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Yamareco

記録ID: 609609
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
芦別・夕張

[北海道]夕張岳→芦別岳縦走

2015年03月29日(日) ~ 2015年04月01日(水)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
55:39
距離
32.4km
登り
2,344m
下り
2,658m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:05
休憩
0:45
合計
9:50
6:53
6:54
19
7:13
7:41
66
8:47
8:58
74
10:12
10:12
19
10:31
10:33
7
10:40
10:41
28
11:09
11:10
34
11:44
11:44
5
11:49
11:50
29
12:19
12:19
202
15:41
宿泊地
2日目
山行
5:11
休憩
0:01
合計
5:12
5:21
202
宿泊地
8:43
8:44
109
10:33
宿泊地
3日目
山行
7:02
休憩
0:46
合計
7:48
5:36
159
宿泊地
8:15
8:16
93
9:49
10:24
36
11:00
11:05
21
11:26
11:31
113
13:24
ゴール地点
初日は札幌出発→林道歩きで、コースタイム・GPSは2日目の夕張ヒュッテ出発時からのものです。
天候 3月29日〜3月30日快晴 3月31日晴れのち雪 4月1日晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 自家用車
コース状況/
危険箇所等
今年は雪が少なく、残っている雪も朝は凍り日中は湿っていて全く沈まない雪でした。例年だと4月末くらいの状況なのではないでしょうか。夕張の前岳は急登と雪崩を避けるために大きく巻きました。細い稜線は通るには少し緊張します。少し登り返して良いならば完全に巻いてしまうこともできます。芦別岳直前は急な崖が出てきましたが、落ちても怪我はしなそうですし、大きく南の尾根にトラバースすれば完全にかわすことも出来そうでした。
入山前にシューパロ湖の三絃橋を見てきました。ギリギリ埋まる直前でした。
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入山前にシューパロ湖の三絃橋を見てきました。ギリギリ埋まる直前でした。
白銀橋の上から見るシューパロ湖。まだかろうじて氷があります。
白銀橋の上から見るシューパロ湖。まだかろうじて氷があります。
林道は途中まで除雪されていて靴でも歩けるのですが、作業休止中の重機が転がっていました。以降は雪道。
林道は途中まで除雪されていて靴でも歩けるのですが、作業休止中の重機が転がっていました。以降は雪道。
延々林道を歩きます。
延々林道を歩きます。
夕張岳ヒュッテはとてもいい小屋でした。事前に管理のユウバリコザクラの会のかたに御連絡しましたが、いろいろ教えていただきました。
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夕張岳ヒュッテはとてもいい小屋でした。事前に管理のユウバリコザクラの会のかたに御連絡しましたが、いろいろ教えていただきました。
飲みかけのコーラが忘れられていたり。代わりに捨てておきましたよ〜。
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飲みかけのコーラが忘れられていたり。代わりに捨てておきましたよ〜。
馬の背コースは雪崩も起きそうなので冷水コースを行きました。
馬の背コースは雪崩も起きそうなので冷水コースを行きました。
尋常じゃない量のピンクテープに導かれます。まるで呪いの何か(笑)。なお、登山道よりも少し手前で馬の背に合流しました。
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尋常じゃない量のピンクテープに導かれます。まるで呪いの何か(笑)。なお、登山道よりも少し手前で馬の背に合流しました。
馬の背からの滝ノ沢岳
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馬の背からの滝ノ沢岳
夕張前岳付近は雪崩が起きたこともあるとのことなので、すこし北に大きく巻きます。直接コルを目指した感じ。
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夕張前岳付近は雪崩が起きたこともあるとのことなので、すこし北に大きく巻きます。直接コルを目指した感じ。
ロールケーキが何個も転がっていました。
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ロールケーキが何個も転がっていました。
夕張前岳の雄姿。
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夕張前岳の雄姿。
進むべく芦別方向も非常に良く見通せます。
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進むべく芦別方向も非常に良く見通せます。
視界も最高なので、コンパスも見ずにダイレクトアタック。左奥がガマ岩で右が男岩ですかね。
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視界も最高なので、コンパスも見ずにダイレクトアタック。左奥がガマ岩で右が男岩ですかね。
メンバーのサングラッスンゴレライ。
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メンバーのサングラッスンゴレライ。
夕張岳までは荷物を軽くしてアタックです。
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夕張岳までは荷物を軽くしてアタックです。
夕張山頂から芦別岳方面
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夕張山頂から芦別岳方面
南のステゴザウルス。思ったより細くないし、いい練習になるんじゃないですかね?ここ、行かれてるんでしょうか。
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南のステゴザウルス。思ったより細くないし、いい練習になるんじゃないですかね?ここ、行かれてるんでしょうか。
ピーク標識発見!半面が出ていました。
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ピーク標識発見!半面が出ていました。
リズムネタ繋がりですね。
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リズムネタ繋がりですね。
予定テン場ー囲にタンネもあるし、雪ぼこがあるから雪洞も可か?時間に余裕があるので先を目指すことにします。
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予定テン場ー囲にタンネもあるし、雪ぼこがあるから雪洞も可か?時間に余裕があるので先を目指すことにします。
振返って夕張岳。こちら側から見た方がかっこいい気がします。
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振返って夕張岳。こちら側から見た方がかっこいい気がします。
1415m峰(夕張マッターホルン or ニレシ岳?)が見えてきました。そろそろ疲れてきた。タンネ林中でテントを張りました。
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1415m峰(夕張マッターホルン or ニレシ岳?)が見えてきました。そろそろ疲れてきた。タンネ林中でテントを張りました。
真夜中の1415m峰。カメラの性能が惜しい。
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真夜中の1415m峰。カメラの性能が惜しい。
夕張岳方面かな。
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夕張岳方面かな。
翌日。1415m峰を目指して歩き出しました。
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翌日。1415m峰を目指して歩き出しました。
思ったより急です。あと岩が出ている・・・。カットして良かったですね。この状況だと登りません。
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思ったより急です。あと岩が出ている・・・。カットして良かったですね。この状況だと登りません。
裏からみた1415m峰。右の肩の部分から登っちゃえば楽そうですけど、アプローチがねぇ。
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裏からみた1415m峰。右の肩の部分から登っちゃえば楽そうですけど、アプローチがねぇ。
鉢盛山目指して直進。昨日よりは曇りですね。
鉢盛山目指して直進。昨日よりは曇りですね。
鉢盛ほぼ山頂から振返ると、夕張岳付近には雲が。数時間でこっちに来るかな。
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鉢盛ほぼ山頂から振返ると、夕張岳付近には雲が。数時間でこっちに来るかな。
なにもない鉢盛山頂。
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なにもない鉢盛山頂。
鉢盛を登ると林がないんですよね。テン場を探しつつ、引返しも念頭に進みます。
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鉢盛を登ると林がないんですよね。テン場を探しつつ、引返しも念頭に進みます。
左に飛び出した尾根上に泊まっている記録があったのですが、かなり下げないと樹林がないため諦めます。
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左に飛び出した尾根上に泊まっている記録があったのですが、かなり下げないと樹林がないため諦めます。
結局山に囲まれて風が少し弱くなる斜面に半雪洞を作ってテントに泊まりました。
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結局山に囲まれて風が少し弱くなる斜面に半雪洞を作ってテントに泊まりました。
この日の行動は朝10時に終了しました。午後からさっきの雲が来ることと、夕方以降前線通過して荒れるだろうこと。ここから先の細い稜線を超えるには風が強かったためです。
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この日の行動は朝10時に終了しました。午後からさっきの雲が来ることと、夕方以降前線通過して荒れるだろうこと。ここから先の細い稜線を超えるには風が強かったためです。
朝起きたらテントが少し埋まってました。食事をする前に雪かきタイム。
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朝起きたらテントが少し埋まってました。食事をする前に雪かきタイム。
さて、今日は昨日より天気がよさそうです。雲は流れていますが、風はそれほど感じません。この雲も陽が出たら落ち着くでしょう。
さて、今日は昨日より天気がよさそうです。雲は流れていますが、風はそれほど感じません。この雲も陽が出たら落ち着くでしょう。
Co1402とその先の細い尾根。結構細いぞ〜。
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Co1402とその先の細い尾根。結構細いぞ〜。
もっと早い時期なら雪庇がついてそう。
もっと早い時期なら雪庇がついてそう。
シートラ状態なので慎重に進みます。
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シートラ状態なので慎重に進みます。
ハイ松が出ているので安定感はあるんですけど歩きづらいですね。
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ハイ松が出ているので安定感はあるんですけど歩きづらいですね。
下りもバックステップで慎重に。
5
下りもバックステップで慎重に。
良い練習になりました。
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良い練習になりました。
しかし振り返ると、西に大きく下がって登り返せばこの稜線は巻けるんじゃないかなぁと思いました。逆回りのルートで話題になっていないのはもしかして巻いているのか?
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しかし振り返ると、西に大きく下がって登り返せばこの稜線は巻けるんじゃないかなぁと思いました。逆回りのルートで話題になっていないのはもしかして巻いているのか?
夕張山地の東側は雲海が広がり、西側には雲がありません。フェーン現象?で合ってますかね。
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夕張山地の東側は雲海が広がり、西側には雲がありません。フェーン現象?で合ってますかね。
次に目指すはポントナシベツ岳
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次に目指すはポントナシベツ岳
ポントナシベツ前後の稜線には、ウサギの足跡がありました。こんなところまで来るなんて。君はタフだね。
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ポントナシベツ前後の稜線には、ウサギの足跡がありました。こんなところまで来るなんて。君はタフだね。
ポンタナシベツ北尾根。
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ポンタナシベツ北尾根。
細いと聞いていたけれど、全然そんなことはなく、雪庇もほとんどなかったです。
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細いと聞いていたけれど、全然そんなことはなく、雪庇もほとんどなかったです。
少し早目に取りつきを降りてしまいます。
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少し早目に取りつきを降りてしまいます。
ついに見えてきました。雲取山と芦別岳。
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ついに見えてきました。雲取山と芦別岳。
天気も回復してきて、胸アツです。
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天気も回復してきて、胸アツです。
雲取から芦別。あれ?結構急じゃない?
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雲取から芦別。あれ?結構急じゃない?
よーく見ると、直登している足跡がみえるのです。
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よーく見ると、直登している足跡がみえるのです。
あの壁は越えられるのか?
あの壁は越えられるのか?
実際近づいてみるとどこからでも登れそうな感じ。落ちても死なない感じだし、行きます。おそらく大きく南尾根までトラバースすれば巻くことも可能そうです。
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実際近づいてみるとどこからでも登れそうな感じ。落ちても死なない感じだし、行きます。おそらく大きく南尾根までトラバースすれば巻くことも可能そうです。
ラッスン!ゴレライ!
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ラッスン!ゴレライ!
もう一人は別のルートで。
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もう一人は別のルートで。
ついにたどり着きました芦別岳ピーク。ほぼ晴れです。
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ついにたどり着きました芦別岳ピーク。ほぼ晴れです。
ここまでとっておいたRed Bullが火を噴くぜぇ。差し入れくださったルームの先輩ありがとうございました。
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ここまでとっておいたRed Bullが火を噴くぜぇ。差し入れくださったルームの先輩ありがとうございました。
芦別岳ピーク付近はなにげに緊張します。風がなくて良かった。
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芦別岳ピーク付近はなにげに緊張します。風がなくて良かった。
次期によっては雪崩に注意が必要です。今回はしっかり固まった雪だったのでせっせと下る。
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次期によっては雪崩に注意が必要です。今回はしっかり固まった雪だったのでせっせと下る。
途中からはスキーでGO‼
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途中からはスキーでGO‼
真下に半面山が見えてきました。ここから一気に直滑降で滑ります。
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真下に半面山が見えてきました。ここから一気に直滑降で滑ります。
追い抜いた。
こけた。
少しの登り返しはツボで。
少しの登り返しはツボで。
半面山の標識には鐘がついています。
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半面山の標識には鐘がついています。
下りは冬尾根コース。雪がベトベトで滑りづらいんです。
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下りは冬尾根コース。雪がベトベトで滑りづらいんです。
ラッスンは大丈夫。
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ラッスンは大丈夫。
やっぱりこけた。
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やっぱりこけた。
最後に間違った尾根に乗ってしまいましたが、逆に昔の作業道?地図に載っていない道を発見。途中で林道に合流していました。
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最後に間違った尾根に乗ってしまいましたが、逆に昔の作業道?地図に載っていない道を発見。途中で林道に合流していました。
羆の足跡?をはじめて発見。逆に嬉しくなりますね。
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羆の足跡?をはじめて発見。逆に嬉しくなりますね。
というわけで帰りの温水池付近に戻ってきました。ここから山部駅まで歩いてかえりま〜す。お疲れ様でした。
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というわけで帰りの温水池付近に戻ってきました。ここから山部駅まで歩いてかえりま〜す。お疲れ様でした。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ザック アイゼン ピッケル ビーコン スコップ ゾンデ 行動食 非常食 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 ナイフ シェラフ
共同装備
ラジオ トランシーバ 3テンセット コッヘル 医修/鋸(-) 予備シール スノーソー ヘッド プリムス5缶
備考 予備を持ちすぎました。この時期ならもう少し少なくて良いと思います。

感想

天候にも恵まれ、非常に充実した縦走でした。
あまり夕張側から行かれていないのですが、天気の良い時にお花畑を抜けれるし、天気が悪かったら滝の沢川からエスケープを取ることも可能なのでこちら方向で良かったと思います。ポントナシベツ手前では途中天気を懸念して早めに行動終了したのですが、風や天気の条件から考えて正解でした。おかげで芦別岳もほぼ快晴の状態で踏むことが出来ましたし、荷物も1食+α分軽く出来たので良かったです。

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