂してから避難小屋へ、避難小屋へザックを置いてから小河内岳へ登頂する事ができる最高の立地です。 ■小河内岳(2,802m) 分岐点(山頂)から約5分で小河内岳に到着です。 小河内岳避難小屋と小河内岳が近く、塩見岳と富士山の展望、荒川三山の大きさを考えると塩見岳よりロケーションは最高です。 小河内岳から眺める荒川三山は双六大地から眺める槍ヶ岳に雰囲気が似ていて素晴らしく、鳥倉ルートの9割の登山者は塩見岳を目指すので登山道と避難小屋は静かでおすすめです。 ■■分岐点(山頂・2,787m) 小河内岳から約2分で分岐点(山頂)に到着です。 ■小河内岳避難小屋(2,780m) 分岐点(山頂)から約3分で小河内岳避難小屋に到着です。 1階の入口と外トイレは冬季閉鎖されており、冬期避難小屋の入口は2階になります。 避難小屋の入口と部屋の入口の間には玄関(前室)があり、避難小屋が満室の場合は3人までゆっくり利用できます(写真添付) 設備・備品が整っていて最高ランクの避難小屋になり、詳細は写真を添付します。 東側(富士山側)の雨戸・窓が封鎖されているので、採光と展望が確保できず残念です。薪ストーブと窓が開閉できれば文句なしの避難小屋ですが、それでも毎年訪れたい避難小屋です。 日没前と日の出前に小河内岳のヘリポート(外トイレの先)で雷鳥がいて、避難小屋の入口から蛙のように鳴いているのが聞こえます(おそらく2組の雷鳥が生息しています) ※避難小屋の備品→銀マット2枚、寝袋3個、ハンガー多数、イス3個、机2個、文庫本(冊子)、カレンダー、時計、ちりとり2個、ほうき3本、サンダル3個、仕切り壁(コロナ対策)3枚、消毒液、体温計、雨水9L(要煮沸)、協力金Box、消火器3個、コンロ板4枚。 ■■分岐点(山頂・2,787m) 小河内岳避難小屋から約5分で分岐点(山頂)に到着です。 ■小河内岳(2,802m) 分岐点(山頂)から約2分で小河内岳に到着です。 改めて荒川三山の大きさを目に焼き付けて下山します。 ■■分岐点(山頂・2,787m) 小河内岳から約3分で分岐点(山頂)に到着です。 ■前小河内岳(2,784m) 分岐点(山頂)から約50分で前小河内岳に到着です。 ■烏帽子岳(2,726m) 前小河内岳から約55分で烏帽子岳に到着です。 ■■水場(分岐・2,557m) 烏帽子岳から約40分で水場(分岐)に到着です。 ■三伏峠(分岐・2,581m) 水場(分岐)から約5分で三伏峠(分岐)に到着です。 ■三伏峠小屋(2,591m) 三伏峠(分岐)から約15分で三伏峠小屋に到着です。 ■9合目(2,473m) 三伏峠小屋から約15分で9合目に到着です。 ■塩川ルート分岐(2,457m) 9合目から約5分で塩川ルート分岐に到着です。 ■8合目(2,437m) 塩川ルート分岐から約5分で8合目に到着です。 ■7合目(2,358m) 8合目から約15分で7合目に到着です。 ■ほとけの清水(2,326m) 7合目から約5分でほとけの清水に到着です。 ■6合目(2,298m) ほとけの清水から約10分で6合目に到着です。 ■5合目(2,248m) 6合目から約15分で5合目に到着です。 ■4合目(2,192m) 5合目から約15分で4合目に到着です。 ■豊口山のコル(2,162m) 4合目から約5分で豊口山のコルに到着です。 ■3合目(2,107m) 豊口山のコルから約10分で3合目に到着です。 ■2合目(2,036m) 3合目から約25分で2合目に到着です。 ■1合目(1,917m) 2合目から約15分で1合目に到着です。 ■鳥倉登山口(1,797m) 1合目から約10分で鳥倉登山口に到着です。 ■鳥倉林道ゲート(1,669m) 鳥倉登山口から約45分で鳥倉林道ゲートに到着です。 ■鳥倉林道ゲート第1駐車場(1,667m) これで無事に山行が終了です。 ■■マークの名称は勝手に命名しています。 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 ★その他の注意点 小河内岳・鳥倉ルートは距離20.5km・標高差1,135m・コースタイム11時間25分になり、十分に日帰りが可能です(無雪期の場合・山滑走を除く) 無雪期に日帰りで登頂するには雪質・積雪量・天候・体調・装備・気力・長距離を歩ける体力が必要です。 ★鳥倉ルートについて 鳥倉ルートの9割の登山者は塩見岳へ向かい、小河内岳や荒川三山へ向かう登山者は少ないです。 三伏峠小屋のテント場を利用して1泊2日で小河内岳と塩見岳を登る事も可能で、当日は単独女性が登頂を目指していました。 鳥倉ルートは鳥倉林道ゲート〜三伏峠まで1/10毎に標識があります。鳥倉林道ゲートが0合目(標識なし)、三伏峠が10合目(標識なし)です。 ほとんどの山小屋が営業を終了していますが、南アルプスには多くの冬期避難小屋が開放されています。更に積雪量が増えれば雪から水作りが可能になり重い飲料水を担ぎ上げなくて済みます。 鳥倉林道冬期ゲート(夕立神パノラマ公園の下部)は12月下旬〜4月下旬まで冬期閉鎖になります。冬期閉鎖後は鳥倉林道ゲート第1駐車場まで、片道約7km歩く必要があります。 ★積雪量について 鳥倉林道ゲート第1駐車場から小河内岳まで全く雪はありません。 しかし三伏峠小屋までの鳥倉ルートの樹林帯は北側にあり半日は陽が当たらず、霜・霜柱・凍結があるのでチェーンスパイクはお守りとしてあると安心です。 10月初旬の初雪から2回〜3回の降雪がありましたが、10月中旬から好天に恵まれて日向の大部分の雪は溶けていますが入山前にしっかりと情報収集をして防寒対策が必要です。 ★登山ポストについて 小河内岳・鳥倉ルートには、鳥倉林道ゲートと鳥倉登山口に登山ポストがあります(用紙・ペンあり) 鳥倉登山口から2.6km手前にある鳥倉林道ゲートの登山ポストを利用すると、事故の場合は迅速に救助の対応が可能だと考えられます。 ★水場について 地図では、小河内岳・鳥倉ルートには水場が2つあります。 …餐厠啼札押璽搬1駐車場の沢水 △曚箸韻寮郷 ほとけの清水は水量が細く、今後の降雪や凍結で利用できなくなる可能性が高いので必要な飲料水を担ぎ上げましょう。 今回は飲料水を4.0L担ぎ上げて0.5L残りました。 ★駐車場について 小河内岳・鳥倉ルートには駐車場が3つあります。 鳥倉林道ゲート第1駐車場(50台)・第2駐車場(15台)・第3駐車場(20台)があります。 全ての駐車場は人気がないので、貴重品の管理と車上荒らしに注意が必要です。 ★山小屋の営業について 小河内岳・鳥倉ルートには山小屋が2つあります。 〇杏峠小屋 ⊂河内岳避難小屋 ´△匹舛蕕了馨屋も営業を終了しています。 日帰りでも緊急時に備えてツェルトを必ず持参しましょう。 ★マーキングについて 小河内岳・鳥倉ルートには各所に道標・ピンクテープ・ペンキマークがあり、道迷いする場面が少ないです。 無雪期の登山道に雪はなく、落枝と共に落ちた古いピンクテープは回収済みです。 ★天候や服装について 小河内岳・鳥倉ルートの6割〜7割が樹林帯になり、朝露や降雨後は衣類が濡れるのでザックカバー・ゲイター・タオル・合羽・着替えがあると快適です。 当日は気温1℃〜17℃あり、平均気温は1日目→7℃です(2日目→6℃) 悪天候では、装備や服装に気を配り防寒・防風対策が必要です。 ★幕営適地について 小河内岳・鳥倉ルートには8ヶ所の幕営適地があり、詳細は写真を添付します。 樹林帯と稜線に幕営適地があり、幕営する場合は携帯トイレを持参して、必ずゴミを持ち帰りましょう。 ★熊の出没について 小河内岳・鳥倉ルートは熊の生息地になり、想像以上に身近に熊がいます。 鳥倉登山口〜5合目の樹林帯は熊の出没に注意です(三伏峠小屋の小屋番より) ★山バッジについて 秋山シーズンになり営業を終了する山小屋が多くなり、今後は山バッジの購入が難しくなります。 下山後に調べると塩見岳の山バッジは確認できましたが、小河内岳の山バッジは確認できません。 ★鳥倉林道ゲート第1駐車場までの自動車の運転は、動物の飛び出しや落石が多いので注意が必要です。 また一般道・林道・登山道の崩落・土砂災害・台風による交通規制や様々な注意報(雷・大雨・大雪・雪崩)に注意が必要です。 ★小河内岳・鳥倉ルートでは、スマートフォンの電波が3割入りました(時期・天候・機種による) 4合目〜9合目以外は圏外になり、標高が高い稜線や避難小屋の内部も圏外です。 暑さ・寒さ・高所の影響でバッテリーの消耗がとても早いので、予備のモバイルバッテリー(充電ケーブル含む)が必要です。 ★小河内岳・鳥倉ルートでは登山者のすれ違いは登り1日目→10名、2日目→1名です。 日照時間が短くなりましたが日帰りでは装備・服装・天候が重要です。 特に単独登山者はセルフレスキュー・ルートファインディング能力が必要になり、ツェルトと地図とヘッドランプの携帯が必須です。 ★ヘルメット・ストックを全行程で使用しました。 ソフトシェルを烏帽子岳〜小河内岳の登り、小河内岳避難小屋〜3合目の下りで使用しました。 チェーンスパイクは携帯しましたが不使用です。 ★緊急時の連絡先 阿南警察署(長野県)→0260-25-0110 ★今回の山行の危険箇所 4合目〜8合目の丸太橋→滑落・転倒。 烏帽子岳〜小河内岳の崩落地→滑落・落石。 ★鳥倉林道ゲート第1駐車場→07時35分に気温8℃、小河内岳(1日目)→15時39分に気温7℃、小河内岳(2日目)→07時08分に気温1℃、鳥倉林道ゲート第1駐車場(2日目)→13時13分に気温16℃です。 気温の温度差が大きく紫外線が強く、体調管理や服装選びが難しくなります。 当日の日の出→05時51分、日の入り→17時13分と活動時間は短くなり、日の出と日の入り1時間前にはヘッドランプが必要です(ルートは樹林帯が長く日陰が多いため) ★小河内岳・鳥倉ルートでは、烏帽子岳〜小河内岳の崩落地の区間で落石に注意が必要です。 単独行なので鳥の鳴き声・荒い呼吸・風の音・水の音しか聞こえません。 落石を発見した場合は、後続の登山者に恥ずかしがらず大声で「ラーク」と知らせてあげましょう。 ★小河内岳・鳥倉ルートにはトイレが4つあります。 …餐厠啼札押璽搬1駐車場 鳥倉登山口 三伏峠小屋 ぞ河内岳避難小屋 ´△魯掘璽坤鹵罎里瀝用可能、い賄澣閉鎖です。 他にトイレが無いので、必ず紙おむつ・携帯トイレを持参しましょう。 ★登山ではスマートフォンなど電子機器に頼りすぎてはいけません。バッテリーのリチウムイオン電池は暑さや寒さに弱く、すぐに使えなくなります。 電池切れ・故障・紛失を想定してアナログ機器も併用して使えるようにしましょう。 地図・コンパス・ルート・分岐点など登山計画書の作成時点から覚えて緊急事態に備え、登山記録を残して次の登山に活かしましょう。 登山では技術・知識・経験が全く通用しない場面に直面します。 ★無雪期でも先行者の踏み跡があるからといって100%安心しないで下さい。その踏み跡が正解とは限りません。また登山道や踏み跡が草木で隠れて道迷いしやすい状況です。 ピンクテープ・道標・赤旗を目印にして、道に迷ったら分かる所まで戻るのが鉄則です。 ★標高・距離・気温・天候・風速・写真撮影・ルート工作・危険箇所の確認をしながら登るので、コースタイムより遅くなります。 登山ルート・距離・歩行時間は参考程度にして下さい。 ★登山の出発前に、車のルームライトや灯火類の消し忘れによるバッテリー上がりに注意が必要です。 また登山で車の鍵の紛失や落し物は致命傷になり、探し出すのは極めて困難です。こまめに落し物やジッパーの開閉を確認しましょう。 しっかり貴重品は管理して、荷物のデポなどで盗難の被害に注意が必要です。 ★登山では、食事(行動食)・水作り(水汲み)・トイレ・着替え・装備の着脱など季節を問わず面倒で後回しになりがちです。 これらは早めに済ませて落石・滑落・雪崩など危険回避に神経を使いましょう。 ★無雪期ですが強い紫外線を浴びて重度の日焼けや、紫外線の照り返しで視力低下による怪我や事故に注意が必要です。 日焼け止めクリーム・リップクリーム・サングラスがあると便利です。 ★今回の山行 山を選ぶ時は険しいルートや標高が高い山を選びがちになりますが、山の魅力は高さだけではないと改めて実感した山行になりました。 3,000m峰の塩見岳や悪沢岳に囲まれた小河内岳は不遇な扱いを受けますが、登山者が少なく避難小屋の設備に加えて山頂まで距離が近く素晴らしい環境です。 小河内岳から眺める荒川三山の大きさ・深さ・距離に圧倒されるロケーションです。 悪沢岳の展望(夕焼け・ご来光)と快適な小河内岳避難小屋を満喫するには、慌ただしい日帰りでは体験できません。 ★鳥倉林道ゲート第1駐車場の10km圏内はガソリンスタンドやコンビニがなく、とても不便なエリアです。 場所によって車中泊の禁止・火気厳禁など禁止事項があるので注意が必要です。 長く細かい説明になりましたが『安全第一』で小河内岳を楽しんでください。 |
その他周辺情報 | ■鹿塩温泉・塩湯荘 ■営業時間→10:00〜14:00 ■休館日→水曜日 ■料金→大人600円 |
写真
装備
個人装備 |
ヘルメット
ツェルト
ヘッドランプ
温度計
モバイルバッテリー10000mAh4個
ちり紙
地図
登山計画書(控)
腕時計
ザック60L
スマートフォン2台
ゴミ袋
現金
ココヘリGPS
ザックカバー
ストック
熊鈴
プラティパス(水2L)
帽子
合羽(下)
ウィンドシェル(上)
登山靴
インナーシャツ(半袖)
靴下(冬用)
毛帽子
長ズボン
ハードシェル(上)
バラクラバ
ミドルシェル(上)
ダウンジャケット
ダウンパンツ
テントシューズ
ベースレイヤー(長袖)
テムレス
シューズカバー
ゼリー飲料2個
パン2個
おにぎり2個
粉末アミノ酸4本
わらび餅(100g)2個
ハンバーグ(100g)2個
お汁粉(150g)2個
豚汁(240g)2個
カップ麺1個
チェーンスパイク
ウエストバッグ
寝袋
シュラフカバー
テントマット
水2L(ペットボトル)
メスティン(大)
マッチ
ライター
割り箸
ガスコンロ
ガス缶
ご飯(200g)
中華丼の素(200g)
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感想
■小河内岳・鳥倉ルート(1泊2日)
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■2023年10月23日(月) はれ
※小河内岳・鳥倉ルート(1泊2日) 登り
鳥倉林道ゲート駐車場 07:35 1,667m 8℃
鳥倉林道ゲート 07:38 1,669m 8℃
鳥倉登山口 08:34 1,797m 8℃
1合目 09:06 1,917m 9℃
3合目 09:52 2,107m 11℃
豊口山のコル 10:03 2,162m 10℃
4合目 10:09 2,192m 8℃
5合目 10:24 2,248m 7℃
6合目 10:42 2,298m 7℃
ほとけの清水 10:50 2,326m 7℃
7合目 10:57 2,358m 6℃
8合目 11:17 2,437m 8℃
塩川ルート分岐 11:23 2,457m 6℃
9合目 11:28 2,473m 6℃
三伏峠小屋 11:56 2,591m 7℃
三伏峠(分岐) 12:08 2,581m 6℃
水場(分岐) 12:16 2,557m 9℃
烏帽子岳 13:15〜13:26 2,726m 12℃
前小河内岳 14:39 2,784m 9℃
分岐点(山頂) 15:33 2,787m 4℃
小河内岳 15:39〜15:49 2,802m 7℃
分岐点(山頂) 15:51 2,787m 5℃
避難小屋 15:54 2,780m 4℃
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小屋の掃除 15:54〜16:25 外4℃ 内10℃
荷作り 16:25〜16:50 外4℃ 内10℃
散歩(夕焼け鑑賞) 16:50〜17:15 5℃
荷作り 17:15〜17:45 外4℃ 内10℃
夕食 17:45〜18:50 外0℃ 内12℃
自由時間 18:50〜20:00 外0℃ 内4℃
消灯 20:00 外0℃ 内4℃
※ 外→屋外の気温、内→屋内の気温。
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■2023年10月24日(火) はれ
※小河内岳・鳥倉ルート(1泊2日) 下り
起床 05:00 2,780m 外0℃ 内4℃
荷作り・着替え 05:00〜05:40
散歩(朝焼け鑑賞) 05:40〜06:15 0℃
朝食 06:15〜06:45 2,780m 3℃
荷作り 06:45〜07:00
避難小屋 07:00 2,780m 3℃
分岐点(山頂) 07:06 2,787m 4℃
小河内岳 07:08〜07:10 2,802m 1℃
分岐点(山頂) 07:13 2,787m 2℃
前小河内岳 08:02 2,784m 3℃
烏帽子岳 08:58 2,726m 7℃
水場(分岐) 09:40 2,557m 8℃
三伏峠(分岐) 12:46 2,581m 5℃
三伏峠小屋 10:00 2,591m 3℃
9合目 10:15 2,473m 4℃
塩川ルート分岐 10:19 2,457m 3℃
8合目 10:24 2,437m 3℃
7合目 10:40 2,358m 3℃
ほとけの清水 10:45 2,326m 4℃
6合目 10:53 2,298m 5℃
5合目 11:07 2,248m 5℃
4合目 11:20 2,192m 5℃
豊口山のコル 11:25 2,162m 10℃
3合目 11:32 2,107m 12℃
2合目 11:58 2,036m 10℃
1合目 12:12 1,917m 11℃
鳥倉登山口 12:24 1,797m 17℃
鳥倉林道ゲート 13:09 1,669m 16℃
鳥倉林道ゲート駐車場 13:13 1,667m 16℃
着替え 13:13〜13:20
実家 13:55〜16:25 1,000m 14℃
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■先週は兎岳〜聖岳を狙うが全く気分が乗らず
降雪直後の快晴の2日間を台無しにした。
雪山装備で山に向かうが気持ちが追いつかない。
今回は南アルプスの小河内岳を目指す。
欲を言えば悪沢岳 or 赤石岳まで行きたいが
重装備で往復40kmを歩くのは避けたい。
しかし悪沢岳の日帰り登山者とすれ違ったり
夜に仮眠をとり畑薙湖まで歩く強者もいた。
やはり登山はメンタルに左右されると実感した。
小河内岳は富士山と荒川三山の展望台になり
塩見岳より遥かにロケーションが素晴らしい。
南アルプスは多くの冬期避難小屋があるので
気合いと根性で1つでも多く訪れたい。
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■体重→61.0kg 荷物→15.0kg(水4L)
■日の出→05:51 日の入り→17:13
■距離→20.5km(合計)
1日目→10.2km 2日目→10.3km
■時間→14時間09分(合計)
1日目→07時間58分 2日目→06時11分
休憩時間→00時間23分
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